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第一章 引っ越し初夜、知らぬ間に狙われて
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「ただいまー、果歩、どこだ?」
玄関のドアが開き、夫・健斗の穏やかな声がリビングに響く。新居に引っ越してまだ三日目。段ボールはほとんど片付き、白を基調としたリビングは二人の新生活にふさわしい清潔さに包まれていた。
「おかえり、シャワー浴びてくる? 今日、結構暑かったでしょ」
果歩はキッチンから顔を出し、エプロン姿のまま小さく笑った。29歳、穏やかで気配り上手。どこか古風な美しさを備えた彼女は、結婚式の写真でも和装がよく映えたと言われた。
健斗はネクタイを緩めながら彼女の頬にキスを落とす。「うん、先に浴びてくるわ。夕飯の匂い、もう最高」
この時、果歩はまだ知らない。彼女がエプロンの下に着ていた白いランジェリーが、斜め向かいの家のPCモニターにくっきり映っていることを。
* * *
「……いい、ねえ……はあっ……このアングル……はあ、やばいな、マジでやべぇ……」
暗がりの部屋。古びた一軒家の一室、床には食いかけのコンビニ弁当と空き缶が転がる。PCの前に座るのは、隣人の男、真壁辰男(45)。定職につかず、日中はほとんど姿を見せないこの男の家には、すでに6台の監視用カメラが取り付けられていた。
風呂場の小窓、寝室に面した塀の裏、勝手口、そしてエアコンの排気口──全て果歩の生活を覗き見るためだけのもの。
「昨日は…風呂で触ってたな……っふ……あの表情……目閉じて、唇噛んで……指入れて……くっ」
画面に映るのは、昨夜の果歩。夫が寝静まったあと、シャワーを浴びたまま浴槽に腰掛け、自らの脚をゆっくり開く映像。指先が慎ましくも焦れたように秘部をなぞり、やがて恥ずかしげに突き入れていく様が、夜の闇に艶やかに揺れていた。
録画ボタンを押しながら、真壁は笑う。「さーて、今夜から……本番だな、奥さん?」
* * *
「ピンポーン」
玄関のチャイムが鳴ったのは午後9時を過ぎた頃。健斗は風呂に入り、果歩は洗濯物を畳んでいた。
「はい……えっ、あの……?」
ドアを開けると、そこにいたのは隣家の真壁だった。初対面。だがその顔を見た瞬間、果歩の肌が粟立った。汗ばんだシャツ、脂ぎった顔、わずかに湿った目元、全てが本能的に警戒を呼び起こした。
「こんばんは、あのさ……ちょっと、見せたいもんがあって」
「え、あの……何でしょう……?」
「大事なことだから。旦那さんが風呂のうちに、ちょっとだけ来てくれない?」
「……いえ、ちょっと、それは──」
「なら、これ見て判断すれば?」
真壁はスマホを取り出し、果歩の目の前で再生ボタンを押す。画面に映ったのは、彼女自身。昨夜の風呂場で自慰にふける自分。脚を開き、喘ぎ、快感に震える姿。
「――っ!」
全身の血が引くのがわかった。息が止まり、目が泳ぐ。
「安心して。誰にも見せねえよ。ただ、少し……遊ばせてくれるならな?」
果歩はその場で足がすくんだ。
「お願い、やめて……これ、消してください、旦那には……」
「わかってるって。バレたくねぇだろ? じゃあ、話は早ぇ。10分だけ、うちに来て。何もしねえから、ただ……話すだけだ」
嘘だとわかっていた。けれども、健斗に知られるわけにはいかない。果歩は、ほんのわずか震える指でドアを閉め、真壁の後について、隣家の闇へと足を踏み入れた。
* * *
「ほら、そこ座って」
通された部屋はカーテンを閉め切り、タバコと酒の臭いが混ざっていた。ソファの前にPCのモニターがあり、果歩の裸の映像が無音でリピートされている。
「……最低……っ」
「ははっ、知ってる。でもな、これ、すっげえいいんだよ……あんたの身体、ほんと綺麗でさ。エロいっていうより、神秘的って感じ?」
真壁はソファに腰を下ろし、果歩の隣へと詰めてくる。その手が、突然、彼女の腿へ。
「触んな、やめて……っ!」
「10分だけだって言ったろ? じゃあ、その間くらい……ちょっと我慢しろよ」
彼女の手首を掴み、上に引き上げる。果歩は抵抗したが、真壁の力に敵わない。シャツのボタンがひとつずつ外され、レースのブラが露出した。
「や、やだっ……やめてってば!」
「声出したら、隣に聞こえるかもな? それとも、聞かせてみるか? お前が犯されてる声、旦那に……」
果歩の口は、自らの手で押さえられた。
そして、始まった。
玄関のドアが開き、夫・健斗の穏やかな声がリビングに響く。新居に引っ越してまだ三日目。段ボールはほとんど片付き、白を基調としたリビングは二人の新生活にふさわしい清潔さに包まれていた。
「おかえり、シャワー浴びてくる? 今日、結構暑かったでしょ」
果歩はキッチンから顔を出し、エプロン姿のまま小さく笑った。29歳、穏やかで気配り上手。どこか古風な美しさを備えた彼女は、結婚式の写真でも和装がよく映えたと言われた。
健斗はネクタイを緩めながら彼女の頬にキスを落とす。「うん、先に浴びてくるわ。夕飯の匂い、もう最高」
この時、果歩はまだ知らない。彼女がエプロンの下に着ていた白いランジェリーが、斜め向かいの家のPCモニターにくっきり映っていることを。
* * *
「……いい、ねえ……はあっ……このアングル……はあ、やばいな、マジでやべぇ……」
暗がりの部屋。古びた一軒家の一室、床には食いかけのコンビニ弁当と空き缶が転がる。PCの前に座るのは、隣人の男、真壁辰男(45)。定職につかず、日中はほとんど姿を見せないこの男の家には、すでに6台の監視用カメラが取り付けられていた。
風呂場の小窓、寝室に面した塀の裏、勝手口、そしてエアコンの排気口──全て果歩の生活を覗き見るためだけのもの。
「昨日は…風呂で触ってたな……っふ……あの表情……目閉じて、唇噛んで……指入れて……くっ」
画面に映るのは、昨夜の果歩。夫が寝静まったあと、シャワーを浴びたまま浴槽に腰掛け、自らの脚をゆっくり開く映像。指先が慎ましくも焦れたように秘部をなぞり、やがて恥ずかしげに突き入れていく様が、夜の闇に艶やかに揺れていた。
録画ボタンを押しながら、真壁は笑う。「さーて、今夜から……本番だな、奥さん?」
* * *
「ピンポーン」
玄関のチャイムが鳴ったのは午後9時を過ぎた頃。健斗は風呂に入り、果歩は洗濯物を畳んでいた。
「はい……えっ、あの……?」
ドアを開けると、そこにいたのは隣家の真壁だった。初対面。だがその顔を見た瞬間、果歩の肌が粟立った。汗ばんだシャツ、脂ぎった顔、わずかに湿った目元、全てが本能的に警戒を呼び起こした。
「こんばんは、あのさ……ちょっと、見せたいもんがあって」
「え、あの……何でしょう……?」
「大事なことだから。旦那さんが風呂のうちに、ちょっとだけ来てくれない?」
「……いえ、ちょっと、それは──」
「なら、これ見て判断すれば?」
真壁はスマホを取り出し、果歩の目の前で再生ボタンを押す。画面に映ったのは、彼女自身。昨夜の風呂場で自慰にふける自分。脚を開き、喘ぎ、快感に震える姿。
「――っ!」
全身の血が引くのがわかった。息が止まり、目が泳ぐ。
「安心して。誰にも見せねえよ。ただ、少し……遊ばせてくれるならな?」
果歩はその場で足がすくんだ。
「お願い、やめて……これ、消してください、旦那には……」
「わかってるって。バレたくねぇだろ? じゃあ、話は早ぇ。10分だけ、うちに来て。何もしねえから、ただ……話すだけだ」
嘘だとわかっていた。けれども、健斗に知られるわけにはいかない。果歩は、ほんのわずか震える指でドアを閉め、真壁の後について、隣家の闇へと足を踏み入れた。
* * *
「ほら、そこ座って」
通された部屋はカーテンを閉め切り、タバコと酒の臭いが混ざっていた。ソファの前にPCのモニターがあり、果歩の裸の映像が無音でリピートされている。
「……最低……っ」
「ははっ、知ってる。でもな、これ、すっげえいいんだよ……あんたの身体、ほんと綺麗でさ。エロいっていうより、神秘的って感じ?」
真壁はソファに腰を下ろし、果歩の隣へと詰めてくる。その手が、突然、彼女の腿へ。
「触んな、やめて……っ!」
「10分だけだって言ったろ? じゃあ、その間くらい……ちょっと我慢しろよ」
彼女の手首を掴み、上に引き上げる。果歩は抵抗したが、真壁の力に敵わない。シャツのボタンがひとつずつ外され、レースのブラが露出した。
「や、やだっ……やめてってば!」
「声出したら、隣に聞こえるかもな? それとも、聞かせてみるか? お前が犯されてる声、旦那に……」
果歩の口は、自らの手で押さえられた。
そして、始まった。
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