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甘い気持ちの整理
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「料理の本ってどこにあったっけ?」
「多分......こっち......」
神崎さんとるなちゃんは央光《おうこう》医療大学の見学後、光心《こうしん》病院へと帰り部屋で着替えをしながら3日後にあるハロウィンパーティーについて話していた。
るなちゃんは料理班であったため、神崎さんがそれを教えるとるなちゃんはやったことがない事に自信を無くして落ち込んでしまった。
そこで神崎さんが提案したのが作った料理を奏汰に食べてもらおう、ということだった。
それをるなちゃんは了承し、夜ご飯までの30分間を休憩室に行って料理の本を読もうということになった。
「ここ......らへん......」
「ほんとだ、よく覚えてるね」
「記憶......力......は......いい方......かも」
「さすが文系少女」
夕食前だから休憩室に結構人居るんだけど気になってないみたいで良かった、今はハロウィンパーティーの料理に集中してるみたい。だって3日後だもんねハロウィンパーティー、まあ3日あればハロウィン料理ぐらい私が手伝ったら作れるか。
「これとかどう?」
神崎さんが手に取ったのはハロウィン料理のレシピ本だった。
「レシピ......本......?」
「先に何を作るか決めて、その料理の作り方を私が教えるからね」
「そう......だね......そう......しよ......」
るなちゃんは不安そうに神崎さんに言った。
「料理って基本やって覚えろ! みたいなとこあるし大丈夫だよ、私はほとんど適当だし。お菓子系以外全部目分量よ」
「じゃあ......たまに......食堂......で......出る......神崎......さんの......料理......も......目分......量......?」
「......どうだろうね、作る量も多いし無理なんじゃないかな~」
神崎さんはまるで図星を突かれたかのような顔をして、自分の仕事を他人事のように言った。
「......嘘......目分......量......?」
「いやいや! 流石に仕事だしちゃんと測ってるよ?」
「変な......冗談......やめてよ......普通......に......凄っ......て思った......のに......」
「そもそも病院食は調理師さんがみんなの栄養とかを考えながら料理を作ってるから、料理そのものに関わる事はあんまりないんだよ」
「じゃあ......あの......お味噌......汁は......特別?」
「そうよ、特別。これなら作っても良いよって言ってくれたから作ったの」
「なる......ほど......ね......特別で......たまにしか......出ないん......だ......」
許可取るのも大変だったんだよな、慣れないとあんなの出来ないわ、多分もうやる機会ないと思うけど。
「よし、じゃああと夜ご飯まで20分ぐらいあるし作る料理決めちゃおっか」
「......うん」
2人はハロウィン料理のレシピ本を持って、るなちゃんがいつも本を読んでいる窓際の席へと向かった。
「ハロウィン......料理......って言っても......カボチャ......とか......使って......ない......やつ......も......あるん......だね......」
「そうね、おかず系は使ってること多いけどお菓子系は使ってないのもあるね。ジャック・オー・ランタンの顔をしたプリンとかチョコパイとか、あとはスイートポテトとか」
「プリンとか......クッキー......だったら......カボチャ......使ってる......やつも......ある......」
「結構色んな種類があるから迷うね」
「3日で......こんなの......作れる......ように......なる......かな......」
レシピを目の前にして自分には作れないかもという不安に駆られ、またも暗い顔をしてしまう。
それにいち早く気づいた神崎さんは明るく自信満々に声を掛けた。
「大丈夫だって、私が教えるんだよ? 3日もあれば十分だよ」
「できる......限り......頑張っ......てみる......けど......無理......だった......時は......お願い......」
「じゃあその時は失敗しちゃった料理をアレンジして美味しく仕上げちゃうね、これで心配するとこ無くなったでしょ?」
「うん......ありがと......」
るなちゃんは神崎さんの言葉に安堵し、優しく朗らかな笑顔を見せながらお礼を言った。
「いいえー、ささっ! 早いとこ作る料理決めちゃおっか」
「何でも......いい......の......?」
「何でもいいよ! その本に載ってないやつでも」
「じゃあ──」
そろそろ夜ご飯の時間だ、静華さんに伝えよ。
「静華さん、6時になりましたよ」
「あれもうそんな時間?」
そう言って静華さんは壁掛け時計に目を向ける。
「ほんとだ、食堂行こっか」
「そうですね、るなちゃんも来てるだろうし」
「約束したもんね!」
「はい!」
「多分......こっち......」
神崎さんとるなちゃんは央光《おうこう》医療大学の見学後、光心《こうしん》病院へと帰り部屋で着替えをしながら3日後にあるハロウィンパーティーについて話していた。
るなちゃんは料理班であったため、神崎さんがそれを教えるとるなちゃんはやったことがない事に自信を無くして落ち込んでしまった。
そこで神崎さんが提案したのが作った料理を奏汰に食べてもらおう、ということだった。
それをるなちゃんは了承し、夜ご飯までの30分間を休憩室に行って料理の本を読もうということになった。
「ここ......らへん......」
「ほんとだ、よく覚えてるね」
「記憶......力......は......いい方......かも」
「さすが文系少女」
夕食前だから休憩室に結構人居るんだけど気になってないみたいで良かった、今はハロウィンパーティーの料理に集中してるみたい。だって3日後だもんねハロウィンパーティー、まあ3日あればハロウィン料理ぐらい私が手伝ったら作れるか。
「これとかどう?」
神崎さんが手に取ったのはハロウィン料理のレシピ本だった。
「レシピ......本......?」
「先に何を作るか決めて、その料理の作り方を私が教えるからね」
「そう......だね......そう......しよ......」
るなちゃんは不安そうに神崎さんに言った。
「料理って基本やって覚えろ! みたいなとこあるし大丈夫だよ、私はほとんど適当だし。お菓子系以外全部目分量よ」
「じゃあ......たまに......食堂......で......出る......神崎......さんの......料理......も......目分......量......?」
「......どうだろうね、作る量も多いし無理なんじゃないかな~」
神崎さんはまるで図星を突かれたかのような顔をして、自分の仕事を他人事のように言った。
「......嘘......目分......量......?」
「いやいや! 流石に仕事だしちゃんと測ってるよ?」
「変な......冗談......やめてよ......普通......に......凄っ......て思った......のに......」
「そもそも病院食は調理師さんがみんなの栄養とかを考えながら料理を作ってるから、料理そのものに関わる事はあんまりないんだよ」
「じゃあ......あの......お味噌......汁は......特別?」
「そうよ、特別。これなら作っても良いよって言ってくれたから作ったの」
「なる......ほど......ね......特別で......たまにしか......出ないん......だ......」
許可取るのも大変だったんだよな、慣れないとあんなの出来ないわ、多分もうやる機会ないと思うけど。
「よし、じゃああと夜ご飯まで20分ぐらいあるし作る料理決めちゃおっか」
「......うん」
2人はハロウィン料理のレシピ本を持って、るなちゃんがいつも本を読んでいる窓際の席へと向かった。
「ハロウィン......料理......って言っても......カボチャ......とか......使って......ない......やつ......も......あるん......だね......」
「そうね、おかず系は使ってること多いけどお菓子系は使ってないのもあるね。ジャック・オー・ランタンの顔をしたプリンとかチョコパイとか、あとはスイートポテトとか」
「プリンとか......クッキー......だったら......カボチャ......使ってる......やつも......ある......」
「結構色んな種類があるから迷うね」
「3日で......こんなの......作れる......ように......なる......かな......」
レシピを目の前にして自分には作れないかもという不安に駆られ、またも暗い顔をしてしまう。
それにいち早く気づいた神崎さんは明るく自信満々に声を掛けた。
「大丈夫だって、私が教えるんだよ? 3日もあれば十分だよ」
「できる......限り......頑張っ......てみる......けど......無理......だった......時は......お願い......」
「じゃあその時は失敗しちゃった料理をアレンジして美味しく仕上げちゃうね、これで心配するとこ無くなったでしょ?」
「うん......ありがと......」
るなちゃんは神崎さんの言葉に安堵し、優しく朗らかな笑顔を見せながらお礼を言った。
「いいえー、ささっ! 早いとこ作る料理決めちゃおっか」
「何でも......いい......の......?」
「何でもいいよ! その本に載ってないやつでも」
「じゃあ──」
そろそろ夜ご飯の時間だ、静華さんに伝えよ。
「静華さん、6時になりましたよ」
「あれもうそんな時間?」
そう言って静華さんは壁掛け時計に目を向ける。
「ほんとだ、食堂行こっか」
「そうですね、るなちゃんも来てるだろうし」
「約束したもんね!」
「はい!」
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