ひとりぼっちの寂しがりアルビノチーターはSランク冒険者に毎夜ベッドで躾けられる

ひつじ

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本編

10.シャルの葛藤

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ん・・・ここは?

俺は、崩れ落ちそうな小屋で、泣きながら叫ぶ、小さなチーターを見つけて、・・・・

「とーさんッッ!、かぁさッンッ・・・死なないでッ・・・!!

明日は、薬を買ってくるからぁッ!

明日はちゃんとッ、働かせてもらってッ・・・・

それでっ・・・くすりをッ、もらってくるからぁッ・・・

おねがい・・・・死なないで  ・・・

おれを置いていかないで・・・・

ひとりに・・・しないで・・・」





あぁ、またこの夢か・・・

と悟った。



俺が子供の頃、両親は流行り病にかかって死んでしまった。

俺がちゃんとしたチーターであったなら、両親はっ、

とーさんと、かーさんはっ・・・死ななかったかもしれないのに・・・





両親がかかったのは、白死病と言われる病気だ。

昔から恐れられている病気だが、原因や治療法もよくわかっていない。

肌が透き通ったように白くなって死にいたる病気ってことはわかっている。

だから、両親は、白いチーターを産んだから、病気になったと言われた・・・



俺が病の元凶だと・・・

俺が親を蝕む病そのものだと・・・


そんなことないと両親は言ってくれたけど・・・



俺は、・・・

俺は・・・・








俺が白くない普通のチーターならっ・・・・



そもそも両親は、病気になんてならなかった・・・

俺を一人残して死んじゃうことなんてなかった・・・

俺も一緒に連れてって欲しかった・・・・














俺は両親がなけなしのお金で俺を薬師に見せてくれた時のことをよく覚えている。

病気は見当たらないが、陽の光に当たらない方がいいと、言われただけだったが・・・





その日の夜中に母さんが泣きながら、ごめんねって俺に言っていたんだ。




母さんどうしたの?なんでないてるの?

って聞いたら、泣きながら抱きしめてくれたんだ・・・



「シャル・・・愛してる・・・

どんなことがあっても、あなたを愛してるわ・・・

私たちの可愛い子・・・」




俺は生まれつき真っ白な肌と髪、青い瞳・・・

耳と尻尾は白地に黒い斑点

太陽に長くあたると身体が耐えきれずに、寿命が縮む。



普通のチーター族は小麦色の肌、金色の髪、暖かな大地の色の瞳、

金色に輝く耳と尻尾には黒い斑点がある

輝く太陽の下で、最速で走るための肉体・・・



俺と真逆だ・・・



俺の村は、一つの大きなチーターの群れで成り立っていて、群れの仲間の結束をとても大事にしていた・・・

でもそれは悪い意味では、仲間と認められないものは排除するということ・・・

白いチーターは、村では仲間とは認められず、子供を守ろうとした両親は、村で孤立した


狩りも群れで協力して行うものだが、参加を拒否された。


だから、チーターなのに畑を耕して、なんとか食料を確保していたんだ・・・

狩りは、ネズミとかウサギとか小さい獲物を獲ってきてくれることもあったけど、仲間に邪魔されたり、奪われたりしていたみたいだった。


そんな感じで、俺たち家族は村の隅っこで、ギリギリの生活をしていたんだ・・・

でも母さんも父さんも、俺を大事にしてくれて、過保護なくらいだった。

父さんと母さんが畑で仕事をしているのに、手伝わせてもらえなかった

狩りも連れてってくれなかった・・・

太陽に当たるなって、耳にタコができるくらい言われた・・・

外で走ってないから、他の子供よりも貧弱で・・・弱かった・・・

でも、俺たちは、静かに、細々と暮らしていたんだ・・・







そんな中、白死病の魔の手が俺たちに迫っていた・・・

その年の冬は極端に寒く、作物が取れず、狩りの獲物も寒さのあまり、数が少なかった。

両親は日に日に痩せ細って衰弱していった。

それでも俺に食べるものを毎日用意してくれた・・・

胸がいっぱいで、、悲しくて、、自分が情けなくて、、・・・

俺は泣きながら、食べた・・・



父さんと母さんは、

「「いいの、あなたが食べなさい」」

というばかりで、自分たちはほとんど食べていなかった・・・




そんな無理が祟ったのか、ある日、父さんが倒れた・・・

その次の日、母さんが倒れた・・・

俺は、両親に薬を買おうと、村中を回ったが、取り合ってくれる者はいなかった。


薬のお金が足りないのかと、働いてお金を稼ごうとしたけど、働かせてくれるところもなかった。


俺は、何もできずに、泣きながら家に帰る日が続いていた・・・




そんな中、唯一、父の古い友人が、様子を見にきてくれた。

これで、なんとかなるかもしれないと、思ったのが間違いだった・・・

俺は最悪な選択をしてしまった・・・・


その人は、両親を見た途端、顔面を蒼白にして、俺を突き飛ばして、家から叫びながら、走り去っていった・・・





でも、もう、何もかもが、遅かったんだ・・・・


すでに白死病の魔の手は村にも広がっており、肌が白くなる病の元凶は俺たちだと、

白いチーターが災いを呼んできたと・・・












「白い悪魔め!早く死ね!」

「白死病を運んできた悪魔め!!

「白い悪魔を匿ったものは白死病に侵されるぞ!」

「家に火を放て!!!!」

「燃やし尽くせ!!!!!」


次の日の夜、家に火が放たれた・・・・




「かーさん!とーさん!逃げよう!!

はやく!おれがッ、はこぶからっ!!!

かーさん、、、起きて・・・・

とーさん、、、いっしょに逃げようよッ・・・・」



「うッッッ、くッ、しゃる!シャル!よく、聞きなさい。

私たちを置いて、逃げなさい。

私たちは、大丈夫だから・・・・

はやく、逃げなさい!!

誰にも見つからないように

わかったね・・・

元気に、強く、生きなさい・・・」



「と・・・・さん?

な、なに言ってんだよ?!

逃げるんだよ!はやく!!」



「シャル!愛してるわ

私たちのっ、たからもの・・・

大好きよ

だから、私たちに構わず、逃げて!


いいこだから・・・

生きるのよ・・・




いつか、あなたにも、愛する人ができるわ

守ってあげるのよ

強くなるのよ・・・





愛してるわ シャル」




「か・・・さん・・・


そんなっ・・・おれはッ


とーさんとかーさんがいればいい


何もいらないっ!


一緒に行くんだ・・・!


頑張って・・・」




バリバリバリバリッッッッッッ!!!!


ガシャーンッッ!!


もう家が崩れる・・・


あつい・・・


苦しい・・・




「「シャル!!生きなさい!!!」」


ドンッッッッッッ!!!



「ッッッッッッッッッ?!?!??!!」










両親はおれが必死で握っていた手を振り解くと、二人でおれを突き飛ばした・・・・


すぐ後に、家が崩れ・・・



火の中に消えた・・・





両親は・・・・?



とーさんと、かーさんは・・・・?



「とーさん!!かーさん!!

とーさん!!かーさん!!


・・・・・



うッッッっ

うわぁああぁぁあっぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあっぁぁあ!!!






ぐそぉおおおおおおおおおおっぉぉぉおぉぉぉ!!!!!






あぁぁッッッっっぁぁぁぁぁぁぁあああああぁぁぁぁぁあっぁあ!!!!!!」














『・・る!!!


ゃるッッッ!!起きろ!


シャルッ!!目を覚ませ!!』










「うわぁぁぁぁっあぁぁぁぁぁぁ!!!!!

ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁ!!!!!








ごめんなさい・・・!!


おれが白くて・・・ごめんなさいッ・・・!!!」




『シャルッ!!!シャルっ!!

シャルッッ!!俺だ!

俺を見ろ!!

俺が誰か、わかるかッ?』








強く抱きしめられた・・・

苦しいくらい、痛いくらい強く・・・

いい香りがして・・・

ココロが安らぐ・・・








「・・・・・・


・・・・・・

じ・・・るっっ・・・・」







『そうだ・・・落ち着け・・・

ここは、俺の家だ・・・

大丈夫だ・・・』








俺はジルに当たり散らしていた・・・

喚いて、爪を立てて引っ掻いて、肩に噛み付いて・・・

それでもジルは俺を離さずに、キツく抱きしめてくれていた・・・






なでで、キスして、背中をさすり・・・

落ち着くまで、ずっと、大丈夫だって言ってくれてた




『シャル・・・

落ち着いたか?

なんか、飲み物でもとってきてやろうか?』


俺はふるふると首を振った。何も喉を通りそうにない。


『シャル・・・

お前が、何か胸の中に溜め込んでいるものがあるっていうのは勘づいてた・・・

お前の、本当のお前のことを・・・

俺に語ってくれないか・・・?』




ジルのまっすぐな瞳が俺を見つめて・・・

ジルの暖かくて、少し硬い唇が、俺の目に溜まった涙を、優しく食んで・・・

ちゅっ・・・・と吸い取ってくれる・・・



そんで、俺のくちびる・・・ジルの唇がそっとなぞって、

あつい吐息が俺の口に注がれる・・・



ジルが、俺にそっと・・・きすをくれた・・・

激しいわけでも、苦しいわけでもないのに・・・・

涙が止まらなくなって・・・・

胸が痛いほどにいっぱいで・・・・



気づかないうちに、ジルのきすに俺も応えていた・・


「ん・・・ちゅっっっ・・・


ふぅ・・・んっ・・・ちぃうっ


ぐすっ・・・はっ・・・


ちゅっ・・・」






暖かい、逞しい腕に包まれて、・・・

きす・・・・されて・・・

俺のココロ溶かすみたいに・・・




『・・・ん、ちゅっ・・・


シャル・・・・お願いだ・・・・


教えてくれ・・・・』



はくはく・・・と声にならない音が漏れる・・・





「・・・・・・・・・・・っ・・



おれは、・・・両親を白死病で死なせてしまった・・・!!!!」






俺は村で起きたことをポツリ、ポツリとジルに語り始めた・・・・















両親が病に倒れた時、俺が一人でも畑で仕事ができればっ・・・

外に出て、狩りができればっ・・・

病気の両親に腹一杯、元気になるものを食わせてやれたかもしれない・・・


 

俺は、自分の真っ白な身体が大っ嫌いだ

太陽の光を浴びて小麦色の肌になりたい

太陽の下を思いっきり駆け回って、きらめく草原の大地を蹴りたい

大地に溶け込んで、もっとでかい獲物を一人で狩れるようになりたい

もう、弱いのは嫌だ・・・・







「俺はっ…

もう、自分が役立たずなせいでッ…

じぶんの大事なひとがっ…

しんじゃうのがやなんだ…

おれはぁっ… ひっく…

昼間、太陽の下に長い時間いられないせいで…

ちゃんと雇ってくれるとこ、ないし…

夜の仕事なんて男娼になるくらいしかッ稼げない…

で、でも、っそれは最後の手段にしたくて…

な、なんとか稼ぐなら、狩り…なんだけどッ

昼間は俺が白いせいでっ、ちょっとしか狩りができないのに…


夜の狩りは…獅子族とか他の種族が強くて…

獲物を捕まえても、非力なチーター族はッ

群れでいない限り、勝ち目はないんだ

だからぁッ…ひっくッ…

おれの狩りはッ

役にたたないんだッ!



おれはぁッ…

ジルのこと、おれのせいで死なせたくないッ

不幸にしたくッ…ないッ…!

守ってもらってばっかでッ…

なんかあったときにッ…

またッ…またっ…

とーさんとかーさんみたいにっ

なんもできないまま、っ、…しんじやったらッ…

俺は、自分が許せないッ…!


だからッ俺は強くなって大事な人をちゃんと守れるようになるまで…

誰とも一緒にならない!!」


俺は、泣きじゃくりながら…

ジルに言い放った








ジルは俺の話を黙って聴いてくれた。

ぎゅって抱きしめたまま、背をさすってくれていた…







『シャル、前も言ったが、俺はお前のことを愛している。

どんな姿でも愛している。

でも、お前が一人でいたい理由が弱さにあるなら、俺はそれを打ち砕いてやる…



シャル…お前が強くなることを望むなら、俺はお前が納得いくまで付き合ってやる。

俺はこう見えても、Sランク冒険者だからな

この大陸で5本の指に入るくらい強いぜ

だから、俺がお前をちゃんと鍛えてやる。

太陽の下で自由に走れるようにしてやる。


だから、…

お前が、俺を守ってくれるくらい強くなったら、…





俺と番に…

なってくれないか…?』







俺はもう自分の本心を偽ることができなかった・・・

考えるよりも先に、身体が動いていた・・・








こくん








って・・・・



初めて捕らえられた時から、俺はこいつに、心が釘付けにされてるんだ・・・




「じる・・・・じるっじるっじるッッッ!!


おれはつよくなるっっ!!」





それから、俺のジルとの鍛錬の日々が始まったんだ。





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