649 / 885
第八章 真なる聖剣
754 本物と偽物
しおりを挟む
「ロボリス! おい、ロボリス!」
大勢で作業場にずかずか入り込むのは、さすがにまずいだろうということで、俺一人だ。
勇者達には客との商談に使うという控えの間で、デルタと待っていてもらうことにした。
デルタはローブを脱いだ勇者や聖女に興奮して、張り切っておもてなしをしてくれている。
見た目がいいと、すぐに子どもに好かれるよな。
窯のある作業場に入ると、窯に火は入っているものの、ロボリスは魂が抜けたかのように、ぼーっと座り込んで窯の火を見つめていた。
デルタの言った通りである。
数度声を掛けたが、全く反応しない。
仕方なく、肩を掴んで揺さぶった。
「おい、ロボリス!」
「うおっ! なんだ?」
「なんだじゃねーよ。娘を心配させて何やってやがるんだ?」
肩を掴んだときにはっきりと感じたが、皮膚の下にすぐに骨の手応えがある。
肉が削げ落ちているのだ。
「あ、ダスターか」
「ダスターかじゃねえよ。そんなに辛かったなら早々に言ってくれりゃあ、別口を探すって手もあったんだぞ?」
もう時間がないから無理だけどな。
「いや、違うんだ。そうじゃないんだ……ちと見てくれ」
ロボリスはそう言うと、傍らに置いてあった大きな木箱の蓋を外した。
なかには、きらびやかな刃が並んでいる。
「こりゃあすげえな。これ全部作ったのかよ。熱の入れすぎだろ?」
「そうは言うがよ。納得がいかなくてよ……」
「いや、だからそれらしく見えればいいって言ったじゃねえか。こだわる必要はねえよ」
「だがよ……」
ロボリスは頭をガリガリと掻くと、少し離れた作業台の上に布に包まれて置いてあった、あの、聖剣の柄を取って来た。
そして、鉄を叩く土台らしき場所に柄を横たえると、やっとこバサミで刃を掴んで、剣の形になるように並べて置いて見せる。
「格負けしすぎるんだよ。とうてい偽物とも言えねえ」
そうやって剣の形にまとめてみると、確かに、風格のある柄にピカピカの鉄剣の刃はバランスが悪かった。
「そいで、俺もプロだ。いろいろ工夫してみた」
ロボリスは次々と刃を交換して並べていく。
刃の中央部分に彫金が加工してあり、優美さのあるもの。逆に刃の部分を炭で塗ったかのよう黒くしたもの。金色の刃に彫金を施したもの。どれもなかなか見事だが、何かしっくりこない。
「これじゃあ、とうてい仕事とは言えねぇ!」
あー、こいつもいつの間にか、探索者ではなく、鍛冶師としての誇りってやつを持つようになったんだなぁと、思った。
そのことに、なんとなく胸があたたまるような心地もあったが、その誇りが今は返って邪魔になってしまっている。
「だから、ロボリス。それらしい刃であればいいんだよ。その、金色のやつなんかいいんじゃないか?」
俺が、そう言ったときだった。
どうやら気になって覗きに来ていたらしい勇者が、難しい顔で言い放ったのだ。
「なっちゃいないな」
「おい、アルフ」
俺が止めようとすると、勇者はそれを遮って、ロボリスに迫った。
「聖剣の見た目や力に惑わされたか? お前は本質を見誤っているんだよ。勇者の剣は人々の敵を屠る剣だ。お飾りじゃない。戦うためのものなんだ。お前は、もし自分の子が迷宮で魔物と戦うと言ったときに、そんな刃の剣を手渡すのか?」
「っ!」
ロボリスの目が見開かれた。
「まぁ俺達が悪かったんだ。やれ偽物だ。見た目だけだと言ったから、お前も惑った。そうじゃないんだ。見た目の美しさなんか聖剣には必要ない。力強さだ」
勇者の言葉を受けて、ロボリスは、ガタンと、座っていた腰掛けを蹴飛ばすような勢いで立ち上がる。
「そうか! そうだった! おかげで見えた!」
ブルブルと震えながら、ロボリスははっきりと言った。
どうやら迷いが吹っ切れたようだった。
「おい、ロボリス。とにかく今日は、飯を食って寝ろ。そんな状態で、まともなものは作れやしないだろ」
俺の言葉に振り返りもせずにうなずき、ふらふらと表へと歩いて行く。
「たいしたもんだな、アルフ」
ロボリスを立ち直らせた言葉は見事だった。
俺ですら少し感動したぐらいだ。
「お、おう。いや、大したことじゃないぞ。師匠が言ってたじゃないか。迷ったときには問題の本質へと立ち返れって。あの男は、剣を作るのに、剣じゃないものを作ろうとしていた。それを指摘してやっただけだ」
「いやいや、俺には言えないことだった。聖剣というものを理解している訳じゃないからな」
「俺だって理解はしてやしないが。実際に使ってみれば、普通の剣とさして違う訳じゃないのはわかる。頑丈で魔力を通しやすいが、ただそれだけだ。俺は、他人ほど、聖剣をそう特別なもんだとは思ってないからな」
「なるほど」
勇者はロボリスに自分の子どもが魔物と戦うときに手にすべき剣をイメージしろと言った。
確かに、最高の剣というものは、そういうものなのかもしれない。
俺は根っからの平民なので、聖剣と聞くと、どうしても遠慮や憧れがあるし、勇者が持っていたときも、遠目で見るだけで、触ろうとも思わなかったが、勇者の言葉で、だいぶ意識が変わった。
「ということは、だ。勇者が手にすれば、すなわちそれが聖剣ということだよな」
自らだけでなく、全ての力無き者を守るために振るわれるのが勇者の剣だ。
今まで、俺は権威ある連中をどう騙すかということばかり考えていたが、考え方を変えれば、ロボリスの作る剣は、立派な聖剣と言えるだろう。
「当たり前だ。俺が振るえばそれが聖剣だ。だから俺に任せておけと言ったんだ」
自身満々な勇者の顔に、なぜか俺は笑いがこみ上げて来た。
「師匠、なんで笑ってるんだ?」
「いや、お前、だって。そんな風にしていると、勇者みたいだぞ」
「ちょ、師匠。俺はちゃんと勇者だからな」
「嫌がっていたくせに」
「それはそうだが。使命は使命だ。受けた以上は、役目を全うする。腹は立つがな」
「腹は立つのか」
「そりゃあそうだろ! いつか親父と陛下と聖者を怒鳴りつけてやれたら、さぞかしすっきりするだろうなと、何度も思ったさ」
「いいな、それ」
俺は笑いを収めて言った。
なかなかでっかいいい夢じゃないか?
「ぜひ叶えてくれ」
勇者は、びっくりしたように俺を見ると。
すぐに破顔した。
「まかせろ! いつでもやってやるぞ! 最初は聖者だな!」
「待て待て、理由もなく怒鳴るのはだめだぞ。ちゃんと相手に非があって、お前が正しい場合のみだ」
「うぬっ、その条件は厳しいな」
「そうだろう。魔王討伐よりもよっぽど難しいはずだ」
勇者は本気で、自分を勇者に選んだ相手を、怒鳴りつける算段を考えているようだ。
意外と、こんな勇者こそが、最も偉大な勇者として、語り継がれて行くのかもしれないな。
大勢で作業場にずかずか入り込むのは、さすがにまずいだろうということで、俺一人だ。
勇者達には客との商談に使うという控えの間で、デルタと待っていてもらうことにした。
デルタはローブを脱いだ勇者や聖女に興奮して、張り切っておもてなしをしてくれている。
見た目がいいと、すぐに子どもに好かれるよな。
窯のある作業場に入ると、窯に火は入っているものの、ロボリスは魂が抜けたかのように、ぼーっと座り込んで窯の火を見つめていた。
デルタの言った通りである。
数度声を掛けたが、全く反応しない。
仕方なく、肩を掴んで揺さぶった。
「おい、ロボリス!」
「うおっ! なんだ?」
「なんだじゃねーよ。娘を心配させて何やってやがるんだ?」
肩を掴んだときにはっきりと感じたが、皮膚の下にすぐに骨の手応えがある。
肉が削げ落ちているのだ。
「あ、ダスターか」
「ダスターかじゃねえよ。そんなに辛かったなら早々に言ってくれりゃあ、別口を探すって手もあったんだぞ?」
もう時間がないから無理だけどな。
「いや、違うんだ。そうじゃないんだ……ちと見てくれ」
ロボリスはそう言うと、傍らに置いてあった大きな木箱の蓋を外した。
なかには、きらびやかな刃が並んでいる。
「こりゃあすげえな。これ全部作ったのかよ。熱の入れすぎだろ?」
「そうは言うがよ。納得がいかなくてよ……」
「いや、だからそれらしく見えればいいって言ったじゃねえか。こだわる必要はねえよ」
「だがよ……」
ロボリスは頭をガリガリと掻くと、少し離れた作業台の上に布に包まれて置いてあった、あの、聖剣の柄を取って来た。
そして、鉄を叩く土台らしき場所に柄を横たえると、やっとこバサミで刃を掴んで、剣の形になるように並べて置いて見せる。
「格負けしすぎるんだよ。とうてい偽物とも言えねえ」
そうやって剣の形にまとめてみると、確かに、風格のある柄にピカピカの鉄剣の刃はバランスが悪かった。
「そいで、俺もプロだ。いろいろ工夫してみた」
ロボリスは次々と刃を交換して並べていく。
刃の中央部分に彫金が加工してあり、優美さのあるもの。逆に刃の部分を炭で塗ったかのよう黒くしたもの。金色の刃に彫金を施したもの。どれもなかなか見事だが、何かしっくりこない。
「これじゃあ、とうてい仕事とは言えねぇ!」
あー、こいつもいつの間にか、探索者ではなく、鍛冶師としての誇りってやつを持つようになったんだなぁと、思った。
そのことに、なんとなく胸があたたまるような心地もあったが、その誇りが今は返って邪魔になってしまっている。
「だから、ロボリス。それらしい刃であればいいんだよ。その、金色のやつなんかいいんじゃないか?」
俺が、そう言ったときだった。
どうやら気になって覗きに来ていたらしい勇者が、難しい顔で言い放ったのだ。
「なっちゃいないな」
「おい、アルフ」
俺が止めようとすると、勇者はそれを遮って、ロボリスに迫った。
「聖剣の見た目や力に惑わされたか? お前は本質を見誤っているんだよ。勇者の剣は人々の敵を屠る剣だ。お飾りじゃない。戦うためのものなんだ。お前は、もし自分の子が迷宮で魔物と戦うと言ったときに、そんな刃の剣を手渡すのか?」
「っ!」
ロボリスの目が見開かれた。
「まぁ俺達が悪かったんだ。やれ偽物だ。見た目だけだと言ったから、お前も惑った。そうじゃないんだ。見た目の美しさなんか聖剣には必要ない。力強さだ」
勇者の言葉を受けて、ロボリスは、ガタンと、座っていた腰掛けを蹴飛ばすような勢いで立ち上がる。
「そうか! そうだった! おかげで見えた!」
ブルブルと震えながら、ロボリスははっきりと言った。
どうやら迷いが吹っ切れたようだった。
「おい、ロボリス。とにかく今日は、飯を食って寝ろ。そんな状態で、まともなものは作れやしないだろ」
俺の言葉に振り返りもせずにうなずき、ふらふらと表へと歩いて行く。
「たいしたもんだな、アルフ」
ロボリスを立ち直らせた言葉は見事だった。
俺ですら少し感動したぐらいだ。
「お、おう。いや、大したことじゃないぞ。師匠が言ってたじゃないか。迷ったときには問題の本質へと立ち返れって。あの男は、剣を作るのに、剣じゃないものを作ろうとしていた。それを指摘してやっただけだ」
「いやいや、俺には言えないことだった。聖剣というものを理解している訳じゃないからな」
「俺だって理解はしてやしないが。実際に使ってみれば、普通の剣とさして違う訳じゃないのはわかる。頑丈で魔力を通しやすいが、ただそれだけだ。俺は、他人ほど、聖剣をそう特別なもんだとは思ってないからな」
「なるほど」
勇者はロボリスに自分の子どもが魔物と戦うときに手にすべき剣をイメージしろと言った。
確かに、最高の剣というものは、そういうものなのかもしれない。
俺は根っからの平民なので、聖剣と聞くと、どうしても遠慮や憧れがあるし、勇者が持っていたときも、遠目で見るだけで、触ろうとも思わなかったが、勇者の言葉で、だいぶ意識が変わった。
「ということは、だ。勇者が手にすれば、すなわちそれが聖剣ということだよな」
自らだけでなく、全ての力無き者を守るために振るわれるのが勇者の剣だ。
今まで、俺は権威ある連中をどう騙すかということばかり考えていたが、考え方を変えれば、ロボリスの作る剣は、立派な聖剣と言えるだろう。
「当たり前だ。俺が振るえばそれが聖剣だ。だから俺に任せておけと言ったんだ」
自身満々な勇者の顔に、なぜか俺は笑いがこみ上げて来た。
「師匠、なんで笑ってるんだ?」
「いや、お前、だって。そんな風にしていると、勇者みたいだぞ」
「ちょ、師匠。俺はちゃんと勇者だからな」
「嫌がっていたくせに」
「それはそうだが。使命は使命だ。受けた以上は、役目を全うする。腹は立つがな」
「腹は立つのか」
「そりゃあそうだろ! いつか親父と陛下と聖者を怒鳴りつけてやれたら、さぞかしすっきりするだろうなと、何度も思ったさ」
「いいな、それ」
俺は笑いを収めて言った。
なかなかでっかいいい夢じゃないか?
「ぜひ叶えてくれ」
勇者は、びっくりしたように俺を見ると。
すぐに破顔した。
「まかせろ! いつでもやってやるぞ! 最初は聖者だな!」
「待て待て、理由もなく怒鳴るのはだめだぞ。ちゃんと相手に非があって、お前が正しい場合のみだ」
「うぬっ、その条件は厳しいな」
「そうだろう。魔王討伐よりもよっぽど難しいはずだ」
勇者は本気で、自分を勇者に選んだ相手を、怒鳴りつける算段を考えているようだ。
意外と、こんな勇者こそが、最も偉大な勇者として、語り継がれて行くのかもしれないな。
19
あなたにおすすめの小説
無能扱いされ、パーティーを追放されたおっさん、実はチートスキル持ちでした。戻ってきてくれ、と言ってももう遅い。田舎でゆったりスローライフ。
さら
ファンタジー
かつて勇者パーティーに所属していたジル。
だが「無能」と嘲られ、役立たずと追放されてしまう。
行くあてもなく田舎の村へ流れ着いた彼は、鍬を振るい畑を耕し、のんびり暮らすつもりだった。
――だが、誰も知らなかった。
ジルには“世界を覆すほどのチートスキル”が隠されていたのだ。
襲いかかる魔物を一撃で粉砕し、村を脅かす街の圧力をはねのけ、いつしか彼は「英雄」と呼ばれる存在に。
「戻ってきてくれ」と泣きつく元仲間? もう遅い。
俺はこの村で、仲間と共に、気ままにスローライフを楽しむ――そう決めたんだ。
無能扱いされたおっさんが、実は最強チートで世界を揺るがす!?
のんびり田舎暮らし×無双ファンタジー、ここに開幕!
辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい
ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。
チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~
第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~
第八章 クリフ一家と領地改革!?
第九章 魔国へ〜魔族大決戦!?
第十章 自分探しと家族サービス
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
レベルが上がらずパーティから捨てられましたが、実は成長曲線が「勇者」でした
桐山じゃろ
ファンタジー
同い年の幼馴染で作ったパーティの中で、ラウトだけがレベル10から上がらなくなってしまった。パーティリーダーのセルパンはラウトに頼り切っている現状に気づかないまま、レベルが低いという理由だけでラウトをパーティから追放する。しかしその後、仲間のひとりはラウトについてきてくれたし、弱い魔物を倒しただけでレベルが上がり始めた。やがてラウトは精霊に寵愛されし最強の勇者となる。一方でラウトを捨てた元仲間たちは自業自得によるざまぁに遭ったりします。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを公開しています。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
転生したら幼女でした!? 神様~、聞いてないよ~!
饕餮
ファンタジー
書籍化決定!
2024/08/中旬ごろの出荷となります!
Web版と書籍版では一部の設定を追加しました!
今井 優希(いまい ゆき)、享年三十五歳。暴走車から母子をかばって轢かれ、あえなく死亡。
救った母親は数年後に人類にとってとても役立つ発明をし、その子がさらにそれを発展させる、人類にとって宝になる人物たちだった。彼らを助けた功績で生き返らせるか異世界に転生させてくれるという女神。
一旦このまま成仏したいと願うものの女神から誘いを受け、その女神が管理する異世界へ転生することに。
そして女神からその世界で生き残るための魔法をもらい、その世界に降り立つ。
だが。
「ようじらなんて、きいてにゃいでしゅよーーー!」
森の中に虚しく響く優希の声に、誰も答える者はいない。
ステラと名前を変え、女神から遣わされた魔物であるティーガー(虎)に気に入られて護られ、冒険者に気に入られ、辿り着いた村の人々に見守られながらもいろいろとやらかす話である。
★主人公は口が悪いです。
★不定期更新です。
★ツギクル、カクヨムでも投稿を始めました。
見捨てられた万能者は、やがてどん底から成り上がる
グリゴリ
ファンタジー
『旧タイトル』万能者、Sランクパーティーを追放されて、職業が進化したので、新たな仲間と共に無双する。
『見捨てられた万能者は、やがてどん底から成り上がる』【書籍化決定!!】書籍版とWEB版では設定が少し異なっていますがどちらも楽しめる作品となっています。どうぞ書籍版とWEB版どちらもよろしくお願いします。
2023年7月18日『見捨てられた万能者は、やがてどん底から成り上がる2』発売しました。
主人公のクロードは、勇者パーティー候補のSランクパーティー『銀狼の牙』を器用貧乏な職業の万能者で弱く役に立たないという理由で、追放されてしまう。しかしその後、クロードの職業である万能者が進化して、強くなった。そして、新たな仲間や従魔と無双の旅を始める。クロードと仲間達は、様々な問題や苦難を乗り越えて、英雄へと成り上がって行く。※2021年12月25日HOTランキング1位、2021年12月26日ハイファンタジーランキング1位頂きました。お読み頂き有難う御座います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。