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お仕事頑張るぞ編
討伐とエッチな初体験
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パル鉄鋼、無事に入手。
「姐さん、マジパネェっす。マジのパル鉄鋼じゃないっすか」
「だから行ったでしょ。大丈夫だって」
「それはそうとこの爺さんは?」
「レオ・トライドンと申します。ミツバ様、よろしくお願いします」
「お、おう、こちらこそ」
エルフの町へ無事に戻ったけど……
「えっと……レオさん? ご主人の所に戻らなくて大丈夫なんですか?」
「大丈夫です」
レオはニコッと答える。
結局、レオはエルフの町まで付いて来ていた。
そしてなんとそのまま俺の仕事を手伝う事に。人手も欲しいから助かるけども。
「レオさん、本当に大丈夫ですか?」
「大丈夫です」
レオはニコッと答える。
やっぱり大丈夫みたい。
パル鉄鋼を手に入れて、我が商会はますます安定。そして発展。
実はそんな安定発展の裏には一人の優秀な裏方がいた。経理、事務はもちろん、商会に関する様々な事を管理する。それは……うちのお母さん。
お母さんはモア商会の一人娘として、商売のノウハウをしっかりと叩き込まれていたのだ。
ちなみにいつかは値下がりすると思われたガララント石のランタンだったが、ランタンにパル鉄鋼を使う事により、その価値は逆に爆上がり。
想像以上の急成長に怖くなってくる。
既に俺達の商会は大陸の中で話題になりつつあった。
そんな順調な中。
自分のお店にランタンを並べていると……
「シノブ様。大変でございます」
「どうしたんですか?」
「パル様の所へ冒険者ギルドから派兵されました」
冒険者ギルド、それは冒険者という名のホームレスに仕事を斡旋するハローワーク。
ギルドはパルを討伐する為に冒険者を集めたのだ。
もちろん目的はパル鉄鋼。
どうして急にそんな事を……もちろん俺が原因。
うちがパル鉄鋼で稼いでいるから、それが羨ましくなったのだろう。しかしそれにしたってパル退治って……絶対に無理だと思う。
「レオさん、すみませんがお店をお願いします。ヴォル、アバンセんトコ行くよ!!」
「分かった」
俺は店を飛び出し、ヴォルの背中に跳び乗るだった。
★★★
「何故この俺がパルの所に」
「急ぎなの!!」
「しかしパルなら大丈夫だろう? 一国を相手にしても問題無いと思うが」
「パルじゃなくて相手の方を心配しているの。だって元の原因は私なんだよ?」
俺とヴォルフラムはアバンセの背に乗り空を飛んでいた。
自業自得だとも思うが、冒険者が全滅するのも気の毒で忍びねぇ。
「アバンセよぉ、何し来てんだよ、てめぇは?」
「シノブの頼みだから来ただけだ。来たくて来たわけではない」
二人のちっちゃいヌイグルミがバチバチとメンチ切ってやがる。かわいい。
「冒険者だぁ? んなもの少し脅してやりゃ逃げてくだろうが」
その言葉に俺もアバンセも驚く。
「冒険者を殺すつもりが無いのか?」
アバンセの言葉をパルは鼻で笑う。
「んな事するかよ。殺したり殺されたり面倒臭ぇ。だろ、シノブ」
「う、うん。そう思うけど」
「……どういう事だ? 何故シノブに聞く?」
「最近はよく一緒にいるからな。シノブの嫌がるような事はしねぇんだよ」
「ちょ、ちょっとパル!!」
「待て待て待て、最近よく一緒にいるとはどういう事だ?」
「シノブとはよくデートしてんだよ」
「それはアバンセに秘密って言ったでしょ!!」
「おっ、そうだったな」
「デ、デデ、デート? あ、あれだな? 番いの男女が一緒に行動するという……まさか……そんな嘘だろう? 待ってくれ、おい、ヴォルフラム、ど、どういう事だ? 冗談か? これは夢か?」
「最近、シノブとパルはよく二人でデートをしている。夢じゃない」
「それは仕事の為だって!!」
「ちなみにキスしてるからな」
「頬にでしょ!!」
「っ!!!!!??」
地面の上に無残に転がるアバンセ。
……憤死……
★★★
「ねぇ、機嫌直してってば~」
「……」
「恋愛感情とかじゃなくて、仕事みたいなもんなんだから」
「……」
「ちょっと、アバンセ、聞いてる?」
「……」
アバンセは生き返ってから、ずっとこの調子よ。
俺より随分と年上のクセに、お前は子供か!!?
……ったく、しょうがねぇーなぁー
「アバンセも……パルがしたのと同じ事して良いよ」
「……そういう問題では無い」
「じゃあ、やめる?」
「いや、せっかくの好意を無駄には出来ない」
「素直に『したい』って言えば良いのに」
「違う。そういう単純な話ではないのだ……俺が言いたいのは……」
何かワケの分からん事を云々云々と言ってやがる。
「ねぇ、アバンセ。パルは仕事だったけど、アバンセには仕事抜きでやらせてあげるんだよ? どっちの方を大事に想っているか……分かるよね?」
「うむ」
そんな俺の姿を見て、ヴォルフラムは小さく呟くのだった。
「悪女だ……悪女がいる……」
★★★
後日談その一。
パルの威嚇攻撃で地形が変型した。
ただの一撃で、大地は抉れ、巨大なクレーターを形成する。
しかし誰一人として死者は出なかった。これはパルの警告。
以後、辺りに冒険者達が近付く事は無かった。
後日談その二。
アバンセに連れられてみれば……
「ちょっと、アバンセ、マジ?」
「いいか、シノブ。約束とは基本的に守るもの。それを蔑ろにしては以後の」
「あーはいはい!! 分かったよ、もう!!」
くそっ、何で俺がこんな事を……
しかもわざわざこんな森の中で……さらにこの野郎の姿……
「人がいないからって変な事はしないでよね」
「俺は不死身のアバンセだ。そんな事はしない」
「……信じられるか!!」
俺は叫んだ。だってコイツ……
「どうして服とか何も用意してないの!!?」
「すまない。その習慣が無いから」
人型のアバンセは全裸である。
全裸の男に、頬とはいえキスをされるなんて、どういう状況なんだよ!!
俺が服を貸したら下着姿になるし、貸す事も出来ない。くそっ、このバカ竜が。
グッと目を瞑る。
「はい。唇にキスしたら殺すからね」
「ああ……分かった」
次の瞬間。
抱き締められる。
「ちょ、ちょっとアバンセ!!?」
目を開くと、眼前にはアバンセの裸の胸。厚く、力強さを感じる男の胸。そして俺が顔を上げれば、すぐそこにアバンセの顔があった。
「パルとは何度もデートしたんだ。これくらい良いだろう?」
耳元で呟かれる。
「……お前、後で覚えてろ」
その俺の頬にアバンセの唇が触れる。
二度、三度と軽く、そしてそのキスは首筋へと移動する。
ゾワッと下っ腹から響くような爽快とも不快とも言えない不思議な感覚。そして後ろに回されたアバンセの片手が俺の頭を撫でる。そしてもう片方の手は背中から下の方へ……
「んっ……」
思わず声が漏れる。
精神的には男同士……だから嫌なはず……はずなんだけど……アバンセの体温が、その指の感触が、心地よいと思う自分もいる。
「やだ……アバンセ……もう……そんなに触らないで、んんっ……やめ……」
他人に体を触られる。恥ずかしい感覚と共にもっとそれを求めたくなる。心臓の鼓動は速まり、呼吸は浅くなる。ヤバい!! これはこのまま流されたらヤバイですよ!!
やがてアバンセの手は俺の胸に。
「あっ、んんっ……」
完全に性的な女の声。それは誰にも聞かせた事の無かったもの。
アバンセに触られた部分が熱い。一人でする時とは全く別の感覚。他人に触られる事がこんなに気持ち良いなんて。少し悪い事をしているような気持ちも逆に快感に繋がっているような気がする。
でも……本当にここで止めないと、エッチな初体験をしてしまう!!
そして二人の唇が近付く。
「やめ……止めろって言ってんだろ!!」
ガゴンッ
俺はアバンセの顔面に頭突きを喰らわせた。
「す、すまん、つい!!」
「ふぅーふぅーお前!! このドエロクソ野郎が!! こんなトコに連れ込んで最初からそれが目的かぁぁぁ!!?」
「ま、待て!! そんな気は無かったんだ!! もっと純粋な気持ちだったんだ!!」
「おっぱいもお尻も触っただろ!!」
「誓って、本当にそんな気は無かったぞ!!」
「お、おまっ、それ!! めっちゃ大きくしてんじゃん!!」
コ、ココ、コイツぅぅぅぅぅっ!! 股間がめっちゃ大きくなってるぅぅぅぅぅっ!!
「顔を赤くして涙目のシノブが可愛くて。その魅力に我慢出来なかったようだ」
「『ようだ』じゃねぇよ!!」
「投げるな!! さすがの竜でもダメージが!!」
「うるせぇ!!」
俺は石だの小枝だのを拾い上げ、アバンセの股間に集中して投げ付けるのだった。
くそっ、女性として体がしっかり反応していたのも悔しいわい!!
アバンセの野郎はしばらく乗り物としてコキ使うからな!!
「姐さん、マジパネェっす。マジのパル鉄鋼じゃないっすか」
「だから行ったでしょ。大丈夫だって」
「それはそうとこの爺さんは?」
「レオ・トライドンと申します。ミツバ様、よろしくお願いします」
「お、おう、こちらこそ」
エルフの町へ無事に戻ったけど……
「えっと……レオさん? ご主人の所に戻らなくて大丈夫なんですか?」
「大丈夫です」
レオはニコッと答える。
結局、レオはエルフの町まで付いて来ていた。
そしてなんとそのまま俺の仕事を手伝う事に。人手も欲しいから助かるけども。
「レオさん、本当に大丈夫ですか?」
「大丈夫です」
レオはニコッと答える。
やっぱり大丈夫みたい。
パル鉄鋼を手に入れて、我が商会はますます安定。そして発展。
実はそんな安定発展の裏には一人の優秀な裏方がいた。経理、事務はもちろん、商会に関する様々な事を管理する。それは……うちのお母さん。
お母さんはモア商会の一人娘として、商売のノウハウをしっかりと叩き込まれていたのだ。
ちなみにいつかは値下がりすると思われたガララント石のランタンだったが、ランタンにパル鉄鋼を使う事により、その価値は逆に爆上がり。
想像以上の急成長に怖くなってくる。
既に俺達の商会は大陸の中で話題になりつつあった。
そんな順調な中。
自分のお店にランタンを並べていると……
「シノブ様。大変でございます」
「どうしたんですか?」
「パル様の所へ冒険者ギルドから派兵されました」
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ギルドはパルを討伐する為に冒険者を集めたのだ。
もちろん目的はパル鉄鋼。
どうして急にそんな事を……もちろん俺が原因。
うちがパル鉄鋼で稼いでいるから、それが羨ましくなったのだろう。しかしそれにしたってパル退治って……絶対に無理だと思う。
「レオさん、すみませんがお店をお願いします。ヴォル、アバンセんトコ行くよ!!」
「分かった」
俺は店を飛び出し、ヴォルの背中に跳び乗るだった。
★★★
「何故この俺がパルの所に」
「急ぎなの!!」
「しかしパルなら大丈夫だろう? 一国を相手にしても問題無いと思うが」
「パルじゃなくて相手の方を心配しているの。だって元の原因は私なんだよ?」
俺とヴォルフラムはアバンセの背に乗り空を飛んでいた。
自業自得だとも思うが、冒険者が全滅するのも気の毒で忍びねぇ。
「アバンセよぉ、何し来てんだよ、てめぇは?」
「シノブの頼みだから来ただけだ。来たくて来たわけではない」
二人のちっちゃいヌイグルミがバチバチとメンチ切ってやがる。かわいい。
「冒険者だぁ? んなもの少し脅してやりゃ逃げてくだろうが」
その言葉に俺もアバンセも驚く。
「冒険者を殺すつもりが無いのか?」
アバンセの言葉をパルは鼻で笑う。
「んな事するかよ。殺したり殺されたり面倒臭ぇ。だろ、シノブ」
「う、うん。そう思うけど」
「……どういう事だ? 何故シノブに聞く?」
「最近はよく一緒にいるからな。シノブの嫌がるような事はしねぇんだよ」
「ちょ、ちょっとパル!!」
「待て待て待て、最近よく一緒にいるとはどういう事だ?」
「シノブとはよくデートしてんだよ」
「それはアバンセに秘密って言ったでしょ!!」
「おっ、そうだったな」
「デ、デデ、デート? あ、あれだな? 番いの男女が一緒に行動するという……まさか……そんな嘘だろう? 待ってくれ、おい、ヴォルフラム、ど、どういう事だ? 冗談か? これは夢か?」
「最近、シノブとパルはよく二人でデートをしている。夢じゃない」
「それは仕事の為だって!!」
「ちなみにキスしてるからな」
「頬にでしょ!!」
「っ!!!!!??」
地面の上に無残に転がるアバンセ。
……憤死……
★★★
「ねぇ、機嫌直してってば~」
「……」
「恋愛感情とかじゃなくて、仕事みたいなもんなんだから」
「……」
「ちょっと、アバンセ、聞いてる?」
「……」
アバンセは生き返ってから、ずっとこの調子よ。
俺より随分と年上のクセに、お前は子供か!!?
……ったく、しょうがねぇーなぁー
「アバンセも……パルがしたのと同じ事して良いよ」
「……そういう問題では無い」
「じゃあ、やめる?」
「いや、せっかくの好意を無駄には出来ない」
「素直に『したい』って言えば良いのに」
「違う。そういう単純な話ではないのだ……俺が言いたいのは……」
何かワケの分からん事を云々云々と言ってやがる。
「ねぇ、アバンセ。パルは仕事だったけど、アバンセには仕事抜きでやらせてあげるんだよ? どっちの方を大事に想っているか……分かるよね?」
「うむ」
そんな俺の姿を見て、ヴォルフラムは小さく呟くのだった。
「悪女だ……悪女がいる……」
★★★
後日談その一。
パルの威嚇攻撃で地形が変型した。
ただの一撃で、大地は抉れ、巨大なクレーターを形成する。
しかし誰一人として死者は出なかった。これはパルの警告。
以後、辺りに冒険者達が近付く事は無かった。
後日談その二。
アバンセに連れられてみれば……
「ちょっと、アバンセ、マジ?」
「いいか、シノブ。約束とは基本的に守るもの。それを蔑ろにしては以後の」
「あーはいはい!! 分かったよ、もう!!」
くそっ、何で俺がこんな事を……
しかもわざわざこんな森の中で……さらにこの野郎の姿……
「人がいないからって変な事はしないでよね」
「俺は不死身のアバンセだ。そんな事はしない」
「……信じられるか!!」
俺は叫んだ。だってコイツ……
「どうして服とか何も用意してないの!!?」
「すまない。その習慣が無いから」
人型のアバンセは全裸である。
全裸の男に、頬とはいえキスをされるなんて、どういう状況なんだよ!!
俺が服を貸したら下着姿になるし、貸す事も出来ない。くそっ、このバカ竜が。
グッと目を瞑る。
「はい。唇にキスしたら殺すからね」
「ああ……分かった」
次の瞬間。
抱き締められる。
「ちょ、ちょっとアバンセ!!?」
目を開くと、眼前にはアバンセの裸の胸。厚く、力強さを感じる男の胸。そして俺が顔を上げれば、すぐそこにアバンセの顔があった。
「パルとは何度もデートしたんだ。これくらい良いだろう?」
耳元で呟かれる。
「……お前、後で覚えてろ」
その俺の頬にアバンセの唇が触れる。
二度、三度と軽く、そしてそのキスは首筋へと移動する。
ゾワッと下っ腹から響くような爽快とも不快とも言えない不思議な感覚。そして後ろに回されたアバンセの片手が俺の頭を撫でる。そしてもう片方の手は背中から下の方へ……
「んっ……」
思わず声が漏れる。
精神的には男同士……だから嫌なはず……はずなんだけど……アバンセの体温が、その指の感触が、心地よいと思う自分もいる。
「やだ……アバンセ……もう……そんなに触らないで、んんっ……やめ……」
他人に体を触られる。恥ずかしい感覚と共にもっとそれを求めたくなる。心臓の鼓動は速まり、呼吸は浅くなる。ヤバい!! これはこのまま流されたらヤバイですよ!!
やがてアバンセの手は俺の胸に。
「あっ、んんっ……」
完全に性的な女の声。それは誰にも聞かせた事の無かったもの。
アバンセに触られた部分が熱い。一人でする時とは全く別の感覚。他人に触られる事がこんなに気持ち良いなんて。少し悪い事をしているような気持ちも逆に快感に繋がっているような気がする。
でも……本当にここで止めないと、エッチな初体験をしてしまう!!
そして二人の唇が近付く。
「やめ……止めろって言ってんだろ!!」
ガゴンッ
俺はアバンセの顔面に頭突きを喰らわせた。
「す、すまん、つい!!」
「ふぅーふぅーお前!! このドエロクソ野郎が!! こんなトコに連れ込んで最初からそれが目的かぁぁぁ!!?」
「ま、待て!! そんな気は無かったんだ!! もっと純粋な気持ちだったんだ!!」
「おっぱいもお尻も触っただろ!!」
「誓って、本当にそんな気は無かったぞ!!」
「お、おまっ、それ!! めっちゃ大きくしてんじゃん!!」
コ、ココ、コイツぅぅぅぅぅっ!! 股間がめっちゃ大きくなってるぅぅぅぅぅっ!!
「顔を赤くして涙目のシノブが可愛くて。その魅力に我慢出来なかったようだ」
「『ようだ』じゃねぇよ!!」
「投げるな!! さすがの竜でもダメージが!!」
「うるせぇ!!」
俺は石だの小枝だのを拾い上げ、アバンセの股間に集中して投げ付けるのだった。
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