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第68話 王妃の務めと最初の不協和音
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結婚から、半年が過ぎた。
国王アルフレッドの治世は、賢明な側近たちと、そして何より王妃となった私の支えによって、順調な滑り出しを見せていた。人間と魔族の融和政策は、多くの困難を抱えながらも、少しずつ、しかし着実に前進している。
私の日常もまた、劇的に変わった。
戦場で魔法を放つ代わりに、今は山のような書類に目を通し、各国の使節団と茶会を開く。最初は戸惑うことばかりだったけれど、持ち前の真面目さと、アルフレッドの優しい手解きのおかげで、王妃としての務めにも、ようやく慣れてきたところだった。
「リディア。少し、休憩しないかい?」
執務室で報告書と格闘している私の背後から、優しい声がかけられた。振り返ると、アルフレッドが温かい紅茶の入ったカップを手に、微笑んで立っていた。
「アルフレッド。あなたこそ、もう今日の公務は終わったのではなくて?」
「ああ。だから、頑張り屋の僕のお妃様を、労いに来たのさ」
彼はそう言うと、私の隣に椅子を引き寄せ、ごく自然に私の肩を抱き寄せた。公の場では威厳に満ちた王である彼も、二人きりになると、昔と変わらない甘い青年へと戻る。そのギャップが、私の心をくすぐった。
「あなたという人は……。ここが、執務室だということをお忘れですか」
私は、照れ隠しに彼を軽く睨んだ。
「構わないさ。愛する妻を労うのは、夫として、そして王としての、立派な務めの一つだよ」
彼は悪びれもなく言うと、私のこめかみに、そっと口づけをした。その温かい感触に、私の頬が熱くなる。
半年経っても、私はまだ、彼のこういう真っ直ぐな愛情表現に、全く慣れることができなかった。
「……ありがとう」
私は、素直に礼を言うと、彼が淹れてくれた紅茶を一口飲んだ。優しい香りが、疲れた体に染み渡っていく。
「そういえば、リディア」
アルフレッドが、ふと思い出したように言った。「明日、例の孤児院を訪問する日だったね。僕も、時間が作れそうだから、一緒に行ってもいいかい?」
「ええ、もちろんよ。子供たちも、きっと喜ぶわ」
王都の郊外に新設されたその孤児院は、人間と魔族、双方の戦災孤児たちを分け隔てなく受け入れる、平和の象徴ともいえる場所だった。そして、その運営を後援することは、私が王妃として、自らに課した最も重要な務めの一つだった。
◇
翌日、訪れた孤児院は、子供たちの元気な声で満ち溢れていた。
最初は、私の赤い瞳と黒髪を怖がっていた子供たちも、今ではすっかり私に懐いてくれていた。
「リディア様!」「リディアお姉ちゃん!」
人間の子も、魔族の子も、分け隔てなく私の元へと駆け寄ってくる。その小さな手を、一つ一つ握り返しながら、私の胸は温かい幸福感で満たされた。
私が守りたかった、平和な光景。それが、今、確かにここにある。
「わっ!」
一人の魔族の少年が、遊んでいる最中に転んで、膝を擦りむいてしまった。みるみるうちに、その瞳に涙が溜まっていく。
私は、彼のそばに屈み込むと、その小さな膝に、そっと手をかざした。
「大丈夫よ。痛いの、痛いの、飛んでいけ」
私の手のひらから、淡く、温かい光が溢れ出す。
それは、かつてのような破壊の炎ではない。傷を癒し、痛みを和らげる、優しい治癒の光。
魔王に奪われた私の魔力は、この平和な日々の中で、少しずつ、しかし確実に、その形を変えながら回復してきていたのだ。
光に包まれた少年の膝から、血が止まり、痛みが引いていく。彼は、きょとんとした顔で自分の膝と私の顔を交互に見ると、やがて満面の笑みを浮かべた。
「ありがとう、リディアお姉ちゃん!」
その無垢な笑顔が、私の心を何よりも強く癒してくれた。
その光景を、少し離れた場所から、アルフレッドが穏やかな眼差しで見守っていた。
子供たちとの交流を終え、王城への帰路につく馬車の中。
「君は、本当に素晴らしい王妃になったね」
アルフレッドが、心からの賞賛を込めて言った。
「いいえ。私が、私でいられる場所を、あなたが与えてくれただけよ」
私たちは、自然と手を取り合った。
この穏やかな日々が、永遠に続けばいい。心の底から、そう願っていた。
◇
その日の午後。
国王の執務室で、アルフレッドはいくつかの報告書に目を通していた。
その中の一通、交流都市フリューゲルからの定期報告書の、末尾の記述に、彼の目が留まった。
『追伸:最近、街を訪れた旅行者や、身寄りのない者が数名、行方不明となる事件が発生しております。しかし、当都市は様々な人間が流入する場所柄、同様の事件は日常茶飯事であり、現時点では特に問題視するまでには至っておりません』
「……行方不明、か」
アルフレッドは、僅かに眉をひそめた。
平和になったとはいえ、ああいう無法地帯では、多少のトラブルは絶えないだろう。報告書の言う通り、特筆すべき事項ではないのかもしれない。
しかし、彼の勇者としての直感が、その報告書の行間に、何かを見過ごしてはいけない、微かな「ノイズ」のようなものを感じ取っていた。
(考えすぎ、か……)
彼は、一度はその懸念を振り払った。平和な時代が続き、自分が少し過敏になっているだけなのかもしれない。
彼は、その報告書を決済済みの書類の山へと置くと、次の仕事に取り掛かった。
しかし、その胸の内に灯った小さな違和感の火種は、完全には消えずに、静かに燻り続けていた。
◇
時を同じくして。魔族領。
レヴィは、自室の魔法観測儀を眺めながら、深い溜息をついていた。
観測儀が示す、世界の魔力の流れ。そのデータの中に、明らかに異常な波形が、日に日にその数を増やしているのだ。
それは、この世界のどの魔法体系にも属さない、異質で、不協和音のような「ノイズ」。
彼は、このノイズの正体が、ザルディアスの遺した魔導書にあった、『外からの侵食』であると、ほぼ確信していた。
(このままでは、まずいな……)
しかし、まだ証拠が不十分だ。不確定な情報で、ようやく安定し始めた世界を、再び混乱の渦に叩き込むわけにはいかない。
彼は、意を決して、通信用の水晶に手を伸ばした。
連絡相手は、アルフレッドではない。こういう繊細な問題は、まず彼のパーティーの頭脳に探りを入れるべきだ。
「……繋がったか。久しぶりだな、エルザ殿」
水晶の向こう側に、魔術師エルザの姿が浮かび上がる。
『レヴィ殿……! 何か、緊急のご用件ですの?』
「いや、大したことではないんだがね。一つ、確認したいことがある。君たちの観測儀でも、最近、世界の魔力の流れに、奇妙な『ノイズ』が観測されてはいないだろうか?」
その問いに、エルザは少し考える素振りを見せた後、答えた。
『ええ、確かに。微弱ながら、原因不明の魔力振動波が、散発的に観測されてはいますわ。今のところ、自然発生的な地殻変動の前兆か、あるいは、和平に不満を持つ魔術師の、小規模なテロ行為かと推測しておりますが……』
「そうか。地殻変動、ね……」
レヴィは、意味深に呟いた。「ならいいんだがな。もし、そのノイズが何か特定の『パターン』を持ち始めたら、すぐに知らせてほしい。僕の、悪い予感というやつでね」
『……分かりましたわ。注視しておきましょう』
レヴィは、それだけを言うと、一方的に通信を切った。
水晶の光が消えた部屋で、彼は一人、顎に手を当てて思考に沈む。
(やはり、向こうでも観測されているか。だが、まだその正体には気づいていない。あるいは、気づきたくない、のかもしれんな)
この異変は、まだ始まったばかりだ。
しかし、水面下で、確実に、世界を蝕み始めている。
平和という名の、穏やかな水面に、最初の、そして最も不吉な波紋が、静かに広がろうとしていた。
その夜。
アルフレッドの腕の中で、穏やかな眠りについていたリディアは、ふと、悪寒を感じて身じろいだ。
夢を見ていたわけではない。ただ、ほんの一瞬、世界のどこかで、何かが軋むような、不吉な感覚を、その魂が感じ取ったのだ。
彼女の回復しつつある魔力が、世界の悲鳴を、無意識のうちに感知したのかもしれない。
彼女は、不安を振り払うように、アルフレッドの胸に、さらに強くすり寄った。
この腕の中だけが、彼女にとっての、唯一絶対の安息所だった。
しかし、その安息が、永遠には続かないことを。
新たな闇が、すぐそこまで迫っていることを。
幸せの絶頂にいる二人は、まだ知る由もなかった。
国王アルフレッドの治世は、賢明な側近たちと、そして何より王妃となった私の支えによって、順調な滑り出しを見せていた。人間と魔族の融和政策は、多くの困難を抱えながらも、少しずつ、しかし着実に前進している。
私の日常もまた、劇的に変わった。
戦場で魔法を放つ代わりに、今は山のような書類に目を通し、各国の使節団と茶会を開く。最初は戸惑うことばかりだったけれど、持ち前の真面目さと、アルフレッドの優しい手解きのおかげで、王妃としての務めにも、ようやく慣れてきたところだった。
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彼は悪びれもなく言うと、私のこめかみに、そっと口づけをした。その温かい感触に、私の頬が熱くなる。
半年経っても、私はまだ、彼のこういう真っ直ぐな愛情表現に、全く慣れることができなかった。
「……ありがとう」
私は、素直に礼を言うと、彼が淹れてくれた紅茶を一口飲んだ。優しい香りが、疲れた体に染み渡っていく。
「そういえば、リディア」
アルフレッドが、ふと思い出したように言った。「明日、例の孤児院を訪問する日だったね。僕も、時間が作れそうだから、一緒に行ってもいいかい?」
「ええ、もちろんよ。子供たちも、きっと喜ぶわ」
王都の郊外に新設されたその孤児院は、人間と魔族、双方の戦災孤児たちを分け隔てなく受け入れる、平和の象徴ともいえる場所だった。そして、その運営を後援することは、私が王妃として、自らに課した最も重要な務めの一つだった。
◇
翌日、訪れた孤児院は、子供たちの元気な声で満ち溢れていた。
最初は、私の赤い瞳と黒髪を怖がっていた子供たちも、今ではすっかり私に懐いてくれていた。
「リディア様!」「リディアお姉ちゃん!」
人間の子も、魔族の子も、分け隔てなく私の元へと駆け寄ってくる。その小さな手を、一つ一つ握り返しながら、私の胸は温かい幸福感で満たされた。
私が守りたかった、平和な光景。それが、今、確かにここにある。
「わっ!」
一人の魔族の少年が、遊んでいる最中に転んで、膝を擦りむいてしまった。みるみるうちに、その瞳に涙が溜まっていく。
私は、彼のそばに屈み込むと、その小さな膝に、そっと手をかざした。
「大丈夫よ。痛いの、痛いの、飛んでいけ」
私の手のひらから、淡く、温かい光が溢れ出す。
それは、かつてのような破壊の炎ではない。傷を癒し、痛みを和らげる、優しい治癒の光。
魔王に奪われた私の魔力は、この平和な日々の中で、少しずつ、しかし確実に、その形を変えながら回復してきていたのだ。
光に包まれた少年の膝から、血が止まり、痛みが引いていく。彼は、きょとんとした顔で自分の膝と私の顔を交互に見ると、やがて満面の笑みを浮かべた。
「ありがとう、リディアお姉ちゃん!」
その無垢な笑顔が、私の心を何よりも強く癒してくれた。
その光景を、少し離れた場所から、アルフレッドが穏やかな眼差しで見守っていた。
子供たちとの交流を終え、王城への帰路につく馬車の中。
「君は、本当に素晴らしい王妃になったね」
アルフレッドが、心からの賞賛を込めて言った。
「いいえ。私が、私でいられる場所を、あなたが与えてくれただけよ」
私たちは、自然と手を取り合った。
この穏やかな日々が、永遠に続けばいい。心の底から、そう願っていた。
◇
その日の午後。
国王の執務室で、アルフレッドはいくつかの報告書に目を通していた。
その中の一通、交流都市フリューゲルからの定期報告書の、末尾の記述に、彼の目が留まった。
『追伸:最近、街を訪れた旅行者や、身寄りのない者が数名、行方不明となる事件が発生しております。しかし、当都市は様々な人間が流入する場所柄、同様の事件は日常茶飯事であり、現時点では特に問題視するまでには至っておりません』
「……行方不明、か」
アルフレッドは、僅かに眉をひそめた。
平和になったとはいえ、ああいう無法地帯では、多少のトラブルは絶えないだろう。報告書の言う通り、特筆すべき事項ではないのかもしれない。
しかし、彼の勇者としての直感が、その報告書の行間に、何かを見過ごしてはいけない、微かな「ノイズ」のようなものを感じ取っていた。
(考えすぎ、か……)
彼は、一度はその懸念を振り払った。平和な時代が続き、自分が少し過敏になっているだけなのかもしれない。
彼は、その報告書を決済済みの書類の山へと置くと、次の仕事に取り掛かった。
しかし、その胸の内に灯った小さな違和感の火種は、完全には消えずに、静かに燻り続けていた。
◇
時を同じくして。魔族領。
レヴィは、自室の魔法観測儀を眺めながら、深い溜息をついていた。
観測儀が示す、世界の魔力の流れ。そのデータの中に、明らかに異常な波形が、日に日にその数を増やしているのだ。
それは、この世界のどの魔法体系にも属さない、異質で、不協和音のような「ノイズ」。
彼は、このノイズの正体が、ザルディアスの遺した魔導書にあった、『外からの侵食』であると、ほぼ確信していた。
(このままでは、まずいな……)
しかし、まだ証拠が不十分だ。不確定な情報で、ようやく安定し始めた世界を、再び混乱の渦に叩き込むわけにはいかない。
彼は、意を決して、通信用の水晶に手を伸ばした。
連絡相手は、アルフレッドではない。こういう繊細な問題は、まず彼のパーティーの頭脳に探りを入れるべきだ。
「……繋がったか。久しぶりだな、エルザ殿」
水晶の向こう側に、魔術師エルザの姿が浮かび上がる。
『レヴィ殿……! 何か、緊急のご用件ですの?』
「いや、大したことではないんだがね。一つ、確認したいことがある。君たちの観測儀でも、最近、世界の魔力の流れに、奇妙な『ノイズ』が観測されてはいないだろうか?」
その問いに、エルザは少し考える素振りを見せた後、答えた。
『ええ、確かに。微弱ながら、原因不明の魔力振動波が、散発的に観測されてはいますわ。今のところ、自然発生的な地殻変動の前兆か、あるいは、和平に不満を持つ魔術師の、小規模なテロ行為かと推測しておりますが……』
「そうか。地殻変動、ね……」
レヴィは、意味深に呟いた。「ならいいんだがな。もし、そのノイズが何か特定の『パターン』を持ち始めたら、すぐに知らせてほしい。僕の、悪い予感というやつでね」
『……分かりましたわ。注視しておきましょう』
レヴィは、それだけを言うと、一方的に通信を切った。
水晶の光が消えた部屋で、彼は一人、顎に手を当てて思考に沈む。
(やはり、向こうでも観測されているか。だが、まだその正体には気づいていない。あるいは、気づきたくない、のかもしれんな)
この異変は、まだ始まったばかりだ。
しかし、水面下で、確実に、世界を蝕み始めている。
平和という名の、穏やかな水面に、最初の、そして最も不吉な波紋が、静かに広がろうとしていた。
その夜。
アルフレッドの腕の中で、穏やかな眠りについていたリディアは、ふと、悪寒を感じて身じろいだ。
夢を見ていたわけではない。ただ、ほんの一瞬、世界のどこかで、何かが軋むような、不吉な感覚を、その魂が感じ取ったのだ。
彼女の回復しつつある魔力が、世界の悲鳴を、無意識のうちに感知したのかもしれない。
彼女は、不安を振り払うように、アルフレッドの胸に、さらに強くすり寄った。
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