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第五章 破滅を招くもの
338 迷宮跡~緑の仔ドラゴン~
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そのドラゴンの大きさは、俺よりも一回り大きいぐらいか。
小山のような大きさだった大人のドラゴンと比べるまでもなく、間違いなく子どもだろう。
緑のドラゴンは小さいという特性があるなら別だが。
考えてみれば、これまでに白、青、白、黒とドラゴンとの遭遇を繰り返して来た訳だ。
とうとう緑とまで出会ってしまった。
後は赤が来ればコンプリートだ。
いや、揃わなくてもいいぞ。切実に。
さて、現実逃避をしている場合ではない。
獣の仔が一匹でいる場合、必ずその近くに親がいるものだ。
緑のドラゴンは気性が穏やかだと聞いているが、仔持ちの獣は仔を守るために攻撃的になる。
ここで遭遇したら下手したら死ぬぞ。
周囲の魔力を見る。
魔力濃度が高すぎて全てが輝いて見えた。
見た目は美しいが、それは魔力の高い生き物がいても区別がつかないということでもある。
「グワッ、シャー」
「クルルルル、ピャ?」
一方で緑のドラゴンの仔とフォルテとの話は弾んでいるようだ。
「師匠、あれは何の話をしているんだ?」
「わからん。ドラゴンと話をしている間はどうもフォルテの言葉が聞き取れないようだ。もしかしてあれでも相手に合わせて言葉を調節しているのかもしれん」
「へぇ、フォルテ意外とやるな」
勇者が訳のわからない感心の仕方をする。
俺は覚悟を決めて、緑のドラゴンの仔とフォルテの会話に割って入ることにした。
「あー、フォルテ、そっちのドラゴンを紹介してくれないかな?」
「ピャウ?」
フォルテが不思議そうに首をかしげる。
それを見て、仔ドラゴンも首をかしげた。
くっ、かわいい。
いや、ほだされている場合ではない。
状況を確認しなくては。
「この子はご飯、食べに来たそうだ」
久々にフォルテがしゃべった。
「なるほど。邪魔して悪かったと謝ってお別れしろ」
「なんで?」
「なんでとはなんでだ?」
「キャウ! ピャーウ!」
「なんで鳥言葉に戻した? いや、わかるが」
人間の言葉で説明するのが面倒になったようだ。
フォルテの言い分では、よその家に入り込んだのだから、家主に会ったら挨拶するのは礼儀だろうということである。
正論だが、それはお互いに友好関係にある場合の話だぞ。
俺たちはこっそりドラゴンの巣を突っ切りたいのであって、お家訪問に来た訳じゃないんだからな。
「その子に敵意がないならこっちも攻撃しないから、ここで穏便に挨拶をしてお別れだ。それでいいだろ?」
攻撃したら全滅はしないまでも半壊するのは俺たちのほうだが。
いや子どものドラゴンには勝てると思うが、絶対親が出て来るからな。
「ガルルル、ワフ?」
「ピャイ」
また二人だけのモードに切り替わる。
『ニ・ン・ゲ・ン!』
「うわあああ!」
頭を内側から殴られるような感覚。
「うわぁっ!」
「キャアア!」
全員が頭を押さえてうずくまった。
これは、あれだな、白のドラゴンもやらかしたやつだ。
「抑えろ、わかるか? 声に込める魔力を減らしてくれ」
『……わかった? これぐらい?』
「あ、ああ、それでいい。ありがとう」
『ありがとう? ニンゲンは、変だね。……ニンゲンでいいよね?』
「ああ、俺たちは人間だ。偉大なる緑の小さきドラゴンよ」
『すごい、本当に会話が出来る。人間って賢いね!』
「……ありがとうよ」
ドラゴンの子どもに賢いと褒められて複雑な気持ちでお礼を言った。
ドラゴンの子どもは不思議そうに目を細める。
『また言った。ありがとうって。うーん。そっか、人間はバラバラで一つじゃないから、相手が何をするかわからないんだね。だから相手の行動を評価する』
なにやら難しいことを言い出したぞ、この子ども。
いや、本当に子どもか?
「ええっと、あなたはまだ幼いドラゴンということでいいですか?」
『幼い……ああ、生存時間ね。そう、僕は入れ替わり個体だよ』
入れ替わり個体ってなんだ。
気になるが、悠長に問答している場合でもない。
「すまないが幼いドラゴンよ。俺たちは先を急いでいる。君は食事を楽しんでくれ」
『ご飯はもう済んだ』
くっ。
「そ、そうか。よかったな。君と知り合えてよかった。この先も元気でな」
さっさと追い払わねば。
嫌な予感がいや増している。
『僕はまだ幼体なんで、記録の引き継ぎがされていない。情報に飢えているんだ。お前たちを観察したい』
なんだと?
「それは一緒に来るということか?」
『そうだ!』
キーンと脳内に声が響く。
また全員が頭を押さえた。
「バカ言うなチビ! お前なんかお呼びじゃないんだよ!」
勇者ぁあああああ。
『バカ? チビ? ……分析出来る情報が少ないが、それは悪口だな? やっぱりニンゲンはおもしろいな。お前ちょっと美味しそうだけど、かじっていいか?』
「は? バカ言うな。やるってんなら受けて立つぞ!」
はっ、あまりのことに傍観していたら、話がヤバい方向に進みそうだ。
「やめろ! 意味もなくケンカするのは愚か者のすることだぞ!」
「えっ、師匠、こいつ俺をかじるって言ったんだぞ」
『愚かという言葉は知っているぞ。知識が足りないということだろう? そうなんだ。実は僕はまだ引き継ぎを行うに足るだけの容量がないんで、記録の蓄積がないんだ。そこで出来るだけ変化を記録したい。ニンゲンは変化が激しい生き物と聞いた。しばらく記録させろ』
「アルフ、ほら、こいつも言ってるようにまだ子どもなんだよ。子どもに本気になるなんて恥ずかしいぞ」
「ぐっ、わかった。戦わない」
『? 暴れるのは僕も好きだぞ。お前は僕たちに近いぐらいに濃いから暴れ甲斐がありそうだ。やろうやろう』
「いや、ドラゴンと人間が戦うなんぞありえないから。少なくともお互いの遊びや冗談の範囲がわかるまでは戦うのは禁止だ」
俺がはっきりと宣言すると、緑のドラゴンのしっぽがしょんぼりと垂れた。
そんなに戦いたかったのか。
この様子だと手加減とか知らないだろ。
絶対ダメだからな。
『じゃ付いて行く』
「は? ついて来んな」
『お前おもしろいなぁ。やっぱりやらないか?』
「師匠に怒られるからダメだ」
『えー』
じゃあ付いて行くってなんだよ。
付いて来るのは決定事項なのか?
そのとき、頭上からグアアアアア! という大きな声が響いた。
見上げると翼竜がいる。
俺たちは瞬時に戦闘態勢に移った。
ドラゴンの仔と話をしていたせいで聖女の魔法が効果を失ってしまったらしい。
翼竜は両腕についている被膜を広げて滑空するように飛ぶ竜だ。
人間とドラゴンの間で会話が成立することが判明するまでは、ドラゴンもこの竜の一種であると考えられていた。
『おやつ!』
グワァ! と叫び声を上げた緑の仔ドラゴンは、助走もなしに一気に翼竜の眼前まで飛んだ。
そして絡みつくように翼竜を捕らえると、まるで魔法のようにひと飲みで翼竜を食らってしまう。
翼竜とドラゴンの仔の身体の大きさは同じぐらいだったのに、何が起こったんだ?
全く理解出来なかった。
そしてドラゴンの仔は口や爪を血まみれにしたまま俺たちの元へと戻って来た。
「あ……」
「メルリル!」
メルリルが気絶してしまったじゃないか! どうしてくれるんだよ!
俺は腕のなかに倒れ込んだメルリルを支えながら、緑の仔ドラゴンを見てため息をついたのだった。
最近ため息が増えているような気がするなぁ。
小山のような大きさだった大人のドラゴンと比べるまでもなく、間違いなく子どもだろう。
緑のドラゴンは小さいという特性があるなら別だが。
考えてみれば、これまでに白、青、白、黒とドラゴンとの遭遇を繰り返して来た訳だ。
とうとう緑とまで出会ってしまった。
後は赤が来ればコンプリートだ。
いや、揃わなくてもいいぞ。切実に。
さて、現実逃避をしている場合ではない。
獣の仔が一匹でいる場合、必ずその近くに親がいるものだ。
緑のドラゴンは気性が穏やかだと聞いているが、仔持ちの獣は仔を守るために攻撃的になる。
ここで遭遇したら下手したら死ぬぞ。
周囲の魔力を見る。
魔力濃度が高すぎて全てが輝いて見えた。
見た目は美しいが、それは魔力の高い生き物がいても区別がつかないということでもある。
「グワッ、シャー」
「クルルルル、ピャ?」
一方で緑のドラゴンの仔とフォルテとの話は弾んでいるようだ。
「師匠、あれは何の話をしているんだ?」
「わからん。ドラゴンと話をしている間はどうもフォルテの言葉が聞き取れないようだ。もしかしてあれでも相手に合わせて言葉を調節しているのかもしれん」
「へぇ、フォルテ意外とやるな」
勇者が訳のわからない感心の仕方をする。
俺は覚悟を決めて、緑のドラゴンの仔とフォルテの会話に割って入ることにした。
「あー、フォルテ、そっちのドラゴンを紹介してくれないかな?」
「ピャウ?」
フォルテが不思議そうに首をかしげる。
それを見て、仔ドラゴンも首をかしげた。
くっ、かわいい。
いや、ほだされている場合ではない。
状況を確認しなくては。
「この子はご飯、食べに来たそうだ」
久々にフォルテがしゃべった。
「なるほど。邪魔して悪かったと謝ってお別れしろ」
「なんで?」
「なんでとはなんでだ?」
「キャウ! ピャーウ!」
「なんで鳥言葉に戻した? いや、わかるが」
人間の言葉で説明するのが面倒になったようだ。
フォルテの言い分では、よその家に入り込んだのだから、家主に会ったら挨拶するのは礼儀だろうということである。
正論だが、それはお互いに友好関係にある場合の話だぞ。
俺たちはこっそりドラゴンの巣を突っ切りたいのであって、お家訪問に来た訳じゃないんだからな。
「その子に敵意がないならこっちも攻撃しないから、ここで穏便に挨拶をしてお別れだ。それでいいだろ?」
攻撃したら全滅はしないまでも半壊するのは俺たちのほうだが。
いや子どものドラゴンには勝てると思うが、絶対親が出て来るからな。
「ガルルル、ワフ?」
「ピャイ」
また二人だけのモードに切り替わる。
『ニ・ン・ゲ・ン!』
「うわあああ!」
頭を内側から殴られるような感覚。
「うわぁっ!」
「キャアア!」
全員が頭を押さえてうずくまった。
これは、あれだな、白のドラゴンもやらかしたやつだ。
「抑えろ、わかるか? 声に込める魔力を減らしてくれ」
『……わかった? これぐらい?』
「あ、ああ、それでいい。ありがとう」
『ありがとう? ニンゲンは、変だね。……ニンゲンでいいよね?』
「ああ、俺たちは人間だ。偉大なる緑の小さきドラゴンよ」
『すごい、本当に会話が出来る。人間って賢いね!』
「……ありがとうよ」
ドラゴンの子どもに賢いと褒められて複雑な気持ちでお礼を言った。
ドラゴンの子どもは不思議そうに目を細める。
『また言った。ありがとうって。うーん。そっか、人間はバラバラで一つじゃないから、相手が何をするかわからないんだね。だから相手の行動を評価する』
なにやら難しいことを言い出したぞ、この子ども。
いや、本当に子どもか?
「ええっと、あなたはまだ幼いドラゴンということでいいですか?」
『幼い……ああ、生存時間ね。そう、僕は入れ替わり個体だよ』
入れ替わり個体ってなんだ。
気になるが、悠長に問答している場合でもない。
「すまないが幼いドラゴンよ。俺たちは先を急いでいる。君は食事を楽しんでくれ」
『ご飯はもう済んだ』
くっ。
「そ、そうか。よかったな。君と知り合えてよかった。この先も元気でな」
さっさと追い払わねば。
嫌な予感がいや増している。
『僕はまだ幼体なんで、記録の引き継ぎがされていない。情報に飢えているんだ。お前たちを観察したい』
なんだと?
「それは一緒に来るということか?」
『そうだ!』
キーンと脳内に声が響く。
また全員が頭を押さえた。
「バカ言うなチビ! お前なんかお呼びじゃないんだよ!」
勇者ぁあああああ。
『バカ? チビ? ……分析出来る情報が少ないが、それは悪口だな? やっぱりニンゲンはおもしろいな。お前ちょっと美味しそうだけど、かじっていいか?』
「は? バカ言うな。やるってんなら受けて立つぞ!」
はっ、あまりのことに傍観していたら、話がヤバい方向に進みそうだ。
「やめろ! 意味もなくケンカするのは愚か者のすることだぞ!」
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「アルフ、ほら、こいつも言ってるようにまだ子どもなんだよ。子どもに本気になるなんて恥ずかしいぞ」
「ぐっ、わかった。戦わない」
『? 暴れるのは僕も好きだぞ。お前は僕たちに近いぐらいに濃いから暴れ甲斐がありそうだ。やろうやろう』
「いや、ドラゴンと人間が戦うなんぞありえないから。少なくともお互いの遊びや冗談の範囲がわかるまでは戦うのは禁止だ」
俺がはっきりと宣言すると、緑のドラゴンのしっぽがしょんぼりと垂れた。
そんなに戦いたかったのか。
この様子だと手加減とか知らないだろ。
絶対ダメだからな。
『じゃ付いて行く』
「は? ついて来んな」
『お前おもしろいなぁ。やっぱりやらないか?』
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『えー』
じゃあ付いて行くってなんだよ。
付いて来るのは決定事項なのか?
そのとき、頭上からグアアアアア! という大きな声が響いた。
見上げると翼竜がいる。
俺たちは瞬時に戦闘態勢に移った。
ドラゴンの仔と話をしていたせいで聖女の魔法が効果を失ってしまったらしい。
翼竜は両腕についている被膜を広げて滑空するように飛ぶ竜だ。
人間とドラゴンの間で会話が成立することが判明するまでは、ドラゴンもこの竜の一種であると考えられていた。
『おやつ!』
グワァ! と叫び声を上げた緑の仔ドラゴンは、助走もなしに一気に翼竜の眼前まで飛んだ。
そして絡みつくように翼竜を捕らえると、まるで魔法のようにひと飲みで翼竜を食らってしまう。
翼竜とドラゴンの仔の身体の大きさは同じぐらいだったのに、何が起こったんだ?
全く理解出来なかった。
そしてドラゴンの仔は口や爪を血まみれにしたまま俺たちの元へと戻って来た。
「あ……」
「メルリル!」
メルリルが気絶してしまったじゃないか! どうしてくれるんだよ!
俺は腕のなかに倒れ込んだメルリルを支えながら、緑の仔ドラゴンを見てため息をついたのだった。
最近ため息が増えているような気がするなぁ。
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