スキルが覚醒してパーティーに貢献していたつもりだったが、追放されてしまいました ~今度から新たに出来た仲間と頑張ります~

黒色の猫

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68話・殲滅

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 最後尾にいた厄介なゴブリンヒーラーを倒しはしたが、少しコントロールをミスったようで、振った腕に少し痛みが走る。

「まだ完全にコントロールするには時間がかかりそうね…」

 全身に流す雷の量を下げ、振れない訳ではないが、悪化を防ぐ為、剣を持ちかえる。
 そして、少しひるみ出した上位種のゴブリンたちへと向き直り、再び駆け出した。
 上位種のゴブリンたちは、先程よりも動きが悪くなっていた。そのおかげで、それ程苦もなく一匹一匹倒していく。

「!?」

 途中痛めた腕が回復する。
 チラッとシェーンたちの方を向くと、手を振ってくれていた。
 軽く手を振り返し、魔法の詠唱をする。

「■■■■■■ ライトソード」

 回復した腕で、作り出した光の剣を握る。





 シエルさんから光が出たかと思った瞬間、ものすごい速さで移動し出す。

「マオさん。あれがシエルさんが最近練習していた魔法ですか?」

 シエルさんの魔法のお手伝いをしていたマオさんにあの魔法について確認してみる。

「そうじゃ。と言っても、儂も詳しい詳細までは良く分かっていないんじゃが、セウン曰く、全身に雷を流す事で、反射速度や筋力を上げるなどの効果があるみたいじゃな」

「そんな魔法があるんですね。その魔法は、体に影響が出ないんですか?」

「それなんじゃが、結構コントロールが難しいみたいで、少しコントロールをミスると、筋肉を痛めるみたいじゃな」

「そうなんですね。なら、あれはもしかしたら、今使用している魔法で、どこか負傷しているんでしょうか?」

「ん? あぁ、剣を持ち変えているあれじゃな。もしかしたら、腕を痛めた可能性は高いんじゃないかの」

「ですよね。なら、回復しますね」

 私は詠唱し、シエルさんに回復魔法を飛ばした。





 シェーンの回復魔法のおかげで、両腕をしっかり使えるようになったので、縦横無尽に駆け回り、光の剣を作り出し、手数を増やし殲滅速度を上げていく。
 私の速さに対応出来ず、徐々に数を減らしていく。
 そして、私が最後の上位種のゴブリンを倒し終え、ライトニングブーストを解除する。

「ふぅ…」

 倦怠感に襲われていると、ラスが駆け寄ってきた。

「シエルさん、お疲れ様です!! 大丈夫ですか?」

「少し疲れただけだから、それ以外は何ともないから大丈夫よ」

「そうなんですね。良かったです。あ、後これよかったら、飲んで下さい」

「ん、これは回復ポーション?」

「はい、そうです。確か、中級回復ポーションです。あそこにいるギルドマスターから渡してくれって頼まれて持ってきました」

「そうなのね。なら、有り難く頂くわ」

 受け取った回復ポーションをぐっとあおる。
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