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二章
36 閃光騎士団
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先遣隊が上流域にたどり着いてから二日後、閃光騎士団の本隊が到着した。
旗を掲げた騎兵を先頭に歩兵が続く。おおよそ五十名ほどだろうか。威風堂々と行軍するその姿に、冒険者たちは完全に呑まれていた。
「閃光騎士団総長、クロヴィス閣下の御成りである」
老騎士が重々しく声を張る。騎士たちに倣って冒険者たちも不恰好に膝を折る。かしこまって迎える俺たちに接近したクロヴィスは、わざわざ馬から降りて直接声をかけた。
「貴公らの働き、大義であった」
「もったいないお言葉でございます」
先遣隊の隊長が恭しく答える。冒険者たちはクロヴィスの貫禄にうろたえながら、ただただ額ずいていた。俺も同じように従順な態度をとりつつも、ちょっと笑いそうになってしまった。ニールと一夜を過ごしたときとのギャップがありすぎる。おろおろしながら平民の腰を撫でる王族なんて、この場の誰も想像できないだろう。そんな不埒な考えを見透かしたように、俺の前でクロヴィスが動きを止めた。
「――貴公が……イスミか?」
まさか声をかけられるとは思わず、対応に惑っているうちに老騎士が「この者が冒険者イスミにございます」と簡潔に答えてくれた。ご紹介に与った俺はさらに深く頭を下げた。
「面を上げよ」
なぜ俺だけ。戸惑いながらも顔を上げると、じっと見据えられた。本来ならば兜を取るべき場面だ。俺の斜め前方にいる老騎士に目をやると、俺だけにわかるように小さく首を横に振っていた。イスミのグロ顔を閣下にお見せしたくないのだろう。クロヴィスも俺に兜を取れとは言わなかった。
「……貴公の勇名は聞き及んでいる。働きに期待する」
特別にお言葉をたまわってしまった俺は、ただ愚直に頭を下げた。
クロヴィスが立ち去ったあと、あれだけタダ働きに文句を言っていた冒険者たちは手のひらを返して閃光騎士団を褒め称えた。
「すげえな、王族は」
「やっぱり俺らとは格が違うぜ。それに、イスミさんに声をかけてたな」
「――まあ、あれだけ働いてりゃな……」
王族に直接お声がけいただいたおかげで俺の株も上がったが。この後は残念ながら負け戦だ。
✧
開戦は魔物の力が最も弱まるとされる真昼だった。
ブルードラゴンが住処にしているのは上流域にある滝壺。周辺の木々は薙ぎ払われ、幾度も川が氾濫したせいで地面はぬかるんでいる。それも想定のうちなのだろう。工兵たちが素早く足場を固め、最前線には重盾を装備した守備部隊を展開。その後方には上位魔法の使い手である騎士たち。
ここまで道を切り拓いてきた冒険者たちは、そのさらに後方に待機している。先遣隊の隊長を務めていた騎士に「もしも機会があるならば出撃させてやらないでもない」というようなことを言われたが、誰も出しゃばろうとはしなかった。俺も高みの見物をさせてもらう。
クロヴィスが抜剣して切先を滝壺に向ける。それを合図に、雷属性の上位魔法が一斉に放たれた。魔法による遠距離攻撃でブルードラゴンを引き摺り出そうという作戦なのだろう。だがこれは悪手だ。
アルティメット・ドラゴンでは、敵の特性ごとに魔法攻撃力に差が出る。たとえば植物系の魔物には火属性の魔法、水生系の魔物には雷魔法がてきめんに効く。そのセオリーを覆してくるのがこのブルードラゴンだ。
雷撃が滝壺に吸い込まれていく。
一瞬、静まり返る。
「――伏せろ」
一応周囲にも声をかけて、俺は地面に伏せた。その直後、滝壺から騎士団に向けて雷魔法が放たれた。まばゆい光に一瞬遅れて、凄まじい轟音が鳴り響く。衝撃で空気がびりびりと震える。怒号と悲鳴が飛び交い、あっという間に前線は崩壊した。
「うわあああっ!」
「な、なんだっ!?」
衝撃波を浴びた冒険者たちが悲鳴を上げながら後方へとすっ転んでいく。咄嗟に俺を真似て伏せていた冒険者たちや、警戒を怠っていなかった老騎士は難を逃れたが、誰もが愕然としている。
――このギミック。俺もアルドラをプレイしていたときに驚かされた。
水生系の魔物には雷系魔法が効く、という定石はブルードラゴンには通用しない。それどころか雷系の魔法を使うと、次のターンで倍になって帰ってくる。しかも全体攻撃。初めて挑んだときは全滅した。
前線にいた閃光騎士団の者たちも死屍累々だ。相当数の死者が出ている様子だが、騎士団の後衛部隊に〔リザレクション〕の使い手がいるから蘇生できるだろう。
「怯むな! 第二隊、前へ!」
「救援部隊を援護しろ!」
各部隊の隊長が声を張り上げる。不測の事態にも即座に対応できるのはさすがだ。
滝壺からのそりと全容を現したブルードラゴンに、新たに前線へと躍り出た騎士たちが切りかかっていく。
「くっ! 刃が通らん!」
「なんだこの粘液は……ぐっ!」
日差しを受け、ブルードラゴンの巨体が光る。東洋系の竜とは様子が違う。電気ウナギにツノと短い手足が生えたような姿をしている。長大な全身を覆うのは細かな鱗と粘液。表皮が分厚いだけではなく、粘液のせいで刃が滑って攻撃が通らない。
ゲームでも物理攻撃は半減する。魔法攻撃を試みようとも、つい先ほど雷撃のお返しが飛んできたばかり。うかつに魔法は放てない。
「ォオオオオオ――ッ!」
ブルードラゴンが雄叫びをあげて全身をくねらせる。騎士たちは長い尾に打ちすえられる寸前で避けたが、遺体は滝壺に引きずり込まれてしまった。一度下がって立て直すべきだが、前線の騎士たちは救助に躍起になっている。遺体を見失えば蘇生もできない。
ブルードラゴンはけたたましく吠えながら滝壺に飛び込み、一瞬動きを止めた。その隙にとばかりに騎士たちは遺体の回収を試みるが、みるみるうちに滝壺の水があふれていく。
「――! 退避せよ!」
隊長格の一人が異変を察知して叫ぶが、遅い。津波を思わせる大波が滝壺から迫りあがり、前線にいた半数以上の騎士たちはなすすべなく波に飲まれた。それでも果敢に立て直しを図っているが、防戦一方。苦戦を強いられる閃光騎士団の姿に、冒険者たちもざわつきだした。
「お、おい……」
「やばいんじゃねえのか……」
明らかに戦況は悪い。顔を青くして囁き合う冒険者たちに、老騎士は毅然と振り返った。
「落ち着くがいい。閣下を信じておれ」
遠方にいる俺たちの声が届くはずもないが、その声を合図にしたかのようにクロヴィスが動き出した。
旗を掲げた騎兵を先頭に歩兵が続く。おおよそ五十名ほどだろうか。威風堂々と行軍するその姿に、冒険者たちは完全に呑まれていた。
「閃光騎士団総長、クロヴィス閣下の御成りである」
老騎士が重々しく声を張る。騎士たちに倣って冒険者たちも不恰好に膝を折る。かしこまって迎える俺たちに接近したクロヴィスは、わざわざ馬から降りて直接声をかけた。
「貴公らの働き、大義であった」
「もったいないお言葉でございます」
先遣隊の隊長が恭しく答える。冒険者たちはクロヴィスの貫禄にうろたえながら、ただただ額ずいていた。俺も同じように従順な態度をとりつつも、ちょっと笑いそうになってしまった。ニールと一夜を過ごしたときとのギャップがありすぎる。おろおろしながら平民の腰を撫でる王族なんて、この場の誰も想像できないだろう。そんな不埒な考えを見透かしたように、俺の前でクロヴィスが動きを止めた。
「――貴公が……イスミか?」
まさか声をかけられるとは思わず、対応に惑っているうちに老騎士が「この者が冒険者イスミにございます」と簡潔に答えてくれた。ご紹介に与った俺はさらに深く頭を下げた。
「面を上げよ」
なぜ俺だけ。戸惑いながらも顔を上げると、じっと見据えられた。本来ならば兜を取るべき場面だ。俺の斜め前方にいる老騎士に目をやると、俺だけにわかるように小さく首を横に振っていた。イスミのグロ顔を閣下にお見せしたくないのだろう。クロヴィスも俺に兜を取れとは言わなかった。
「……貴公の勇名は聞き及んでいる。働きに期待する」
特別にお言葉をたまわってしまった俺は、ただ愚直に頭を下げた。
クロヴィスが立ち去ったあと、あれだけタダ働きに文句を言っていた冒険者たちは手のひらを返して閃光騎士団を褒め称えた。
「すげえな、王族は」
「やっぱり俺らとは格が違うぜ。それに、イスミさんに声をかけてたな」
「――まあ、あれだけ働いてりゃな……」
王族に直接お声がけいただいたおかげで俺の株も上がったが。この後は残念ながら負け戦だ。
✧
開戦は魔物の力が最も弱まるとされる真昼だった。
ブルードラゴンが住処にしているのは上流域にある滝壺。周辺の木々は薙ぎ払われ、幾度も川が氾濫したせいで地面はぬかるんでいる。それも想定のうちなのだろう。工兵たちが素早く足場を固め、最前線には重盾を装備した守備部隊を展開。その後方には上位魔法の使い手である騎士たち。
ここまで道を切り拓いてきた冒険者たちは、そのさらに後方に待機している。先遣隊の隊長を務めていた騎士に「もしも機会があるならば出撃させてやらないでもない」というようなことを言われたが、誰も出しゃばろうとはしなかった。俺も高みの見物をさせてもらう。
クロヴィスが抜剣して切先を滝壺に向ける。それを合図に、雷属性の上位魔法が一斉に放たれた。魔法による遠距離攻撃でブルードラゴンを引き摺り出そうという作戦なのだろう。だがこれは悪手だ。
アルティメット・ドラゴンでは、敵の特性ごとに魔法攻撃力に差が出る。たとえば植物系の魔物には火属性の魔法、水生系の魔物には雷魔法がてきめんに効く。そのセオリーを覆してくるのがこのブルードラゴンだ。
雷撃が滝壺に吸い込まれていく。
一瞬、静まり返る。
「――伏せろ」
一応周囲にも声をかけて、俺は地面に伏せた。その直後、滝壺から騎士団に向けて雷魔法が放たれた。まばゆい光に一瞬遅れて、凄まじい轟音が鳴り響く。衝撃で空気がびりびりと震える。怒号と悲鳴が飛び交い、あっという間に前線は崩壊した。
「うわあああっ!」
「な、なんだっ!?」
衝撃波を浴びた冒険者たちが悲鳴を上げながら後方へとすっ転んでいく。咄嗟に俺を真似て伏せていた冒険者たちや、警戒を怠っていなかった老騎士は難を逃れたが、誰もが愕然としている。
――このギミック。俺もアルドラをプレイしていたときに驚かされた。
水生系の魔物には雷系魔法が効く、という定石はブルードラゴンには通用しない。それどころか雷系の魔法を使うと、次のターンで倍になって帰ってくる。しかも全体攻撃。初めて挑んだときは全滅した。
前線にいた閃光騎士団の者たちも死屍累々だ。相当数の死者が出ている様子だが、騎士団の後衛部隊に〔リザレクション〕の使い手がいるから蘇生できるだろう。
「怯むな! 第二隊、前へ!」
「救援部隊を援護しろ!」
各部隊の隊長が声を張り上げる。不測の事態にも即座に対応できるのはさすがだ。
滝壺からのそりと全容を現したブルードラゴンに、新たに前線へと躍り出た騎士たちが切りかかっていく。
「くっ! 刃が通らん!」
「なんだこの粘液は……ぐっ!」
日差しを受け、ブルードラゴンの巨体が光る。東洋系の竜とは様子が違う。電気ウナギにツノと短い手足が生えたような姿をしている。長大な全身を覆うのは細かな鱗と粘液。表皮が分厚いだけではなく、粘液のせいで刃が滑って攻撃が通らない。
ゲームでも物理攻撃は半減する。魔法攻撃を試みようとも、つい先ほど雷撃のお返しが飛んできたばかり。うかつに魔法は放てない。
「ォオオオオオ――ッ!」
ブルードラゴンが雄叫びをあげて全身をくねらせる。騎士たちは長い尾に打ちすえられる寸前で避けたが、遺体は滝壺に引きずり込まれてしまった。一度下がって立て直すべきだが、前線の騎士たちは救助に躍起になっている。遺体を見失えば蘇生もできない。
ブルードラゴンはけたたましく吠えながら滝壺に飛び込み、一瞬動きを止めた。その隙にとばかりに騎士たちは遺体の回収を試みるが、みるみるうちに滝壺の水があふれていく。
「――! 退避せよ!」
隊長格の一人が異変を察知して叫ぶが、遅い。津波を思わせる大波が滝壺から迫りあがり、前線にいた半数以上の騎士たちはなすすべなく波に飲まれた。それでも果敢に立て直しを図っているが、防戦一方。苦戦を強いられる閃光騎士団の姿に、冒険者たちもざわつきだした。
「お、おい……」
「やばいんじゃねえのか……」
明らかに戦況は悪い。顔を青くして囁き合う冒険者たちに、老騎士は毅然と振り返った。
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