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第13話:勝手に出掛けてジャックに怒られました
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ミューレス王国に来て2ヶ月が経とうとしていた。随分とこの国の生活にも慣れた。すっかり家事が出来る様になった私は、マーチさんと一緒に毎日楽しく家事をこなしている。
今日も朝から早起きして、パンを焼いた。せっかくなので、ジャックのお昼ご飯用にと、サンドウィッチも作った。働き盛りの男性はお肉類をたくさん食べさせると良いと、マーチさんに教えてもらったので、お肉をたっぷり入れたサンドウィッチにした。
「それじゃあエリザ、行って来るから今日もいい子にしているんだよ!」
「大丈夫よ。そろそろマーチさんも来る頃だし!」
なぜか物凄く心配性のジャック、毎日毎日不安そうな顔をして出かけていくのだ。いくら何でも、そんなに心配してもらわなくても、大丈夫なのだが…
そもそも、ジャックは私の事をどう思っているのかしら?手のかかる妹ぐらいにしか思っていないのかもしれないわね。そう思ったら、胸の奥がチクリと痛んだ。何なんだろう、この痛みは…
とにかく今は、家の事をやらないとね。気を取り直して、早速洗濯開始だ。今日はお天気がいいから、シーツも洗おう。洗濯の後は家を掃除しないとね。早速洗濯を始めたのだが、いつもとっくに来ているはずのマーチさんが来ない。一体どうしたのかしら?
そう思いつつ、洗濯をする。ちょうど洗濯物を干し終わった頃、マーチさんがやって来た。
「奥様、遅くなり申し訳ございません。実は孫娘が熱を出してしまいまして!息子夫婦は仕事で留守にしており、孫を見られるのが私だけでして、それで遅くなってしまいました」
「まあ、お孫さんが!それは大変だわ!とにかく今日は大丈夫だから、お孫さんの元に居てあげて!きっと1人で心細い思いをしていると思うわ!」
小さな女の子が1人で熱にうなされながら待っているなんて、可哀そうすぎる。
「でも…」
「大丈夫よ!今日の晩ご飯の材料は既に買ってあるから。とにかく早く帰ってあげて!もし急変でもしたらどうするの?それこそ取り返しのつかない事になるわ」
「奥様、ありがとうございます!申し訳ございませんが、今日は帰らせて頂きます!」
深々と頭を下げ、急いで家を出て行ったマーチさん。よほどお孫さんの事が心配だったのだろう。ものすごい勢いで走って行った。
さあ、次はお掃除ね!家中を一生懸命磨き上げ、昼食後はお菓子を焼いた。最近はお菓子作りにもはまっている。今日は簡単なマフィンを焼いた。ちょっと形は悪いが、味はまあまあね。
ちょっと早いけれど、晩ご飯の準備に取り掛かった。今日はニシンの包み焼と、具だくさんトマトの海鮮スープ。さらにホットサンドを作る予定だ。早速海鮮スープを煮込もうと思ったのだが、トマトが無い事に気が付いた。トマト系のスープなのにトマトが無いなんて!
どうしよう…今日はマーチさんもいないし。違う味のスープにする?でも…
悩んだ末、トマトを買いに行く事にした。そう、トマトを買いに行くだけだ。きっと大丈夫だろう!早速街の市場へと向かう。いつものお店でトマトを買った。
「おや、今日はエリザちゃん1人かい?珍しいね。ほら、今日もオマケだよ」
「ありがとうございます。今日はマーチさんのお孫さんが体調を崩しちゃったので、1人で来たんです」
「そうか、ここら辺は変な奴も多いから、気を付けて帰るんだよ!」
「はい、ありがとうございます」
よし、無事トマトも買えたし、後は帰るだけだ!早速家に向かって歩き始めたのだが、道の真ん中に体格の良い男性が4人いるのが目に入った。なんとなくあの人たちの前を通るのは気が引ける。仕方がない、少し遠回りになるが、違う道から帰ろう。
そう思っていつもと違う道を歩く。でも…
あれ?ここは何処かしら?そう、あまり通らない道を歩いて来たので、帰り道が分からなくなってしまったのだ!どうしよう!小走りで進むが、全く分からなくなってしまった。こっちかしら?それともあっち?完全にパニックになった私に話しかけてきたのは、3人組の男性だ。
「お嬢ちゃん、こんなところでどうしたの?」
「あの…帰り道が分からなくなってしまって…」
もしかしたら、この人たちが道を教えてくれるかもしれない!藁をもすがる思いで事情を話した。
「何だ、迷子か!それにしても奇麗な女だな…」
ニヤリと笑った男性。直感的にヤバい!そう感じた。くるりと回れ右をして走り去ろうとしたのだが
「おっと、どこに行くんだい?」
「いや!放して!」
なぜか私を掴んで放さない男性。どうしよう…怖いよ…助けて、ジャック!
その時だった。
「ガルルルルルル」
何処からともなく現れた1匹の銀色のオオカミが、男たちに襲い掛かった。
「何なんだこの犬!いや、オオカミか?くそ!」
必死にオオカミを追い払おうとする男達。一体何が起こっているのかしら?
「エリザ、本当に君は悪い子だね!どうして俺の言いつけを守れないのかな?」
この声は、ジャックだ!声の方を振り向くと、物凄く怖い顔をしたジャックが立っていた。今までに見た事が無いほど怖い顔だ…
「ジャック…あの…ごめんなさい。約束を破って…」
とにかく謝った。ふと男たちの方を見ると、オオカミに噛みつかれて、必死に逃げていく姿が目に入る。そしてオオカミもどこかに行ってしまった。
「エリザ、あいつらの様子を見ているなんて、随分と余裕だね!俺は物凄く怒っているのだけれど!」
グイっと顔を持ち上げられ、ジャックの方を向かされた。明らかに怒りに満ちているのが分かる。
「とにかく家に帰るよ!」
そう言うと、ジャックに腕を掴まれ、無事家へと帰って来た。
「エリザ、マーチさんはどうしたんだい?どうして俺との約束を破って、あんな場所に1人でいたんだ?」
「実は今日、マーチさんのお孫さんが熱を出して、帰ってもらったの。食材もあるから、大丈夫だと思って。でもトマトが無い事に気が付いて、それで…」
「それで1人で買い物に行ったんだ!エリザ、俺は1人で出掛けてはいけないと何度も言ったよね!とにかく、外は危険なんだ!今回の件でよく分かっただろう?」
「ええ…分かったわ。本当にごめんなさい」
自分の浅はかな行動のせいで、ジャックに迷惑を掛けてしまった。まさか迷子になって男たちに絡まれるなんて…
「約束を破ったのだから、それなりの罰を受けてもらうよ!今日から1ヶ月間、家の外に出る事を一切禁ずる!もちろん、マーチさんと一緒でも駄目だ!もし黙って家から出たら、今度は部屋から出さない様にするから!もちろん、見張りも付けるからそのつもりで」
1ヶ月間も外出禁止か…自業自得とはいえ、辛いわね…
「エリザ、本当に心配したんだよ!とにかく、俺をこれ以上心配させないでくれ!分かったね」
ギューッと私を抱きしめてそういったジャック。そうか、ジャックは物凄く心配してくれていたのね。そう思ったら、胸の奥が温かいもので包まれた。
その後、急いで夕食を仕上げたエリザ。2人で仲良く食事をした後、再びジャックからたっぷりお説教を受けたのであった。
今日も朝から早起きして、パンを焼いた。せっかくなので、ジャックのお昼ご飯用にと、サンドウィッチも作った。働き盛りの男性はお肉類をたくさん食べさせると良いと、マーチさんに教えてもらったので、お肉をたっぷり入れたサンドウィッチにした。
「それじゃあエリザ、行って来るから今日もいい子にしているんだよ!」
「大丈夫よ。そろそろマーチさんも来る頃だし!」
なぜか物凄く心配性のジャック、毎日毎日不安そうな顔をして出かけていくのだ。いくら何でも、そんなに心配してもらわなくても、大丈夫なのだが…
そもそも、ジャックは私の事をどう思っているのかしら?手のかかる妹ぐらいにしか思っていないのかもしれないわね。そう思ったら、胸の奥がチクリと痛んだ。何なんだろう、この痛みは…
とにかく今は、家の事をやらないとね。気を取り直して、早速洗濯開始だ。今日はお天気がいいから、シーツも洗おう。洗濯の後は家を掃除しないとね。早速洗濯を始めたのだが、いつもとっくに来ているはずのマーチさんが来ない。一体どうしたのかしら?
そう思いつつ、洗濯をする。ちょうど洗濯物を干し終わった頃、マーチさんがやって来た。
「奥様、遅くなり申し訳ございません。実は孫娘が熱を出してしまいまして!息子夫婦は仕事で留守にしており、孫を見られるのが私だけでして、それで遅くなってしまいました」
「まあ、お孫さんが!それは大変だわ!とにかく今日は大丈夫だから、お孫さんの元に居てあげて!きっと1人で心細い思いをしていると思うわ!」
小さな女の子が1人で熱にうなされながら待っているなんて、可哀そうすぎる。
「でも…」
「大丈夫よ!今日の晩ご飯の材料は既に買ってあるから。とにかく早く帰ってあげて!もし急変でもしたらどうするの?それこそ取り返しのつかない事になるわ」
「奥様、ありがとうございます!申し訳ございませんが、今日は帰らせて頂きます!」
深々と頭を下げ、急いで家を出て行ったマーチさん。よほどお孫さんの事が心配だったのだろう。ものすごい勢いで走って行った。
さあ、次はお掃除ね!家中を一生懸命磨き上げ、昼食後はお菓子を焼いた。最近はお菓子作りにもはまっている。今日は簡単なマフィンを焼いた。ちょっと形は悪いが、味はまあまあね。
ちょっと早いけれど、晩ご飯の準備に取り掛かった。今日はニシンの包み焼と、具だくさんトマトの海鮮スープ。さらにホットサンドを作る予定だ。早速海鮮スープを煮込もうと思ったのだが、トマトが無い事に気が付いた。トマト系のスープなのにトマトが無いなんて!
どうしよう…今日はマーチさんもいないし。違う味のスープにする?でも…
悩んだ末、トマトを買いに行く事にした。そう、トマトを買いに行くだけだ。きっと大丈夫だろう!早速街の市場へと向かう。いつものお店でトマトを買った。
「おや、今日はエリザちゃん1人かい?珍しいね。ほら、今日もオマケだよ」
「ありがとうございます。今日はマーチさんのお孫さんが体調を崩しちゃったので、1人で来たんです」
「そうか、ここら辺は変な奴も多いから、気を付けて帰るんだよ!」
「はい、ありがとうございます」
よし、無事トマトも買えたし、後は帰るだけだ!早速家に向かって歩き始めたのだが、道の真ん中に体格の良い男性が4人いるのが目に入った。なんとなくあの人たちの前を通るのは気が引ける。仕方がない、少し遠回りになるが、違う道から帰ろう。
そう思っていつもと違う道を歩く。でも…
あれ?ここは何処かしら?そう、あまり通らない道を歩いて来たので、帰り道が分からなくなってしまったのだ!どうしよう!小走りで進むが、全く分からなくなってしまった。こっちかしら?それともあっち?完全にパニックになった私に話しかけてきたのは、3人組の男性だ。
「お嬢ちゃん、こんなところでどうしたの?」
「あの…帰り道が分からなくなってしまって…」
もしかしたら、この人たちが道を教えてくれるかもしれない!藁をもすがる思いで事情を話した。
「何だ、迷子か!それにしても奇麗な女だな…」
ニヤリと笑った男性。直感的にヤバい!そう感じた。くるりと回れ右をして走り去ろうとしたのだが
「おっと、どこに行くんだい?」
「いや!放して!」
なぜか私を掴んで放さない男性。どうしよう…怖いよ…助けて、ジャック!
その時だった。
「ガルルルルルル」
何処からともなく現れた1匹の銀色のオオカミが、男たちに襲い掛かった。
「何なんだこの犬!いや、オオカミか?くそ!」
必死にオオカミを追い払おうとする男達。一体何が起こっているのかしら?
「エリザ、本当に君は悪い子だね!どうして俺の言いつけを守れないのかな?」
この声は、ジャックだ!声の方を振り向くと、物凄く怖い顔をしたジャックが立っていた。今までに見た事が無いほど怖い顔だ…
「ジャック…あの…ごめんなさい。約束を破って…」
とにかく謝った。ふと男たちの方を見ると、オオカミに噛みつかれて、必死に逃げていく姿が目に入る。そしてオオカミもどこかに行ってしまった。
「エリザ、あいつらの様子を見ているなんて、随分と余裕だね!俺は物凄く怒っているのだけれど!」
グイっと顔を持ち上げられ、ジャックの方を向かされた。明らかに怒りに満ちているのが分かる。
「とにかく家に帰るよ!」
そう言うと、ジャックに腕を掴まれ、無事家へと帰って来た。
「エリザ、マーチさんはどうしたんだい?どうして俺との約束を破って、あんな場所に1人でいたんだ?」
「実は今日、マーチさんのお孫さんが熱を出して、帰ってもらったの。食材もあるから、大丈夫だと思って。でもトマトが無い事に気が付いて、それで…」
「それで1人で買い物に行ったんだ!エリザ、俺は1人で出掛けてはいけないと何度も言ったよね!とにかく、外は危険なんだ!今回の件でよく分かっただろう?」
「ええ…分かったわ。本当にごめんなさい」
自分の浅はかな行動のせいで、ジャックに迷惑を掛けてしまった。まさか迷子になって男たちに絡まれるなんて…
「約束を破ったのだから、それなりの罰を受けてもらうよ!今日から1ヶ月間、家の外に出る事を一切禁ずる!もちろん、マーチさんと一緒でも駄目だ!もし黙って家から出たら、今度は部屋から出さない様にするから!もちろん、見張りも付けるからそのつもりで」
1ヶ月間も外出禁止か…自業自得とはいえ、辛いわね…
「エリザ、本当に心配したんだよ!とにかく、俺をこれ以上心配させないでくれ!分かったね」
ギューッと私を抱きしめてそういったジャック。そうか、ジャックは物凄く心配してくれていたのね。そう思ったら、胸の奥が温かいもので包まれた。
その後、急いで夕食を仕上げたエリザ。2人で仲良く食事をした後、再びジャックからたっぷりお説教を受けたのであった。
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