スキルが覚醒してパーティーに貢献していたつもりだったが、追放されてしまいました ~今度から新たに出来た仲間と頑張ります~

黒色の猫

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69話・ギルマス

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 ラスから受け取った回復ポーションをぐっとあおる。
 飲み干すと、倦怠感が解消される。

「ありがとう、ラス。それじゃあ、悪いんだけど、すぐついて来て」

「はい、分かりました」

 私はラスを連れて、マオたちの所へ戻る。
 そして少し話をしてから、2人を連れて、冒険者たちに指示出ししているギルドマスターの元へ向かう。

「ギルマス、今いいかしら?」

「あぁ、シエルたちか。さっきは、手伝いに行けなくて悪かった」

 開口一番、ギルマスは頭を下げ謝ってくる。

「ギルマス、頭を上げて。私は気にしてないわ」

「そうか… なら、お礼だけ言わせてくれ。上位種ゴブリンの相手ありがとな」

「どう致しまして。それで、話があるんだけどいいかしら?」

「おう。と言っても、たぶん騎士たちの応援の件だろ?」

「話が早くて助かるわ。私たちは、すぐ応援に向かうから、こっちの事任せてもいいかしら?」

「おう。こっちの事は任せてくれ。そっちの邪魔にならないよう他の奴にも注意しておくよ」

「ありがとう、ギルマス。なら、私たちは行くわね」

「おう!!」

 私たちは、駆け足で騎士たちの元へ向かう。





 ~ギルマス視点~

 シエルたちを見送って、すぐに冒険者たちをいくつかのグループに分ける。
 そして、騎士たちの戦闘に近づかないよう念押ししてから、ゴブリンからの剥ぎ取りと死体処理担当、念の為に血の匂いにつられてモンスターが寄って来ないかどうか警戒する担当に、今分けたグループを割り当てる。

「それじゃあお前ら頼んだぞ!!」

「「「「「おう」」」」」

 冒険者たちが動き出すと同時に、私も場所を移動する。

「ギルマスは、本当にここで待つつもりなんですか?」

 私について来ていた職員が不安そうに尋ねてくる。

「あぁ、そうだ」

「そうですか… でも、どうしてここ… 騎士たちと冒険者たちの間なんですか? 待つなら、先程と同じ場所でも良くないですか?」

「私はこれでもギルドマスターだからな。冒険者たちを守る義務があるんだよ。だから、もし騎士たちが抑えてくれている奴らがこっちに来た場合に、その相手をする為にここにいておくんだよ」

「そうだったんですね」

「あぁ、そうだ。だから君は、ギルドに戻ってから、今の状況を報告してから、もしランクの高い冒険者が戻って来ていないかどうか確認してきてくれ」

「分かりました。すぐ行ってきます。ギルマスは、気をつけて下さいね」

「おう!!」

 職員を見送り、私は冒険者たちの様子を横目で確認しながら、騎士たちの様子を確認する。
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