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~第四章~
84.デイジーside
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何度手紙を書いても返事がない。
お父さん、どうしちゃったんだろ?
もしかして王妃様に何か言われているのかな?
あの人綺麗だけど凄く怖かったから。
私のお兄さんになる第一王子様もずっと睨みつけてくるし……。
お城は広すぎて迷子になっちゃった事もあったな。
あ、そういえば王妃様とバッタリ出会っちゃった事もある! 意地悪そうな表情で睨まれて怖かった。
『何故いまさら……』
なにか呟いていた気がする。何のことだろう? 怖くて聞けなかった。
ただ、何か嫌な感じがしたんだ。
後ろにいた真っ黒なフードを被った人を見たからなのかな?余計に嫌な気分になったんだよね。あの人誰だったんだろ?変な恰好をしてた。魔術師っぽかったからソレかな?全身真っ黒な服で不気味だった記憶しかない。
あれから不気味な黒いフードの人に会う事はなかった。
今思うとよくすれ違ったりしなかったなぁと思う。
たた、私の留学が急に決まったのって、あの人と会った後だ。
お城が急に騒がしくなったのを覚えてる。
バタバタしてた。
訳が分からないうちに荷造りが終わって、流されるようにこの国に来た。
留学先は魔術を育成する学校として有名だからって。
友達も一緒だから安心だろうって。
お城にいた時よりはずっと自由だったから今まで何も思わなかった。
それが今は凄く不安。
四人が死んでから段々不安になっていく。
親しい人が死んだせいだって皆はいうけど……。本当にそうなのかな?
皆に話してない事がある。
四人が死んだ前後から私の記憶が曖昧になる時があるの。
そうなる前って何してたかな?と自分でもわからなくなる時があるんだ。
大事な事だと思うのに。
記憶が抜けている時もある。
気付けば中庭にいたり、ベッドに入っていたり。
移動した覚えがないのに。
いつの間にかベッドで寝ている事があって凄く怖い。
まるで記憶にロックをかけているみたいなんだもの。
これって普通じゃないよね?
皆は「疲れているんですよ」「四人の死で精神的に弱ってる証拠です」「ゆっくり休んでください」なんて……。
皆の優しさだってわかってる。
ずっと一緒に行動していたのに、私が急におかしな事を言い出したと思っているのかもしれない。
誰に相談すればいいの?
皆に相談なんてできない。
私……どうしたら……。
怖いの!凄く!!
誰か助けて!!!
お父さん、どうしちゃったんだろ?
もしかして王妃様に何か言われているのかな?
あの人綺麗だけど凄く怖かったから。
私のお兄さんになる第一王子様もずっと睨みつけてくるし……。
お城は広すぎて迷子になっちゃった事もあったな。
あ、そういえば王妃様とバッタリ出会っちゃった事もある! 意地悪そうな表情で睨まれて怖かった。
『何故いまさら……』
なにか呟いていた気がする。何のことだろう? 怖くて聞けなかった。
ただ、何か嫌な感じがしたんだ。
後ろにいた真っ黒なフードを被った人を見たからなのかな?余計に嫌な気分になったんだよね。あの人誰だったんだろ?変な恰好をしてた。魔術師っぽかったからソレかな?全身真っ黒な服で不気味だった記憶しかない。
あれから不気味な黒いフードの人に会う事はなかった。
今思うとよくすれ違ったりしなかったなぁと思う。
たた、私の留学が急に決まったのって、あの人と会った後だ。
お城が急に騒がしくなったのを覚えてる。
バタバタしてた。
訳が分からないうちに荷造りが終わって、流されるようにこの国に来た。
留学先は魔術を育成する学校として有名だからって。
友達も一緒だから安心だろうって。
お城にいた時よりはずっと自由だったから今まで何も思わなかった。
それが今は凄く不安。
四人が死んでから段々不安になっていく。
親しい人が死んだせいだって皆はいうけど……。本当にそうなのかな?
皆に話してない事がある。
四人が死んだ前後から私の記憶が曖昧になる時があるの。
そうなる前って何してたかな?と自分でもわからなくなる時があるんだ。
大事な事だと思うのに。
記憶が抜けている時もある。
気付けば中庭にいたり、ベッドに入っていたり。
移動した覚えがないのに。
いつの間にかベッドで寝ている事があって凄く怖い。
まるで記憶にロックをかけているみたいなんだもの。
これって普通じゃないよね?
皆は「疲れているんですよ」「四人の死で精神的に弱ってる証拠です」「ゆっくり休んでください」なんて……。
皆の優しさだってわかってる。
ずっと一緒に行動していたのに、私が急におかしな事を言い出したと思っているのかもしれない。
誰に相談すればいいの?
皆に相談なんてできない。
私……どうしたら……。
怖いの!凄く!!
誰か助けて!!!
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