スキルが覚醒してパーティーに貢献していたつもりだったが、追放されてしまいました ~今度から新たに出来た仲間と頑張ります~

黒色の猫

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36話・別の遊び

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 シエルは、どっちにしろ魔王抜きが弱い事が判明した。
 さすがに堪えたのか、シエルは少し落ち込んだ様子だった。

「ほ… 他のトランプの遊びをしませんか?」

 その姿をみかねたのか、ラスがそう提案してきた。

「他の遊び?」

「はい、そうです。どうですか?」

「ん? でも、ラスってトランプは初めてじゃなかったっけ? それなのに、他の遊びを知ってるの?」

「あ、えっと…」

 ラスは、目を泳がせながら俺を見てくる。

「さっき説明はしたけど、どうやら似たような遊びを、もともと知っていたみたいだったぞ」

「そ… そうなんです。実は、似たような遊びを知ってたんです!!」

「そうなのね。それで、いったいどんな遊びなの?」

「えっと、大富豪もしくは、大貧民て言うんですけど、知っていますか?」

「大富豪? 大貧民? ちょっと、聞いた事ないわね。マオとシェーンはどう?」

「私も聞いた事ないですね」

「儂もじゃな。それは、どういった遊びなのじゃ?」

「えっとですね…」

 ラスは、俺も前世でよくやっていた大富豪をシエルたちに説明し出した。
 概ね知っていた内容たったが、何枚か俺も知らないカードの効果があったので、俺もちゃんと話を聞いた。

「簡単そうに見えて、結構考えがいりそうな遊びね。面白そうじゃない」

「そうですね」 「そうじゃの」

「なら、すぐやりましょう!! あ、セウンもやるでしょ?」

「うーん…」

 正直、マオから話を聞いた後は、卵を探しに行こうかと思っていたが、ラスにも今日は休むように言ったのに、今から俺は、ダンジョンに行ってくると言うのも何だか悪い気がしたので、卵は明日以降探す事にして、今日は俺も休むことにした。

「そうだな。やろうか」

「そうこなくっちゃ!!」

「では、早速トランプを配りますね」

 ラスがトランプを配り、大富豪が始まった。
 初めてやる人が3人もいた為、2回目からのカードの交換は行わないルールでやりながら、途中途中手を止め、分からない所を説明しつつ進めていく。
 3人とも地頭はいいようで、3回目の大富豪が始まる頃には、スムーズに進むんでいった。
 そして、その日は、そのままトランプをしたりして、ゆっくりと過ごした。





「さて、卵でも探しに行きますか」

 昨日は、マオに話を聞いてから、シエルたちとトランプをしたりして、ゆっくり過ごした。
 その際に、今日のラスの訓練は、シエルたちにお願いしたので、今日は1人でダンジョンを探索する予定だ。
 身支度を整えてから、朝御飯をしっかりと食べ、ダンジョンへ向かった。
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