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第9話:エリザが盗賊に襲われただって!~イライジャ視点~
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翌日、いつもの様に自室でエリザを待つ。そろそろ王妃教育が終わる頃なんだけれどな…部屋でウロウロしていると、控えめなノックとエリザの入ってもいいか?という問いかけが聞こえた。
急いでドアを開けると、そこにはエリザの姿が!心なしか元気がない。早速椅子に座らせ、昨日の事を謝罪した。もちろん昨日の令嬢は遊びで、側室として迎え入れようなんて思っていない事もしっかりと伝える。
どうやらエリザは、僕があの令嬢を側室として迎え入れると勘違いしている様だったので、その誤解を解いておこうと思ったのだ。きっとエリザもこれで安心してくれるだろう、そう思っていたのだが、帰って来た言葉は…
そう、あろう事か自分との初夜は不要!それどころか、他の令嬢を抱いた手で触れられたくはないという、信じられないものだったのだ!
それにしても母上の奴、エリザに“優秀な側室に子供を産ませる!”なんて言ったらしい!そもそも、僕は側室なんて持つつもりはないんだ!とにかく誤解を解かないと!そう思ったのだが、今日は体調が悪いというエリザ。仕方ない、明日ゆっくり話をしよう。
そして、その流れでエリザを抱こう!そう、僕達には時間がたっぷりあるのだ。焦る必要はない!それに、やっぱりエリザを前にすると、緊張してうまく話せないんだよな!この状況も、早急に克服しないと!
エリザを見送り自室に戻ると、すぐに執事に明日最高級の紅茶とクッキーを準備する様に伝えた。そう言えば、婚約をしてからエリザとゆっくりお茶をするのは初めてかもしれない。そう思ったら、一気に血が沸き上がる様な興奮を覚えた。
駄目だ、お茶ぐらいでこんなに興奮するなんて!とにかく、明日が待ち遠しいな。そうだ!明日は王族しか入る事が許されない、秘密の花園にエリザを案内しよう。そう思っていたのだが…
コンコン
「失礼いたします。ブレィテレス侯爵夫妻がいらしておりまして、まだエリザ様がご帰宅されていないとの事です。今侯爵家の騎士達が捜索に当たっている様なのですが、まだ見つからないとの事でございます」
「何だって、エリザが…とにかく、今すぐ王宮騎士団を呼んで、エリザ捜索に当たれ!僕もすぐ侯爵の元に向かう!」
エリザが居なくなっただと!一体どういう事だ!急いで侯爵の待つ部屋へと向かった。
「侯爵、エリザが帰ってこないとは、一体どういう事なんだ!」
「殿下、申し訳ございません!私共にも何が何だかさっぱり分からないのです!ただ、エリザがいつもの時間になっても帰ってこず、心配で家の護衛騎士たちに捜索をさせるとともに、殿下にもご報告をと思いまして…」
「エリザが帰ってから3時間も経っているじゃないか!それまで何をしていたんだ!そもそも、次期王妃でもあるエリザに護衛を付けていなかったのか!一体侯爵家は何をやっているんだ!」
感情に身を任せ、侯爵を怒鳴りつけた。
「イライジャ、落ち着きなさい!それにしてもイライジャがちょっと別の女と浮気したくらいで姿をくらませるなんて、あの女は何を考えているのかしら?侯爵、申し訳ないけれど、これ以上イライジャとエリザの婚約は継続させられないわ!もちろん、エリザが行方をくらませたのだから、侯爵家側が原因という事にさせてもらうわね」
エリザと婚約を解消させるだと!僕が別の女を抱いていた事がショックで、エリザは姿を消した…そんな…それじゃあ僕のせいじゃないか…
「お言葉ですが王妃様!今日馬車を引いていた御者は、エリザの従者をしていた者です。あの者はエリザと前妻が拾って来た従者で、ずっとエリザに寄り添っていましたわ!もしかしたらその者が、エリザを誘拐したのかもしれません!銀色の珍しい髪をした男です!」
銀色の髪?そう言えば、たまに王宮にもエリザと一緒に来ていたな。あの男がエリザを誘拐したのか!
「たとえ誘拐だったとしても、侯爵側が雇った人間でしょう。やっぱり侯爵家に問題が…」
母上が話している途中に、物凄い勢いで騎士が入って来た。
「失礼いたします!たった今、侯爵家の馬車が森の中で発見されました!エリザ様が着ていたと思われるドレスも、血だらけで見つかっています。ドレスから宝石類が切り取られておりましたので、金品目的の盗賊に襲われ殺害されたものと思われます。ただ遺体が見つかっておりませんので、どこかに捨てられた可能性が高いです」
何だって!エリザが殺されただと!鈍器で殴られたような衝撃が、僕を襲った…
「まあ、それは本当ですの…でも、どうして森なんかに行ったのかしら?まあいいわ。とにかく、亡くなってしまったのならどうしようもないわね。イライジャには至急新しい婚約者を探さないと!それでは私はこれで失礼するわ」
さっさと部屋を出て行く母上。エリザが殺されたのに、何なんだあの態度は!体中から怒りが沸きあがる。
「とにかく、まだ遺体が見つかっていないのだろう!それに、その従者はどこに行ったんだ!」
「まだそこまでは…」
「分かった、僕も今から現場に向かう!場所を教えろ!」
正直エリザが死んだなんて信じられない!と言うより、信じたくない!自分の目で確認したい、そう思ったのだ。急いで馬車に乗り込み、森を目指した。大丈夫だ、きっと何かの間違いだ!そう何度も自分に言い聞かせながら…
急いでドアを開けると、そこにはエリザの姿が!心なしか元気がない。早速椅子に座らせ、昨日の事を謝罪した。もちろん昨日の令嬢は遊びで、側室として迎え入れようなんて思っていない事もしっかりと伝える。
どうやらエリザは、僕があの令嬢を側室として迎え入れると勘違いしている様だったので、その誤解を解いておこうと思ったのだ。きっとエリザもこれで安心してくれるだろう、そう思っていたのだが、帰って来た言葉は…
そう、あろう事か自分との初夜は不要!それどころか、他の令嬢を抱いた手で触れられたくはないという、信じられないものだったのだ!
それにしても母上の奴、エリザに“優秀な側室に子供を産ませる!”なんて言ったらしい!そもそも、僕は側室なんて持つつもりはないんだ!とにかく誤解を解かないと!そう思ったのだが、今日は体調が悪いというエリザ。仕方ない、明日ゆっくり話をしよう。
そして、その流れでエリザを抱こう!そう、僕達には時間がたっぷりあるのだ。焦る必要はない!それに、やっぱりエリザを前にすると、緊張してうまく話せないんだよな!この状況も、早急に克服しないと!
エリザを見送り自室に戻ると、すぐに執事に明日最高級の紅茶とクッキーを準備する様に伝えた。そう言えば、婚約をしてからエリザとゆっくりお茶をするのは初めてかもしれない。そう思ったら、一気に血が沸き上がる様な興奮を覚えた。
駄目だ、お茶ぐらいでこんなに興奮するなんて!とにかく、明日が待ち遠しいな。そうだ!明日は王族しか入る事が許されない、秘密の花園にエリザを案内しよう。そう思っていたのだが…
コンコン
「失礼いたします。ブレィテレス侯爵夫妻がいらしておりまして、まだエリザ様がご帰宅されていないとの事です。今侯爵家の騎士達が捜索に当たっている様なのですが、まだ見つからないとの事でございます」
「何だって、エリザが…とにかく、今すぐ王宮騎士団を呼んで、エリザ捜索に当たれ!僕もすぐ侯爵の元に向かう!」
エリザが居なくなっただと!一体どういう事だ!急いで侯爵の待つ部屋へと向かった。
「侯爵、エリザが帰ってこないとは、一体どういう事なんだ!」
「殿下、申し訳ございません!私共にも何が何だかさっぱり分からないのです!ただ、エリザがいつもの時間になっても帰ってこず、心配で家の護衛騎士たちに捜索をさせるとともに、殿下にもご報告をと思いまして…」
「エリザが帰ってから3時間も経っているじゃないか!それまで何をしていたんだ!そもそも、次期王妃でもあるエリザに護衛を付けていなかったのか!一体侯爵家は何をやっているんだ!」
感情に身を任せ、侯爵を怒鳴りつけた。
「イライジャ、落ち着きなさい!それにしてもイライジャがちょっと別の女と浮気したくらいで姿をくらませるなんて、あの女は何を考えているのかしら?侯爵、申し訳ないけれど、これ以上イライジャとエリザの婚約は継続させられないわ!もちろん、エリザが行方をくらませたのだから、侯爵家側が原因という事にさせてもらうわね」
エリザと婚約を解消させるだと!僕が別の女を抱いていた事がショックで、エリザは姿を消した…そんな…それじゃあ僕のせいじゃないか…
「お言葉ですが王妃様!今日馬車を引いていた御者は、エリザの従者をしていた者です。あの者はエリザと前妻が拾って来た従者で、ずっとエリザに寄り添っていましたわ!もしかしたらその者が、エリザを誘拐したのかもしれません!銀色の珍しい髪をした男です!」
銀色の髪?そう言えば、たまに王宮にもエリザと一緒に来ていたな。あの男がエリザを誘拐したのか!
「たとえ誘拐だったとしても、侯爵側が雇った人間でしょう。やっぱり侯爵家に問題が…」
母上が話している途中に、物凄い勢いで騎士が入って来た。
「失礼いたします!たった今、侯爵家の馬車が森の中で発見されました!エリザ様が着ていたと思われるドレスも、血だらけで見つかっています。ドレスから宝石類が切り取られておりましたので、金品目的の盗賊に襲われ殺害されたものと思われます。ただ遺体が見つかっておりませんので、どこかに捨てられた可能性が高いです」
何だって!エリザが殺されただと!鈍器で殴られたような衝撃が、僕を襲った…
「まあ、それは本当ですの…でも、どうして森なんかに行ったのかしら?まあいいわ。とにかく、亡くなってしまったのならどうしようもないわね。イライジャには至急新しい婚約者を探さないと!それでは私はこれで失礼するわ」
さっさと部屋を出て行く母上。エリザが殺されたのに、何なんだあの態度は!体中から怒りが沸きあがる。
「とにかく、まだ遺体が見つかっていないのだろう!それに、その従者はどこに行ったんだ!」
「まだそこまでは…」
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