96 / 100
第96話 古の囁きと、王子の見る夢
しおりを挟む
平和という名の穏やかな陽光が世界をあまねく照らしていた。
あの日、私たちが命を賭して掴み取ったこの光は、十数年の歳月を経てすっかり世界に溶け込んでいた。もはや人間と魔族が憎しみ合っていた時代があったことさえ、遠い昔話になりつつある。
「そこだ、ガレス!」
王城の訓練場でアルフレッドの快活な声が響いた。
私たちの息子、ガレスは十二歳になっていた。父の金髪と私の赤い瞳を受け継いだ彼は、少年らしい溌剌とした輝きを放ちながら木剣を振るっている。
その相手を務めるのは国王であるアルフレッド自身。彼はどんなに多忙でも、息子と剣を交えるこの時間を何よりも大切にしていた。
二人の剣が激しく打ち合わされる。
ガレスの剣筋はまだ荒削りだが、その一振り一振りには同年代の子供とは比較にならないほどの力が込められていた。そして時折その剣に纏わりつく白と黒のオーラ。光と闇が混じり合ったその力は、見る者を惹きつけ、そして同時に一抹の不安を抱かせるほどに強大だった。
「まだまだ!」
ガレスの気合と共に黒のオーラが僅かに強くなる。彼の剣がアルフレッドの木剣を弾き飛ばした。
「……まいったな」
アルフレッドは、大げさに両手を上げて降参のポーズを取った。「もう、父さんも本気を出さないと勝てなくなってきたようだ」
「やった!」
ガレスは勝利の雄叫びを上げて私の元へと駆け寄ってきた。
「母上! 今の見ましたか!」
「ええ、見ていたわ」
私は汗で濡れた彼の髪を優しく拭いながら微笑んだ。「とても、強くなったのね、ガレス」
その笑顔に、彼は少しだけ照れたように俯いた。
その仕草は幼い頃の面影を残していて、私の胸を温かい気持ちで満たした。
この子が健やかに成長してくれること。それが今の私の何よりの幸せだった。
しかし、その幸せな日常の裏側で、見えない亀裂が静かに広がり始めていることに私はまだ気づいていなかった。
◇
異変はガレスが見る夢から始まった。
それは決まって月のない新月の夜に訪れた。
夢の中で、彼はいつも同じ場所に立っていた。
どこまでも続く黒い砂の荒野。
空には星々が不気味なほど大きく、そして近くに見える。風はなく音もない、絶対的な静寂の世界。
そして、声が聞こえるのだ。
地の底から響くようでもあり、星々の彼方から降ってくるようでもある、理解不能な言語の囁き声。
それは歌のようでもあり、呪詛のようでもあった。
その声は彼の中にある「闇」の力に直接語りかけてくる。
『―――我らが同胞……』
『―――目覚めよ……我らが王……』
その声を聞くたび、彼は心地よさと、そして同時に魂を鷲掴みにされるような恐怖を感じていた。
夢から覚めた朝、彼の体はいつも鉛のように重かった。
「ガレス? 顔色が悪いようだけれど、どこか具合でも?」
朝食の席で私は彼の顔を覗き込んだ。
「ううん、大丈夫」
彼は力なく笑って見せたが、その目の下にはうっすらと隈ができていた。
最初はただの悪夢だろうと、私もアルフレッドもそれほど深刻には考えていなかった。感受性の強い年頃だ。王太子という立場が彼に無意識のプレッシャーを与えているのかもしれない。
しかし、異変は彼の夢だけにとどまらなかった。
ガレスがその夢を見た朝、決まって王城の周辺で奇妙な現象が起こるようになったのだ。
庭園の花々が理由もなく一夜にして枯れ果てる。
城の堀で飼われていた鳥たちが何かに怯えるように一斉に飛び去っていく。
そして、エルザが管理する魔力観測儀が極めて微弱だが今まで観測されたことのない、異質な「負のエネルギー」の波形を王城の真下から記録するようになった。
それはアビス・ウォーカーが放っていた「ノイズ」とは明らかに質の違うものだった。
もっと古く、もっと根源的で、そしてこの世界の理そのものに深く根差した、眠れる闇の気配。
私の心に言いようのない不安が暗い影を落とし始めた。
母としての直感。
この全ての異変の中心に私の愛する息子がいる。そんな確信に近い予感が私の胸を締め付けた。
ある夜、私はアルフレッドにその懸念を打ち明けた。
「……ガレスの様子が少しおかしいの。あの子、何かを隠しているわ」
私の真剣な表情にアルフレッドもまた表情を引き締めた。
「僕も感じていた。訓練をしている時のあの子の魔力の乱れ。あれはただの成長期の不安定さではない。何かが、あの子の内なる闇を刺激している」
私たちは顔を見合わせた。
私たちの息子はただの子供ではない。光と闇、その両方の宿命を背負って生まれてきた特別な存在だ。
その力がもし、悪しき何かの標的になっているのだとしたら。
「……レヴィとエルザに極秘で調査を依頼しよう」
アルフレッドは決断した。「この異変がかつてのザルディアスの遺産なのか、それともアビス・ウォーカーの残党なのか……あるいは我々の知らない全く新しい脅威なのか。それを突き止める必要がある」
その言葉は穏やかな平和の時代が終わりを告げる可能性を示唆していた。
私の胸が冷たく凍りつく。
もう二度とあんな戦いは繰り返したくない。この子を危険な運命に巻き込みたくない。
しかし、運命の歯車は私たちの願いとは無関係に回り始めていた。
◇
その夜、ガレスは再びあの夢を見ていた。
黒い砂の荒野。不気味な星空。
そして、あの囁き声。
しかし、今夜の声は今までとは違っていた。
それはもはや囁き声ではない。複数の声が重なり合った、一つの明確な「呼び声」となっていた。
『―――時は、満ちた』
『―――北の、凍てつく大地にて、封印は解かれん』
『―――還り来よ、我らが王。古の契約は、汝の血にこそ、宿る』
その呼び声はガレスの魂を根こそぎ揺さぶった。
彼の中の闇の力がその声に共鳴し、荒れ狂う奔流となってその小さな体を内側から突き破ろうとする。
「う……あああああっ!」
ガレスは自らの部屋のベッドの上で苦悶の叫びを上げた。
夢と現実の境界が曖昧になる。
彼の赤い瞳がカッと見開かれた。その瞳はもはや十二歳の少年のものではない。遥か古の何か恐ろしい存在の意思を宿しているかのようだった。
彼の体から制御不能となった闇のオーラが嵐のように吹き荒れる。
部屋の窓ガラスが甲高い音を立てて砕け散った。
そして、彼は見た。
窓の外。
遥か、遥か北の空。
その地平線の彼方が一瞬だけ、オーロラのように禍々しい紫色の光で明滅するのを。
その光景は彼だけが見たものではなかった。
王城のバルコニーで息子の異変を察知して駆けつけようとしていたアルフレッドと私の目にも。
魔族領の首都で魔法観測儀の異常な反応を監視していたレヴィの目にも。
エルフの森の聖樹の上で星々の運行を読んでいたエルフの長老の目にも。
ドワーフの山の最も深い場所で大地の声を聴いていたドワーフの王の目にも。
世界の指導者たちが、指導者たる所以を持つ者たちがその異常な光を同時に目撃していた。
それは眠っていたはずの古の脅威。
魔王ザルディアスさえも、あるいはアビス・ウォーカーさえもその存在を恐れていた、この世界の創生に関わる原初の闇。
それがついに永い眠りから目覚めようとしている確かな兆候だった。
アルフレッドは私の肩を強く抱き寄せた。
その顔には王としての、そして父としての峻烈な覚悟が浮かんでいた。
「……来たか」
彼の低い声が夜の静寂に響いた。
私たちの、そして私たちの息子が紡ぐ新たな物語。
それは私たちが想像していたよりもずっと大きく、そして過酷な運命の渦の中に既に始まってしまっていたのだ。
あの日、私たちが命を賭して掴み取ったこの光は、十数年の歳月を経てすっかり世界に溶け込んでいた。もはや人間と魔族が憎しみ合っていた時代があったことさえ、遠い昔話になりつつある。
「そこだ、ガレス!」
王城の訓練場でアルフレッドの快活な声が響いた。
私たちの息子、ガレスは十二歳になっていた。父の金髪と私の赤い瞳を受け継いだ彼は、少年らしい溌剌とした輝きを放ちながら木剣を振るっている。
その相手を務めるのは国王であるアルフレッド自身。彼はどんなに多忙でも、息子と剣を交えるこの時間を何よりも大切にしていた。
二人の剣が激しく打ち合わされる。
ガレスの剣筋はまだ荒削りだが、その一振り一振りには同年代の子供とは比較にならないほどの力が込められていた。そして時折その剣に纏わりつく白と黒のオーラ。光と闇が混じり合ったその力は、見る者を惹きつけ、そして同時に一抹の不安を抱かせるほどに強大だった。
「まだまだ!」
ガレスの気合と共に黒のオーラが僅かに強くなる。彼の剣がアルフレッドの木剣を弾き飛ばした。
「……まいったな」
アルフレッドは、大げさに両手を上げて降参のポーズを取った。「もう、父さんも本気を出さないと勝てなくなってきたようだ」
「やった!」
ガレスは勝利の雄叫びを上げて私の元へと駆け寄ってきた。
「母上! 今の見ましたか!」
「ええ、見ていたわ」
私は汗で濡れた彼の髪を優しく拭いながら微笑んだ。「とても、強くなったのね、ガレス」
その笑顔に、彼は少しだけ照れたように俯いた。
その仕草は幼い頃の面影を残していて、私の胸を温かい気持ちで満たした。
この子が健やかに成長してくれること。それが今の私の何よりの幸せだった。
しかし、その幸せな日常の裏側で、見えない亀裂が静かに広がり始めていることに私はまだ気づいていなかった。
◇
異変はガレスが見る夢から始まった。
それは決まって月のない新月の夜に訪れた。
夢の中で、彼はいつも同じ場所に立っていた。
どこまでも続く黒い砂の荒野。
空には星々が不気味なほど大きく、そして近くに見える。風はなく音もない、絶対的な静寂の世界。
そして、声が聞こえるのだ。
地の底から響くようでもあり、星々の彼方から降ってくるようでもある、理解不能な言語の囁き声。
それは歌のようでもあり、呪詛のようでもあった。
その声は彼の中にある「闇」の力に直接語りかけてくる。
『―――我らが同胞……』
『―――目覚めよ……我らが王……』
その声を聞くたび、彼は心地よさと、そして同時に魂を鷲掴みにされるような恐怖を感じていた。
夢から覚めた朝、彼の体はいつも鉛のように重かった。
「ガレス? 顔色が悪いようだけれど、どこか具合でも?」
朝食の席で私は彼の顔を覗き込んだ。
「ううん、大丈夫」
彼は力なく笑って見せたが、その目の下にはうっすらと隈ができていた。
最初はただの悪夢だろうと、私もアルフレッドもそれほど深刻には考えていなかった。感受性の強い年頃だ。王太子という立場が彼に無意識のプレッシャーを与えているのかもしれない。
しかし、異変は彼の夢だけにとどまらなかった。
ガレスがその夢を見た朝、決まって王城の周辺で奇妙な現象が起こるようになったのだ。
庭園の花々が理由もなく一夜にして枯れ果てる。
城の堀で飼われていた鳥たちが何かに怯えるように一斉に飛び去っていく。
そして、エルザが管理する魔力観測儀が極めて微弱だが今まで観測されたことのない、異質な「負のエネルギー」の波形を王城の真下から記録するようになった。
それはアビス・ウォーカーが放っていた「ノイズ」とは明らかに質の違うものだった。
もっと古く、もっと根源的で、そしてこの世界の理そのものに深く根差した、眠れる闇の気配。
私の心に言いようのない不安が暗い影を落とし始めた。
母としての直感。
この全ての異変の中心に私の愛する息子がいる。そんな確信に近い予感が私の胸を締め付けた。
ある夜、私はアルフレッドにその懸念を打ち明けた。
「……ガレスの様子が少しおかしいの。あの子、何かを隠しているわ」
私の真剣な表情にアルフレッドもまた表情を引き締めた。
「僕も感じていた。訓練をしている時のあの子の魔力の乱れ。あれはただの成長期の不安定さではない。何かが、あの子の内なる闇を刺激している」
私たちは顔を見合わせた。
私たちの息子はただの子供ではない。光と闇、その両方の宿命を背負って生まれてきた特別な存在だ。
その力がもし、悪しき何かの標的になっているのだとしたら。
「……レヴィとエルザに極秘で調査を依頼しよう」
アルフレッドは決断した。「この異変がかつてのザルディアスの遺産なのか、それともアビス・ウォーカーの残党なのか……あるいは我々の知らない全く新しい脅威なのか。それを突き止める必要がある」
その言葉は穏やかな平和の時代が終わりを告げる可能性を示唆していた。
私の胸が冷たく凍りつく。
もう二度とあんな戦いは繰り返したくない。この子を危険な運命に巻き込みたくない。
しかし、運命の歯車は私たちの願いとは無関係に回り始めていた。
◇
その夜、ガレスは再びあの夢を見ていた。
黒い砂の荒野。不気味な星空。
そして、あの囁き声。
しかし、今夜の声は今までとは違っていた。
それはもはや囁き声ではない。複数の声が重なり合った、一つの明確な「呼び声」となっていた。
『―――時は、満ちた』
『―――北の、凍てつく大地にて、封印は解かれん』
『―――還り来よ、我らが王。古の契約は、汝の血にこそ、宿る』
その呼び声はガレスの魂を根こそぎ揺さぶった。
彼の中の闇の力がその声に共鳴し、荒れ狂う奔流となってその小さな体を内側から突き破ろうとする。
「う……あああああっ!」
ガレスは自らの部屋のベッドの上で苦悶の叫びを上げた。
夢と現実の境界が曖昧になる。
彼の赤い瞳がカッと見開かれた。その瞳はもはや十二歳の少年のものではない。遥か古の何か恐ろしい存在の意思を宿しているかのようだった。
彼の体から制御不能となった闇のオーラが嵐のように吹き荒れる。
部屋の窓ガラスが甲高い音を立てて砕け散った。
そして、彼は見た。
窓の外。
遥か、遥か北の空。
その地平線の彼方が一瞬だけ、オーロラのように禍々しい紫色の光で明滅するのを。
その光景は彼だけが見たものではなかった。
王城のバルコニーで息子の異変を察知して駆けつけようとしていたアルフレッドと私の目にも。
魔族領の首都で魔法観測儀の異常な反応を監視していたレヴィの目にも。
エルフの森の聖樹の上で星々の運行を読んでいたエルフの長老の目にも。
ドワーフの山の最も深い場所で大地の声を聴いていたドワーフの王の目にも。
世界の指導者たちが、指導者たる所以を持つ者たちがその異常な光を同時に目撃していた。
それは眠っていたはずの古の脅威。
魔王ザルディアスさえも、あるいはアビス・ウォーカーさえもその存在を恐れていた、この世界の創生に関わる原初の闇。
それがついに永い眠りから目覚めようとしている確かな兆候だった。
アルフレッドは私の肩を強く抱き寄せた。
その顔には王としての、そして父としての峻烈な覚悟が浮かんでいた。
「……来たか」
彼の低い声が夜の静寂に響いた。
私たちの、そして私たちの息子が紡ぐ新たな物語。
それは私たちが想像していたよりもずっと大きく、そして過酷な運命の渦の中に既に始まってしまっていたのだ。
0
あなたにおすすめの小説
王宮医務室にお休みはありません。~休日出勤に疲れていたら、結婚前提のお付き合いを希望していたらしい騎士さまとデートをすることになりました。~
石河 翠
恋愛
王宮の医務室に勤める主人公。彼女は、連続する遅番と休日出勤に疲れはてていた。そんなある日、彼女はひそかに片思いをしていた騎士ウィリアムから夕食に誘われる。
食事に向かう途中、彼女は憧れていたお菓子「マリトッツォ」をウィリアムと美味しく食べるのだった。
そして休日出勤の当日。なぜか、彼女は怒り心頭の男になぐりこまれる。なんと、彼女に仕事を押しつけている先輩は、父親には自分が仕事を押しつけられていると話していたらしい。
しかし、そんな先輩にも実は誰にも相談できない事情があったのだ。ピンチに陥る彼女を救ったのは、やはりウィリアム。ふたりの距離は急速に近づいて……。
何事にも真面目で一生懸命な主人公と、誠実な騎士との恋物語。
扉絵は管澤捻さまに描いていただきました。
小説家になろう及びエブリスタにも投稿しております。
『身長185cmの私が異世界転移したら、「ちっちゃくて可愛い」って言われました!? 〜女神ルミエール様の気まぐれ〜』
透子(とおるこ)
恋愛
身長185cmの女子大生・三浦ヨウコ。
「ちっちゃくて可愛い女の子に、私もなってみたい……」
そんな密かな願望を抱えながら、今日もバイト帰りにクタクタになっていた――はずが!
突然現れたテンションMAXの女神ルミエールに「今度はこの子に決〜めた☆」と宣言され、理由もなく異世界に強制転移!?
気づけば、森の中で虫に囲まれ、何もわからずパニック状態!
けれど、そこは“3メートル超えの巨人たち”が暮らす世界で――
「なんて可憐な子なんだ……!」
……え、私が“ちっちゃくて可愛い”枠!?
これは、背が高すぎて自信が持てなかった女子大生が、異世界でまさかのモテ無双(?)!?
ちょっと変わった視点で描く、逆転系・異世界ラブコメ、ここに開幕☆
図書館でうたた寝してたらいつの間にか王子と結婚することになりました
鳥花風星
恋愛
限られた人間しか入ることのできない王立図書館中枢部で司書として働く公爵令嬢ベル・シュパルツがお気に入りの場所で昼寝をしていると、目の前に見知らぬ男性がいた。
素性のわからないその男性は、たびたびベルの元を訪れてベルとたわいもない話をしていく。本を貸したりお茶を飲んだり、ありきたりな日々を何度か共に過ごしていたとある日、その男性から期間限定の婚約者になってほしいと懇願される。
とりあえず婚約を受けてはみたものの、その相手は実はこの国の第二王子、アーロンだった。
「俺は欲しいと思ったら何としてでも絶対に手に入れる人間なんだ」
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
獣人の世界に落ちたら最底辺の弱者で、生きるの大変だけど保護者がイケオジで最強っぽい。
真麻一花
恋愛
私は十歳の時、獣が支配する世界へと落ちてきた。
狼の群れに襲われたところに現れたのは、一頭の巨大な狼。そのとき私は、殺されるのを覚悟した。
私を拾ったのは、獣人らしくないのに町を支配する最強の獣人だった。
なんとか生きてる。
でも、この世界で、私は最低辺の弱者。
次期騎士団長の秘密を知ってしまったら、迫られ捕まってしまいました
Karamimi
恋愛
侯爵令嬢で貴族学院2年のルミナスは、元騎士団長だった父親を8歳の時に魔物討伐で亡くした。一家の大黒柱だった父を亡くしたことで、次期騎士団長と期待されていた兄は騎士団を辞め、12歳という若さで侯爵を継いだ。
そんな兄を支えていたルミナスは、ある日貴族学院3年、公爵令息カルロスの意外な姿を見てしまった。学院卒院後は騎士団長になる事も決まっているうえ、容姿端麗で勉学、武術も優れているまさに完璧公爵令息の彼とはあまりにも違う姿に、笑いが止まらない。
お兄様の夢だった騎士団長の座を奪ったと、一方的にカルロスを嫌っていたルミナスだが、さすがにこの秘密は墓場まで持って行こう。そう決めていたのだが、翌日カルロスに捕まり、鼻息荒く迫って来る姿にドン引きのルミナス。
挙句の果てに“ルミタン”だなんて呼ぶ始末。もうあの男に関わるのはやめよう、そう思っていたのに…
意地っ張りで素直になれない令嬢、ルミナスと、ちょっと気持ち悪いがルミナスを誰よりも愛している次期騎士団長、カルロスが幸せになるまでのお話しです。
よろしくお願いしますm(__)m
公爵家の隠し子だと判明した私は、いびられる所か溺愛されています。
木山楽斗
恋愛
実は、公爵家の隠し子だったルネリア・ラーデインは困惑していた。
なぜなら、ラーデイン公爵家の人々から溺愛されているからである。
普通に考えて、妾の子は疎まれる存在であるはずだ。それなのに、公爵家の人々は、ルネリアを受け入れて愛してくれている。
それに、彼女は疑問符を浮かべるしかなかった。一体、どうして彼らは自分を溺愛しているのか。もしかして、何か裏があるのではないだろうか。
そう思ったルネリアは、ラーデイン公爵家の人々のことを調べることにした。そこで、彼女は衝撃の真実を知ることになる。
周囲からはぐうたら聖女と呼ばれていますがなぜか専属護衛騎士が溺愛してきます
鳥花風星
恋愛
聖女の力を酷使しすぎるせいで会議に寝坊でいつも遅れてしまう聖女エリシアは、貴族たちの間から「ぐうたら聖女」と呼ばれていた。
そんなエリシアを毎朝護衛騎士のゼインは優しく、だが微妙な距離感で起こしてくれる。今までは護衛騎士として適切な距離を保ってくれていたのに、なぜか最近やたらと距離が近く、まるでエリシアをからかっているかのようなゼインに、エリシアの心は揺れ動いて仕方がない。
そんなある日、エリシアはゼインに縁談が来ていること、ゼインが頑なにそれを拒否していることを知る。貴族たちに、ゼインが縁談を断るのは聖女の護衛騎士をしているからだと言われ、ゼインを解放してやれと言われてしまう。
ゼインに幸せになってほしいと願うエリシアは、ゼインを護衛騎士から解任しようとするが……。
「俺を手放そうとするなんて二度と思わせませんよ」
聖女への思いが激重すぎる護衛騎士と、そんな護衛騎士を本当はずっと好きだった聖女の、じれじれ両片思いのラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる