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召喚令状
第5話
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アランの背後には二人の影が控えていた。
ひとりは腰に剣を差した護衛の男。鍛え上げられた体躯と鋭い眼差しは、ただ立っているだけで周囲を威圧する。
もう一人は淡い外套をまとった文官風の青年で、手に革の帳面を抱えていた。視線は冷静すぎるほど鋭く、単なる書記官以上の役割を負っていることを感じさせる。
「お、俺も立ち会っていいのか?」
ジャドが所在なさげにつぶやくと、護衛が淡々と返した。
「部外者には遠慮していただこう」
「部外者ではありません。リリアは仲間ですから。座長にリリアと一緒にいるよう言われてて。離れるわけには……」
護衛が振り返り、険を帯びた声で言いかける。
「儀礼を弁えろ。この方が誰だと……」
「いいよ」
アランがそれを遮る。
ただひとつの音の揺らぎもない、柔らかな肯定。だが、否も応も許さない強さがそこに宿っていた。
「同席して構わない」
護衛は短く息をのみ、無言で頷いた。
ジャドは肩から力を抜いてリリアを見る。その目の奥に、覚悟のような光が一瞬灯った。
応接室に戻ると、調度は先ほどのままだ。昼の光が薄く差しこみ、静かな影をソファの縫い目に落としている。
リリアは落ち着かず、視線の置き場を見失う。アランをまともに見られない。足音が自分のものではないように響く。
「こちらへ」
やわらかな導きに、思わず従ってしまう。ソファに腰を下ろすと、アランも当然のように隣に座った。距離が近い。呼吸の浅さが自分でもわかる。
エルドランはこめかみを押さえ、頭を抱えそうになった。だが次の瞬間、何事もなかったかのように姿勢を正した。文官の視線が一瞬鋭く走ったのを見て、自制が勝ったのだろう。
「茶を淹れてくる」
深淵の管理者がぽんと手を叩いて腰を上げる。
護衛がとっさに制す。
「おい、勝手な行動は――」
管理者は足を止めない。護衛はわずかに眉根を寄せて、結局それ以上はなにも言わなかった。
扉が静かに閉まる。部屋には六人分の呼吸と、窓の外の遠い喧噪だけが残った。
アランがリリアの横顔を覗きこむ。
至近距離で見るその瞳は、昔と同じ色なのに、どこか遠い。
「顔色が悪いね」
リリアは目を伏せる。首筋に冷たい汗がにじむ。ジャドがすかさず口を開いた。
「リリアは、喉を傷めてて……いまは話せないんです」
「うん。知っている」
その答えは穏やかだった。
けれど、室内の空気が少し重くなる。言葉一つで空間の重力を変える。
王という存在が持つ「圧」が、静かに、しかし確実に満ちていく。
アランは怒っているのだろうか。
リリアの鼓動が速まる。
「君が決まりごとを破ったことは、わかっている。……深淵の闇を介して、僕のところにも伝わってきた。それくらい、君ならわかるはずだよね?」
責める口調ではなかった。けれど逃げ道は、どこにも示されない。
リリアの肩がこわばる。
「君を怖がらせたいわけじゃない」
アランは息をひとつ吐く。静かな嘆息。
視線が、少しだけ遠くなる。
「ただ……そんなことさえ忘れてしまうほど、取り乱していたのなら。僕は悲しい」
胸の奥がちくりと痛む。リリアは思わず顔を上げ、次の瞬間に凍りつく。
アランの手が、リリアの喉元へ伸びていた。
指先が白い肌に触れ、包み込む。添える、というには深く、掴む、というには一瞬のためらいを含んだ動作。
だが、外から見ればそれは、まるで締めつける仕草そのものに違いない。
「やめろ!」
ジャドが叫ぶ。しかし、彼が立ち上がるより早く、護衛が背後から両腕を絡め取った。ソファが軋み、短い呻きが漏れる。
「放せ! やめろ、リリアから離れろ!」
アランがゆっくりと指に力を込める。
肺に空気が入らない。視界の輪郭が淡くにじむ。
窓外の光が遠ざかる。耳鳴りが高くなる。世界が、ひとまわり小さくなっていく。
──そのときだった。
喉を締めつけていた見えない鎖が、ぱち、と弾けるようにほどけた。
かわりに、冷たいなにかが剥ぎ取られる感覚が走る。皮膚ではなく、もっと奥、声と心のちょうど境目に張りついていた薄い膜が、爪で掻き出されるように剥離してゆく。
暗いものが、アランの手の中に集まっていった。
煤のようでいて、光を吸う水のようでもある黒い靄。
それは指の間から逃れようと震え、かすかな悲鳴のようなざわめきを立てていた。
リリアの喉から、かすれた呼気が漏れる。
吸いこめる。肺が、胸郭が、ようやく自分のものに戻る。
目の前の霞がゆっくりと晴れて、焦点が戻ってきた。
「──薬草茶だ。飲むと楽になる」
扉口に、管理者が戻ってきていた。
盆の上には二つの白磁のカップ。湯気が薄く立ちのぼり、すっと鼻先をくすぐる苦みの匂いがする。
「飲んで」
リリアはぽかんとしたまま、言われるままにカップを受け取った。手のひらにじんわりと熱が沁みる。
横目に、アランの手元が見えた。彼はなおも指の中に黒い靄を握りしめ、難しい顔をしている。
「君の喉に張りついていた瘴気だよ」
その声色は、柔らかさを残しつつも、内に潜む苛烈さを隠しきれていなかった。
黒い靄が、かすかに震える。アランはそれを凝視して、低くこぼす。
「これのせいで声が出せなくなっていたんだ。……どこで仕込まれた?」
問いはリリアに向けられたものではなかった。
次の瞬間、アランの手のひらに握られた黒い靄が、ぱちりと音を立てて裂ける。
鋭い光が奔り、室内の空気が一気に張りつめる。
アランの瞳は冷たい怒気に燃えていた。
その視線はリリアではなく、瘴気を仕組んだ何者かに向けられている。
「……誰がこんな真似を」
呟きは低く抑えられていたが、そこに込められた怒りは嵐のように膨れ上がる。
空気が震え、重圧は目に見えぬ波のように部屋全体を覆い、誰もが呼吸を浅くせざるを得なくなる。
王が本気で激怒している。その事実を誰もが息を呑んで理解した。
ひとりは腰に剣を差した護衛の男。鍛え上げられた体躯と鋭い眼差しは、ただ立っているだけで周囲を威圧する。
もう一人は淡い外套をまとった文官風の青年で、手に革の帳面を抱えていた。視線は冷静すぎるほど鋭く、単なる書記官以上の役割を負っていることを感じさせる。
「お、俺も立ち会っていいのか?」
ジャドが所在なさげにつぶやくと、護衛が淡々と返した。
「部外者には遠慮していただこう」
「部外者ではありません。リリアは仲間ですから。座長にリリアと一緒にいるよう言われてて。離れるわけには……」
護衛が振り返り、険を帯びた声で言いかける。
「儀礼を弁えろ。この方が誰だと……」
「いいよ」
アランがそれを遮る。
ただひとつの音の揺らぎもない、柔らかな肯定。だが、否も応も許さない強さがそこに宿っていた。
「同席して構わない」
護衛は短く息をのみ、無言で頷いた。
ジャドは肩から力を抜いてリリアを見る。その目の奥に、覚悟のような光が一瞬灯った。
応接室に戻ると、調度は先ほどのままだ。昼の光が薄く差しこみ、静かな影をソファの縫い目に落としている。
リリアは落ち着かず、視線の置き場を見失う。アランをまともに見られない。足音が自分のものではないように響く。
「こちらへ」
やわらかな導きに、思わず従ってしまう。ソファに腰を下ろすと、アランも当然のように隣に座った。距離が近い。呼吸の浅さが自分でもわかる。
エルドランはこめかみを押さえ、頭を抱えそうになった。だが次の瞬間、何事もなかったかのように姿勢を正した。文官の視線が一瞬鋭く走ったのを見て、自制が勝ったのだろう。
「茶を淹れてくる」
深淵の管理者がぽんと手を叩いて腰を上げる。
護衛がとっさに制す。
「おい、勝手な行動は――」
管理者は足を止めない。護衛はわずかに眉根を寄せて、結局それ以上はなにも言わなかった。
扉が静かに閉まる。部屋には六人分の呼吸と、窓の外の遠い喧噪だけが残った。
アランがリリアの横顔を覗きこむ。
至近距離で見るその瞳は、昔と同じ色なのに、どこか遠い。
「顔色が悪いね」
リリアは目を伏せる。首筋に冷たい汗がにじむ。ジャドがすかさず口を開いた。
「リリアは、喉を傷めてて……いまは話せないんです」
「うん。知っている」
その答えは穏やかだった。
けれど、室内の空気が少し重くなる。言葉一つで空間の重力を変える。
王という存在が持つ「圧」が、静かに、しかし確実に満ちていく。
アランは怒っているのだろうか。
リリアの鼓動が速まる。
「君が決まりごとを破ったことは、わかっている。……深淵の闇を介して、僕のところにも伝わってきた。それくらい、君ならわかるはずだよね?」
責める口調ではなかった。けれど逃げ道は、どこにも示されない。
リリアの肩がこわばる。
「君を怖がらせたいわけじゃない」
アランは息をひとつ吐く。静かな嘆息。
視線が、少しだけ遠くなる。
「ただ……そんなことさえ忘れてしまうほど、取り乱していたのなら。僕は悲しい」
胸の奥がちくりと痛む。リリアは思わず顔を上げ、次の瞬間に凍りつく。
アランの手が、リリアの喉元へ伸びていた。
指先が白い肌に触れ、包み込む。添える、というには深く、掴む、というには一瞬のためらいを含んだ動作。
だが、外から見ればそれは、まるで締めつける仕草そのものに違いない。
「やめろ!」
ジャドが叫ぶ。しかし、彼が立ち上がるより早く、護衛が背後から両腕を絡め取った。ソファが軋み、短い呻きが漏れる。
「放せ! やめろ、リリアから離れろ!」
アランがゆっくりと指に力を込める。
肺に空気が入らない。視界の輪郭が淡くにじむ。
窓外の光が遠ざかる。耳鳴りが高くなる。世界が、ひとまわり小さくなっていく。
──そのときだった。
喉を締めつけていた見えない鎖が、ぱち、と弾けるようにほどけた。
かわりに、冷たいなにかが剥ぎ取られる感覚が走る。皮膚ではなく、もっと奥、声と心のちょうど境目に張りついていた薄い膜が、爪で掻き出されるように剥離してゆく。
暗いものが、アランの手の中に集まっていった。
煤のようでいて、光を吸う水のようでもある黒い靄。
それは指の間から逃れようと震え、かすかな悲鳴のようなざわめきを立てていた。
リリアの喉から、かすれた呼気が漏れる。
吸いこめる。肺が、胸郭が、ようやく自分のものに戻る。
目の前の霞がゆっくりと晴れて、焦点が戻ってきた。
「──薬草茶だ。飲むと楽になる」
扉口に、管理者が戻ってきていた。
盆の上には二つの白磁のカップ。湯気が薄く立ちのぼり、すっと鼻先をくすぐる苦みの匂いがする。
「飲んで」
リリアはぽかんとしたまま、言われるままにカップを受け取った。手のひらにじんわりと熱が沁みる。
横目に、アランの手元が見えた。彼はなおも指の中に黒い靄を握りしめ、難しい顔をしている。
「君の喉に張りついていた瘴気だよ」
その声色は、柔らかさを残しつつも、内に潜む苛烈さを隠しきれていなかった。
黒い靄が、かすかに震える。アランはそれを凝視して、低くこぼす。
「これのせいで声が出せなくなっていたんだ。……どこで仕込まれた?」
問いはリリアに向けられたものではなかった。
次の瞬間、アランの手のひらに握られた黒い靄が、ぱちりと音を立てて裂ける。
鋭い光が奔り、室内の空気が一気に張りつめる。
アランの瞳は冷たい怒気に燃えていた。
その視線はリリアではなく、瘴気を仕組んだ何者かに向けられている。
「……誰がこんな真似を」
呟きは低く抑えられていたが、そこに込められた怒りは嵐のように膨れ上がる。
空気が震え、重圧は目に見えぬ波のように部屋全体を覆い、誰もが呼吸を浅くせざるを得なくなる。
王が本気で激怒している。その事実を誰もが息を呑んで理解した。
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