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第三章 神と魔と
182 絶望の魔物
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「とにかく現場を見に行こう」
それが俺の出した結論だった。
フォルテの目を通して魔力的な視界として見はしたが、やはり自分できっちりと確認する必要がある。
対処メンバーをどうするか、街の住人を避難させるかどうかということはその後決めるべきだろう。
「わかった」
「……仕方ない」
おっと。
「その前に自己紹介をしよう。俺はダスター。先駆けの郷のギルド不屈の野良犬のダスターだ」
ちらりと勇者を見ると、ムッとした顔をディスタスの特権騎士に向けてボソリと言った。
「勇者のアカガネだ」
アカガネって勇者を意味する言葉だからな。名乗りの意味がないぞ。まぁ嘘ではないが。
そんなに名前を名乗りたくないのか。
「……ディスタスの騎士、カリサ・サーサムだ」
あ、この騎士殿も勇者に対抗してる。それ、名前じゃなくて位と領地名だよな? いくら貴族に疎い俺でもなんとなくそのぐらいわかるぞ。……まぁいいか。
「では、サーサム卿とお呼びしていいですか?」
「好きにしろ」
「ご案内いただいても?」
「……こっちだ」
ディスタスの騎士サーサム卿は先に立って藪の間をひょいひょいと進む。
今さっき少し食事をしただけで、それほど体力が回復しているとは思えないが、サーサム卿の足取りは安定していた。しかも体に魔力を通して強化していない。まぁ現在魔力は細い糸のように人工迷宮とやらのほうへと注がれているので使えないと言ったほうがいいのかもしれないが。
勇者がそれに対抗でもしているのか、相手が数歩かかって登ったところをひと飛びで軽々と迫っている。
魔力は使っていないが背後から威圧をしているようだ。
おとなげないぞ。まぁまだ子どもだよなぁ、こいつはほんと。
俺は彼らのような超人的な身体能力は持っていないので、堅実に足元を確かめながら登った。
進むにつれ、前方から言いようのない気配が漂って来る。
これ、封印が完全じゃないよな。なんか漏れているような気がするんだが。
岩と灌木と、倒木を越えて、ふいに周辺に何もない場所に出る。
自然に空き地になった訳でなく、何かの力で無理やり更地にしたような人工的な空間だ。
そして濃密な魔力が周囲を覆っていた。
「おい、魔力が漏れてるじゃねぇか!」
勇者が指摘する。
俺も指摘したいところだ。
よくよく見ると、巨大な穴の縁三箇所に魔宝石が置いてあり、それを使っての簡易封印のようだ。
どう見てもはなっから無理がある封印方法だった。
咄嗟にやったのだろうが、これはあれだ、技量ではなく力技だな。サーサム卿も魔力が人より多いんだろうな。今は全体に薄くなっているが。
「俺は魔法の専門家ではない。この程度がギリギリだったのだ。だからこそこの場からあまり離れることが出来ん」
「なるほどね。ん?」
俺はこの騎士殿がこの場で餓死しかかっていた理由を理解してため息をこぼそうとした。が、そのとき何か魔力の乱れを感じた。
よくよく見ると、魔宝石の一つが不安定になっている。
「まずい。魔宝石を追加出来るか?」
「俺が……っ!」
俺の言葉に勇者が応えて封印を強化しようとしたが、間に合わなかった。
魔宝石の一つが砕けたのだ。
一つが砕けたらもう封印の役割は果たせない。
残る二つも弾け飛んだ。
「ぬう! あの触媒ではもはや限界か」
「何日頑張ったか知らないが、いつかこうなるのは当然だったからな。まぁ俺たちが来たときに封印が砕けたのは運が良かったのかもな」
おそらく、口では強がっていても、この騎士殿は不安だったのだろう。
そこへ勇者が訪れた。
つい、気持ちがゆるんでしまったのかもしれない。
その安心が魔力のゆらぎとなり魔宝石に掛かるバランスを崩したと考えれば、今この封印が壊れた理由もわかる。
まぁ野暮だから言わんが。
封印が壊れた瞬間、穴から魔力が吹き出した。
空気に色がついて見えるほどのとんでもない魔力だ。
あのドラゴンの魔力に近いほどに圧縮されていると言えばそのとんでもなさがわかるかもしれない。
そして、その魔力の奔流の後に、別のものが吹き上がった。
ゴボリという粘着質の音、そして赤みを帯びた水のような何かが、飛沫を上げて吹き出したのである。
最初、俺はそれを温泉かと思った。
だが、違った。ドロリとしたそれは地面を覆い、草木に触れると、それをたちまち溶かし始める。
「スライムか!」
「うそだろ、デカイ!」
コポリ、コポリと溢れるように、穴からスライムが湧き出した。
いや、それはおそらくたった一匹。一匹で周辺全てを覆えるほどの大きさなのだ。
「冗談じゃないぞ」
やばいなんてもんじゃない。
最悪だ。
「炎よ踊れ!」
こういうときの決断の速さはさすがと言える。
勇者がいきなり魔法をぶっ放した。
灼熱の魔法。離れている俺まで焼かれそうなぐらいとんでもない熱が巨大なスライムを燃え上がらせる。
ブシュー! と、湯が沸き立つような音と共に、湧き出ていたスライムが一気に縮む。
「おお!」
やったかと思った次の瞬間、スライムのなかに魔力溜まりが生まれ、縮んだ分を取り戻すように膨れ上がった。
「なんだ?」
「魔力を補給したようだ。サーサム卿、例の魔力を集める装置は穴のなかなんだな?」
「ああ、そうだ」
ディスタスの騎士、サーサム卿は苦いものを口にしたような顔で答える。
なるほど魔力が無尽蔵に供給可能な状態という訳だ。
経緯を考えるとこいつ、他の魔物を全部食ったってことだよな。
スライムは剣がほとんど通じない。
倒すときには今勇者がやったように熱を使うのが一般的だ。
炎を押し付けて縮んだところを棒かなんかでバラバラにする。
だが、それは小さい通常のスライムの倒し方でしかない。
この巨大さ、ほぼ無限の魔力供給、とんでもない魔物だ。
ヤバイ、何がヤバイって、街が近すぎる。特に保養所だ。
あそこには勇者パーティのメンバーとメルリルがいる。
「くそが」
ドロリと地表を流れるように這い進む巨大なスライムを、俺は絶望的な目で見つめたのだった。
それが俺の出した結論だった。
フォルテの目を通して魔力的な視界として見はしたが、やはり自分できっちりと確認する必要がある。
対処メンバーをどうするか、街の住人を避難させるかどうかということはその後決めるべきだろう。
「わかった」
「……仕方ない」
おっと。
「その前に自己紹介をしよう。俺はダスター。先駆けの郷のギルド不屈の野良犬のダスターだ」
ちらりと勇者を見ると、ムッとした顔をディスタスの特権騎士に向けてボソリと言った。
「勇者のアカガネだ」
アカガネって勇者を意味する言葉だからな。名乗りの意味がないぞ。まぁ嘘ではないが。
そんなに名前を名乗りたくないのか。
「……ディスタスの騎士、カリサ・サーサムだ」
あ、この騎士殿も勇者に対抗してる。それ、名前じゃなくて位と領地名だよな? いくら貴族に疎い俺でもなんとなくそのぐらいわかるぞ。……まぁいいか。
「では、サーサム卿とお呼びしていいですか?」
「好きにしろ」
「ご案内いただいても?」
「……こっちだ」
ディスタスの騎士サーサム卿は先に立って藪の間をひょいひょいと進む。
今さっき少し食事をしただけで、それほど体力が回復しているとは思えないが、サーサム卿の足取りは安定していた。しかも体に魔力を通して強化していない。まぁ現在魔力は細い糸のように人工迷宮とやらのほうへと注がれているので使えないと言ったほうがいいのかもしれないが。
勇者がそれに対抗でもしているのか、相手が数歩かかって登ったところをひと飛びで軽々と迫っている。
魔力は使っていないが背後から威圧をしているようだ。
おとなげないぞ。まぁまだ子どもだよなぁ、こいつはほんと。
俺は彼らのような超人的な身体能力は持っていないので、堅実に足元を確かめながら登った。
進むにつれ、前方から言いようのない気配が漂って来る。
これ、封印が完全じゃないよな。なんか漏れているような気がするんだが。
岩と灌木と、倒木を越えて、ふいに周辺に何もない場所に出る。
自然に空き地になった訳でなく、何かの力で無理やり更地にしたような人工的な空間だ。
そして濃密な魔力が周囲を覆っていた。
「おい、魔力が漏れてるじゃねぇか!」
勇者が指摘する。
俺も指摘したいところだ。
よくよく見ると、巨大な穴の縁三箇所に魔宝石が置いてあり、それを使っての簡易封印のようだ。
どう見てもはなっから無理がある封印方法だった。
咄嗟にやったのだろうが、これはあれだ、技量ではなく力技だな。サーサム卿も魔力が人より多いんだろうな。今は全体に薄くなっているが。
「俺は魔法の専門家ではない。この程度がギリギリだったのだ。だからこそこの場からあまり離れることが出来ん」
「なるほどね。ん?」
俺はこの騎士殿がこの場で餓死しかかっていた理由を理解してため息をこぼそうとした。が、そのとき何か魔力の乱れを感じた。
よくよく見ると、魔宝石の一つが不安定になっている。
「まずい。魔宝石を追加出来るか?」
「俺が……っ!」
俺の言葉に勇者が応えて封印を強化しようとしたが、間に合わなかった。
魔宝石の一つが砕けたのだ。
一つが砕けたらもう封印の役割は果たせない。
残る二つも弾け飛んだ。
「ぬう! あの触媒ではもはや限界か」
「何日頑張ったか知らないが、いつかこうなるのは当然だったからな。まぁ俺たちが来たときに封印が砕けたのは運が良かったのかもな」
おそらく、口では強がっていても、この騎士殿は不安だったのだろう。
そこへ勇者が訪れた。
つい、気持ちがゆるんでしまったのかもしれない。
その安心が魔力のゆらぎとなり魔宝石に掛かるバランスを崩したと考えれば、今この封印が壊れた理由もわかる。
まぁ野暮だから言わんが。
封印が壊れた瞬間、穴から魔力が吹き出した。
空気に色がついて見えるほどのとんでもない魔力だ。
あのドラゴンの魔力に近いほどに圧縮されていると言えばそのとんでもなさがわかるかもしれない。
そして、その魔力の奔流の後に、別のものが吹き上がった。
ゴボリという粘着質の音、そして赤みを帯びた水のような何かが、飛沫を上げて吹き出したのである。
最初、俺はそれを温泉かと思った。
だが、違った。ドロリとしたそれは地面を覆い、草木に触れると、それをたちまち溶かし始める。
「スライムか!」
「うそだろ、デカイ!」
コポリ、コポリと溢れるように、穴からスライムが湧き出した。
いや、それはおそらくたった一匹。一匹で周辺全てを覆えるほどの大きさなのだ。
「冗談じゃないぞ」
やばいなんてもんじゃない。
最悪だ。
「炎よ踊れ!」
こういうときの決断の速さはさすがと言える。
勇者がいきなり魔法をぶっ放した。
灼熱の魔法。離れている俺まで焼かれそうなぐらいとんでもない熱が巨大なスライムを燃え上がらせる。
ブシュー! と、湯が沸き立つような音と共に、湧き出ていたスライムが一気に縮む。
「おお!」
やったかと思った次の瞬間、スライムのなかに魔力溜まりが生まれ、縮んだ分を取り戻すように膨れ上がった。
「なんだ?」
「魔力を補給したようだ。サーサム卿、例の魔力を集める装置は穴のなかなんだな?」
「ああ、そうだ」
ディスタスの騎士、サーサム卿は苦いものを口にしたような顔で答える。
なるほど魔力が無尽蔵に供給可能な状態という訳だ。
経緯を考えるとこいつ、他の魔物を全部食ったってことだよな。
スライムは剣がほとんど通じない。
倒すときには今勇者がやったように熱を使うのが一般的だ。
炎を押し付けて縮んだところを棒かなんかでバラバラにする。
だが、それは小さい通常のスライムの倒し方でしかない。
この巨大さ、ほぼ無限の魔力供給、とんでもない魔物だ。
ヤバイ、何がヤバイって、街が近すぎる。特に保養所だ。
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