心が欲しい…。

彼岸花

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高校2年生

4話

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どうして、こうなった…確か家に帰ってリラックスしてたら暁が…

「ゆうな~ねないの~?」

優菜のベットに先に寝っ転がり隣のスペースをぺしぺしと叩きながら寝ないのと可愛く聞きそれを見た優菜はうっと声を濁らせ暁に甘い自分を憎らしく思いながら今日何回かわからないため息を吐きながらしぶしぶベットに近づきベットに腰掛け暁の頭を撫でたら暁は気持ち良さそうに目を細目た。この間は言葉など入らない。なにも言わない。この雰囲気はなんとも心地よい雰囲気だが、優菜は唾を飲み言葉を出す。

「どうしたの?いつも断ったら帰るくせに、」
「初めは帰ろうと思ったよ…けど今日は帰りたくない。」

そう言って暁は枕に顔を埋めた…ん~家で何かあったのか?それか愛菜ちゃんをフッタから凹んでるのは、ないな…。うん。暁ってそういう冷たいことあるからな…まぁそこが良いんだけどさ。私は埋めてる暁の頭を髪を融かすように撫で仕方がないと考えベットから離れミルクをまた暖めなおすその様子を暁はちらりと覗き安心してるのか眠くなったのかベットにもそもそと入りゆっくりまぶたを閉じる。

私は自分のと暁のマグを握りしめベットにいる暁の体をゆすりおこしマグカップを渡す。暁はそれを受けとると私の背中に頭を預けた私はそのままホットミルクを一口のんだ。うん我ながら良い出来。

「…今日さ、」
「うん、」
「大丈夫だった?」
「なにが?」
「あの女が傷つけたところ」
「あの女ってあき…ふぅ。
大丈夫だよ、あーくん。」

あの女はないでしょって注意しようとしたら虚ろな目をしていたあぁ傷ついたんだ彼は。あの子が自分のものを傷つけたから。私はマグを置き昔ながらの呼び名で話しかけ微笑みながらよしよしと撫でたら暁はぎゅっとしがみつきこのまま寝るとぽそりと呟いたので私は布団をかけ背中を幼い子供をあやすように叩く。そうすると規則正しい寝息が聞こえてき私も寝るかとマグを持ち暁を起こさないようにベットから降りて歯磨きをしたり寝る用意をする。あとはと思い自分の部屋にある化粧台からボディミストで胸元にラベンダーを香らせて暁がいるベットに入り暁の頭に軽くキスをして小さく大事そうに呟く。

「おやすみなさい、mychocolate」

暖かい布団に眠気に襲われる…。あぁ今日は良い夢を見れそうだ。そう思いながら優奈は眠りの世界に入った。それを確認するように暁は優奈の寝顔を見るとうっとりしたような顔をし指で優奈の唇を擦ったりいとおしそうに唇にキスをしてオデコにキスをして小さく呟く。
「おやすみ、俺のmarshmallow」

二人は手を握り眠る。
まるで…二人しかいない世界みたいに。

イヴとアダムみたいになればいいのにと誰かが思う。さぁ誰が思ってるかはわかりません。
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