46 / 62
第46話:エマは私のよき理解者です
私の誕生日パーティー以降、いつも以上に私の傍に寄り添ってくれているエヴァン様。さらにハドソン殿下からも“ナタリーが申し訳なかった”と、頭を下げられた。
ただ、あの人形の件は不問になったらしい。これ以上ナタリー様を刺激しない方がいいと言う結論になったらしい。その件に関して、エヴァン様が最後まで“ナタリー嬢に厳罰を”と訴えていたとお父様から聞いた。
お父様からは
“お前が今平和に暮らせているのは、エヴァン殿が陰で動いていてくれているお陰だ。その事はしっかり理解しておくように”
と言われた。私だって、エヴァン様が動いてくれている事は知っている。それでもまだ、私の中でモヤモヤが残っているのだ。
あれほどまでに恐ろしいナタリー様のいう事を鵜呑みにして私につらく当たった事が、どうしても許せない。どうしてよりによって、ナタリー様のいう事を信じたのだろう。もしも他の方だったら、私の気持ちも違ったかもしれないのに…
ついため息が出てしまう。
「ルーナ、大丈夫?あなた最近顔色が悪いわよ。特にお誕生日パーティーの後から様子が変だし。何かあった?」
心配そうに私を見つめるのは、エマだ。エマにはナタリー様から恐ろしい人形のプレゼントをもらった事は話していない。きっとこの話をすれば、エマは怒り狂い、ナタリー様に文句を言うだろう。
そんな事をしたら、エマも何をされているか分からない。そう、最近のナタリー様はいつも以上に殺気立っているのだ。これ以上エマを巻き込みたくはないのだ。
「大丈夫よ。相変わらずナタリー様が、私を気に入らない様なの」
「そう…ねえ、ルーナ。最近エヴァン様があなたに今まで以上にべったりでしょう?最初はルーナの傍にいたくてベッタリなのだと思っていたのだけれど、エヴァン様はいつも周りを気にしているのよね…何かに警戒している様に。もし…もし何かルーナに危険が迫っているのなら、私にも教えて。私もルーナの力になりたいの」
真剣な表情のエマ。
「ありがとう、本当に大丈夫よ。きっとエヴァン様は心配性だから、未だに令息が私に近づかないか警戒しているのよ」
そう言って笑顔を作った。エヴァン様、最近寝不足の様で、また少しやつれてしまった。お父様が言っていた通り、私の知らないところで色々と動いてくれているのかもしれない。
私を守るために、それこそ寝ずに…
今も少し離れた場所から、心配そうに私を見つめていた。
「ねえ、エマ。私ね、エヴァン様が私の為に今、必死に動いてくれているのは知っているの。それに私、エヴァン様の傍にいると、なんだか落ち着くし。ナタリー様にどんなに酷い事をされても、エヴァン様の声を聞いたり触れたりすると、なんだか恐怖も和らぐのよね。でも…それでもどうしても、私はエヴァン様がまだ許せない。何より私を苦しめている張本人、ナタリー様の言葉を鵜呑みにしたエヴァン様を…」
私はきっと、まだエヴァン様が好きなのだろう。エヴァン様にとって私は、大切な存在。でも、頭では分かっていても、どうしても1年間辛く悲しい思いをした記憶が頭らか離れないのだ。
「ルーナ、そうよね。どんなに好きな相手でも、やっぱり裏切られたという思いが消えない以上、私はエヴァン様の元に戻るのは止めた方がいいと思うわ。私はいつでもルーナの味方よ。だからあまり思い詰めないで。もしエヴァン様と結婚しない事で一生独身になってしまっても大丈夫よ。私もずっと独身だろうし。女2人、楽しく過ごしましょう」
そう言って笑ったエマ。いつも私に寄り添ってくれるエマの笑顔を見ると、少し心が軽くなる。
「エマ、ありがとう。そうね、女2人で過ごすのも悪くないわね」
そう言って私も笑った。でも、エマには好きな人と幸せになって欲しい。エマの好きな人って、一体誰なんだろう…
ふとエヴァン様の方を見ると、ハドソン殿下とこっちを見ながら話をしていた。
「そういえばハドソン殿下って、エヴァン様の従兄弟なのよね。エヴァン様の話では、ハドソン殿下もナタリー様の我が儘に相当うんざりしているとの事よ」
「…」
なぜか返事をしないエマ。ふとエマの方を見ると、辛そうに俯いていた。
「エマ?」
「ごめん、何でもないのよ。さあ、そろそろ帰りましょうか?」
「…ええ…そうね」
エマのあんな顔、初めて見た。そういえばエマの前で、ハドソン殿下の話をしたことがなかったわ。ふとエヴァン様の方を見ると、私たちが帰ると気が付いたのか、急いでこちらに向かってくる。そしてハドソン殿下は…
こっちを見つめていた。そう、真っすぐとエマを見ている。その瞳はとても切なそうで、まるで大切な人を見つめている様だ。
もしかして…
そういえばナタリー様が言っていた。
“ハドソン様はいつもあなたを見ている”と。ナタリー様が言っていた事が本当なら、ハドソン殿下は私を見ていたわけではなく、私と一緒にいたエマを見ていた?
なぜだろう、今まで考えもしなかったが、もしかしてエマの思い人は、ハドソン殿下?そしてハドソン殿下もエマを…
エマが逆立ちしても手に入らない人とは、ハドソン殿下の事なのでは…
急にそんな気がしだした。
でも私は、たとえ2人の気持ちに気が付いても、何もしてあげられない。本当は何かしてあげたいけれど…
背中を向けて歩くエマを見つめるハドソン殿下、そんな2人を見つめ、胸が締め付けられるのだった。
ただ、あの人形の件は不問になったらしい。これ以上ナタリー様を刺激しない方がいいと言う結論になったらしい。その件に関して、エヴァン様が最後まで“ナタリー嬢に厳罰を”と訴えていたとお父様から聞いた。
お父様からは
“お前が今平和に暮らせているのは、エヴァン殿が陰で動いていてくれているお陰だ。その事はしっかり理解しておくように”
と言われた。私だって、エヴァン様が動いてくれている事は知っている。それでもまだ、私の中でモヤモヤが残っているのだ。
あれほどまでに恐ろしいナタリー様のいう事を鵜呑みにして私につらく当たった事が、どうしても許せない。どうしてよりによって、ナタリー様のいう事を信じたのだろう。もしも他の方だったら、私の気持ちも違ったかもしれないのに…
ついため息が出てしまう。
「ルーナ、大丈夫?あなた最近顔色が悪いわよ。特にお誕生日パーティーの後から様子が変だし。何かあった?」
心配そうに私を見つめるのは、エマだ。エマにはナタリー様から恐ろしい人形のプレゼントをもらった事は話していない。きっとこの話をすれば、エマは怒り狂い、ナタリー様に文句を言うだろう。
そんな事をしたら、エマも何をされているか分からない。そう、最近のナタリー様はいつも以上に殺気立っているのだ。これ以上エマを巻き込みたくはないのだ。
「大丈夫よ。相変わらずナタリー様が、私を気に入らない様なの」
「そう…ねえ、ルーナ。最近エヴァン様があなたに今まで以上にべったりでしょう?最初はルーナの傍にいたくてベッタリなのだと思っていたのだけれど、エヴァン様はいつも周りを気にしているのよね…何かに警戒している様に。もし…もし何かルーナに危険が迫っているのなら、私にも教えて。私もルーナの力になりたいの」
真剣な表情のエマ。
「ありがとう、本当に大丈夫よ。きっとエヴァン様は心配性だから、未だに令息が私に近づかないか警戒しているのよ」
そう言って笑顔を作った。エヴァン様、最近寝不足の様で、また少しやつれてしまった。お父様が言っていた通り、私の知らないところで色々と動いてくれているのかもしれない。
私を守るために、それこそ寝ずに…
今も少し離れた場所から、心配そうに私を見つめていた。
「ねえ、エマ。私ね、エヴァン様が私の為に今、必死に動いてくれているのは知っているの。それに私、エヴァン様の傍にいると、なんだか落ち着くし。ナタリー様にどんなに酷い事をされても、エヴァン様の声を聞いたり触れたりすると、なんだか恐怖も和らぐのよね。でも…それでもどうしても、私はエヴァン様がまだ許せない。何より私を苦しめている張本人、ナタリー様の言葉を鵜呑みにしたエヴァン様を…」
私はきっと、まだエヴァン様が好きなのだろう。エヴァン様にとって私は、大切な存在。でも、頭では分かっていても、どうしても1年間辛く悲しい思いをした記憶が頭らか離れないのだ。
「ルーナ、そうよね。どんなに好きな相手でも、やっぱり裏切られたという思いが消えない以上、私はエヴァン様の元に戻るのは止めた方がいいと思うわ。私はいつでもルーナの味方よ。だからあまり思い詰めないで。もしエヴァン様と結婚しない事で一生独身になってしまっても大丈夫よ。私もずっと独身だろうし。女2人、楽しく過ごしましょう」
そう言って笑ったエマ。いつも私に寄り添ってくれるエマの笑顔を見ると、少し心が軽くなる。
「エマ、ありがとう。そうね、女2人で過ごすのも悪くないわね」
そう言って私も笑った。でも、エマには好きな人と幸せになって欲しい。エマの好きな人って、一体誰なんだろう…
ふとエヴァン様の方を見ると、ハドソン殿下とこっちを見ながら話をしていた。
「そういえばハドソン殿下って、エヴァン様の従兄弟なのよね。エヴァン様の話では、ハドソン殿下もナタリー様の我が儘に相当うんざりしているとの事よ」
「…」
なぜか返事をしないエマ。ふとエマの方を見ると、辛そうに俯いていた。
「エマ?」
「ごめん、何でもないのよ。さあ、そろそろ帰りましょうか?」
「…ええ…そうね」
エマのあんな顔、初めて見た。そういえばエマの前で、ハドソン殿下の話をしたことがなかったわ。ふとエヴァン様の方を見ると、私たちが帰ると気が付いたのか、急いでこちらに向かってくる。そしてハドソン殿下は…
こっちを見つめていた。そう、真っすぐとエマを見ている。その瞳はとても切なそうで、まるで大切な人を見つめている様だ。
もしかして…
そういえばナタリー様が言っていた。
“ハドソン様はいつもあなたを見ている”と。ナタリー様が言っていた事が本当なら、ハドソン殿下は私を見ていたわけではなく、私と一緒にいたエマを見ていた?
なぜだろう、今まで考えもしなかったが、もしかしてエマの思い人は、ハドソン殿下?そしてハドソン殿下もエマを…
エマが逆立ちしても手に入らない人とは、ハドソン殿下の事なのでは…
急にそんな気がしだした。
でも私は、たとえ2人の気持ちに気が付いても、何もしてあげられない。本当は何かしてあげたいけれど…
背中を向けて歩くエマを見つめるハドソン殿下、そんな2人を見つめ、胸が締め付けられるのだった。
あなたにおすすめの小説
あなたに未練などありません
風見ゆうみ
恋愛
「本当は前から知っていたんだ。君がキャロをいじめていた事」
初恋であり、ずっと思いを寄せていた婚約者からありえない事を言われ、侯爵令嬢であるわたし、アニエス・ロロアルの頭の中は真っ白になった。
わたしの婚約者はクォント国の第2王子ヘイスト殿下、幼馴染で親友のキャロラインは他の友人達と結託して嘘をつき、私から婚約者を奪おうと考えたようだった。
数日後の王家主催のパーティーでヘイスト殿下に婚約破棄されると知った父は激怒し、元々、わたしを憎んでいた事もあり、婚約破棄後はわたしとの縁を切り、わたしを家から追い出すと告げ、それを承認する書面にサインまでさせられてしまう。
そして、予告通り出席したパーティーで婚約破棄を告げられ絶望していたわたしに、その場で求婚してきたのは、ヘイスト殿下の兄であり病弱だという事で有名なジェレミー王太子殿下だった…。
※史実とは関係なく、設定もゆるい、ご都合主義です。
※中世ヨーロッパ風で貴族制度はありますが、法律、武器、食べ物などは現代風です。話を進めるにあたり、都合の良い世界観となっています。
※誤字脱字など見直して気を付けているつもりですが、やはりございます。申し訳ございません。
寵愛のいる旦那様との結婚生活が終わる。もし、次があるのなら緩やかに、優しい人と恋がしたい。
にのまえ
恋愛
リルガルド国。公爵令嬢リイーヤ・ロイアルは令嬢ながら、剣に明け暮れていた。
父に頼まれて参加をした王女のデビュタントの舞踏会で、伯爵家コール・デトロイトと知り合い恋に落ちる。
恋に浮かれて、剣を捨た。
コールと結婚をして初夜を迎えた。
リイーヤはナイトドレスを身に付け、鼓動を高鳴らせて旦那様を待っていた。しかし寝室に訪れた旦那から出た言葉は「私は君を抱くことはない」「私には心から愛する人がいる」だった。
ショックを受けて、旦那には愛してもられないと知る。しかし離縁したくてもリルガルド国では離縁は許されない。しかしリイーヤは二年待ち子供がいなければ離縁できると知る。
結婚二周年の食事の席で、旦那は義理両親にリイーヤに子供ができたと言い出した。それに反論して自分は生娘だと医師の診断書を見せる。
混乱した食堂を後にして、リイーヤは馬に乗り伯爵家から出て行き国境を越え違う国へと向かう。
もし、次があるのなら優しい人と恋がしたいと……
お読みいただき、ありがとうございます。
エブリスタで四月に『完結』した話に差し替えいたいと思っております。内容はさほど、変わっておりません。
それにあたり、栞を挟んでいただいている方、すみません。
婚約破棄を申し入れたのは、父です ― 王子様、あなたの企みはお見通しです!
みかぼう。
恋愛
公爵令嬢クラリッサ・エインズワースは、王太子ルーファスの婚約者。
幼い日に「共に国を守ろう」と誓い合ったはずの彼は、
いま、別の令嬢マリアンヌに微笑んでいた。
そして――年末の舞踏会の夜。
「――この婚約、我らエインズワース家の名において、破棄させていただきます!」
エインズワース公爵が力強く宣言した瞬間、
王国の均衡は揺らぎ始める。
誇りを捨てず、誠実を貫く娘。
政の闇に挑む父。
陰謀を暴かんと手を伸ばす宰相の子。
そして――再び立ち上がる若き王女。
――沈黙は逃げではなく、力の証。
公爵令嬢の誇りが、王国の未来を変える。
――荘厳で静謐な政略ロマンス。
(本作品は小説家になろう、カクヨムにも掲載中です)
大好きなあなたを忘れる方法
山田ランチ
恋愛
あらすじ
王子と婚約関係にある侯爵令嬢のメリベルは、訳あってずっと秘密の婚約者のままにされていた。学園へ入学してすぐ、メリベルの魔廻が(魔術を使う為の魔素を貯めておく器官)が限界を向かえようとしている事に気が付いた大魔術師は、魔廻を小さくする事を提案する。その方法は、魔素が好むという悲しい記憶を失くしていくものだった。悲しい記憶を引っ張り出しては消していくという日々を過ごすうち、徐々に王子との記憶を失くしていくメリベル。そんな中、魔廻を奪う謎の者達に大魔術師とメリベルが襲われてしまう。
魔廻を奪おうとする者達は何者なのか。王子との婚約が隠されている訳と、重大な秘密を抱える大魔術師の正体が、メリベルの記憶に導かれ、やがて世界の始まりへと繋がっていく。
登場人物
・メリベル・アークトュラス 17歳、アークトゥラス侯爵の一人娘。ジャスパーの婚約者。
・ジャスパー・オリオン 17歳、第一王子。メリベルの婚約者。
・イーライ 学園の園芸員。
クレイシー・クレリック 17歳、クレリック侯爵の一人娘。
・リーヴァイ・ブルーマー 18歳、ブルーマー子爵家の嫡男でジャスパーの側近。
・アイザック・スチュアート 17歳、スチュアート侯爵の嫡男でジャスパーの側近。
・ノア・ワード 18歳、ワード騎士団長の息子でジャスパーの従騎士。
・シア・ガイザー 17歳、ガイザー男爵の娘でメリベルの友人。
・マイロ 17歳、メリベルの友人。
魔素→世界に漂っている物質。触れれば精神を侵され、生き物は主に凶暴化し魔獣となる。
魔廻→体内にある魔廻(まかい)と呼ばれる器官、魔素を取り込み貯める事が出来る。魔術師はこの器官がある事が必須。
ソル神とルナ神→太陽と月の男女神が魔素で満ちた混沌の大地に現れ、世界を二つに分けて浄化した。ソル神は昼間を、ルナ神は夜を受け持った。
私を幽閉した王子がこちらを気にしているのはなぜですか?
水谷繭
恋愛
婚約者である王太子リュシアンから日々疎まれながら過ごしてきたジスレーヌ。ある日のお茶会で、リュシアンが何者かに毒を盛られ倒れてしまう。
日ごろからジスレーヌをよく思っていなかった令嬢たちは、揃ってジスレーヌが毒を入れるところを見たと証言。令嬢たちの嘘を信じたリュシアンは、ジスレーヌを「裁きの家」というお屋敷に幽閉するよう指示する。
そこは二十年前に魔女と呼ばれた女が幽閉されて死んだ、いわくつきの屋敷だった。何とか幽閉期間を耐えようと怯えながら過ごすジスレーヌ。
一方、ジスレーヌを閉じ込めた張本人の王子はジスレーヌを気にしているようで……。
◇小説家になろう、ベリーズカフェにも掲載中です!
◆表紙はGilry Drop様からお借りした画像を加工して使用しています
報われない恋の行方〜いつかあなたは私だけを見てくれますか〜
矢野りと
恋愛
『少しだけ私に時間をくれないだろうか……』
彼はいつだって誠実な婚約者だった。
嘘はつかず私に自分の気持ちを打ち明け、学園にいる間だけ想い人のこともその目に映したいと告げた。
『想いを告げることはしない。ただ見ていたいんだ。どうか、許して欲しい』
『……分かりました、ロイド様』
私は彼に恋をしていた。だから、嫌われたくなくて……それを許した。
結婚後、彼は約束通りその瞳に私だけを映してくれ嬉しかった。彼は誠実な夫となり、私は幸せな妻になれた。
なのに、ある日――彼の瞳に映るのはまた二人になっていた……。
※この作品の設定は架空のものです。
※お話の内容があわないは時はそっと閉じてくださいませ。
【完結】私の望み通り婚約を解消しようと言うけど、そもそも半年間も嫌だと言い続けたのは貴方でしょう?〜初恋は終わりました。
るんた
恋愛
「君の望み通り、君との婚約解消を受け入れるよ」
色とりどりの春の花が咲き誇る我が伯爵家の庭園で、沈痛な面持ちで目の前に座る男の言葉を、私は内心冷ややかに受け止める。
……ほんとに屑だわ。
結果はうまくいかないけど、初恋と学園生活をそれなりに真面目にがんばる主人公のお話です。
彼はイケメンだけど、あれ?何か残念だな……。という感じを目指してます。そう思っていただけたら嬉しいです。
彼女視点(side A)と彼視点(side J)を交互にあげていきます。
そんなにその方が気になるなら、どうぞずっと一緒にいて下さい。私は二度とあなたとは関わりませんので……。
しげむろ ゆうき
恋愛
男爵令嬢と仲良くする婚約者に、何度注意しても聞いてくれない
そして、ある日、婚約者のある言葉を聞き、私はつい言ってしまうのだった
全五話
※ホラー無し