48 / 126
第二部:覚悟の種が揺れる
第9章:夕映えに立つ影 第3話:虚ろの理由
しおりを挟む
地下四十六階層。苔の淡い光がしみこむように壁面を照らし、どこまでも静謐な空気が続く。
僕たちは依頼でこの層に降りてきていた。今回の任務は、廃坑の安全確認と、最近出没する魔獣の撃退。だが、ニコの心は依頼のことよりも、先日の中継地で目にした「虚ろの斜陽」のことばかりにとらわれていた。
「もう少し先まで様子見てくる」
リリィがささやくと、カイさんが、
「単独は危ないぜ。俺も――」
だがリリィはそっと手を振り、矢筒を背負い直して影の奥へ消えた。
「……僕も少し先を見てくる」
そう言って、僕も皆から離れた。
クレアさんは「気をつけて」と小声で送り出し、ガルドさんは無言で見送った。
通路を抜けた先、薄暗い横穴の奥に、人影があった。苔の光に照らされたその背は、灰色のローブ。虚ろの斜陽――アレイドさんだった。
彼は岩壁にもたれ、光の玉を掌にのせている。その玉は微かに震えて、今にも消えそうな弱々しい輝きだった。
「……何か、用か」
アレイドさんが低い声で問う。
僕は一瞬たじろぐが、意を決して前へ出た。
「いえ、通りかかっただけです」
自分の声が、いつもより小さく響く。
「……そうか」
それきりアレイドさんは視線を戻した。だが、苔の光の下で、彼の目がふいに僕を射抜く。
僕は立ち止まり、少し息を整えてから答えた。
「昨日……廃坑で、あなたたちの戦いを見ていました」
その言葉に、アレイドさんは僅かにまばたきをする。
「……そうか」
静かにそう返し、また光の玉に視線を戻す。
僕は、その背中に問いかけるように、そっと言葉を重ねる。
「どうして、あんなふうに戦うんですか?」
アレイドさんはしばし黙したまま、手の中の光を見つめていた。坑道の奥で、水滴の音が響く。苔の光だけが二人の影を静かに浮かび上がらせる。
「あれは……ただ、終わらせるだけだったからな」
ぽつりと、アレイドさんが答える。
「終わらせる……?」
思わず反芻した。
「戦いには終わりがある。けど、終わるのと“終わらせる”のは違う」
アレイドさんは淡々と続ける。その声には、遠く沈んだ響きがあった。
「……僕には、まだその違いが分からないです」
僕は率直に言う。
「どうして、あなたは今も冒険者を続けているんですか?」
アレイドさんはしばらく沈黙したまま、手の中の光の玉を見つめた。その光は、かすかな鼓動のように揺れている。
「……誰かを守りたくて、ここにいる。けれど――」
言いかけて、彼は遠くを見つめるように視線を逸らした。
「英雄ってのは、誰も守れなかった奴の名前だよ」
淡い苔の光の下、ただぽつりと、そう呟いた。
僕は、胸の奥で何かが詰まったような気持ちになり、すぐには返す言葉を見つけられなかった。
しばらくして、アレイドさんは何も言わず立ち上がる。ローブの裾が岩肌を擦る音が、かすかに響いた。
僕は言葉を返したい衝動に駆られるが、胸の奥で何かが詰まって声にならない。
アレイドさんは通路の奥へ、沈黙のまま歩き出す。苔の光に背だけを残し、その姿はゆっくりと闇に消えていった。
その背中を見送りながら、僕は両の拳をぎゅっと握った。
英雄――誰かを守るために歩き始めたその道の果てに、あんな眼差しを宿す人がいることが、言い知れぬ不安とともに胸に残る。
(僕は、あんな目をしたことがあるだろうか……)
ふと、精霊の気配が袖口で微かに揺れた。
自分の光の玉が、手のひらの中で小さく震えている。“何か”を感じ取っているような――そんな確信が胸をよぎる。
背後から足音が近づいてきた。
「……ニコ、戻るぞ」
ガルドさんの低い声だ。その存在感が、今は妙に心強く感じられる。
「うん……」
小さく返事をしながらも、胸の中のもやもやは晴れなかった。
仲間たちのもとへ戻ると、カイさんが軽く僕の肩を叩く。
「なんか、顔色悪いな。あっちの奴に変なこと言われたか?」
からかうような声だが、どこか気遣いがこもっている。
リリィは何も聞かなかった。ただ、僕の手元の光の玉をじっと見てから目を逸らす。
クレアさんが静かに問いかける。
「……大丈夫?」
「うん。ちょっと考え込んじゃって……」
僕たちは再び坑道を進み始めた。天井に張りついた苔の光が、進む道を淡く照らし出す。けれど、僕の足取りは、いつもよりほんの少しだけ重かった。
(英雄って……本当はなんなんだろう)
“守りたい”という想いだけで、ここまで歩いてきたはずだった。けれど、アレイドさんの言葉は、その根本を揺るがす。
もし“守れなかった者”が英雄と呼ばれるのだとしたら――
それは敗北の名前なのか。それとも……
考えが渦巻くなか、側道から低いうなり声が響いた。
リリィが即座に身構える。
「三体、右から来る」
「俺が前に出る」
ガルドさんが盾を構えた。
その瞬間、カイさんの傍らで光の玉が強く明滅する。
雷と風の精霊術がカイさんの周囲で渦を巻き、空気が一変した。
僕も、自分の光の玉に意識を集中する。小さな脈動が指先から全身へと流れ、いつものように力が満ちていく……はずだった。
だが、胸の奥にアレイドさんの言葉が浮かぶ。
(誰も守れなかった奴の名前……)
一瞬、手が止まる。その隙に魔獣の爪がこちらに迫る。
クレアさんの光の玉が鮮やかに輝き、精霊術の結界が瞬時に僕の前へ展開される。
「……気を抜かないで」
クレアさんの声が優しくも、いつになく強い。
「あ、ごめん」
慌てて態勢を立て直す。
カイさんの光の玉が強く輝き、雷の精霊術が魔獣を薙ぎ払う。
ガルドさんは盾を掲げて、重々しく敵の動きを押さえ込む。
リリィの矢が静かに放たれ、鋭く魔獣の急所を貫いた。
戦闘はすぐに終わったが、僕の心にはさっきの会話がまだ残っていた。
魔獣の亡骸の前で、リリィが小さく呟く。
「……英雄って、たぶん、誰かの物語だよ」
その声は静けさの中に溶けていった。
僕は自分の光の玉をそっと見つめる。
(もし僕が、誰も守れなかった時――僕も“英雄”って呼ばれるのかな)
答えはない。ただ光の玉が小さく、やわらかく揺れただけだった。
歩きながら、ふと岩壁の割れ目に刻まれた古い文字が目に入る。
「“咲けなかった花も、根に残る”」
その言葉を、僕は静かに心の奥で反芻した。
仲間とともに歩きながら、地下の坑道の奥へ、もう一歩を踏み出す。その胸の中に、“虚ろの理由”という答えのない問いが、しばらく消えずに残り続けていた。
僕たちは依頼でこの層に降りてきていた。今回の任務は、廃坑の安全確認と、最近出没する魔獣の撃退。だが、ニコの心は依頼のことよりも、先日の中継地で目にした「虚ろの斜陽」のことばかりにとらわれていた。
「もう少し先まで様子見てくる」
リリィがささやくと、カイさんが、
「単独は危ないぜ。俺も――」
だがリリィはそっと手を振り、矢筒を背負い直して影の奥へ消えた。
「……僕も少し先を見てくる」
そう言って、僕も皆から離れた。
クレアさんは「気をつけて」と小声で送り出し、ガルドさんは無言で見送った。
通路を抜けた先、薄暗い横穴の奥に、人影があった。苔の光に照らされたその背は、灰色のローブ。虚ろの斜陽――アレイドさんだった。
彼は岩壁にもたれ、光の玉を掌にのせている。その玉は微かに震えて、今にも消えそうな弱々しい輝きだった。
「……何か、用か」
アレイドさんが低い声で問う。
僕は一瞬たじろぐが、意を決して前へ出た。
「いえ、通りかかっただけです」
自分の声が、いつもより小さく響く。
「……そうか」
それきりアレイドさんは視線を戻した。だが、苔の光の下で、彼の目がふいに僕を射抜く。
僕は立ち止まり、少し息を整えてから答えた。
「昨日……廃坑で、あなたたちの戦いを見ていました」
その言葉に、アレイドさんは僅かにまばたきをする。
「……そうか」
静かにそう返し、また光の玉に視線を戻す。
僕は、その背中に問いかけるように、そっと言葉を重ねる。
「どうして、あんなふうに戦うんですか?」
アレイドさんはしばし黙したまま、手の中の光を見つめていた。坑道の奥で、水滴の音が響く。苔の光だけが二人の影を静かに浮かび上がらせる。
「あれは……ただ、終わらせるだけだったからな」
ぽつりと、アレイドさんが答える。
「終わらせる……?」
思わず反芻した。
「戦いには終わりがある。けど、終わるのと“終わらせる”のは違う」
アレイドさんは淡々と続ける。その声には、遠く沈んだ響きがあった。
「……僕には、まだその違いが分からないです」
僕は率直に言う。
「どうして、あなたは今も冒険者を続けているんですか?」
アレイドさんはしばらく沈黙したまま、手の中の光の玉を見つめた。その光は、かすかな鼓動のように揺れている。
「……誰かを守りたくて、ここにいる。けれど――」
言いかけて、彼は遠くを見つめるように視線を逸らした。
「英雄ってのは、誰も守れなかった奴の名前だよ」
淡い苔の光の下、ただぽつりと、そう呟いた。
僕は、胸の奥で何かが詰まったような気持ちになり、すぐには返す言葉を見つけられなかった。
しばらくして、アレイドさんは何も言わず立ち上がる。ローブの裾が岩肌を擦る音が、かすかに響いた。
僕は言葉を返したい衝動に駆られるが、胸の奥で何かが詰まって声にならない。
アレイドさんは通路の奥へ、沈黙のまま歩き出す。苔の光に背だけを残し、その姿はゆっくりと闇に消えていった。
その背中を見送りながら、僕は両の拳をぎゅっと握った。
英雄――誰かを守るために歩き始めたその道の果てに、あんな眼差しを宿す人がいることが、言い知れぬ不安とともに胸に残る。
(僕は、あんな目をしたことがあるだろうか……)
ふと、精霊の気配が袖口で微かに揺れた。
自分の光の玉が、手のひらの中で小さく震えている。“何か”を感じ取っているような――そんな確信が胸をよぎる。
背後から足音が近づいてきた。
「……ニコ、戻るぞ」
ガルドさんの低い声だ。その存在感が、今は妙に心強く感じられる。
「うん……」
小さく返事をしながらも、胸の中のもやもやは晴れなかった。
仲間たちのもとへ戻ると、カイさんが軽く僕の肩を叩く。
「なんか、顔色悪いな。あっちの奴に変なこと言われたか?」
からかうような声だが、どこか気遣いがこもっている。
リリィは何も聞かなかった。ただ、僕の手元の光の玉をじっと見てから目を逸らす。
クレアさんが静かに問いかける。
「……大丈夫?」
「うん。ちょっと考え込んじゃって……」
僕たちは再び坑道を進み始めた。天井に張りついた苔の光が、進む道を淡く照らし出す。けれど、僕の足取りは、いつもよりほんの少しだけ重かった。
(英雄って……本当はなんなんだろう)
“守りたい”という想いだけで、ここまで歩いてきたはずだった。けれど、アレイドさんの言葉は、その根本を揺るがす。
もし“守れなかった者”が英雄と呼ばれるのだとしたら――
それは敗北の名前なのか。それとも……
考えが渦巻くなか、側道から低いうなり声が響いた。
リリィが即座に身構える。
「三体、右から来る」
「俺が前に出る」
ガルドさんが盾を構えた。
その瞬間、カイさんの傍らで光の玉が強く明滅する。
雷と風の精霊術がカイさんの周囲で渦を巻き、空気が一変した。
僕も、自分の光の玉に意識を集中する。小さな脈動が指先から全身へと流れ、いつものように力が満ちていく……はずだった。
だが、胸の奥にアレイドさんの言葉が浮かぶ。
(誰も守れなかった奴の名前……)
一瞬、手が止まる。その隙に魔獣の爪がこちらに迫る。
クレアさんの光の玉が鮮やかに輝き、精霊術の結界が瞬時に僕の前へ展開される。
「……気を抜かないで」
クレアさんの声が優しくも、いつになく強い。
「あ、ごめん」
慌てて態勢を立て直す。
カイさんの光の玉が強く輝き、雷の精霊術が魔獣を薙ぎ払う。
ガルドさんは盾を掲げて、重々しく敵の動きを押さえ込む。
リリィの矢が静かに放たれ、鋭く魔獣の急所を貫いた。
戦闘はすぐに終わったが、僕の心にはさっきの会話がまだ残っていた。
魔獣の亡骸の前で、リリィが小さく呟く。
「……英雄って、たぶん、誰かの物語だよ」
その声は静けさの中に溶けていった。
僕は自分の光の玉をそっと見つめる。
(もし僕が、誰も守れなかった時――僕も“英雄”って呼ばれるのかな)
答えはない。ただ光の玉が小さく、やわらかく揺れただけだった。
歩きながら、ふと岩壁の割れ目に刻まれた古い文字が目に入る。
「“咲けなかった花も、根に残る”」
その言葉を、僕は静かに心の奥で反芻した。
仲間とともに歩きながら、地下の坑道の奥へ、もう一歩を踏み出す。その胸の中に、“虚ろの理由”という答えのない問いが、しばらく消えずに残り続けていた。
0
あなたにおすすめの小説
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
『召喚ニートの異世界草原記』
KAORUwithAI
ファンタジー
ゲーム三昧の毎日を送る元ニート、佐々木二郎。
ある夜、三度目のゲームオーバーで眠りに落ちた彼が目を覚ますと、そこは見たこともない広大な草原だった。
剣と魔法が当たり前に存在する世界。だが二郎には、そのどちらの才能もない。
――代わりに与えられていたのは、**「自分が見た・聞いた・触れたことのあるものなら“召喚”できる」**という不思議な能力だった。
面倒なことはしたくない、楽をして生きたい。
そんな彼が、偶然出会ったのは――痩せた辺境・アセトン村でひとり生きる少女、レン。
「逃げて!」と叫ぶ彼女を前に、逃げようとした二郎の足は動かなかった。
昔の記憶が疼く。いじめられていたあの日、助けを求める自分を誰も救ってくれなかったあの光景。
……だから、今度は俺が――。
現代の知恵と召喚の力を武器に、ただの元ニートが異世界を駆け抜ける。
少女との出会いが、二郎を“召喚者”へと変えていく。
引きこもりの俺が、異世界で誰かを救う物語が始まる。
※こんな物も召喚して欲しいなって
言うのがあればリクエストして下さい。
出せるか分かりませんがやってみます。
アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
ある日、全世界の至る所にダンジョンと呼ばれる異空間が出現した。
そこには人外異形の生命体【魔物】が存在していた。
【魔物】を倒すと魔石を落とす。
魔石には膨大なエネルギーが秘められており、第五次産業革命が起こるほどの衝撃であった。
世は埋蔵金ならぬ、魔石を求めて日々各地のダンジョンを開発していった。
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
お持ち帰り召喚士磯貝〜なんでも持ち運び出来る【転移】スキルで異世界つまみ食い生活〜
双葉 鳴
ファンタジー
ひょんなことから男子高校生、磯貝章(いそがいあきら)は授業中、クラス毎異世界クラセリアへと飛ばされた。
勇者としての役割、与えられた力。
クラスメイトに協力的なお姫様。
しかし能力を開示する魔道具が発動しなかったことを皮切りに、お姫様も想像だにしない出来事が起こった。
突如鳴り出すメール音。SNSのメロディ。
そして学校前を包囲する警察官からの呼びかけにクラスが騒然とする。
なんと、いつの間にか元の世界に帰ってきてしまっていたのだ!
──王城ごと。
王様達は警察官に武力行為を示すべく魔法の詠唱を行うが、それらが発動することはなく、現行犯逮捕された!
そのあとクラスメイトも事情聴取を受け、翌日から普通の学校生活が再開する。
何故元の世界に帰ってきてしまったのか?
そして何故か使えない魔法。
どうも日本では魔法そのものが扱えない様で、異世界の貴族達は魔法を取り上げられた平民として最低限の暮らしを強いられた。
それを他所に内心あわてている生徒が一人。
それこそが磯貝章だった。
「やっべー、もしかしてこれ、俺のせい?」
目の前に浮かび上がったステータスボードには異世界の場所と、再転移するまでのクールタイムが浮かび上がっていた。
幸い、章はクラスの中ではあまり目立たない男子生徒という立ち位置。
もしあのまま帰って来なかったらどうなっていただろうというクラスメイトの話題には参加させず、この能力をどうするべきか悩んでいた。
そして一部のクラスメイトの独断によって明かされたスキル達。
当然章の能力も開示され、家族ごとマスコミからバッシングを受けていた。
日々注目されることに辟易した章は、能力を使う内にこう思う様になった。
「もしかして、この能力を金に変えて食っていけるかも?」
──これは転移を手に入れてしまった少年と、それに巻き込まれる現地住民の異世界ドタバタコメディである。
序章まで一挙公開。
翌日から7:00、12:00、17:00、22:00更新。
序章 異世界転移【9/2〜】
一章 異世界クラセリア【9/3〜】
二章 ダンジョンアタック!【9/5〜】
三章 発足! 異世界旅行業【9/8〜】
四章 新生活は異世界で【9/10〜】
五章 巻き込まれて異世界【9/12〜】
六章 体験! エルフの暮らし【9/17〜】
七章 探索! 並行世界【9/19〜】
95部で第一部完とさせて貰ってます。
※9/24日まで毎日投稿されます。
※カクヨムさんでも改稿前の作品が読めます。
おおよそ、起こりうるであろう転移系の内容を網羅してます。
勇者召喚、ハーレム勇者、巻き込まれ召喚、俺TUEEEE等々。
ダンジョン活動、ダンジョンマスターまでなんでもあります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる