スキルが覚醒してパーティーに貢献していたつもりだったが、追放されてしまいました ~今度から新たに出来た仲間と頑張ります~

黒色の猫

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60話・敵対

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 ラスの疑問に、シェーンが答え終わった所で、エペたちがやってきた。
 そして、私に話してくれた通りの内容を他の者たちにも話し始めた。
 ただ追加の作戦で、ゴブリンの襲撃に備えるのではなく、こちらからゴブリンの集団に向かって行くとなっていた。

「以上が今回の作戦だ。健闘を祈る!!」

 話終えると、騎士は騎士。冒険者は冒険者通しで軽く話し合いを行ってから、ゴブリンの集団に向けて出発した。





 カローの合図を気に、王都へ向けて出発する。
 そして今、逸る気持ちを抑えて、ゴブリンたちを引き連れて、ゆっくり進行していく。
 俺的には勢いよく襲撃し、向かってくる相手を根こそぎ潰していきたい所なのだが、それだと間違ってカローの目的の邪魔までしてしまう可能性があるらしく、カロー自身からゆっくり進行するよう頼まれたからだ。
 別に話を聞かずに襲撃してもいいのだが、カローからは良い酒や面白い話を持って来てくれるので、今後もそれらを続けて貰う為に、今回ばかりは話を聞いてやる事にした。

「ん? 何かこっちに向かって来てやがるな…」

 俺が進む先からは、こちらに向かってくる大勢の影が見えた。

「モンスターの大群が、こうたらたら進んでいれば、向こうからやって来るわな。さて、歯応えのある奴がいるといいんだがな…」

 その場で立ち止まり片手を軽く上げると、俺の後に続いていたゴブリンたちも立ち止まった。
 その場で待っていると、少し先の方で大勢の人族が立ち止まった。
 そして、その集団の中から、1人だけ前に出てきた。

「私は、スヴィエート王国第2騎士団副団長のエペと言う。まず貴公が誰で、何の目的で、ゴブリンたちを引き連れてやって来たのかを聞かせていただこう!!」

 前に出てきた人物は、この国の騎士のようで、大声で、そんなアホな質問をしてきた。

「そんなの決まってんだろ?」

 そう言って、近くのゴブリンを掴み上げ、

「グギャ!!」

 その騎士目掛けて投げつける。
 騎士は、少し動揺を見せたが、すぐ切り替え、飛んできたゴブリンを横に避けながら斬っていた。

「ほう」

 騎士の動きは悪くなかった。
 確か、騎士団の副団長とか言っていた筈だから、少しは楽しめそうだなと、自然と笑みが溢れてきた。

「それが、貴公の答えか?」

「ん? あぁ、そうだよ。ほら、お前ら適当に暴れろ!!」

 ゴブリンたちにそう指示すると、ゴブリンたちは人族の集団に向かって突進しだした。





 騎士たちと冒険者たちを連れて、鬼人が引き連れているゴブリンたちの元へと向かうと、出迎えるように、待ち構えていた。
 すぐ戦闘の可能性がある事を指示し、私1人で前に出ていく。
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