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第七章~おごりの盾~
四百六十一話【SIDE:宏章】
「……ん?」
誰かに呼ばれた気がして、俺は周囲を見渡す。――真昼の洋菓子店には、俺の他には病院帰りと思しき親子と、老婦人しかいない。
――気のせいか?
首を傾げていると、「すみません」と声をかけられる。
「ああ、はい」
「こちら、こんな感じでお詰めしましたが、よろしいですか?」
店員さんが笑顔で差し出す箱を見る。――むらさき芋のチーズケーキにモンブラン、葡萄のタルトなどの季節のケーキが彩りよく並んでいた。
『わあ、おいしそう!』
箱を開けた時の成の顔を想像し、つい笑み零れる。成は旬の食べ物が好きだから、きっと喜んでくれるだろう。
――ずっと、忙しかったからな。まず、甘いもんでも食べて……ゆっくり話したい。
美味しいものを食べれば気もほぐれて、悩んでることも話しやすくなるかもしれない。思ったより早く終わった打ち合わせの後、洋菓子屋に寄ったのはそういう思惑もあった。
店員さんに礼を言って会計を済ませると、俺は店を出た。
白い太陽が、高い位置にある。
秋とは思えない陽ざしに手をかざし、車を停めた駐車場まで歩いた。時折、慌ただしく街を歩むサラリーマンとすれ違う。
――そうだ。帰る前に、成に連絡しておこう。
今朝の、不安を押し隠した笑顔を思うと、少しでも安心させてやりたかった。スマホを耳にあて、長い呼び出し音を聞いているうちに、駐車場が見えてくる。
「……ん?」
俺のワゴンに寄りかかる人影に、ふと釘付けになる。男は腕を組み俯いていたが、俺の足音に気づき、顔を上げた。
「久しぶりだな、宏章」
傲慢に顎を衝き上げたそいつに、俺は眉を顰めた。
「……兄貴」
*
「何を食べる? 奢ってやるから、好きなものを頼め」
嫌がる俺を近くのカフェに拉致し、兄はふんぞり返っていた。
「いらん。さっき愛妻弁当を食ったばかりだ」
断ってコーヒーだけ頼むと、やいやい文句をつけている兄貴を見返した。
「何であそこに? まさか、俺にGPSでもつけてるんじゃないだろうな」
この男はガキの頃、自作のGPSを俺のランドセルに放り込んで、行く先々に現れたという前科持ちだ。センターにもついてきて、大層鬱陶しかったと記憶している。
「馬鹿言え。たまたま、あのあたりに来る用事があってな。――そうしたら、見覚えのある車があったからよ」
「……俺を待ってたのか」
それもまた、きもち悪い。
得意げな兄貴を胡乱に見ながら、俺はテーブルの下でスマホを確認する。
――折り返しは、ないか。
成は、着信に気づいたらすぐに連絡してくれる。……よほど、忙しくしているのだろうか。用心深い成のこと、心配ないだろうが、メッセージも送っておく。
「……っ! 何するんだよ」
突然、殴りかかるように伸びてきた手にスマホを奪われそうになる。
「人と居るときに、スマホ触ってんじゃねえよ。相変わらず常識ねえな、てめえは」
爆笑しろって?
「兄貴に言われたくないよ。こっちが帰るところだったのに、強引に引き留めたのはあんただろう」
と、肩をすくめてみせると、兄貴はぐっと詰まる。
「……それは」
「で。一体、何の用なんだ? 話しがないなら帰るぞ」
運ばれてきたコーヒーに砂糖を入れつつ、兄貴をちらりと窺う。むこうは、「ぐう」と唸って、テーブルの上で拳を二つ固めた。
「今日は……お前に……と」
「ん? 聞こえないぞ」
「お前に、礼をな! 言ってやるには、良い機会だと思ったんだ」
煙でも噴きそうに赤面し、兄貴は俺を睨んだ。礼を言うって顔じゃねえぞとは思ったが、手を差し出して促す。
「ふーん。どうぞ?」
「……可愛くねえ奴だな。綾人の、スピーチの練習につき合ってくれたらしいな。あいつが喜んでいた」
兄貴は顰め面で、ぼそぼそと呟いた。
「ああ、そのことか!」
俺はぱっと破顔した。
成が熱心に、綾人君のスピーチ練習に付き合ってあげていたのは、知っている。自分も忙しいだろうに、成は本当に優しいのだ。二人の仲の良さに妬いてはいるが、ひとの為に一生懸命な成が、俺は可愛いくてしかたない。
「それなら、礼は俺にじゃなくて――」
「お前も、スピーチの原稿手伝ってくれたそうじゃねえか」
兄貴は俺を遮る。
「お前が、綾人の為に親身になるなんてな。それで、俺もこのごろ、意地を張り過ぎたか、と思ってよ……今度、四人で飯でも食わないか。パーティの前祝いということで、どうだ?」
「……」
硬い声音に、つっけんどんな物言いは、照れを隠しているからなのだろう。不器用な兄貴らしいな、と思いつつ、俺はコーヒーカップを置いた。
「サンキュ」
「じゃあ――」
「気持ちだけ、受け取っとくよ」
身を乗り出した兄の顔が、固まった。俺は、静かに続ける。
「最近、忙しくてな……やっと時間が空いたんで、成とゆっくり過ごしたいんだ」
「忙しいって。お前、勤め人じゃあるまいし……家族と飯を食う時間もないほど、忙しいもんなのか?」
「まあ、ありがたいことにな。そういう時期が、やっとひと段落したところさ。だから、あの子のために全部の時間を使いたい」
そう伝えると、兄貴は苦虫を噛みつぶした。
「結局、成己さんか……お前は、本当に薄情な奴だな」
苛立っているらしい兄を、俺は何とも言えない気持ちで見かえした。
――兄貴は、そう思うだろうな。
言いかけて、口をつぐんだ。これでも、言葉は無駄にしない主義だ。
「そういう事だから、俺は帰るよ」
伝票を取り上げて、立ち上がった。
「あとな、これだけ言っとく。俺はほんとに何もしてない。成が、ずっと綾人君のために頑張ってたんだよ」
もう用件は終いだ。はやく成のところに帰りたいと思った。可愛い妻の笑顔を胸に、踵を返すと――兄貴ががたりと音を立てて立ち上がる。
「待て!」
大声が響き渡り、店内がざわつく。好奇の目線が集まって、俺は目を瞬く。
「なんだよ。店の迷惑に……」
「そうやって、いつもいつも殻に閉じこもるな! ずっと二人きりで生きていくなんて、不可能なんだぞ?」
兄貴は怒鳴っていた。体の両脇で握った手が震えている。――本気の心配が垣間見えて、乾いた笑いが漏れる。
「……そんなんじゃない。俺は、成と穏やかに暮らしたいだけなんだ。兄貴も、俺のことなんて構うのは止せよ」
兄貴はハッと笑った。
「お前は、昔からそうだな。フラフラと、自分のことばかりで。家族のことを気にかけて、何が悪い……!」
「……」
俺は黙って、入り口に向かう。
「後悔するぞ。一人で、何もかも出来た気になるな!」
レジ係の前に立っても、まだ怒りに満ちた叫びが背にぶつけられていた。レジ係さんの気づかわし気な目に、苦笑する。
――どうして兄貴は、そんなにこだわるんだろう。
物心ついたら、俺は離れで暮らしていた。食事も寝床も、ひとり。家族で一番影が薄い自覚はあるし、まあそんなもんだと思ってきた。
『ひろにいちゃん!』
一緒に過ごす温もりを与えてくれたのは、成だ。
成が、俺に教えてくれた。メシを食うのも眠るのも、二人でいることに意味があるんだと。
――俺の家族は成だ。大切で、何が悪いんだろう?
意趣返しに、兄貴の分まで会計を済ませ、店を出る。
秋晴れだった空は、どんよりと曇りはじめていた。
誰かに呼ばれた気がして、俺は周囲を見渡す。――真昼の洋菓子店には、俺の他には病院帰りと思しき親子と、老婦人しかいない。
――気のせいか?
首を傾げていると、「すみません」と声をかけられる。
「ああ、はい」
「こちら、こんな感じでお詰めしましたが、よろしいですか?」
店員さんが笑顔で差し出す箱を見る。――むらさき芋のチーズケーキにモンブラン、葡萄のタルトなどの季節のケーキが彩りよく並んでいた。
『わあ、おいしそう!』
箱を開けた時の成の顔を想像し、つい笑み零れる。成は旬の食べ物が好きだから、きっと喜んでくれるだろう。
――ずっと、忙しかったからな。まず、甘いもんでも食べて……ゆっくり話したい。
美味しいものを食べれば気もほぐれて、悩んでることも話しやすくなるかもしれない。思ったより早く終わった打ち合わせの後、洋菓子屋に寄ったのはそういう思惑もあった。
店員さんに礼を言って会計を済ませると、俺は店を出た。
白い太陽が、高い位置にある。
秋とは思えない陽ざしに手をかざし、車を停めた駐車場まで歩いた。時折、慌ただしく街を歩むサラリーマンとすれ違う。
――そうだ。帰る前に、成に連絡しておこう。
今朝の、不安を押し隠した笑顔を思うと、少しでも安心させてやりたかった。スマホを耳にあて、長い呼び出し音を聞いているうちに、駐車場が見えてくる。
「……ん?」
俺のワゴンに寄りかかる人影に、ふと釘付けになる。男は腕を組み俯いていたが、俺の足音に気づき、顔を上げた。
「久しぶりだな、宏章」
傲慢に顎を衝き上げたそいつに、俺は眉を顰めた。
「……兄貴」
*
「何を食べる? 奢ってやるから、好きなものを頼め」
嫌がる俺を近くのカフェに拉致し、兄はふんぞり返っていた。
「いらん。さっき愛妻弁当を食ったばかりだ」
断ってコーヒーだけ頼むと、やいやい文句をつけている兄貴を見返した。
「何であそこに? まさか、俺にGPSでもつけてるんじゃないだろうな」
この男はガキの頃、自作のGPSを俺のランドセルに放り込んで、行く先々に現れたという前科持ちだ。センターにもついてきて、大層鬱陶しかったと記憶している。
「馬鹿言え。たまたま、あのあたりに来る用事があってな。――そうしたら、見覚えのある車があったからよ」
「……俺を待ってたのか」
それもまた、きもち悪い。
得意げな兄貴を胡乱に見ながら、俺はテーブルの下でスマホを確認する。
――折り返しは、ないか。
成は、着信に気づいたらすぐに連絡してくれる。……よほど、忙しくしているのだろうか。用心深い成のこと、心配ないだろうが、メッセージも送っておく。
「……っ! 何するんだよ」
突然、殴りかかるように伸びてきた手にスマホを奪われそうになる。
「人と居るときに、スマホ触ってんじゃねえよ。相変わらず常識ねえな、てめえは」
爆笑しろって?
「兄貴に言われたくないよ。こっちが帰るところだったのに、強引に引き留めたのはあんただろう」
と、肩をすくめてみせると、兄貴はぐっと詰まる。
「……それは」
「で。一体、何の用なんだ? 話しがないなら帰るぞ」
運ばれてきたコーヒーに砂糖を入れつつ、兄貴をちらりと窺う。むこうは、「ぐう」と唸って、テーブルの上で拳を二つ固めた。
「今日は……お前に……と」
「ん? 聞こえないぞ」
「お前に、礼をな! 言ってやるには、良い機会だと思ったんだ」
煙でも噴きそうに赤面し、兄貴は俺を睨んだ。礼を言うって顔じゃねえぞとは思ったが、手を差し出して促す。
「ふーん。どうぞ?」
「……可愛くねえ奴だな。綾人の、スピーチの練習につき合ってくれたらしいな。あいつが喜んでいた」
兄貴は顰め面で、ぼそぼそと呟いた。
「ああ、そのことか!」
俺はぱっと破顔した。
成が熱心に、綾人君のスピーチ練習に付き合ってあげていたのは、知っている。自分も忙しいだろうに、成は本当に優しいのだ。二人の仲の良さに妬いてはいるが、ひとの為に一生懸命な成が、俺は可愛いくてしかたない。
「それなら、礼は俺にじゃなくて――」
「お前も、スピーチの原稿手伝ってくれたそうじゃねえか」
兄貴は俺を遮る。
「お前が、綾人の為に親身になるなんてな。それで、俺もこのごろ、意地を張り過ぎたか、と思ってよ……今度、四人で飯でも食わないか。パーティの前祝いということで、どうだ?」
「……」
硬い声音に、つっけんどんな物言いは、照れを隠しているからなのだろう。不器用な兄貴らしいな、と思いつつ、俺はコーヒーカップを置いた。
「サンキュ」
「じゃあ――」
「気持ちだけ、受け取っとくよ」
身を乗り出した兄の顔が、固まった。俺は、静かに続ける。
「最近、忙しくてな……やっと時間が空いたんで、成とゆっくり過ごしたいんだ」
「忙しいって。お前、勤め人じゃあるまいし……家族と飯を食う時間もないほど、忙しいもんなのか?」
「まあ、ありがたいことにな。そういう時期が、やっとひと段落したところさ。だから、あの子のために全部の時間を使いたい」
そう伝えると、兄貴は苦虫を噛みつぶした。
「結局、成己さんか……お前は、本当に薄情な奴だな」
苛立っているらしい兄を、俺は何とも言えない気持ちで見かえした。
――兄貴は、そう思うだろうな。
言いかけて、口をつぐんだ。これでも、言葉は無駄にしない主義だ。
「そういう事だから、俺は帰るよ」
伝票を取り上げて、立ち上がった。
「あとな、これだけ言っとく。俺はほんとに何もしてない。成が、ずっと綾人君のために頑張ってたんだよ」
もう用件は終いだ。はやく成のところに帰りたいと思った。可愛い妻の笑顔を胸に、踵を返すと――兄貴ががたりと音を立てて立ち上がる。
「待て!」
大声が響き渡り、店内がざわつく。好奇の目線が集まって、俺は目を瞬く。
「なんだよ。店の迷惑に……」
「そうやって、いつもいつも殻に閉じこもるな! ずっと二人きりで生きていくなんて、不可能なんだぞ?」
兄貴は怒鳴っていた。体の両脇で握った手が震えている。――本気の心配が垣間見えて、乾いた笑いが漏れる。
「……そんなんじゃない。俺は、成と穏やかに暮らしたいだけなんだ。兄貴も、俺のことなんて構うのは止せよ」
兄貴はハッと笑った。
「お前は、昔からそうだな。フラフラと、自分のことばかりで。家族のことを気にかけて、何が悪い……!」
「……」
俺は黙って、入り口に向かう。
「後悔するぞ。一人で、何もかも出来た気になるな!」
レジ係の前に立っても、まだ怒りに満ちた叫びが背にぶつけられていた。レジ係さんの気づかわし気な目に、苦笑する。
――どうして兄貴は、そんなにこだわるんだろう。
物心ついたら、俺は離れで暮らしていた。食事も寝床も、ひとり。家族で一番影が薄い自覚はあるし、まあそんなもんだと思ってきた。
『ひろにいちゃん!』
一緒に過ごす温もりを与えてくれたのは、成だ。
成が、俺に教えてくれた。メシを食うのも眠るのも、二人でいることに意味があるんだと。
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