47 / 131
47.悪党
しおりを挟む
俺たちは数週間土佐のあちこちで治療や炊き出しを行ったが、残念ながら焼け石に水だろう。
ただの自己満足でしかないのは分かっているが、何もしないというのも寝覚めが悪い。
意外にも長宗我部家は税を減らすなどの多少の優遇措置をとっていた。
中にはお坊さんや侍が俺達と同じように炊き出しや治療を行っていたところもあって、この時代の人間にもちゃんと血が通っていたんだと少し安心した。
あまりにも殺伐とした世の中に、偏見で凝り固まっていたのは俺のほうだったようだ。
米や薬などの多少の物資を村々に配って回り、余所者の俺は消えるとしよう。
村人たちからは結構感謝されたけれど、できればその恩は殿が土佐藩主になったときに返して欲しい。
殿は土佐に縁もゆかりも無いから、相当苦労するはずだ。
少しでも領民が素直になってくれたら統治もやりやすいだろう。
まあそれも30年ほど後の話であって、その頃にはみんな忘れているかもしれないけど。
30年も後のために色々やっているなんて笑えてきちゃうな。
島もいい調子で成長してきているし、30年後にはどうなっちゃっているのかな。
もう土佐もダンジョン領域に入ってたりして。
それはそれで面白い。
DPは高いけれど、飛び地を作るためのサブコアなるものもあるから殿に縁のある地は随時ダンジョン化していこう。
「善次郎さん、山内様がお呼びだそうですよ」
「え?なんだろう……」
木戸の外には勘左衛門さんの息子さんである新太郎君が呼びに来ていた。
また何か頼まれごとでもしたのだろうか。
前回の虎討伐ではお礼の品をたんまり頂けたし、山内家にとって悪いことではない。
また稼げる話だといいね。
「野伏せり討伐、ですか」
「ああ、近頃美濃と尾張の国境周辺に性質の悪い輩が出没するとのことでな。これを討伐せよと大殿からワシら暇を持て余した木っ端武士に命令が下された」
「なんと不埒な輩ですな。この乱世、戦働きがしたければいくらでも出来ように」
慶次の言っていることはいささか暴論だが、間違ってもいない。
殺し合い奪い合いの世の中で、結局野伏せりというのは戦が危険で怖いから弱い人たちを襲って奪う人たちだ。
慶次のように武勇に自信のある侍は彼らを卑怯だと思うだろう。
俺も野伏せりはどうかと思うが、同時にこんな時代に生きていたらしょうがないという想いもある。
誰しも慶次のように強くないし、滝川家にツテも無い。
決死の想いで戦場に出て、紙一重で敵の首をとっても報酬を値切られて二束三文にもなりはしない。
それが普通のことなのだ。
俺の脳裏に浮かぶのは島で頑張って働いている平蔵さんたちの姿だ。
一度野伏せりの命を助けているばかりに、俺の胸中は複雑だ。
だが話して分かり合える人ばかりではないというのもまた、この世の真理なんだよな。
殿が討伐を命じられた以上は、俺の裁量で助けるわけにもいかない。
一応少しだけ話が通じるか試してはみたいが、基本は討伐の方向で行動するしかないだろう。
なんというか、憂鬱だ。
「くそっ、侍か!!死ねぇぇぇっ」
「ちょっ、話をっ」
「囲め!!囲んで殺せ!!」
「ちょっと待ってっ、俺は話をっ」
「くそっ、こいつ手練だ!もっと人数よこせ!!」
「話をっ……」
俺の言葉は虚しく空を切る。
やっぱり平蔵さんたちは運が良かったのかもしれない。
元々根が腐りきっていなかったこともあって、俺の言葉を聞き入れる素直さのようなものがあった。
しかしこの人たちは何も話を聞いてくれない。
平蔵さんたちと同じように一度ぶちのめして諭そうと思っているのだけれど、後から後から続々と襲い掛かってきて話をする余裕が無い。
なんなんだこの数は。
それに仲間がやられているというのに全く気にした様子もない。
根本的に平蔵さんたちとは心構えが違う気がする。
おそらくプロの傭兵。
悪党というやつだろう。
おのれこの悪党が!の悪党ではなく、悪辣な輩の集まりという意味の悪党だ。
野伏せりと同じような意味で使われるが、どちらかといえば悪党のほうがより組織的でプロっぽい印象を受ける。
侍が銭を出して雇ったりすることもあるほどにその力は無視できないものだ。
素行が悪くて鼻つまみ者だが、猫の手も借りたい戦時には敵方に加勢されても困るので渋々雇うみたいな感じらしい。
ここまでプロの外道ともなると、話が通じなくても無理はない。
戦国が生み出した闇というわけだ。
心が痛むが斬る以外には無いだろう。
俺は刀を翻した。
すまんね、峰打ちはお終いだよ。
「ぐぁっ」
「びぇっ」
「ぶはっ」
はぁ、やっぱり人を斬るというのは心が荒むな。
俺にはやっぱり、島で壁でも造っているほうが向いている。
「ここが奴らのねぐらか」
「ちっ、外道じゃな」
やはりというべきか、奴らのアジトには酷い暴行を受けた女の人たちがたくさんいた。
侍たちは戦だなんだと美化して話すが、結局はこういうことなんだ。
侍が大将首を取っている間に足軽は村を襲い、食べ物を根こそぎ奪って女を犯す。
それが戦だ。
ここにいるのはきっと近隣の村から攫われた人だけじゃない。
戦の戦利品として遠くから野伏せりたちに連れてこられた人も多いだろう。
胸糞が悪い。
「へへへっ、ちょっと楽しんでいこうぜ」
「そうだな。これくらいは役得だよな」
殿たち山内家の人間は顔を顰めていたが、俺達の他に討伐作戦に参加した木っ端武士の中には鼻の下を伸ばして下衆なことを考える者もいた。
木っ端侍なんて、野伏せりとそう違いは無い。
「やめんか貴様ら。武士として恥ずかしいと思わんのか!」
こういった曲がったことに我慢がならないのが慶次だ。
袴を脱ごうとしている侍たちに一喝入れる。
「別に良いではないか。どうせこの女共は気が触れておる。楽にしてやる前に、少しくらい楽しませてもらうだけじゃ」
「良いわけなかろうが、胸糞悪い」
「なんだと!!」
一触即発の空気だ。
どちらかといえば俺達のほうが少数派だろうか。
ここにいるのは木っ端武士ばかりだから、全体的にモラルは低い。
だが俺達は前回の虎戦でも今回の野伏せり戦でも活躍している。
相手もかなり警戒しているようだ。
そんな空気を破ったのは意外にも殿だった。
「お、お主、なにを……」
「安らかに眠れ」
気が触れて殺してくれと懇願する女の喉に刀を突き立てたのだ。
だが今から楽しもうと思っていた木っ端侍たちは治まりがつかない。
「この野郎!」
「すまんが、女と遊びたければワシが金をやるから遊女とでも遊んでくれんか。この女たちはどうか安らかに眠らせてやって欲しい」
「そ、そこまで言うのなら……」
「ああ、そうだな……」
「久しぶりに遊女と遊べるのか……」
殿の機転によってなんとか場は治まった。
死を望む女性は楽にし、まだ生きる気力のある女性は怪我や病気の治療などをしていく。
殺してくれと繰り返す女性に神酒ソーマの原液を飲ませてみたけれど、残念ながら心は癒せなかった。
一瞬だけまともな精神が戻ってきたけれど、記憶が消えるわけではない。
すぐにまた狂ったように殺してくれと繰り返すようになった。
無駄に苦しみを長引かせてしまったことに罪悪感がこみ上げる。
首に刀の刃を当てると女性はありがとうと俺に感謝して死んでいった。
知らず知らずのうちに涙が零れた。
自分が情けなくなってくる。
そんな想いを振り払うように、生きる気力のある人を治療をしていく。
またありがとうと言われた。
やっぱり俺はこっちのありがとうがいいな。
「なあ善次郎……」
「殿、先ほどはお見事でした」
「いや、それなんだがなぁ……」
「どうしたんです?」
「あんな約束をしたものの、金が無い。貸してくれんか」
台無しだよ。
ただの自己満足でしかないのは分かっているが、何もしないというのも寝覚めが悪い。
意外にも長宗我部家は税を減らすなどの多少の優遇措置をとっていた。
中にはお坊さんや侍が俺達と同じように炊き出しや治療を行っていたところもあって、この時代の人間にもちゃんと血が通っていたんだと少し安心した。
あまりにも殺伐とした世の中に、偏見で凝り固まっていたのは俺のほうだったようだ。
米や薬などの多少の物資を村々に配って回り、余所者の俺は消えるとしよう。
村人たちからは結構感謝されたけれど、できればその恩は殿が土佐藩主になったときに返して欲しい。
殿は土佐に縁もゆかりも無いから、相当苦労するはずだ。
少しでも領民が素直になってくれたら統治もやりやすいだろう。
まあそれも30年ほど後の話であって、その頃にはみんな忘れているかもしれないけど。
30年も後のために色々やっているなんて笑えてきちゃうな。
島もいい調子で成長してきているし、30年後にはどうなっちゃっているのかな。
もう土佐もダンジョン領域に入ってたりして。
それはそれで面白い。
DPは高いけれど、飛び地を作るためのサブコアなるものもあるから殿に縁のある地は随時ダンジョン化していこう。
「善次郎さん、山内様がお呼びだそうですよ」
「え?なんだろう……」
木戸の外には勘左衛門さんの息子さんである新太郎君が呼びに来ていた。
また何か頼まれごとでもしたのだろうか。
前回の虎討伐ではお礼の品をたんまり頂けたし、山内家にとって悪いことではない。
また稼げる話だといいね。
「野伏せり討伐、ですか」
「ああ、近頃美濃と尾張の国境周辺に性質の悪い輩が出没するとのことでな。これを討伐せよと大殿からワシら暇を持て余した木っ端武士に命令が下された」
「なんと不埒な輩ですな。この乱世、戦働きがしたければいくらでも出来ように」
慶次の言っていることはいささか暴論だが、間違ってもいない。
殺し合い奪い合いの世の中で、結局野伏せりというのは戦が危険で怖いから弱い人たちを襲って奪う人たちだ。
慶次のように武勇に自信のある侍は彼らを卑怯だと思うだろう。
俺も野伏せりはどうかと思うが、同時にこんな時代に生きていたらしょうがないという想いもある。
誰しも慶次のように強くないし、滝川家にツテも無い。
決死の想いで戦場に出て、紙一重で敵の首をとっても報酬を値切られて二束三文にもなりはしない。
それが普通のことなのだ。
俺の脳裏に浮かぶのは島で頑張って働いている平蔵さんたちの姿だ。
一度野伏せりの命を助けているばかりに、俺の胸中は複雑だ。
だが話して分かり合える人ばかりではないというのもまた、この世の真理なんだよな。
殿が討伐を命じられた以上は、俺の裁量で助けるわけにもいかない。
一応少しだけ話が通じるか試してはみたいが、基本は討伐の方向で行動するしかないだろう。
なんというか、憂鬱だ。
「くそっ、侍か!!死ねぇぇぇっ」
「ちょっ、話をっ」
「囲め!!囲んで殺せ!!」
「ちょっと待ってっ、俺は話をっ」
「くそっ、こいつ手練だ!もっと人数よこせ!!」
「話をっ……」
俺の言葉は虚しく空を切る。
やっぱり平蔵さんたちは運が良かったのかもしれない。
元々根が腐りきっていなかったこともあって、俺の言葉を聞き入れる素直さのようなものがあった。
しかしこの人たちは何も話を聞いてくれない。
平蔵さんたちと同じように一度ぶちのめして諭そうと思っているのだけれど、後から後から続々と襲い掛かってきて話をする余裕が無い。
なんなんだこの数は。
それに仲間がやられているというのに全く気にした様子もない。
根本的に平蔵さんたちとは心構えが違う気がする。
おそらくプロの傭兵。
悪党というやつだろう。
おのれこの悪党が!の悪党ではなく、悪辣な輩の集まりという意味の悪党だ。
野伏せりと同じような意味で使われるが、どちらかといえば悪党のほうがより組織的でプロっぽい印象を受ける。
侍が銭を出して雇ったりすることもあるほどにその力は無視できないものだ。
素行が悪くて鼻つまみ者だが、猫の手も借りたい戦時には敵方に加勢されても困るので渋々雇うみたいな感じらしい。
ここまでプロの外道ともなると、話が通じなくても無理はない。
戦国が生み出した闇というわけだ。
心が痛むが斬る以外には無いだろう。
俺は刀を翻した。
すまんね、峰打ちはお終いだよ。
「ぐぁっ」
「びぇっ」
「ぶはっ」
はぁ、やっぱり人を斬るというのは心が荒むな。
俺にはやっぱり、島で壁でも造っているほうが向いている。
「ここが奴らのねぐらか」
「ちっ、外道じゃな」
やはりというべきか、奴らのアジトには酷い暴行を受けた女の人たちがたくさんいた。
侍たちは戦だなんだと美化して話すが、結局はこういうことなんだ。
侍が大将首を取っている間に足軽は村を襲い、食べ物を根こそぎ奪って女を犯す。
それが戦だ。
ここにいるのはきっと近隣の村から攫われた人だけじゃない。
戦の戦利品として遠くから野伏せりたちに連れてこられた人も多いだろう。
胸糞が悪い。
「へへへっ、ちょっと楽しんでいこうぜ」
「そうだな。これくらいは役得だよな」
殿たち山内家の人間は顔を顰めていたが、俺達の他に討伐作戦に参加した木っ端武士の中には鼻の下を伸ばして下衆なことを考える者もいた。
木っ端侍なんて、野伏せりとそう違いは無い。
「やめんか貴様ら。武士として恥ずかしいと思わんのか!」
こういった曲がったことに我慢がならないのが慶次だ。
袴を脱ごうとしている侍たちに一喝入れる。
「別に良いではないか。どうせこの女共は気が触れておる。楽にしてやる前に、少しくらい楽しませてもらうだけじゃ」
「良いわけなかろうが、胸糞悪い」
「なんだと!!」
一触即発の空気だ。
どちらかといえば俺達のほうが少数派だろうか。
ここにいるのは木っ端武士ばかりだから、全体的にモラルは低い。
だが俺達は前回の虎戦でも今回の野伏せり戦でも活躍している。
相手もかなり警戒しているようだ。
そんな空気を破ったのは意外にも殿だった。
「お、お主、なにを……」
「安らかに眠れ」
気が触れて殺してくれと懇願する女の喉に刀を突き立てたのだ。
だが今から楽しもうと思っていた木っ端侍たちは治まりがつかない。
「この野郎!」
「すまんが、女と遊びたければワシが金をやるから遊女とでも遊んでくれんか。この女たちはどうか安らかに眠らせてやって欲しい」
「そ、そこまで言うのなら……」
「ああ、そうだな……」
「久しぶりに遊女と遊べるのか……」
殿の機転によってなんとか場は治まった。
死を望む女性は楽にし、まだ生きる気力のある女性は怪我や病気の治療などをしていく。
殺してくれと繰り返す女性に神酒ソーマの原液を飲ませてみたけれど、残念ながら心は癒せなかった。
一瞬だけまともな精神が戻ってきたけれど、記憶が消えるわけではない。
すぐにまた狂ったように殺してくれと繰り返すようになった。
無駄に苦しみを長引かせてしまったことに罪悪感がこみ上げる。
首に刀の刃を当てると女性はありがとうと俺に感謝して死んでいった。
知らず知らずのうちに涙が零れた。
自分が情けなくなってくる。
そんな想いを振り払うように、生きる気力のある人を治療をしていく。
またありがとうと言われた。
やっぱり俺はこっちのありがとうがいいな。
「なあ善次郎……」
「殿、先ほどはお見事でした」
「いや、それなんだがなぁ……」
「どうしたんです?」
「あんな約束をしたものの、金が無い。貸してくれんか」
台無しだよ。
4
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
男女比1対5000世界で俺はどうすれバインダー…
アルファカッター
ファンタジー
ひょんな事から男女比1対5000の世界に移動した学生の忠野タケル。
そこで生活していく内に色々なトラブルや問題に巻き込まれながら生活していくものがたりである!
帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる