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第四章 大型連休は遊園地デートです!?
25話 デートに誘われました
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「おはよう、一華」
朝、玄関を開けると見なれた魔央くんの、キラキラ笑顔。
悪魔騒ぎも解決して、日常が帰ってきた。
「おはようっ魔央くん。……あれ? 天内くんはどうしたの?」
二人はいつも、喧嘩しながら待っているのに、今日は天内くんがいない。
「さぁ、寝坊でもしたんじゃない? ……一華を独り占めできるから、いつもこうなら良いのに」
「もう魔央くん」
私が頬をふくらませれば、ふふっと笑いながら頬を両手で挟まれた。
「そんなふうにしても、可愛いだけだよ? 一華」
「むむっむむむむ~!(怒ってるのに~!)」
「ははっ、可愛い。……そうだ一華、早速で悪いんだけどね?」
「むむ?(なに?)」
「──俺とデートに行かない?」
「……むむむっ!?(えええっ!?)」
今聞き間違いじゃなければ、デートって言った?
魔央くんの手をどかして、もう一度聞いてみる。
「ごめん、もう一回言ってもらってもいい!?」
「ふふっ。何度だっていいよ?」
魔央くんが近づいてきて、私の横の髪を左耳にかける。
あらわになった耳元で──、
「俺と遊園地デートにいかない? 一華」
「……!」
わざわざ、近くで言う必要あったかなぁ魔央くん!?
「ははっ、今度はよく聞こえた?」
少し笑いながら聞いてくる魔央くん。
確信犯だ!
「聞こえたよっ! ……でも私と魔央くん、ふっ二人で?」
「もちろん。『デート』だからね」
ど、どどどどうしよう!
これは行ってもいいのかな?
迷っていると、家の中からお父さんの声が聞こえた。
『一華、まだ行ってないのかーい?』
そういえば、まだ家の前にいた私たち。
今お父さんが出てきたら、魔央くんと一緒にいるところを見られてしまう。
男の子といたら……、しかもこんなにイケメンの魔央くんだ。
彼氏? と聞かれるに違いないっ!
「そのデート行かせていただきますっ! だから早く学校に行こ!?」
「本当? よかった。断られるかと思ったよ」
ニコニコ笑顔の魔央くんの背中をおして、家の前から離れた。
「今度の日曜日、楽しみだな。一華と遊園地デート」
初デート、私は緊張が勝ちそうです。
◇◇◆◇◇
休み時間。
私は頭をかかえていた。
魔央くんからのデートのお誘い、勢いに流されて受けちゃったけど……。
遊園地デートって──、
「(ど、どんな服を着ていけばいいのー!?)」
可愛いワンピース、家にあったかな?
やっぱりスカートより、動きやすいパンツスタイルがいい?
友達と出かける事なんて、片手で数えるくらいしか無いから、何を着ていけば正解なのかわからない!
「あれイチカ、どうしたの?」
棒付きキャンディをくわえた柚瑠くんが、私を不思議そうに見下ろす。
──救世主があらわれた!
柚瑠くんは美容にも気をつかってるし、ファッションにも詳しいはず。
毎日違った可愛いヘアピンをつけてるし!
学校でお菓子を食べているのは、どうかと思うけど!
「柚瑠くんっ、助けて!」
「……へ?」
私はガシッと、柚瑠くんの手を握る。
びっくりしたのか、大きな目を見開いた柚瑠くん。
「まぁ、話くらい聞いてあげてもいいけど?」
──柚瑠くんは悪魔だけど、今は救いの天使様に見えるよっ!
◇◇◆◇◇
私は魔央くんから、遊園地デートに誘われたことを柚瑠くんに話した。
そして着ていく服は、どんなものがいいのか柚瑠くんに相談する。
「はーん、なるほどねぇ?」
「友達と出かけるってことが、ほとんど経験がなくて……。どういう服がいいかな?」
「動きやすい服装、一択! 魔央はたぶん、一華が楽しんでるのを見るのが好きだと思う」
「なる、ほど?」
「一華さ。スカートとか、ヒラヒラしてたら気になってアトラクション乗れないでしょ?」
「た、たしかに!!」
やっぱりパンツスタイルの方が、おもいっきり楽しめるよね。
「と、言いつつも。イチカが着たいのを着るのが、一番じゃない?」
「ええっ、何それぇ……。うーん、わかった。考えてみるよ」
「なに着ても可愛いんだから、自信持ちなよね~……あ」
「っ!」
固まってしまった柚瑠くんに、私は顔を赤くしながらもお礼を言う。
「あ、ありがとう……柚瑠くん」
「べべ別にっ!? ホントのことを言っただけだし! ボク、ちょっと用事があるからっ」
ガタガタっと、机にぶつかりながら教室を出ていく柚瑠くん。
ふふっ。本当、素直じゃないけど優しいな、柚瑠くんは。
朝、玄関を開けると見なれた魔央くんの、キラキラ笑顔。
悪魔騒ぎも解決して、日常が帰ってきた。
「おはようっ魔央くん。……あれ? 天内くんはどうしたの?」
二人はいつも、喧嘩しながら待っているのに、今日は天内くんがいない。
「さぁ、寝坊でもしたんじゃない? ……一華を独り占めできるから、いつもこうなら良いのに」
「もう魔央くん」
私が頬をふくらませれば、ふふっと笑いながら頬を両手で挟まれた。
「そんなふうにしても、可愛いだけだよ? 一華」
「むむっむむむむ~!(怒ってるのに~!)」
「ははっ、可愛い。……そうだ一華、早速で悪いんだけどね?」
「むむ?(なに?)」
「──俺とデートに行かない?」
「……むむむっ!?(えええっ!?)」
今聞き間違いじゃなければ、デートって言った?
魔央くんの手をどかして、もう一度聞いてみる。
「ごめん、もう一回言ってもらってもいい!?」
「ふふっ。何度だっていいよ?」
魔央くんが近づいてきて、私の横の髪を左耳にかける。
あらわになった耳元で──、
「俺と遊園地デートにいかない? 一華」
「……!」
わざわざ、近くで言う必要あったかなぁ魔央くん!?
「ははっ、今度はよく聞こえた?」
少し笑いながら聞いてくる魔央くん。
確信犯だ!
「聞こえたよっ! ……でも私と魔央くん、ふっ二人で?」
「もちろん。『デート』だからね」
ど、どどどどうしよう!
これは行ってもいいのかな?
迷っていると、家の中からお父さんの声が聞こえた。
『一華、まだ行ってないのかーい?』
そういえば、まだ家の前にいた私たち。
今お父さんが出てきたら、魔央くんと一緒にいるところを見られてしまう。
男の子といたら……、しかもこんなにイケメンの魔央くんだ。
彼氏? と聞かれるに違いないっ!
「そのデート行かせていただきますっ! だから早く学校に行こ!?」
「本当? よかった。断られるかと思ったよ」
ニコニコ笑顔の魔央くんの背中をおして、家の前から離れた。
「今度の日曜日、楽しみだな。一華と遊園地デート」
初デート、私は緊張が勝ちそうです。
◇◇◆◇◇
休み時間。
私は頭をかかえていた。
魔央くんからのデートのお誘い、勢いに流されて受けちゃったけど……。
遊園地デートって──、
「(ど、どんな服を着ていけばいいのー!?)」
可愛いワンピース、家にあったかな?
やっぱりスカートより、動きやすいパンツスタイルがいい?
友達と出かける事なんて、片手で数えるくらいしか無いから、何を着ていけば正解なのかわからない!
「あれイチカ、どうしたの?」
棒付きキャンディをくわえた柚瑠くんが、私を不思議そうに見下ろす。
──救世主があらわれた!
柚瑠くんは美容にも気をつかってるし、ファッションにも詳しいはず。
毎日違った可愛いヘアピンをつけてるし!
学校でお菓子を食べているのは、どうかと思うけど!
「柚瑠くんっ、助けて!」
「……へ?」
私はガシッと、柚瑠くんの手を握る。
びっくりしたのか、大きな目を見開いた柚瑠くん。
「まぁ、話くらい聞いてあげてもいいけど?」
──柚瑠くんは悪魔だけど、今は救いの天使様に見えるよっ!
◇◇◆◇◇
私は魔央くんから、遊園地デートに誘われたことを柚瑠くんに話した。
そして着ていく服は、どんなものがいいのか柚瑠くんに相談する。
「はーん、なるほどねぇ?」
「友達と出かけるってことが、ほとんど経験がなくて……。どういう服がいいかな?」
「動きやすい服装、一択! 魔央はたぶん、一華が楽しんでるのを見るのが好きだと思う」
「なる、ほど?」
「一華さ。スカートとか、ヒラヒラしてたら気になってアトラクション乗れないでしょ?」
「た、たしかに!!」
やっぱりパンツスタイルの方が、おもいっきり楽しめるよね。
「と、言いつつも。イチカが着たいのを着るのが、一番じゃない?」
「ええっ、何それぇ……。うーん、わかった。考えてみるよ」
「なに着ても可愛いんだから、自信持ちなよね~……あ」
「っ!」
固まってしまった柚瑠くんに、私は顔を赤くしながらもお礼を言う。
「あ、ありがとう……柚瑠くん」
「べべ別にっ!? ホントのことを言っただけだし! ボク、ちょっと用事があるからっ」
ガタガタっと、机にぶつかりながら教室を出ていく柚瑠くん。
ふふっ。本当、素直じゃないけど優しいな、柚瑠くんは。
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