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第15話:エリザと一緒に逃げよう~ジャック視点~
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その後俺は、エリザの従者として生活を始めた。元々高い魔力を持つ俺は、魔法をうまく活用し、それなりに生きていた。もちろん極力エリザの側にいる様にした。
そんな中、この国の王太子でもあるイライジャとの婚約が決まったエリザ。喜ぶエリザの姿に、胸が切り裂かれそうな思いだった。でも、エリザが幸せになるのなら…そう思い、自分の感情に蓋をした。
その後エリザの母が亡くなり、後妻と連れ子がやって来てから、状況が一変する。今までエリザを大切にしていたエリザの父が、エリザを疎む様になった。さらに少し物覚えの悪いエリザは、王妃にも嫌われ虐められるようになっていた。
どんどん追い詰められていくエリザは、日に日に笑顔を失っていった。このままではエリザの心が死んでしまう!いっそのこと、エリザを連れ出そうか…そう思ったが、エリザはなぜかあの王太子を慕っている。
そう、あの王太子の存在こそが、エリザにとって辛いことも乗り越えられる糧になっていたのだ。その間、俺は何度も継母からエリザの従事を辞める様言われたが、そのたびに侯爵を脅した。
あの男は後妻と義理の息子の散財を補う為、悪事の手を染めていたのだ。さらにエリザの母を殺したのもこの男だ。後妻に魅了され、病気に見せかけて殺したんだ。それらの証拠を魔法で手に入れた俺は、証拠を武器に侯爵を脅した。
公になれば侯爵家は取り潰しになるだろう。下手をすれば極刑も免れない。それだけの罪を犯しているのだ。
そんなある日、王太子が他の女を抱いている現場をエリザが目撃したらしく、珍しく侯爵に婚約破棄をしたいと訴えていた。もちろん、侯爵はそんな事を許す訳がない。後妻も交え、いつも通りエリザに暴言を吐いている。
本当に最低な奴らだな。でも、この一件でエリザは俺と一緒に国を出る決意をしてくれた。そうと決まれば、急いで準備を整えないと!実はエリザが国を出ると言ってくれるかもしれないと密かに期待していた俺は、少しずつ準備をしていたのだ。
早速翌日、転移魔法でミューレス王国に向かい、目星を付けていた家を購入した。さらに、家政婦もお願いする準備を整えた。そして再び国に戻り、ホテルと船を予約し、エリザと俺の荷物を予め運び出す。よし、これで準備は整った。
一旦屋敷に戻り、エリザを迎えに行く馬車の御者として向かう事にした。王宮の門の前で待っていると、エリザがやって来た。
なぜか今日は王太子と一緒だ。王太子がエリザに色々と話しているが、既に興味を失っているエリザはほぼ無表情だ。そう、王太子はエリザが好きなのだ。本当は側室を持つつもりもない事を、俺は知っている。でも、もちろんそんな事をエリザに教えるつもりはない。
そもそもあの男は、己の欲望に負けエリザを傷つけたんだ!二度とエリザに触れさせることも、会わせるつもりもない!
その後無事エリザを連れ、ホテルに来た。これからはずっとエリザと一緒だ。呼び方も”お嬢様“から”エリザ“に変えた。もう二度と手放すつもりはない。そもそも、今のエリザは俺が居ないと生きて行けない!そう、俺が居ないとエリザは野垂れ死にするしかないのだ。
本人もその事は理解している様だ。エリザの為に準備したホテルで、初めて一緒に食事を摂った。嬉しそうに話しをするエリザは、初めて会った時の笑顔そのものだった。あぁ、やっと本来のエリザに戻ったんだ、それと同時に、やっと俺のものになったんだ…
そう思ったら、嬉しくてたまらない。食後は湯あみをすませ、2人でベッドに入った。端っこで眠るエリザ。あの時は一緒に寝てくれたのに、今日は俺から離れて眠るつもりなのか…
そんな事は許さない!エリザが眠った後、そっと俺の方にエリザを移動させ、ギューッと抱きしめた。あぁ、やっぱりこの温もり…力がみなぎって来る。そして何より心地いい…
本当はこのままエリザと寝たいところだが、俺にはまだやる事がある。どうやら既にエリザが行方不明になっている事が判明し、大騒ぎになっている様だ。そう、俺は念のため王宮と侯爵家に魔法で様子を伺える様にしておいたのだ。
早速状況を確認すると俺の思惑通り、エリザは盗賊に襲われ死亡した事になった様だ。ただ、王太子だけはエリザの死を認めていないらしい。そして誤算だったのは、あいつの執事が切れ者だった事。
どうやら明日の朝から捜索が開始されるらしい。もちろん、この港の街も捜索対象だ!万が一見つかったとしても、転移魔法ですぐに移動できる。でもまだエリザに俺の正体をばらしたくない。
俺が魔法使いだとバレたら、もしかしたら怯えて逃げようとするかもしれない。とにかく、まだ駄目だ!とりあえずあいつらの動向を確認しつつ、明日急いで船に乗り込むか。
再びエリザを抱きしめ、眠りに付いた。
翌日目を覚ますと、俺にギューッと抱き着いて眠るエリザの姿が。可愛い…それにやはりエリザには何らかの力がある様だ。エリザを抱きしめて寝た事で、俺の魔力や体力が恐ろしいほど上がっている。
エリザは一体何者なのだろう…
ふと王太子の様子が気になり、魔法で状況を確認する。どうやら既に捜索を開始すべく、動き始めた様だ。とにかくエリザを起こして早く船に乗り込まないと!
そう思いエリザを起こすが、中々起きない。とりあえずエリザから離れて起き上がろうとしたのだが、必死に俺に抱き着いてくる。何なんだ、この可愛い生き物は…
このまま抱きしめたい感情を抑え、エリザを起すと急いで朝食を食べた。
そしてそのまま船を目指す。既に王太子の指示で、俺たちの捜索が始まっていた。急いで船に乗り込み、部屋に向かった。港の周りを捜索している騎士達の姿も目視で確認できる!
デッキに向かいたいと言うエリザを何とかなだめ、船の出港を待つ。船までは捜索に来ないはずだ!そう、この船はミューレス王国所有の船。船を捜索する為には、ミューレス王国に許可を取る必要がある。既に出港を目前に迫った今、許可を取る事は不可能。だから、ここに居れば安心なのだ。
そしてついに船が動き出した。これでもう安心だ!そうそう、エリザを散々虐めた侯爵と後妻。お前らは絶対に許さない。だから、侯爵の悪事をまとめた決定的証拠を王宮宛に送っておいた。
さらにエリザを虐めた王妃。お前が護衛騎士と浮気をしている証拠も一緒にな!エリザを虐めた事、絶対に俺は許さないからな!
そんな中、この国の王太子でもあるイライジャとの婚約が決まったエリザ。喜ぶエリザの姿に、胸が切り裂かれそうな思いだった。でも、エリザが幸せになるのなら…そう思い、自分の感情に蓋をした。
その後エリザの母が亡くなり、後妻と連れ子がやって来てから、状況が一変する。今までエリザを大切にしていたエリザの父が、エリザを疎む様になった。さらに少し物覚えの悪いエリザは、王妃にも嫌われ虐められるようになっていた。
どんどん追い詰められていくエリザは、日に日に笑顔を失っていった。このままではエリザの心が死んでしまう!いっそのこと、エリザを連れ出そうか…そう思ったが、エリザはなぜかあの王太子を慕っている。
そう、あの王太子の存在こそが、エリザにとって辛いことも乗り越えられる糧になっていたのだ。その間、俺は何度も継母からエリザの従事を辞める様言われたが、そのたびに侯爵を脅した。
あの男は後妻と義理の息子の散財を補う為、悪事の手を染めていたのだ。さらにエリザの母を殺したのもこの男だ。後妻に魅了され、病気に見せかけて殺したんだ。それらの証拠を魔法で手に入れた俺は、証拠を武器に侯爵を脅した。
公になれば侯爵家は取り潰しになるだろう。下手をすれば極刑も免れない。それだけの罪を犯しているのだ。
そんなある日、王太子が他の女を抱いている現場をエリザが目撃したらしく、珍しく侯爵に婚約破棄をしたいと訴えていた。もちろん、侯爵はそんな事を許す訳がない。後妻も交え、いつも通りエリザに暴言を吐いている。
本当に最低な奴らだな。でも、この一件でエリザは俺と一緒に国を出る決意をしてくれた。そうと決まれば、急いで準備を整えないと!実はエリザが国を出ると言ってくれるかもしれないと密かに期待していた俺は、少しずつ準備をしていたのだ。
早速翌日、転移魔法でミューレス王国に向かい、目星を付けていた家を購入した。さらに、家政婦もお願いする準備を整えた。そして再び国に戻り、ホテルと船を予約し、エリザと俺の荷物を予め運び出す。よし、これで準備は整った。
一旦屋敷に戻り、エリザを迎えに行く馬車の御者として向かう事にした。王宮の門の前で待っていると、エリザがやって来た。
なぜか今日は王太子と一緒だ。王太子がエリザに色々と話しているが、既に興味を失っているエリザはほぼ無表情だ。そう、王太子はエリザが好きなのだ。本当は側室を持つつもりもない事を、俺は知っている。でも、もちろんそんな事をエリザに教えるつもりはない。
そもそもあの男は、己の欲望に負けエリザを傷つけたんだ!二度とエリザに触れさせることも、会わせるつもりもない!
その後無事エリザを連れ、ホテルに来た。これからはずっとエリザと一緒だ。呼び方も”お嬢様“から”エリザ“に変えた。もう二度と手放すつもりはない。そもそも、今のエリザは俺が居ないと生きて行けない!そう、俺が居ないとエリザは野垂れ死にするしかないのだ。
本人もその事は理解している様だ。エリザの為に準備したホテルで、初めて一緒に食事を摂った。嬉しそうに話しをするエリザは、初めて会った時の笑顔そのものだった。あぁ、やっと本来のエリザに戻ったんだ、それと同時に、やっと俺のものになったんだ…
そう思ったら、嬉しくてたまらない。食後は湯あみをすませ、2人でベッドに入った。端っこで眠るエリザ。あの時は一緒に寝てくれたのに、今日は俺から離れて眠るつもりなのか…
そんな事は許さない!エリザが眠った後、そっと俺の方にエリザを移動させ、ギューッと抱きしめた。あぁ、やっぱりこの温もり…力がみなぎって来る。そして何より心地いい…
本当はこのままエリザと寝たいところだが、俺にはまだやる事がある。どうやら既にエリザが行方不明になっている事が判明し、大騒ぎになっている様だ。そう、俺は念のため王宮と侯爵家に魔法で様子を伺える様にしておいたのだ。
早速状況を確認すると俺の思惑通り、エリザは盗賊に襲われ死亡した事になった様だ。ただ、王太子だけはエリザの死を認めていないらしい。そして誤算だったのは、あいつの執事が切れ者だった事。
どうやら明日の朝から捜索が開始されるらしい。もちろん、この港の街も捜索対象だ!万が一見つかったとしても、転移魔法ですぐに移動できる。でもまだエリザに俺の正体をばらしたくない。
俺が魔法使いだとバレたら、もしかしたら怯えて逃げようとするかもしれない。とにかく、まだ駄目だ!とりあえずあいつらの動向を確認しつつ、明日急いで船に乗り込むか。
再びエリザを抱きしめ、眠りに付いた。
翌日目を覚ますと、俺にギューッと抱き着いて眠るエリザの姿が。可愛い…それにやはりエリザには何らかの力がある様だ。エリザを抱きしめて寝た事で、俺の魔力や体力が恐ろしいほど上がっている。
エリザは一体何者なのだろう…
ふと王太子の様子が気になり、魔法で状況を確認する。どうやら既に捜索を開始すべく、動き始めた様だ。とにかくエリザを起こして早く船に乗り込まないと!
そう思いエリザを起こすが、中々起きない。とりあえずエリザから離れて起き上がろうとしたのだが、必死に俺に抱き着いてくる。何なんだ、この可愛い生き物は…
このまま抱きしめたい感情を抑え、エリザを起すと急いで朝食を食べた。
そしてそのまま船を目指す。既に王太子の指示で、俺たちの捜索が始まっていた。急いで船に乗り込み、部屋に向かった。港の周りを捜索している騎士達の姿も目視で確認できる!
デッキに向かいたいと言うエリザを何とかなだめ、船の出港を待つ。船までは捜索に来ないはずだ!そう、この船はミューレス王国所有の船。船を捜索する為には、ミューレス王国に許可を取る必要がある。既に出港を目前に迫った今、許可を取る事は不可能。だから、ここに居れば安心なのだ。
そしてついに船が動き出した。これでもう安心だ!そうそう、エリザを散々虐めた侯爵と後妻。お前らは絶対に許さない。だから、侯爵の悪事をまとめた決定的証拠を王宮宛に送っておいた。
さらにエリザを虐めた王妃。お前が護衛騎士と浮気をしている証拠も一緒にな!エリザを虐めた事、絶対に俺は許さないからな!
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