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奏汰が行くなら私も......
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奏汰と静華さん、るなちゃんと雪希子さん、そして実は物凄く緊張している咲苺佳子さんの5人で昼食を食べることになり、雑談をしながら食堂へと歩いてはや5分、5人は既に食堂の中に入っていた。
「おっ、咲苺さん今日はラッキーかも!」
「えっなんでですか?」
「メニューを見てみてー!」
「塩麹焼きそばにカリフラワーとブロッコリーのサラダ。そしてエリンギとジャガイモのスープですね。でも、なんでラッキーなんですか?」
「それは──」
「塩麹焼きそばがあるからだろ?」
雪希子さんは静華さんの言葉を遮って話に入ってきた。
「あっ! 雪希子さん、るなちゃんは大丈夫そう?」
「ああ、灰羽さんの時と同じで何故かあまり緊張していないから大丈夫だと思う」
「それなら良かった、けどなんで奏汰くんと咲苺さんには初対面でも極度の緊張が出ないんだろうね」
「まあそのるなちゃんも今日のメニューは楽しみにしてると思うし、料理を取って席に着きましょうか」
「そうね、取りに行きましょうか。ね、奏汰くん!」
「え? あっ、はいお願いします」
「はーい!」
「静華さん......上機嫌......」
「あらぁ分かるー?」
静華さんは頬に手を当て少し嬉しそうに歩みを進める。
「顔に書いてありますよ、何かいいことがあったって」
「分かる人には分かるものねー」
かなり分かりやすい......もしかしてトランプで取って欲しいジョーカーとか顔に出ちゃうタイプ?
そんなこんなで静華さんたち三人は料理を取り、一足先に席へ移動する。
「先に席取っとくねー」
「はーい」
雪希子さんは軽く返事をし料理を取る。
「ほら、受け取れ」
「あっ、ありがとうございます」
雪希子さんが手に取った塩麹焼きそばを咲苺さんに渡し、新たに雪希子さんも料理を取り自分のトレイに置いた。
「そういえば神崎先生、塩麹焼きそばがラッキーってなんだったんですか?」
「あーそうだったな。まあそれほど凄いラッキーかって言われたらそんなでもないけど、病院食ってほとんど健康思考で味が薄いとか量が少ないとかなんだが、塩麹焼きそばは違う。名前の通り塩麹が使われているから食材にうま味が加えられより美味しくなるし、塩の代わりに塩麹が使われているから普段よりもっと味がする」
「なるほど、要約すると塩麹のおかげで美味しくなるってことですね。それで今日はその日だからラッキーということですよね?」
「だいぶ短いがそういうことだ」
「神崎先生が長いんですよ」
「作ってる側からしたら塩麹は使い勝手が良いから良さを教えようとしていたら、つい熱が入ってしまった。すまんな」
「いやいやそんな、神崎先生は普段料理とかはするんですか?」
「人並みにはするな」
「得意料理とかあります?」
「洋食ならほとんど作れるな」
「強いて言うなら!?」
「強いて言うならー、だし巻き玉子と、うま味がたっぷり詰まった煮込みハンバーグ......かな」
あの神崎雪希子が作るだし巻き玉子とハンバーグ......
「ちょっと食べてみたいかも」
咲苺はボソッと雪希子さんに聞こえないぐらいの声量で思っている事を声に出してしまった。
「何か言ったか?」
「いえ何も言ってないですよ」
「そうか......ていうか私の得意料理の話はいいんだよ。早く静華さんの所へ行くぞ」
「はーい」
いつの間にか咲苺の緊張は解れ、口もだんだん回るようになってきていた。
意外と話しやすくて印象変わっちゃったかも。
そんなことを思い、少し笑顔をみせた咲苺。
二人は少し早歩きで静華さんたちが取ってくれている席に向かった。
「おまたせー」
「お待たせしました」
「じゃあ雪希子さんと咲苺さんも来たことだし、せーの! いただきます!」
「「「「いただきます」」」」
そこからは昼食という名のほぼ女子会が開かれていた。話題は主に静華さんが今日1日中探していた咲苺さんの親友、椿愛宮について。
「そうそう、今日1日中椿ちゃんを探したんだけどいなくてさー咲苺さん何か知らない?」
「先生からは休みだと聞いてますよ」
「やっぱりー......じゃあ会うのは諦めるしかないよね......」
そう言い静華さんは残念そうな顔をする。
「まあそう落ち込まなくても、休みを取って一緒に遊びにでも行けばいいじゃないか」
「......連絡先知らない」
少しの沈黙が訪れたが、1人の救世主がやってきた。
「......いります? 愛宮ちゃんの連絡先」
「お願いします......」
静華さんはスっとスマホを取り出しまずは咲苺さんの連絡先を手に入れ、次に椿ちゃんの連絡先を手に入れた。
「ありがとう」
そう一言いい早速連絡をする静華さん。
「早速ですね」
「ずっと......会いたがってた......し......」
「あっ! そうだるなちゃん、言い忘れてた!」
「なに......?」
「明日急遽平元の事で央光に行かなきゃいけなくなったから、明日は私お昼まで居ないの。ごめんね」
「あ......うん......分かった」
「大丈夫よ、私が一緒にいてあげるからね」
「あ、あり......が......とう......」
「うん、いいよー」
静華さんはそう言いながらるなちゃんの頭を撫でてあげる。
「それにしても雪希子さん央光行くんだー」
「めちゃくちゃ久しぶりだよ、2年ぶりとか」
「久々に私も行ってみたいなー」
「じゃあ明日土曜日ですし見学に来ます?」
冗談交じりに軽く放った静華さんの言葉が上手く咲苺に刺さってしまった。
「え、そんな軽く?」
「あの理事長のことですから大丈夫でしょう。央光に戻ったら今日中に言っときますよ、もちろん奏汰くんとるなちゃんも一緒に」
「2人ともどうする?」
「僕は気になってたので行ってみたいです」
滅多にない機会だから明日が楽しみ。窓から見えた時めっちゃ大きかったから1度中に入ってみたかったんだよなー。
「奏汰が......行く......なら......私も......」
「じゃあお願いするね、咲苺さん」
「了解です!」
「私と一緒に行った方がいいか?」
「そう......ですね!そう伝えておきます」
「それだったら朝の10時出発だな」
「了解!」
こうして僕たち4人は央光医療大学へ見学に行くことになった。
かなりの突発的に決まったけど楽しくなりそうだなぁ。るなちゃんもあんまり緊張してないから大丈夫だと思うし、なんと言っても久しぶりの外! 庭園とは違う完全な外! 思いっきり楽しもう!
「おっ、咲苺さん今日はラッキーかも!」
「えっなんでですか?」
「メニューを見てみてー!」
「塩麹焼きそばにカリフラワーとブロッコリーのサラダ。そしてエリンギとジャガイモのスープですね。でも、なんでラッキーなんですか?」
「それは──」
「塩麹焼きそばがあるからだろ?」
雪希子さんは静華さんの言葉を遮って話に入ってきた。
「あっ! 雪希子さん、るなちゃんは大丈夫そう?」
「ああ、灰羽さんの時と同じで何故かあまり緊張していないから大丈夫だと思う」
「それなら良かった、けどなんで奏汰くんと咲苺さんには初対面でも極度の緊張が出ないんだろうね」
「まあそのるなちゃんも今日のメニューは楽しみにしてると思うし、料理を取って席に着きましょうか」
「そうね、取りに行きましょうか。ね、奏汰くん!」
「え? あっ、はいお願いします」
「はーい!」
「静華さん......上機嫌......」
「あらぁ分かるー?」
静華さんは頬に手を当て少し嬉しそうに歩みを進める。
「顔に書いてありますよ、何かいいことがあったって」
「分かる人には分かるものねー」
かなり分かりやすい......もしかしてトランプで取って欲しいジョーカーとか顔に出ちゃうタイプ?
そんなこんなで静華さんたち三人は料理を取り、一足先に席へ移動する。
「先に席取っとくねー」
「はーい」
雪希子さんは軽く返事をし料理を取る。
「ほら、受け取れ」
「あっ、ありがとうございます」
雪希子さんが手に取った塩麹焼きそばを咲苺さんに渡し、新たに雪希子さんも料理を取り自分のトレイに置いた。
「そういえば神崎先生、塩麹焼きそばがラッキーってなんだったんですか?」
「あーそうだったな。まあそれほど凄いラッキーかって言われたらそんなでもないけど、病院食ってほとんど健康思考で味が薄いとか量が少ないとかなんだが、塩麹焼きそばは違う。名前の通り塩麹が使われているから食材にうま味が加えられより美味しくなるし、塩の代わりに塩麹が使われているから普段よりもっと味がする」
「なるほど、要約すると塩麹のおかげで美味しくなるってことですね。それで今日はその日だからラッキーということですよね?」
「だいぶ短いがそういうことだ」
「神崎先生が長いんですよ」
「作ってる側からしたら塩麹は使い勝手が良いから良さを教えようとしていたら、つい熱が入ってしまった。すまんな」
「いやいやそんな、神崎先生は普段料理とかはするんですか?」
「人並みにはするな」
「得意料理とかあります?」
「洋食ならほとんど作れるな」
「強いて言うなら!?」
「強いて言うならー、だし巻き玉子と、うま味がたっぷり詰まった煮込みハンバーグ......かな」
あの神崎雪希子が作るだし巻き玉子とハンバーグ......
「ちょっと食べてみたいかも」
咲苺はボソッと雪希子さんに聞こえないぐらいの声量で思っている事を声に出してしまった。
「何か言ったか?」
「いえ何も言ってないですよ」
「そうか......ていうか私の得意料理の話はいいんだよ。早く静華さんの所へ行くぞ」
「はーい」
いつの間にか咲苺の緊張は解れ、口もだんだん回るようになってきていた。
意外と話しやすくて印象変わっちゃったかも。
そんなことを思い、少し笑顔をみせた咲苺。
二人は少し早歩きで静華さんたちが取ってくれている席に向かった。
「おまたせー」
「お待たせしました」
「じゃあ雪希子さんと咲苺さんも来たことだし、せーの! いただきます!」
「「「「いただきます」」」」
そこからは昼食という名のほぼ女子会が開かれていた。話題は主に静華さんが今日1日中探していた咲苺さんの親友、椿愛宮について。
「そうそう、今日1日中椿ちゃんを探したんだけどいなくてさー咲苺さん何か知らない?」
「先生からは休みだと聞いてますよ」
「やっぱりー......じゃあ会うのは諦めるしかないよね......」
そう言い静華さんは残念そうな顔をする。
「まあそう落ち込まなくても、休みを取って一緒に遊びにでも行けばいいじゃないか」
「......連絡先知らない」
少しの沈黙が訪れたが、1人の救世主がやってきた。
「......いります? 愛宮ちゃんの連絡先」
「お願いします......」
静華さんはスっとスマホを取り出しまずは咲苺さんの連絡先を手に入れ、次に椿ちゃんの連絡先を手に入れた。
「ありがとう」
そう一言いい早速連絡をする静華さん。
「早速ですね」
「ずっと......会いたがってた......し......」
「あっ! そうだるなちゃん、言い忘れてた!」
「なに......?」
「明日急遽平元の事で央光に行かなきゃいけなくなったから、明日は私お昼まで居ないの。ごめんね」
「あ......うん......分かった」
「大丈夫よ、私が一緒にいてあげるからね」
「あ、あり......が......とう......」
「うん、いいよー」
静華さんはそう言いながらるなちゃんの頭を撫でてあげる。
「それにしても雪希子さん央光行くんだー」
「めちゃくちゃ久しぶりだよ、2年ぶりとか」
「久々に私も行ってみたいなー」
「じゃあ明日土曜日ですし見学に来ます?」
冗談交じりに軽く放った静華さんの言葉が上手く咲苺に刺さってしまった。
「え、そんな軽く?」
「あの理事長のことですから大丈夫でしょう。央光に戻ったら今日中に言っときますよ、もちろん奏汰くんとるなちゃんも一緒に」
「2人ともどうする?」
「僕は気になってたので行ってみたいです」
滅多にない機会だから明日が楽しみ。窓から見えた時めっちゃ大きかったから1度中に入ってみたかったんだよなー。
「奏汰が......行く......なら......私も......」
「じゃあお願いするね、咲苺さん」
「了解です!」
「私と一緒に行った方がいいか?」
「そう......ですね!そう伝えておきます」
「それだったら朝の10時出発だな」
「了解!」
こうして僕たち4人は央光医療大学へ見学に行くことになった。
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