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第43話:どうしたらいいんだ~ゼルス視点~
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「それはどういうことだ?まさかお前たち、ルルを誘拐したのか?ルル…ルル!!!」
ルークが血相を変えて走り去っていく。
「おっと、俺をこれ以上傷つけない方がいいと思うぜ。俺を傷つければ、お前たちの大切な女も何をされるか分からないぜ。お前たちの女たちは、俺たちを解放させるための切り札だからな。もうすぐ連絡が入るはずだ。俺の仲間たちから。それにしてもお前、隊長なのだろう?こんな大変な時に彼女に会いに行くだなんて、仕事を舐めているのか?」
「うるさい!お前にとやかく言われる筋合いはない!それでリリアはどこにいるのだ?酷い事をしていないだろうな?」
「さあな、俺も仲間たちがお前の女をどこに連れて行ったかまでは知らないよ。ただ、大切な人質だからな。さすがにそれなりに大事に扱っているのじゃないのか?」
大事に扱っているだと?ふざけるな!
「ゼルス隊長、一体どうしたのですか?この騒ぎは…」
「オスカー隊長!どうやら俺の家族とルークの家族が、こいつらの仲間に誘拐された様です。きっと向こうは人質交換を要求してくるでしょう。まさかリリアが狙われるだなんて…」
「落ち着いて下さい、ゼルス隊長。すぐに他の隊長たちにも状況を連絡します。一旦隊長たちを集めて会議をしましょう。すぐに他の隊長に連絡を取ってくれ。隊長不在の間も、パトロールはしっかり行う様指示を。混乱に乗じて、事件を起こすかもしれないからな。決して手を抜くな!気合を入れろと全隊員たちに伝えろ!」
「承知いたしました!」
「それで、ルーク副隊長は?」
「今婚約者の安否を確認しに行っております。俺が悪いのです。リリアを1人にしておいたから。万が一リリアに何かあったら、俺は…」
「しっかりしてください。あなたが取り乱してどうするのですか?とにかく落ち着いて!」
「へぇ~!この国最強の男と言われたゼルス隊長でも、取り乱すのだな。これは見ものだ!」
声を上げて笑う男。
「貴様!いい加減にしろ。八つ裂きにされたいのか!」
「八つ裂きにしたいのならすればいい。お前の愛する女がどうなってもいいのならな」
こいつ!!
本当なら八つ裂きにしてやりたいところだが、こいつに手を出したらリリアが何をされるか分からない。こいつの話では、リリアは人質交渉の大切な切り札だ。傷つける事はないだろう。
それでもリリアに怖い思いをさせている事は確かだ。それにもし交渉が失敗したら…
「ゼルス隊長、オスカー隊長!大丈夫ですか?」
「ゼルス隊長とルーク隊長の家族が誘拐されたと聞いたが、本当か?」
やって来たのは2人の隊長だ。
「はい、どうやら俺が留守の間に、何者かが我が家に侵入し、リリアを連れて行っても様です。ドアを壊して侵入した様で…ルークは今、家に確認に行っております」
「そうか…まさか2人の家族に手を出すとは…」
「まずはお2人の家族を取り戻すことを最優先に考えましょう。それで犯人からは何か連絡などは…」
「お取込み中失礼いたします。今ルーク副隊長と一緒に副隊長の家に向かった隊員から、連絡が入りました。やはりルーク副隊長の婚約者も、何者かに連れ去られていた様です。かなり抵抗した様で、家が滅茶苦茶になっていたとの事。ショックでルーク副隊長は、放心状態の様で…」
「そうか、やはりルーク副隊長の家族も連れ去られていたか…それで犯人から何か連絡は…」
「お取込み中失礼いたします。先ほど何者かによって、通信機と手紙が投げ入れられました。多分あの男の仲間の仕業かと」
「通信機と手紙だと!」
隊員から手紙を受け取り、早速内容を確認した。
「やはりゼルス隊長とルーク副隊長の家族は、こいつらにさらわれた様ですね。あの男を大人しく返せば、彼女たちを解放すると書いてあります。せっかく捕まえた男ですが、ここは人質交渉に応じましょう」
俺の方を叩きながらそう言ったのは、ゴーン隊長だ。せっかく捕まえた主犯格の男を逃がすのは心苦しい。だが、それ以上にリリアが心配だ。ここはゴーン隊長の心遣いに甘えるしかない。
だが…
「リリアは俺が必ず助け出します。せっかく犯人が自らコンタクトをとろうとしてくれているのです。これは千載一遇のチャンス。このチャンスを見逃すわけにはいきません」
リリアの事はもちろん心配だ。今すぐに助け出してやりたい。でも俺はそれ以上に、リリアを誘拐した犯人が憎い。俺の手で捕まえて、二度と悪さが出来ない様にしてやる!
ルークが血相を変えて走り去っていく。
「おっと、俺をこれ以上傷つけない方がいいと思うぜ。俺を傷つければ、お前たちの大切な女も何をされるか分からないぜ。お前たちの女たちは、俺たちを解放させるための切り札だからな。もうすぐ連絡が入るはずだ。俺の仲間たちから。それにしてもお前、隊長なのだろう?こんな大変な時に彼女に会いに行くだなんて、仕事を舐めているのか?」
「うるさい!お前にとやかく言われる筋合いはない!それでリリアはどこにいるのだ?酷い事をしていないだろうな?」
「さあな、俺も仲間たちがお前の女をどこに連れて行ったかまでは知らないよ。ただ、大切な人質だからな。さすがにそれなりに大事に扱っているのじゃないのか?」
大事に扱っているだと?ふざけるな!
「ゼルス隊長、一体どうしたのですか?この騒ぎは…」
「オスカー隊長!どうやら俺の家族とルークの家族が、こいつらの仲間に誘拐された様です。きっと向こうは人質交換を要求してくるでしょう。まさかリリアが狙われるだなんて…」
「落ち着いて下さい、ゼルス隊長。すぐに他の隊長たちにも状況を連絡します。一旦隊長たちを集めて会議をしましょう。すぐに他の隊長に連絡を取ってくれ。隊長不在の間も、パトロールはしっかり行う様指示を。混乱に乗じて、事件を起こすかもしれないからな。決して手を抜くな!気合を入れろと全隊員たちに伝えろ!」
「承知いたしました!」
「それで、ルーク副隊長は?」
「今婚約者の安否を確認しに行っております。俺が悪いのです。リリアを1人にしておいたから。万が一リリアに何かあったら、俺は…」
「しっかりしてください。あなたが取り乱してどうするのですか?とにかく落ち着いて!」
「へぇ~!この国最強の男と言われたゼルス隊長でも、取り乱すのだな。これは見ものだ!」
声を上げて笑う男。
「貴様!いい加減にしろ。八つ裂きにされたいのか!」
「八つ裂きにしたいのならすればいい。お前の愛する女がどうなってもいいのならな」
こいつ!!
本当なら八つ裂きにしてやりたいところだが、こいつに手を出したらリリアが何をされるか分からない。こいつの話では、リリアは人質交渉の大切な切り札だ。傷つける事はないだろう。
それでもリリアに怖い思いをさせている事は確かだ。それにもし交渉が失敗したら…
「ゼルス隊長、オスカー隊長!大丈夫ですか?」
「ゼルス隊長とルーク隊長の家族が誘拐されたと聞いたが、本当か?」
やって来たのは2人の隊長だ。
「はい、どうやら俺が留守の間に、何者かが我が家に侵入し、リリアを連れて行っても様です。ドアを壊して侵入した様で…ルークは今、家に確認に行っております」
「そうか…まさか2人の家族に手を出すとは…」
「まずはお2人の家族を取り戻すことを最優先に考えましょう。それで犯人からは何か連絡などは…」
「お取込み中失礼いたします。今ルーク副隊長と一緒に副隊長の家に向かった隊員から、連絡が入りました。やはりルーク副隊長の婚約者も、何者かに連れ去られていた様です。かなり抵抗した様で、家が滅茶苦茶になっていたとの事。ショックでルーク副隊長は、放心状態の様で…」
「そうか、やはりルーク副隊長の家族も連れ去られていたか…それで犯人から何か連絡は…」
「お取込み中失礼いたします。先ほど何者かによって、通信機と手紙が投げ入れられました。多分あの男の仲間の仕業かと」
「通信機と手紙だと!」
隊員から手紙を受け取り、早速内容を確認した。
「やはりゼルス隊長とルーク副隊長の家族は、こいつらにさらわれた様ですね。あの男を大人しく返せば、彼女たちを解放すると書いてあります。せっかく捕まえた男ですが、ここは人質交渉に応じましょう」
俺の方を叩きながらそう言ったのは、ゴーン隊長だ。せっかく捕まえた主犯格の男を逃がすのは心苦しい。だが、それ以上にリリアが心配だ。ここはゴーン隊長の心遣いに甘えるしかない。
だが…
「リリアは俺が必ず助け出します。せっかく犯人が自らコンタクトをとろうとしてくれているのです。これは千載一遇のチャンス。このチャンスを見逃すわけにはいきません」
リリアの事はもちろん心配だ。今すぐに助け出してやりたい。でも俺はそれ以上に、リリアを誘拐した犯人が憎い。俺の手で捕まえて、二度と悪さが出来ない様にしてやる!
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