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第29話:2週間も眠っていた様です
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う~ん、いつのも温もりは何処…無意識にいつも感じている温もりを探すが、見つからない。温もり…温もり…
「エリザ、目が覚めたかい?」
この声は、ジャック?
ゆっくり目を開けると、目の前には目に涙を浮かべたジャックの姿が!さらに隣には、シルバもいる。
「良かった!本当に良かった!このまま目覚めないのではないかと思って、物凄く心配したんだよ!」
そう言ってギューギュー抱きしめて来るジャック。シルバも私の顔をペロペロ舐めている。
「ジャック、ここは何処?私はどれくらい眠っていたの?」
「ここは王宮だよ!エリザは2週間眠っていたよ」
2週間も眠っていたですって!そりゃジャックが心配するはずね。って、今王宮と言ったわよね?
「王宮はザードとの戦いで、木端微塵になったはずだけれど…」
「ああ、あの後優秀な魔術師たちが魔法で再建したんだ。ただ、やはり王宮を再建するとなると少し時間が掛かってね。つい先日完成したばかりなんだ。大体10日くらいかかったかな?」
10日間で王宮を再建ですって…本当に魔力ってすごいのね…
「エリザ、とにかくお腹が空いただろう!今食事の準備をさせるからね!」
そう言うと、急いで近くにいたメイドに指示を出しているジャック。そう言えば、ジャックはこの国の第一王子なのよね。ザードを倒した今、ジャックはきっとこの国の国王になるだろう。
ベッドから起き上がり、窓から外を眺めた。丘の上に王宮が建っている様で、窓から街が一望できる。パッと見た感じかなり大きな街の様で、家々が立ち並んでいる。さらに向こうには大きな海も見えた。
「素敵な国ね…」
何事も無かったかのように、街の景色が広がっている。つい2週間前の戦いが嘘の様に…
「さあエリザ、君は目覚めたばかりなんだ!ほら、椅子に座って。俺が食べさせてあげるよ!」
そう言って食事を私に食べさせてくれるジャック。ジャックに食べさせてもらうのは、私がイライジャ様と令嬢が抱き合っている姿を見た時以来ね。そう言えばイライジャ様は、あの後どうなったのかしら?
「ねえジャック、イライジャ様の亡骸はどうなったの?」
「彼の亡骸は埋葬したよ、一応ザードの亡骸でもあるからね。聖なる魔力を持った一族が眠る場所に、一緒にね」
聖なる魔力を持った一族…
「エリザ、こんな事を言っても言い訳にしか聞こえないかもしれないが、俺の祖父は聖なる魔力を持った一族を惨殺した後、さすがにやりすぎたと後悔の念に駆られたそうだ。そして彼らを供養する為、彼らが住んでいた場所に、聖盾と共に埋葬したらしい。聖盾はザードによって壊されたと思っていたが、そうではなかった様だ。だからと言って、祖父のやった罪が消えるとは思っていないけれどね…」
悲しそうに微笑んだジャック。もしジャックのおじい様が私の先祖を惨殺しなければ、今頃ジャックは家族に囲まれて幸せに生活していたかもしれないのよね…
そっとジャックを抱きしめた。少しでもジャックの心の傷が癒えます様に!そう願いを込めて…
食後はもう一度ベッドに寝かされた。
「エリザ、君は魔力が目覚めたばかりなのに、かなりの無理をしたそうだ。しばらくはゆっくり休んでいるといい。俺はまだやる事が残っているから。シルバ、エリザを頼んだぞ」
私に口付けをして出て行ったジャック。シルバが私の元にやって来て、一緒に寝てくれた。
翌日、すっかり体調が戻った私は、せっかくなので王宮を見て回った。ちなみに私の髪は、今でも虹色だ。どうやら聖なる魔力を持つ一族の女性は、皆虹色の髪をしているらしい。
ジャック曰く、封印されていた魔力が解放されたことで、髪の色も元に戻ったのだろうと言っていた。そう、私はこれからずっと虹色の髪で生きていくのだ。金髪なんて平凡で嫌だわ!と思っていたが、さすがに虹色の髪は派手すぎるわよね…
そうそう、せっかく魔法が解放されたので、魔法を使ってみた。魔法って念じるだけでなんでも出来るから、かなり便利ね。
そうだわ、魔法で私も分身を出してみよう。ちなみにシルバはジャックの分身との事。どおりでジャックにどことなく似ているのね。早速“分身よ、出ろ”と念じてみる。すると、可愛らしい虹色のオオカミが出た。どうやら分身は皆オオカミの様だ。
私の顔をペロペロ舐めるオオカミ。なんて可愛いのかしら?次の瞬間、私の分身がシルバにすり寄って行った。そんな私の分身をペロペロ舐めているシルバ。分身同士も仲が良いみたいだ。
そんな姿を見たら、つい笑みがこぼれた。
「エリザ、ここに居たのだね。随分探したよ!」
やって来たのはジャックだ。
「ジャック、見て。私も分身を出してみたの!そうしたら、シルバと随分仲良しになったのよ」
寄り添う私の分身とシルバを見たジャックも
「エリザの分身は虹色なんだね。とても可愛いよ!それにしても、分身同士まで仲良しだなんて!」
そう言って笑っていた。その後は2人で中庭でお茶をした。こんな平和な日々が、ずっと続くと良いのに…
「エリザ、目が覚めたかい?」
この声は、ジャック?
ゆっくり目を開けると、目の前には目に涙を浮かべたジャックの姿が!さらに隣には、シルバもいる。
「良かった!本当に良かった!このまま目覚めないのではないかと思って、物凄く心配したんだよ!」
そう言ってギューギュー抱きしめて来るジャック。シルバも私の顔をペロペロ舐めている。
「ジャック、ここは何処?私はどれくらい眠っていたの?」
「ここは王宮だよ!エリザは2週間眠っていたよ」
2週間も眠っていたですって!そりゃジャックが心配するはずね。って、今王宮と言ったわよね?
「王宮はザードとの戦いで、木端微塵になったはずだけれど…」
「ああ、あの後優秀な魔術師たちが魔法で再建したんだ。ただ、やはり王宮を再建するとなると少し時間が掛かってね。つい先日完成したばかりなんだ。大体10日くらいかかったかな?」
10日間で王宮を再建ですって…本当に魔力ってすごいのね…
「エリザ、とにかくお腹が空いただろう!今食事の準備をさせるからね!」
そう言うと、急いで近くにいたメイドに指示を出しているジャック。そう言えば、ジャックはこの国の第一王子なのよね。ザードを倒した今、ジャックはきっとこの国の国王になるだろう。
ベッドから起き上がり、窓から外を眺めた。丘の上に王宮が建っている様で、窓から街が一望できる。パッと見た感じかなり大きな街の様で、家々が立ち並んでいる。さらに向こうには大きな海も見えた。
「素敵な国ね…」
何事も無かったかのように、街の景色が広がっている。つい2週間前の戦いが嘘の様に…
「さあエリザ、君は目覚めたばかりなんだ!ほら、椅子に座って。俺が食べさせてあげるよ!」
そう言って食事を私に食べさせてくれるジャック。ジャックに食べさせてもらうのは、私がイライジャ様と令嬢が抱き合っている姿を見た時以来ね。そう言えばイライジャ様は、あの後どうなったのかしら?
「ねえジャック、イライジャ様の亡骸はどうなったの?」
「彼の亡骸は埋葬したよ、一応ザードの亡骸でもあるからね。聖なる魔力を持った一族が眠る場所に、一緒にね」
聖なる魔力を持った一族…
「エリザ、こんな事を言っても言い訳にしか聞こえないかもしれないが、俺の祖父は聖なる魔力を持った一族を惨殺した後、さすがにやりすぎたと後悔の念に駆られたそうだ。そして彼らを供養する為、彼らが住んでいた場所に、聖盾と共に埋葬したらしい。聖盾はザードによって壊されたと思っていたが、そうではなかった様だ。だからと言って、祖父のやった罪が消えるとは思っていないけれどね…」
悲しそうに微笑んだジャック。もしジャックのおじい様が私の先祖を惨殺しなければ、今頃ジャックは家族に囲まれて幸せに生活していたかもしれないのよね…
そっとジャックを抱きしめた。少しでもジャックの心の傷が癒えます様に!そう願いを込めて…
食後はもう一度ベッドに寝かされた。
「エリザ、君は魔力が目覚めたばかりなのに、かなりの無理をしたそうだ。しばらくはゆっくり休んでいるといい。俺はまだやる事が残っているから。シルバ、エリザを頼んだぞ」
私に口付けをして出て行ったジャック。シルバが私の元にやって来て、一緒に寝てくれた。
翌日、すっかり体調が戻った私は、せっかくなので王宮を見て回った。ちなみに私の髪は、今でも虹色だ。どうやら聖なる魔力を持つ一族の女性は、皆虹色の髪をしているらしい。
ジャック曰く、封印されていた魔力が解放されたことで、髪の色も元に戻ったのだろうと言っていた。そう、私はこれからずっと虹色の髪で生きていくのだ。金髪なんて平凡で嫌だわ!と思っていたが、さすがに虹色の髪は派手すぎるわよね…
そうそう、せっかく魔法が解放されたので、魔法を使ってみた。魔法って念じるだけでなんでも出来るから、かなり便利ね。
そうだわ、魔法で私も分身を出してみよう。ちなみにシルバはジャックの分身との事。どおりでジャックにどことなく似ているのね。早速“分身よ、出ろ”と念じてみる。すると、可愛らしい虹色のオオカミが出た。どうやら分身は皆オオカミの様だ。
私の顔をペロペロ舐めるオオカミ。なんて可愛いのかしら?次の瞬間、私の分身がシルバにすり寄って行った。そんな私の分身をペロペロ舐めているシルバ。分身同士も仲が良いみたいだ。
そんな姿を見たら、つい笑みがこぼれた。
「エリザ、ここに居たのだね。随分探したよ!」
やって来たのはジャックだ。
「ジャック、見て。私も分身を出してみたの!そうしたら、シルバと随分仲良しになったのよ」
寄り添う私の分身とシルバを見たジャックも
「エリザの分身は虹色なんだね。とても可愛いよ!それにしても、分身同士まで仲良しだなんて!」
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