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第41話 シフォン侯爵からの返答
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とはいえ、オレにもやることがある。
「お手数かけますニャ…」
ライムに頼まれて、『珍味セット』を作成している。
「いちおう、セーラちゃんもやってくれるのですけど、微妙に、弱みを握られてる感じがするのですニャ…」
「そうかもな」
今、オレの前には、『珍味』の袋がたくさん並んでいる。
ライムに、ちょっとずつ味見させながら、セレクトしているのだ。
今のところ、『ホタテの貝柱』が、いちばんのお気に入り。
わりと贅沢な、高位精霊だった。
今日のご飯は、『チャーハン』だった。
野菜サラダと、スープもついている。
ごくふつうの『家庭の味』だが、お肉は、チャーシューを使っていた。
ケンイチさんの『男の料理』は、たしかにおいしい。
みんなの満足そうな顔をみても、それはわかる。
ちなみに、アンナさんは、『カレーライス』をマスターしている。
未来の異世界人妻に、まずカレー作りを仕込むのは、正解かもしれない。
食事も終わり、みんなで、緑茶やらコーヒーやらジュースやら飲んでいた頃。
「じつは、例の件だが…」と。
ケンイチさんが、話を切り出した。
「…シフォン侯爵は、もちろん、取引の再開を、強く希望していた。ただ…」
「価格は、従来程度に抑えて欲しい。…と言うのでしょう」
領主のアルベールさんが、話を続けた。
「価格を据え置きした分は、食糧などで補ってくれるのでしょう。
なにしろ、宰相の策略で、魔石も上級ポーションも、ずいぶん高騰しているようですから。
『第一皇子派』の『領袖』としては、妥当な提案でしょうね」
「そうじゃのう。宰相は、自領で輸入した『魔石』や『上級ポーション』を使って、勢力を伸ばしておる。
輸入を独占すること自体が、おかしいのじゃが…」
「逆らうなら、売ってやらねえって話らしい。
売るにしても、ずいぶん値をつり上げてるらしいぜ」
レギンさんも、エミールさんも、不愉快そうに言った。
「これからは、さらに、値を上げるかもしれませんね。
なにしろ、ミルフィーユを潰すことができた、と思い込んでいるでしょうから」
結局、『お値段据え置き』について、反対するひとはいなかった。
「高騰の一因は、ミルフィーユにもあるからの」
「魔物のせいとはいえ、『魔石』や『上級ポーション』を供給できなくなったのは、確かだしな」
「そもそも、反対する理由がないわ。
『魔石』や『上級ポーション』が手に入れば、貴族たちも、宰相の言いなりにならずに済むでしょう。
宰相に、一泡吹かせてやれるなら、最高じゃないの」
話がまとまったところで、ケンイチさんが言った。
「では、明日の夜にでも、シフォン侯爵のところに行き、ここに招待すればいいんだな」
「ええ。何度も手間を取らせてしまって申し訳ありません。
でも、ケンイチ殿なら、シフォン侯爵も安心して、招待に応じてくれるでしょう。
それにしても、彼が、今のミルフィーユを見たら、きっと、腰を抜かすでしょうね」
オレの顔を見ながら、アルベールさんが微笑っていた。
「お手数かけますニャ…」
ライムに頼まれて、『珍味セット』を作成している。
「いちおう、セーラちゃんもやってくれるのですけど、微妙に、弱みを握られてる感じがするのですニャ…」
「そうかもな」
今、オレの前には、『珍味』の袋がたくさん並んでいる。
ライムに、ちょっとずつ味見させながら、セレクトしているのだ。
今のところ、『ホタテの貝柱』が、いちばんのお気に入り。
わりと贅沢な、高位精霊だった。
今日のご飯は、『チャーハン』だった。
野菜サラダと、スープもついている。
ごくふつうの『家庭の味』だが、お肉は、チャーシューを使っていた。
ケンイチさんの『男の料理』は、たしかにおいしい。
みんなの満足そうな顔をみても、それはわかる。
ちなみに、アンナさんは、『カレーライス』をマスターしている。
未来の異世界人妻に、まずカレー作りを仕込むのは、正解かもしれない。
食事も終わり、みんなで、緑茶やらコーヒーやらジュースやら飲んでいた頃。
「じつは、例の件だが…」と。
ケンイチさんが、話を切り出した。
「…シフォン侯爵は、もちろん、取引の再開を、強く希望していた。ただ…」
「価格は、従来程度に抑えて欲しい。…と言うのでしょう」
領主のアルベールさんが、話を続けた。
「価格を据え置きした分は、食糧などで補ってくれるのでしょう。
なにしろ、宰相の策略で、魔石も上級ポーションも、ずいぶん高騰しているようですから。
『第一皇子派』の『領袖』としては、妥当な提案でしょうね」
「そうじゃのう。宰相は、自領で輸入した『魔石』や『上級ポーション』を使って、勢力を伸ばしておる。
輸入を独占すること自体が、おかしいのじゃが…」
「逆らうなら、売ってやらねえって話らしい。
売るにしても、ずいぶん値をつり上げてるらしいぜ」
レギンさんも、エミールさんも、不愉快そうに言った。
「これからは、さらに、値を上げるかもしれませんね。
なにしろ、ミルフィーユを潰すことができた、と思い込んでいるでしょうから」
結局、『お値段据え置き』について、反対するひとはいなかった。
「高騰の一因は、ミルフィーユにもあるからの」
「魔物のせいとはいえ、『魔石』や『上級ポーション』を供給できなくなったのは、確かだしな」
「そもそも、反対する理由がないわ。
『魔石』や『上級ポーション』が手に入れば、貴族たちも、宰相の言いなりにならずに済むでしょう。
宰相に、一泡吹かせてやれるなら、最高じゃないの」
話がまとまったところで、ケンイチさんが言った。
「では、明日の夜にでも、シフォン侯爵のところに行き、ここに招待すればいいんだな」
「ええ。何度も手間を取らせてしまって申し訳ありません。
でも、ケンイチ殿なら、シフォン侯爵も安心して、招待に応じてくれるでしょう。
それにしても、彼が、今のミルフィーユを見たら、きっと、腰を抜かすでしょうね」
オレの顔を見ながら、アルベールさんが微笑っていた。
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