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風鈴の介入
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「はいじゃあせーの!」
「「「「いただきます!」」」」
奏汰たちは食堂で夕食を摂っていた。奏汰とるなちゃんは央光《おうこう》で読んだ本やアニメが話題に上がったりしていたが、一方で静華さんと神崎さんは3日後に開催されるハロウィンパーティーについての話題が上がっていた。
「そういえば料理担当だったよね、何作るの?」
「色々作るよ、クッキーとかパンプキンパイとか、他の看護師さんたちも各々作るから結構な種類と量になりそうだったよ」
「そうなんだ、何か手伝えることがあったら言ってね。私は毎年飾り付けだったから、そこまで難しいことは出来ないと思うけど」
「分かった、何かあったらまた呼ぶね」
そう神崎さんが言った時、静華さんは急に何かを思い出して神崎さんに質問を投げかけた。
「そういえばるなちゃんも料理班じゃなかったっけ、大丈夫そうだった?」
「聞いた時は驚いていたけど今はもう大丈夫、やる気満々よ」
「ということは、るなちゃんも料理作るの?」
神崎さんが口を開こうとしたその時、対面に座っていたるなちゃんが話しかけてきた。
「うん......作る......神崎......さん......に......手伝って......もらい......ながら......だけど......」
「何作るの?」
「......ないしょ」
「えー教えてよー!」
「......だめ......恥ずかしい......」
「しょうがない、雪希子《ゆきこ》さんに聞こうっと」
そう言った瞬間、るなちゃんは神崎さんを睨みつけるように目を向けた。
「私は話さないよ」
「えー、奏汰くんも知りたくない?」
「まぁ気になりはしますけど、るなちゃんが教えたくないのなら別に......」
「じゃあハロウィンパーティーまで待つしかないかぁ。楽しみだね、奏汰くん」
「そうですね、飾り付けも頑張らないと」
「奏汰くんは骨折してるんだから安全第一だよ」
「じゃあ下担当ということで、上は任せましたよ」
「了解! 任せて」
そんな話をしながらその後も4人で楽しく談笑し、夕食を終えた奏汰たちは休憩室へ向かっていた。
「神崎......さん......料理......練習......する......?」
「うーん......明日からにしよっか。央光《おうこう》にも行ったし、今日は疲れてるでしょ」
「だいじょぶ......だけ......ど......神崎......さん......が......言う......なら......」
「無理は禁物よ、るなちゃん」
「うん......」
「奏汰くんとゆっくりしながらアニメの話とかして身体を癒してね、私はアニメとかあんまり見ないからそこまで詳しくないし」
そう静華さんが言ったらるなちゃんがびっくりした様子で口を開いた。
「見てないの......アニメ......!?」
「あんまりね、見るとしたらラブコメぐらい?」
「勿体ない......勿体ないよ......静華さん......」
「どうしたの......るなちゃん?」
「休憩室......で......お話......奏汰も......来て......」
「じゃあ神崎さんもどうですか?」
神崎さんは少し考えて言葉を発した。
「後で合流しようかな、ちょっとだけやること残ってるし」
「分かりました」
「頑張っ......て......」
「がんばれー!」
「大したことじゃないからすぐ戻ってくるよ」
こうして奏汰たち4人は休憩室に着き、奏汰、るなちゃん、静華さんの3人はるなちゃんがいつも座っている窓際の席へ。神崎さんは別行動となった。
「さて、さっき見たハロウィン料理のレシピ本はっと......」
これか、とりあえずるなちゃんが選んだ料理の材料メモ帳にメモって在庫があるか食堂に確認しに行くか。
「久しぶりだな」
「えっと?」
誰だっけ、見たことあるけど......
「あっ! 売店の店員さん、いつもお世話になっております」
「お前もかよ」
「お前もというのは?」
「静華も同じ反応してたぞ」
この話し方に静華さんのことを静華って呼ぶってとは......夏凛か。
「自己紹介をどうぞ?」
「思い出してないんかい!私の名前は黒沢《くろさわ》夏凛《かりん》だ。さすがに名前聞いたら思い出すだろ」
「自己紹介する前から分かってた、夏凛もこの病院に来てたんだ」
「それ、静華にも言われた。全然同期だから」
「えっ、そうなんだ。全然気づかなかった」
「私存在感無さすぎでは」
その男勝りな口調で存在感ないとか有り得ないだろ。
「それで? 話しかけてきたってことは用があるんでしょ?」
「そうそう、早速だけど央光《おうこう》で会議開くんだろ? 十二光《じゅうにこう》と理事長と雪希子《ゆきこ》と平元っていう生徒の計8人で」
「まぁそうだけど......ってかなんで知ってんの」
「隣の央光《おうこう》医療大学が騒がしいって話がこっちまで来てるんだよ、知らないのか?」
「全然知らなかった」
「それで詳しい内容は知らないけど会議に出たいなぁって思って」
「なんで?」
「興味あるから」
それだけかよ、そして即答かよ。
「内容知らないんだったら興味も湧かないだろ」
夏凛は急に小さい声で囁いてきた。
「詳しい内容はな、部分的記憶喪失だろ」
「なんでその事をお前が知ってんの?」
「理事長に連絡した、騒がしいらしいけど大丈夫? って」
「なるほどね、じゃあ会議出るか?」
「ああ、日時決まったらまた連絡してくれ」
「了解。それとさっき言ってた詳しい内容は後で連絡しとく、確認しといて」
「おっけー」
理事長に夏凛も会議出るって連絡しとかないと。
一応元 十二光《じゅうにこう》だし許可降りるでしょ。
「用はそれだけ?」
「うん、それだけ」
「分かった、じゃあ私やる事あるんで」
「おっけー頑張ってー」
大学の頃から何も変わってないな......まあそれが安心出来るんだけどな。──よし、それじゃあ当初の目的である在庫確認といきますか。
「「「「いただきます!」」」」
奏汰たちは食堂で夕食を摂っていた。奏汰とるなちゃんは央光《おうこう》で読んだ本やアニメが話題に上がったりしていたが、一方で静華さんと神崎さんは3日後に開催されるハロウィンパーティーについての話題が上がっていた。
「そういえば料理担当だったよね、何作るの?」
「色々作るよ、クッキーとかパンプキンパイとか、他の看護師さんたちも各々作るから結構な種類と量になりそうだったよ」
「そうなんだ、何か手伝えることがあったら言ってね。私は毎年飾り付けだったから、そこまで難しいことは出来ないと思うけど」
「分かった、何かあったらまた呼ぶね」
そう神崎さんが言った時、静華さんは急に何かを思い出して神崎さんに質問を投げかけた。
「そういえばるなちゃんも料理班じゃなかったっけ、大丈夫そうだった?」
「聞いた時は驚いていたけど今はもう大丈夫、やる気満々よ」
「ということは、るなちゃんも料理作るの?」
神崎さんが口を開こうとしたその時、対面に座っていたるなちゃんが話しかけてきた。
「うん......作る......神崎......さん......に......手伝って......もらい......ながら......だけど......」
「何作るの?」
「......ないしょ」
「えー教えてよー!」
「......だめ......恥ずかしい......」
「しょうがない、雪希子《ゆきこ》さんに聞こうっと」
そう言った瞬間、るなちゃんは神崎さんを睨みつけるように目を向けた。
「私は話さないよ」
「えー、奏汰くんも知りたくない?」
「まぁ気になりはしますけど、るなちゃんが教えたくないのなら別に......」
「じゃあハロウィンパーティーまで待つしかないかぁ。楽しみだね、奏汰くん」
「そうですね、飾り付けも頑張らないと」
「奏汰くんは骨折してるんだから安全第一だよ」
「じゃあ下担当ということで、上は任せましたよ」
「了解! 任せて」
そんな話をしながらその後も4人で楽しく談笑し、夕食を終えた奏汰たちは休憩室へ向かっていた。
「神崎......さん......料理......練習......する......?」
「うーん......明日からにしよっか。央光《おうこう》にも行ったし、今日は疲れてるでしょ」
「だいじょぶ......だけ......ど......神崎......さん......が......言う......なら......」
「無理は禁物よ、るなちゃん」
「うん......」
「奏汰くんとゆっくりしながらアニメの話とかして身体を癒してね、私はアニメとかあんまり見ないからそこまで詳しくないし」
そう静華さんが言ったらるなちゃんがびっくりした様子で口を開いた。
「見てないの......アニメ......!?」
「あんまりね、見るとしたらラブコメぐらい?」
「勿体ない......勿体ないよ......静華さん......」
「どうしたの......るなちゃん?」
「休憩室......で......お話......奏汰も......来て......」
「じゃあ神崎さんもどうですか?」
神崎さんは少し考えて言葉を発した。
「後で合流しようかな、ちょっとだけやること残ってるし」
「分かりました」
「頑張っ......て......」
「がんばれー!」
「大したことじゃないからすぐ戻ってくるよ」
こうして奏汰たち4人は休憩室に着き、奏汰、るなちゃん、静華さんの3人はるなちゃんがいつも座っている窓際の席へ。神崎さんは別行動となった。
「さて、さっき見たハロウィン料理のレシピ本はっと......」
これか、とりあえずるなちゃんが選んだ料理の材料メモ帳にメモって在庫があるか食堂に確認しに行くか。
「久しぶりだな」
「えっと?」
誰だっけ、見たことあるけど......
「あっ! 売店の店員さん、いつもお世話になっております」
「お前もかよ」
「お前もというのは?」
「静華も同じ反応してたぞ」
この話し方に静華さんのことを静華って呼ぶってとは......夏凛か。
「自己紹介をどうぞ?」
「思い出してないんかい!私の名前は黒沢《くろさわ》夏凛《かりん》だ。さすがに名前聞いたら思い出すだろ」
「自己紹介する前から分かってた、夏凛もこの病院に来てたんだ」
「それ、静華にも言われた。全然同期だから」
「えっ、そうなんだ。全然気づかなかった」
「私存在感無さすぎでは」
その男勝りな口調で存在感ないとか有り得ないだろ。
「それで? 話しかけてきたってことは用があるんでしょ?」
「そうそう、早速だけど央光《おうこう》で会議開くんだろ? 十二光《じゅうにこう》と理事長と雪希子《ゆきこ》と平元っていう生徒の計8人で」
「まぁそうだけど......ってかなんで知ってんの」
「隣の央光《おうこう》医療大学が騒がしいって話がこっちまで来てるんだよ、知らないのか?」
「全然知らなかった」
「それで詳しい内容は知らないけど会議に出たいなぁって思って」
「なんで?」
「興味あるから」
それだけかよ、そして即答かよ。
「内容知らないんだったら興味も湧かないだろ」
夏凛は急に小さい声で囁いてきた。
「詳しい内容はな、部分的記憶喪失だろ」
「なんでその事をお前が知ってんの?」
「理事長に連絡した、騒がしいらしいけど大丈夫? って」
「なるほどね、じゃあ会議出るか?」
「ああ、日時決まったらまた連絡してくれ」
「了解。それとさっき言ってた詳しい内容は後で連絡しとく、確認しといて」
「おっけー」
理事長に夏凛も会議出るって連絡しとかないと。
一応元 十二光《じゅうにこう》だし許可降りるでしょ。
「用はそれだけ?」
「うん、それだけ」
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