Straight Flash

市川 電蔵

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Scene 19

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翌日、両親と兄貴、前橋の伯父さんは周辺の観光に出かけた。選挙の時は選挙カーに変わる石川家所有のワンボックスカーに乗せてもらい、孫兵衛さんが運転していく。
俺は雪江に連れられて、市内へ出かける。雪江の親友と会うという。高級セダンを苦もなく運転する雪江を助手席から眺める。
「あーくんも車の免許取ってね。山形じゃ車がないと不便すぎるから」
雪江が運転しながら俺に言う。
「運転上手いね」
「そう?はじめて言われたわ」
雪江が俺の方をちょっと見て笑う。
「この車って、高いよね」
「高い車を買ったら、その車屋さんは確実に一票入れてくれるでしょ?」
「なるほどね」
石川宗家の自動車保有台数も常識はずれである。義父・義母・雪江のそれぞれが日本の三大自動車メーカーのフラッグシップ車である高級セダンを所有し、サンダル代わりの軽自動車が2台、農業用の軽トラックとバンが1台づつ、選挙活動用として使うワンボックスカーが2台とマイクロバスが1台である。個人営業のレンタカー会社並みの保有数だ。
「東京から大先生が来る時にだけ使うベンツが、車庫の奥にあるよ」
「大先生?」
俺の問いに雪江は俺が小学生の頃の首相の名をさらりと口にした。俺はまた頭を抱えた。
「お父さんが修業時代にお世話になったんだってさ」
「偉い人の在庫処分セールかよ」
「子供の頃から大先生見てたから、最初はなんで大先生がテレビに何度も出てくるか不思議だったね」
「名家だよな…あらためて思うわ」
こんな名家に俺が入ってきていいものか、いまさらながら真剣に不安になってきた。
「たしかにウチは18代続いてる家よ、それは事実。でも私もお父さんもお母さんもおばあちゃんも、人間だからね、普通の」
雪江が俺の不安を見透かしたように、静かに言葉をつなぐ。
「別におカネが余ってるわけじゃないよ?土地だって私達が食べる分の田んぼと畑、あのお家があるだけ。あのお家だけは、私の居場所だから、ずっと守っていきたい、それだけよ」
石川の家は、たしかに質素な生活をしている。貧乏なわけはないが、求めて華美にしていることだけはない。雪江の最初の印象は、美人だけど地味、だった。俺はそこに惹かれたのだ。
「ヘマをいっぱいすると思うけどよ、最初はガマンしてくれ。俺、雪江のムコさんとしてお父さんたちに恥かかせないように頑張るから」
俺はぽつりと言い、シートに身をうずめた。雪江は左手を伸ばして俺の右手を掴んだ。
「あーくん、大好き」
俺の手を掴む雪江の右手には、力がこもっていた。
車は市内の繁華街を走っている。繁華街といっても、飲み屋と食堂、コンビニがちょっとある程度で、たしかに所沢と比べてだいぶ落ちる。繁華街の一番はしっこ、という感じの立地の店の駐車場に入った。この街にはちょっと珍しい、都会的なセンスのカフェレストランだ。ネオン管で書かれた店名は「トールパイン」と読める。
「一番仲の良い子がやってるお店」
エンジンを止めて雪江が言う。
「正確には、一番仲の良い子の兄が持ってる店ってことだけど、その子と彼氏が店を切り盛りしてるの。寒河江じゃ一番人気のカフェレストランよぉ」
「そのようだ、所沢にもこんなかっこいい店は少ない」
俺と雪江はそんな会話をしながら店のドアを開けた。
「いら…きゃーユキ、きんな結納だっけんだて?」
これまたかわいい女性が雪江を見て嬌声を上げる。
「んだー、やっとオワタず」
雪江は地元モードになっている。
「いがったー、ほんてんいがったー」
ほんてん、というのがホントに、という意味なのだということがわかってきた。最後のん、が省略されることが多いということも。
所在なげに突っ立っている俺に、彼女がようやく気が付き、また嬌声を上げる。
「うわー、なになになに、このヒト旦那?うわーなになになにカッコしぇーどれーやっぱりミュージシャンだどかっこしぇー」
しぇー、というのはいい、という意味だと理解した。
「マネージャー、騒いでねではやぐ席さ案内すろちゃ」
ドスの利いた声がカウンターの中から響く。彼女がようやく気がついて俺達を席に誘う。
「店長、私少しユキどしゃべてでしぇーべ?」
彼女は店名の入ったエプロンのまま、雪江の隣に座り、俺に向かい合う。
「かまねげっと、お客さん来たら戻れよ」
店長と呼ばれた男が、水の入ったコップを3個を盆に載せてボックスにやってきた。彼女は店長の盆からコップを取りテーブルに置く。店長は、軍兵衛さんとはまた違ったタイプで、かなりの強面だった。年齢は俺の兄貴くらいだろうか。真っ黒な髪を綺麗にオールバックにまとめ、黒いワイシャツとパンツははきっちり折り目が付いてシワひとつない。洋食系の黒い前掛けには店名が金糸で刺繍してある。店長は俺を一瞥してさっさとカウンターに戻った。
「はじめまして、荒木櫻乃って言います、ユキとは幼稚園の頃からの付き合いでぇす」
彼女が女子高生のようなノリで自己紹介する。ただ、標準語で言っているつもりなのだろうが、訛りがまったく抜けていない。
「サクラ、ムリムリ。あんた標準語ムリだがら」
雪江がネイティブの発音で櫻乃に突っ込む。
「ほだなごどないべした、バッチリ標準語だっけべ」
櫻乃は俺に同意を求める。
「んーちょっとつらいかも」
「んだがしたーショックだちゃー」
櫻乃はまったくショックを感じていない風でそう言って笑う。雪江の親友だというが、本当にものすごい美人である。雪江もそこそこだが、櫻乃と並べたら雪江は普通以下に見えてしまう。
「サクラ、美人でしょ?」
俺の心の中を見透かした雪江が、俺の耳をねじ上げる。
「中学高校の頃、ファッション雑誌に載ったのは1回や2回じゃなかったのよ」
櫻乃はにこにこしながら俺達を見ている。
「自慢だげっと、スカウトなてほれごそいっぱい来たんだじぇ」
「なじぇしたて訛り抜けねくて、がっかりしてみな帰ったんだは」
雪江がネイティブ訛りで突っ込むと、櫻乃も爆笑した。
「んだ、旦那さん、なんていうんだっけが」
櫻乃があらためて俺に尋ねる。
「あぁすんません、徳永愛郎です…ってそのうち徳永じゃなくなるか」
「あいろう…どだな字書くな?」
とびきりの美人が訛り全開でしゃべるというのは、とても新鮮な感じがする。
「あい、はその、愛してるの愛でして…」
そういったところで、櫻乃が愛してるだどーと言って雪江の手を取って笑う。とにかく明るいタイプの性格のようだ。
「マネージャー、あんまり騒ぐなず」
店長がコーヒーを運んできた。まだ注文はしていないのだが、雪江は身内同然なのだろう。
「いいべしたー、誰もお客さんいねものー。ユキと久しぶりに会ったんだじぇ」
櫻乃は可愛らしく抗議する。店長はコーヒーを俺と雪江の前に置くと、櫻乃の隣りに座る。
「まぁいいげどよ…愛郎さん、ですか、これからよろしく、店長の安孫子です」
店長は俺に軽く頭を下げる。
「オニシロウちゃん、あーくんをよろしくね」
雪江が俺に寄り添って、店長に笑いかける。店長の方は笑っていない。
「俺を面と向かってオニシロウって呼んでいいのは、ユキだけだがんな」
ようやく店長が少し表情を緩める。
「キヨシローちゃん、ごしゃがねの」
櫻乃も店長に頬を近づけて言う。キヨシローちゃんと呼ばれた店長が真っ赤になった。
「マネージャー、店では店長て呼べって」
店長はそそくさと立ち上がり、カウンターに戻る。
「あーくんはバンドやってだんだっけべ?」
櫻乃はもう俺をあーくん呼ばわりする。
「うん、JET BLACKっての。もうすぐメジャーデビューするよ」
「なんか聞いだごどあるちゃー、JET BLACKって」
「ツウの間では大人気なんだっけじぇ」
雪江は櫻乃に合わせているのか、完全にネィティブの訛りで話し続ける。
「ユキなのツウでもなんでもないどれー」
「んだげっとね。雑誌さも載ったんだじぇ、何回も」
「何回も、っても3回だよ」
店長がつかつかっと歩み寄り、テーブルに音楽雑誌を広げた。
「これだべ」
去年のキモノ・マーケットでのライブの記事だ。櫻乃がそれを食い入る様に読む。
「かっこしぇー、メジャーデビュー発表、ギターのアイ引退、だど」
「オニシロウちゃん、よぐ持ったっけね」
雪江が店長を見上げる。
「俺はツウだがらな」
店長はニヤリと笑って俺を見た。
「俺はJET BLACKのごどは結構注目しったっけんだ。まさか引退したギタリストがユキの旦那だどは正直驚いた」
「いや、お恥ずかしい」
「でも、あーくんはマジでギター上手いのよ、プロなんだから」
「こんどおしぇろ、ギター」
店長が真顔で言う。本当に怖い顔だが怒っているわけではないようだ。
「店長、顔怖いず」
櫻乃がまぜっかえし、店長も笑った。笑顔も怖かった。
「いい感じのお店ですよね、ここ」
俺はようやく店長の怖い顔に慣れてきたので、何とか話をつなげる。
「俺とオーナーで作り上げた店だ、昔がらの夢だっけ」
店長は得意げな表情になる。
「オーナーて、うづの兄。店長と同級生なんだ」
櫻乃が続ける。
「隣に不動産屋があるでしょ、オーナーは不動産屋さんよ」
雪江の言葉がなぜか標準語に変わる。
「社長はもう隠居して、不動産の方もオーナーが仕切ってる…呼ばっか、ちぇっと」
店長は携帯を取り出し、オーナーとやらに連絡をとった。
「すぐ来っど。隣ださげの」
本当にすぐオーナーはやってきた。店長と同級生ということだが、ノーネクタイの背広姿でビジネスマン然としている。短髪に細身のフレームレスのメガネが、少しワルっぽく見せている。店長が大悪だとするとちょい悪だろうか。
「ユキ、結納おめでとうな。昨日はオヤジが行ってた」
「ありがとう陸兄。この人が、私の夫になるヒト!」
雪江が満面の笑みで俺に抱きつく。
「と、徳永愛郎です、よろしくお願いします」
「荒木です。こちらこそよろしく」
荒木は俺に名刺を2枚くれた。1枚は「株式会社アラキ・リアル・エステート 専務取締役 荒木 陸王」とある。2枚目は「カフェ・レストラン トールパイン オーナー RIKUO "RICKY" ARAKI」だ。なかなかファンキーなビジネスマンだ。
荒木は櫻乃を席から追い出し、自分にもコーヒーを持ってくるよう言いつける。
「徳永くん、まぁ近々石川になっちゃうんだから愛郎くんでいいか。それとも若旦那」
「いやお好きなように」
荒木というこの男、若くして不動産屋を切り回してこの店のオーナーになるなど、ビジネスマンとして優秀なのだろう。気さくな雰囲気で、好人物であることは間違いない。
「旦那様から君のことは色々と聞いたよ。バンドマン辞めて雪江を選んだとか」
雪江がキャーと叫んで俺に抱きつく。
「あと、君の大学」
「ははは、お恥ずかしい三流大で…ご住職や学院の先生方のお陰でなんとか卒業できそうですが」
俺は頭をかく。
「たしかに三流大だな。その三流大で俺は留年したが」
荒木がニヤリと笑って俺を見る。
「あぁ、そうか、陸兄とあーくん同じ大学だ。最初あーくんの大学聞いたとき、なんか聞き覚えあったのよね」
「し、失礼いたしました」
俺は冷や汗をかいて荒木に頭を下げる。
「いやいや、気にするなって、三流大なのは残念ながらゆるぎない事実だ。俺も君と似たようなもんでな、商売に熱中して単位落としたんだよ」
「はぁ?商売」
「バイトしてたスナックでママに可愛がられてね、店を任されたの。赤字がでたら丸かぶり、上がりは半々って約束。そんでいろいろ考えてさ、昼間はイタリアンのランチ出したり、夜はいろんなイベントやったり。ゲイ・ナイトやったらどこで聞いたか知らないけどめちゃくちゃホモの客きたよ~。売上倍増したから上がりをママ6にしてあげた。ママ嬉し泣きしちゃってさぁ」
荒木は屈託なく笑った。ママとやらもこの笑顔に参ったのだろう。
「陸王が卒業して帰てきて、会って最初にゆたのが、店やっぺ、だがらな」
店長が荒木のコーヒーを持って来て話に加わった。
「俺も高校出でがらは家の田んぼ手伝ってただげで、無職のチンピラだっけし、もどもど店やるだいど思ったっけがらな、二人でどういう店にすっか話し合って決めだんだ」
「メシも酒もうまいレストランにしようって。清志郎はめずらしくまじめに勉強して調理師免許取ったしな」
荒木が楽しそうに話す。
「荒木さんと店長は同級生だって言ってましたよね」
「あぁ、清志郎は寒河江中央学院高校で3年間不敗の大番長で、3年の時はついに山形市の高校まで全部シメた。オニシロウのあだ名がついたのも当然だわな。いまだに山形の不良業界じゃ生ける伝説だから」
「昔の話なのやめろ陸王、はずがすいったら」
店長が照れくさそうに笑う。
「伝説のオニシロウちゃんも、サクラにはデレデレ」
雪江がニヤニヤして店長を指さす。
「うっせ、関係ないべほだなごど」
店では店長と呼べとさっき言っていたが、2人の時には「サクラちゃん、キヨシローちゃん」と呼び合っているのだろうか。
「櫻乃が高校1年の時、清志郎と付き合いたいって俺に言ってきたんだけどな。清志郎は高校で友達になって、家にもよく遊びに来てたから気になってたんだろ、小学校の頃から」
「やんだ、おニイ、はずかすいがら語んな~」
今度は櫻乃が真っ赤になって店長に抱きついた。店長の顔がえらいことになっている。
「櫻乃があれだけの美人でも一切悪い虫が寄って来なかったのは、オニシロウの彼女、ってのが知れ渡ってたから」
雪江が解説する。
「最初はな、16歳の娘と21歳の男の交際っていいのか、って思ったけど、今くらいになると別に普通だわな、5歳の年齢差は。そのくらい年の離れた夫婦はぜんぜん珍しくないし。清志郎、お前いつサクラと結婚すんだよ?」
荒木が店長に声をかける。店長はうっせ黙ってろと小さな声で答え、櫻乃とキッチンに消えた。
「そういう陸兄は結婚しないの?彼女は?」
雪江がコーヒーを飲みながら荒木に尋ねる。
「バカヤロウ、俺はお前と結婚するつもりだったんだよ」
雪江がむせる。俺は荒木の目を見た。半笑いで言った言葉だが、冗談を言っている目ではなかった。
「やめてよ陸兄」
雪江が呼吸を整えながら、荒木に笑いかける。
「ははは、あのママと結婚しちゃおうかと思ったんだけどな、あん時でママ40過ぎてたしな」
荒木はそんな馬鹿話をしてさっきの言葉を薄めていた。
「荒木さん、ホント、春からはお世話になります」
俺はあらためて荒木に頭を下げた。荒木が想っていた女性を奪ってしまった謝罪のためだった。
「いやいや、そんなあらたまんなくていいよ。でも、俺とは付き合うことになるからね。ウチの業務は、けっこうな割合で石川宗家と県内4分家の不動産管理と運用だから」
荒木はビジネスマンの顔になって言った。
「陸兄のとこが、明治の終わり頃からずっと石川の不動産管理してるんだって」
「戦前の、石川家と分家の土地所有面積がピークだった頃は、ここにでっかい社屋が建ってたそうだわ」
「荒木さんは石川家とご親戚なんですか?」
俺はふと沸いた質問を口にした。
「いや、縁戚関係はないはずだよ。荒木はもとから東京で、東京石川に紹介されてひいじいさんが山形に来たそうだから。ちなみに俺は東京の荒木本家の者で、寒河江に来たのは高校から。訛ってないでしょ?俺、養子で来たのよ寒河江に」
なんだか聞かなくてもいいことを聞いてしまったような気がして、とりあえず謝った。荒木は気にしないでと笑った。
「ちょっと店の中見ていいですか?」
荒木はどうぞどうぞと答え、俺は立ち上がり、バーカウンターの方へ行った。壁に、金色のレスポールがディスプレイしてある。店長に頼んでそれを見せてもらった。驚いたことに、本物のギブソンである。
「これ、本物っすよ」
俺はギターを抱えて椅子に座り、ほとんど無意識のままフレーズを弾いた。弦には錆が浮きチューニングもメタメタだが、さすがに本物だけあってボディの鳴りが良い。俺のやつよりもいいかもしれない。
「キャーあーくんやっぱりギター持つとステキー」
雪江がそう叫んで俺の隣に飛んできた。
「ほほう、やっぱプロだね」
荒木が感心している。
「やっぱりそのギター、本物だがした。われごどしたな、あいづさ。ニセモンだろうがら、よこせって言ってもらってきたんだわ、高校ん時」
それは恐喝という。
「入籍終わって落ち着いたらさぁ、ここで軽く弾いてくれるかな?学院の軽音部の連中にたまにやらせてるんだけど、ヘタでなぁ」
「喜んで。今度来るとき弦張り替えますね」
この街にやってくる理由が一つ増え、俺は嬉しかった。
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