247 / 1,519
補填
しおりを挟む目覚めると目の前が真っ白。俺、死んだのか?起き上がり、自分の姿を確認するが、寝た時の格好のままだ。
『狩場翔、暫く待ちなさい。今姿を顕現させます』
此奴直接脳内に!?って、以前遭遇した地球の管理者と話した時と同じだな。
「お待たせしました」
目の前に、俺に罵詈雑言を投げ付けて処置された邪神が居る。改心したのかな?
「姿は同一ですが中身は別の個体です。信仰者が混乱せぬよう名前は引き継いでいます」
「で、今日は何の用で此処に呼ばれたのか?」
「この星系に着任した報告と、狩場翔の身体に関する報告、及び補填です」
神の話が出る度居ない居ないと思ってたから訂正しに来たのか。それよりも、俺の体に関するってなんだろう?
「先ずは狩場翔の身体についての報告です。狩場翔の身体は、以前処分された管理者に依って地球人として再構築された身体となっています」
「地球人なのにステータスが見れたりとか、スキルが使えるのっておかしくないか?」
「説明します。地球人として構築された狩場翔の身体に、以前の女神が無理矢理ギフトを付与した際、基本事項として同時に付与されたと記録されています」
「地球人の体だと何か問題があるって聞こえるが?」
「説明します。シルケの生物と、地球人の染色体の違いに因り、繁殖が出来無い事が問題となり、着任の報告と共に補填の説明をする事になりました」
「孕ませられてなかったのか…」
「補填についての説明をします。シルケ人、シトンのモンスターに因る受胎を停止及び身体に掛かる負担を消去しました」
「それは助かるな…」
「次に、狩場翔の身体をシルケ人として再構築する事が出来ます」
「任意なの?」
「繁殖をしたい場合、再構築が必要となります。再構築に依り、身体の成分がシルケの素材に変わります」
「具体的にどうなるんだ?」
「外見。髪の色がシルケの基準になります。紫、青、緑、黄、赤、及びその濃淡となります。狩場翔の現在の髪色をシルケの基準に近付けると濃いオレンジ、焦茶になります」
「黒が無いのか」
「肯定します。身体。魔力臓器が発生する事で魔法が使える可能性があります」
「魔力臓器があっても使えないシルケ人は何が原因なんだ?」
「説明します。魔力臓器が未活性である場合、魔素を魔力に変換出来ず、魔法を使用出来ません」
「俺は地球人だが魔力を練ったり譲渡出来るぞ?何でだ?」
「説明します。地球人は魔力臓器無しで魔力を扱う事が出来ます。狩場翔の居た地域では気と呼ばれています」
マジで!?気なんてオカルトかと思ってたわ。
「マジです。龍、ミネストパーレの殺気は見えていたと記録されています」
「そうか…。体、全身では無く、一部だけシルケ人に再構築する事は出来るのか?生殖部だけとか」
「検索します。…可能です。生殖機能だけを再構築する場合、魔力臓器は構築されないので魔法は使えません」
「生殖部と魔力臓器だけ再構築するのは?」
「魔力臓器に関しては内臓全てを再構築する必要がありますが、可能です」
「生殖について、人だけで無く獣人や龍との繁殖は可能なのか?」
「人以外では受胎率が著しく下がりますが可能です」
「受胎率を上げられるようには出来無いか?」
「スキル、《繁殖》を取得する事で受胎率を高められます。狩場翔はスキル《逃げる》を使用中のみ《繁殖》を使用する事が出来ます」
孕ませられるもんだと思ってたからそんなスキルがある事自体知らなかった。
「体の一部を再構築した場合、地球方面の管理者に貰ったスキルが消えたりはしないか?」
「消えません」
「解った。生殖機能と魔力臓器を含む内臓の再構築をしてくれ」
「生殖器の異常状態も改善しますか?」
「……この状態が通常状態には、出来るか?」
「可能です」
「ではそれで」
もうこの状態で慣れちゃってるもん。今更治されても違和感あるしな。
0
あなたにおすすめの小説
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
御家騒動なんて真っ平ごめんです〜捨てられた双子の片割れは平凡な人生を歩みたい〜
伽羅
ファンタジー
【幼少期】
双子の弟に殺された…と思ったら、何故か赤ん坊に生まれ変わっていた。
ここはもしかして異世界か?
だが、そこでも双子だったため、後継者争いを懸念する親に孤児院の前に捨てられてしまう。
ようやく里親が見つかり、平和に暮らせると思っていたが…。
【学院期】
学院に通い出すとそこには双子の片割れのエドワード王子も通っていた。
周りに双子だとバレないように学院生活を送っていたが、何故かエドワード王子の影武者をする事になり…。
【完結】ポーションが不味すぎるので、美味しいポーションを作ったら
七鳳
ファンタジー
※毎日8時と18時に更新中!
※いいねやお気に入り登録して頂けると励みになります!
気付いたら異世界に転生していた主人公。
赤ん坊から15歳まで成長する中で、異世界の常識を学んでいくが、その中で気付いたことがひとつ。
「ポーションが不味すぎる」
必需品だが、みんなが嫌な顔をして買っていく姿を見て、「美味しいポーションを作ったらバカ売れするのでは?」
と考え、試行錯誤をしていく…
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
「お前は無能だ」と追放した勇者パーティ、俺が抜けた3秒後に全滅したらしい
夏見ナイ
ファンタジー
【荷物持ち】のアッシュは、勇者パーティで「無能」と罵られ、ダンジョン攻略の直前に追放されてしまう。だが彼がいなくなった3秒後、勇者パーティは罠と奇襲で一瞬にして全滅した。
彼らは知らなかったのだ。アッシュのスキル【運命肩代わり】が、パーティに降りかかる全ての不運や即死攻撃を、彼の些細なドジに変換して無効化していたことを。
そんなこととは露知らず、念願の自由を手にしたアッシュは辺境の村で穏やかなスローライフを開始。心優しいエルフやドワーフの仲間にも恵まれ、幸せな日々を送る。
しかし、勇者を失った王国に魔族と内通する宰相の陰謀が迫る。大切な居場所を守るため、無能と蔑まれた男は、その規格外の“幸運”で理不尽な運命に立ち向かう!
暗殺者から始まる異世界満喫生活
暇人太一
ファンタジー
異世界に転生したが、欲に目がくらんだ伯爵により嬰児取り違え計画に巻き込まれることに。
流されるままに極貧幽閉生活を過ごし、気づけば暗殺者として優秀な功績を上げていた。
しかし、暗殺者生活は急な終りを迎える。
同僚たちの裏切りによって自分が殺されるはめに。
ところが捨てる神あれば拾う神ありと言うかのように、森で助けてくれた男性の家に迎えられた。
新たな生活は異世界を満喫したい。
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる