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~第四章~
83.デイジーside
おかしい!
おかしいわよ!!
なんで?
なんで誰も四人の事を心配しないの?
学校だってそう!
事故死だって発表するし!
警察が来て捜査したから大丈夫なんて絶対に嘘よ!あんな場所に皆が行くわけ無いでしょ!私は知らないわ!!!どうして何も調べようとしないのよ!!おかしな事ばっかりなのに!!!
「デイジー様、落ち着いてください」
「でも!」
「デイジー様がそのような態度では、皆様が不安になります」
「むー」
諭すように言われ、頬を膨らませる。
他の皆は気にならないのかな?
友達が死んじゃったのに……。
「貴族は悲しみを表に出さないものです」
「私は貴族じゃないわ」
「はい、王族でいらっしゃいます。ですので、貴族以上に感情を表にだしてはいけません」
「でもー……」
「学校側が『事故死』として発表した以上はどうにもなりません」
「学校に抗議するべきだわ!」
まともに捜査してないんだから!
間違った事は正さないと!
「それはあまりにも悪手で御座います、デイジー様」
「……ダメなの?」
「事故死として処理された以上は事件性はないと判断を受けた証拠です。デイジー様が捜査のやり直しを要求すればそれは国際問題に発展するでしょう。他国の王族が捜査のやり直しを要求したとこの国は受け取るでしょうし、各国もそう見るでしょう」
「そんな……」
「他国の王族からの圧力を受けていると思う者も出てくる筈です」
「そんなこと!私は皆の為に!」
「デイジー様、デイジー様はオレフ王国の王女です。王族が『事故死だと納得できません』と騒いだなら他国からの非難は必至です」
もう……何?何なのよ……。私がおかしいって言うの?私は……友達を思って……。
なのに間違っているっていうの?
どうして?
わからない。
どうしてなの?
皆、私の気持ちがわかるって言ってくれる。
でも、誰も四人の事故を調べようとはしてくれない。
非協力的って訳でもない。
でも率先して調べてくれるような人はいなかった。
あんなに仲が良かったじゃない!友達じゃない!
死んだらそれで終わりなの?
まるで始めから四人が居なかったかのように振る舞う彼等。
悲しくないの?
辛くないの?
『それが貴族というものです。心で泣いているんです』
いつも小言の多い友達の声がした。
彼は兄のように諭すかのように、話す。
納得いかなかった。
手紙を出したの。
お父さんに。
お父さんは国王様だから何とかしてくれる、そう思って……。
でも何日経っても返事は返ってこなかった。
おかしいわよ!!
なんで?
なんで誰も四人の事を心配しないの?
学校だってそう!
事故死だって発表するし!
警察が来て捜査したから大丈夫なんて絶対に嘘よ!あんな場所に皆が行くわけ無いでしょ!私は知らないわ!!!どうして何も調べようとしないのよ!!おかしな事ばっかりなのに!!!
「デイジー様、落ち着いてください」
「でも!」
「デイジー様がそのような態度では、皆様が不安になります」
「むー」
諭すように言われ、頬を膨らませる。
他の皆は気にならないのかな?
友達が死んじゃったのに……。
「貴族は悲しみを表に出さないものです」
「私は貴族じゃないわ」
「はい、王族でいらっしゃいます。ですので、貴族以上に感情を表にだしてはいけません」
「でもー……」
「学校側が『事故死』として発表した以上はどうにもなりません」
「学校に抗議するべきだわ!」
まともに捜査してないんだから!
間違った事は正さないと!
「それはあまりにも悪手で御座います、デイジー様」
「……ダメなの?」
「事故死として処理された以上は事件性はないと判断を受けた証拠です。デイジー様が捜査のやり直しを要求すればそれは国際問題に発展するでしょう。他国の王族が捜査のやり直しを要求したとこの国は受け取るでしょうし、各国もそう見るでしょう」
「そんな……」
「他国の王族からの圧力を受けていると思う者も出てくる筈です」
「そんなこと!私は皆の為に!」
「デイジー様、デイジー様はオレフ王国の王女です。王族が『事故死だと納得できません』と騒いだなら他国からの非難は必至です」
もう……何?何なのよ……。私がおかしいって言うの?私は……友達を思って……。
なのに間違っているっていうの?
どうして?
わからない。
どうしてなの?
皆、私の気持ちがわかるって言ってくれる。
でも、誰も四人の事故を調べようとはしてくれない。
非協力的って訳でもない。
でも率先して調べてくれるような人はいなかった。
あんなに仲が良かったじゃない!友達じゃない!
死んだらそれで終わりなの?
まるで始めから四人が居なかったかのように振る舞う彼等。
悲しくないの?
辛くないの?
『それが貴族というものです。心で泣いているんです』
いつも小言の多い友達の声がした。
彼は兄のように諭すかのように、話す。
納得いかなかった。
手紙を出したの。
お父さんに。
お父さんは国王様だから何とかしてくれる、そう思って……。
でも何日経っても返事は返ってこなかった。
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