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第三章 BL小説の存在、世に知られる
076-2
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「そこは多分少し条件を緩和するだろうね。高位貴族で成績優秀なら、女子でも学問を受けられるとか。ブロムリー公爵の令嬢は成績も上位だし、それなら彼女は学院に残れる」
「それじゃあ、わたくしは多分ダメね。実家の爵位が低いから」
エルシーが溜息をつく。
「うちも難しいですね。伯爵家だけど、貧乏だから」
ヘザーも同様に肩を落とした。
「俺とミュリエルも、当然ダメだな」
フィルバートも頭を抱える。
「わ、わたくしも絶対ダメですぅ。侯爵家だけど、頭が悪いもの」
アデレイドは早くも泣き出していた。
「わたくしも、当然ダメでしょうね。今だって特別に聴講を許されているだけなのだから……」
シルヴィアは悔しさに拳を握る。
「わたくしも、ダメよ!」
メリーローズの言葉に、皆が驚いた。
「メリーローズ様は大丈夫でしょう? 公爵家のご令嬢だし、成績も十分だもの」
そう言うエルシーを、メリーローズが制した。
「わたくしがダメというのは、そんな状況を認められない、という意味よ。女だからとか身分の為に、勉学の機会を取り上げられるなんて、冗談じゃないわ!」
「僕もそう思うよ、メリーローズ」
静かにアルフレッドが同意する。
しかし同意したと同時に、手を握ってくるとはどういうことだ?
メリーローズは、赤くなった。
そのうえ、二人の手繋ぎに気が付いたメルヴィンが、余計なことに口笛を吹く。
「どうした? メルヴィン。ここは口笛を吹く場面か?」
アーネストの疑問に、ニヤニヤ笑いで答えるメルヴィン。
「だってねえ、アルフレッドとうちの妹がお熱いからさ」
ご丁寧に手で指し示すので、そこにいる全員に、アルフレッドとメリーローズが手を繋いでいるところを見られてしまった。
「おおっ! アルフレッド先輩、イチャイチャしてますねえ!」
早速フィルバートが揶揄う。
他のメンバー、特に女子が「きゃー」と歓声をあげた。
「アルフレッド殿下とメリーローズ様、あちちです。あちちです」
歌い出さんばかりのアデレイドに、メリーローズが止めるように言うが、他の女子までが「うふふ」だの「まあまあ」だのと嬉しそうだ。
「あ、アルフレッド様、手をお離しください!」
「いやだね。僕らは『あちち』だそうだから」
先日のキス事件以来、すっかり恋人気分のアルフレッドである。
「大切な未来の伴侶と、意見が同じで嬉しいよ」
「もうっ! アルフレッド様!」
「それじゃあ、わたくしは多分ダメね。実家の爵位が低いから」
エルシーが溜息をつく。
「うちも難しいですね。伯爵家だけど、貧乏だから」
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「わ、わたくしも絶対ダメですぅ。侯爵家だけど、頭が悪いもの」
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「わたくしも、当然ダメでしょうね。今だって特別に聴講を許されているだけなのだから……」
シルヴィアは悔しさに拳を握る。
「わたくしも、ダメよ!」
メリーローズの言葉に、皆が驚いた。
「メリーローズ様は大丈夫でしょう? 公爵家のご令嬢だし、成績も十分だもの」
そう言うエルシーを、メリーローズが制した。
「わたくしがダメというのは、そんな状況を認められない、という意味よ。女だからとか身分の為に、勉学の機会を取り上げられるなんて、冗談じゃないわ!」
「僕もそう思うよ、メリーローズ」
静かにアルフレッドが同意する。
しかし同意したと同時に、手を握ってくるとはどういうことだ?
メリーローズは、赤くなった。
そのうえ、二人の手繋ぎに気が付いたメルヴィンが、余計なことに口笛を吹く。
「どうした? メルヴィン。ここは口笛を吹く場面か?」
アーネストの疑問に、ニヤニヤ笑いで答えるメルヴィン。
「だってねえ、アルフレッドとうちの妹がお熱いからさ」
ご丁寧に手で指し示すので、そこにいる全員に、アルフレッドとメリーローズが手を繋いでいるところを見られてしまった。
「おおっ! アルフレッド先輩、イチャイチャしてますねえ!」
早速フィルバートが揶揄う。
他のメンバー、特に女子が「きゃー」と歓声をあげた。
「アルフレッド殿下とメリーローズ様、あちちです。あちちです」
歌い出さんばかりのアデレイドに、メリーローズが止めるように言うが、他の女子までが「うふふ」だの「まあまあ」だのと嬉しそうだ。
「あ、アルフレッド様、手をお離しください!」
「いやだね。僕らは『あちち』だそうだから」
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「大切な未来の伴侶と、意見が同じで嬉しいよ」
「もうっ! アルフレッド様!」
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