61 / 100
第61話 史上最高のプロポーズ作戦会議
しおりを挟む
ルナに「奥さんにしたい」と告げたあの夜から、俺の心は一つの確かな決意で満たされていた。
彼女にプロポーズをしよう。
この世界で一番彼女を幸せにする言葉を、最高の形で贈ろう。
その決意は、俺の日常に新たな目的と輝きを与えてくれた。
もう俺は迷わない。
「聖者」と呼ばれようと、貴族として生きることになろうと関係ない。
俺の進むべき道はただ一つ。
ルナの隣で、彼女と共に未来を歩んでいくことだ。
そのための最初の、そして最も重要な一歩。
それがプロポーズだった。
だが、すぐに一つの問題に直面した。
「最高のプロポーズ」とは一体どんなものだろうか。
前世でも恋愛経験ゼロの俺には皆目見当がつかない。指輪を渡して結婚してくださいと言うだけでは、あまりにも味気ない気がした。
彼女が一生の思い出としてその胸に刻み込めるような、特別で忘れられない一日にしたい。
一人で考えていても埒が明かない。
俺は、この壮大な計画を成功させるために最強の協力者を募ることに決めた。
彼女のことを誰よりも深く愛し、そして絶大な権力を持つ人物。
そして、俺たちの関係を誰よりも応援してくれている頼れる友人。
この二人をおいて他に考えられなかった。
◇
その日の放課後、俺はルナに「少し野暮用ができたから」とだけ告げ、一人シルフィード公爵邸を訪れていた。
もちろんアルフォンス公爵に会うためだ。
応接室で待っていると、彼はいつもの威厳に満ちた姿で現れた。だが、その瞳には「何かあったのか?」という心配の色が浮かんでいる。
「して、ユウキ。わざわざ私を訪ねてくるとは、何か緊急の用件かな?」
俺は居住まいを正した。
そして深呼吸を一つすると、単刀直入に用件を切り出した。
「公爵様。…いえ、お義父さん。一つお願いがあって参りました」
俺が初めて口にした「お義父さん」という呼び名。
その一言にアルフォンス公爵はびくりと肩を震わせ、大きく目を見開いた。
そして何かを察したように、ゴクリと喉を鳴らす。
俺は彼の真剣な眼差しを受け止めながら、はっきりと告げた。
「ルナにプロポーズをしたいと思っています。そのために、お義父さんのお力をお貸しいただけないでしょうか」
一瞬の静寂。
そして次の瞬間、アルフォンス公爵の威厳は完全に崩壊した。
「おお…おおおおおおおおおおおおおおおおお!」
彼の瞳からダムが決壊したかのように涙が溢れ出した。
その巨体は感動のあまりわなわなと震えている。
「この日を…! このアルフォンス、どれほど待ちわびたことか…!」
彼はその場に崩れ落ちるように膝をつくと、もはや嗚咽とも絶叫ともつかない声で天を仰いだ。
「我が息子よ! よくぞ、よくぞ言った! でかした!」
彼はよろよろと立ち上がると俺の元へ駆け寄り、先日の祝宴の時以上に力強く俺に抱きついてきた。
「もちろん! 協力するに決まっているだろう! 我がシルフィード家の全てを、いや、この私の人生の全てを賭けて君のプロポーズを成功させてみせるぞ!」
そのあまりにも熱烈な反応。
俺は彼の腕の中で喜びと、そして少しばかりの窒息の危機を感じていた。
「あ、ありがとうございます…! ですが、まずは落ち着いて…!」
「落ち着いてなどいられるか! さあ、すぐにでも王家に掛け合い、国中を挙げての盛大な婚約式典を…!」
「いえ! まずはプロポーズです! 順序が違います!」
暴走しかける義父(仮)を、俺は必死に宥めすかした。
彼の親バカっぷりは想像以上だったが、これほど頼もしい味方もいないだろう。
◇
そしてもう一人の協力者。
翌日の昼休み、俺はクラリスを学園の屋上へと呼び出していた。
ルナには「クラリスさんに、少し勉強のことで相談があるから」と言ってある。彼女は「まあ、感心ですわ!」と少しも疑っていない様子だった。
「それで、ユウキ。わたくしに一体何のご用ですの? ルナに隠れて二人きりだなんて…あらぬ誤解を招きますわよ」
クラリスは腕を組んで、少しだけ意地悪そうに言った。
俺はそんな彼女にまっすぐに向き直った。
「クラリスさん。君にしか頼めないことがあるんだ」
俺のただならぬ雰囲気を察したのか、彼女の表情からからかうような色が消えた。
俺はアルフォンス公爵に話したのと同じように、自分の決意を彼女に伝えた。
「ルナにプロポーズしようと思う。最高の形で彼女に想いを伝えたいんだ。だから、君の力を貸してほしい」
俺の言葉にクラリスは翠色の瞳を信じられないといった様子で大きく見開いた。
「プ、プロポーズ…ですって!?」
その声は上擦っていた。
「ま、まだ早いですわ! 交際を始めたばかりではありませんの! 順序というものが…!」
彼女は顔を真っ赤にしながら狼狽している。それは親友のあまりにも早い展開に動揺しているようでもあり、どこか寂しがっているようでもあった。
だが、俺の真剣な瞳を見て彼女もまた俺の決意が揺るぎないものであることを理解したようだった。
彼女はふぅと一つ大きなため息をついた。
そして次の瞬間、その顔にはいつもの自信に満ち溢れた応援団長の笑みが浮かんでいた。
「…仕方ありませんわね」
彼女は髪をかき上げながら不敵に言った。
「親友の人生で最も輝かしい瞬間ですもの。このクラリス・フォン・ヴァレンシュタインが、中途半端な演出を許すはずがありませんわ」
その瞳には、すでに創作意欲の炎がメラメラと燃え盛っている。
「お任せなさい! 歴史上のどんな恋物語にも勝る史上最高のプロポーズを、このわたくしが完璧に演出してさしあげますわ!」
こうして俺の最強の協力者たちが揃った。
その日の夜、俺とアルフォンス公爵、そしてクラリスの三人はシルフィード公爵邸の書斎に秘密裏に集結していた。
テーブルの上には王都の地図や様々な資料が広げられている。
「第一回・史上最高のプロポーズ作戦会議」の始まりだ。
「うむ! やはり舞台は王城の『天空のバルコニー』が良いだろう! そこで国王陛下に立会人となっていただき、花火が打ち上がる中で愛を誓うのだ!」
アルフォンス公爵が国家事業レベルの壮大な案をぶち上げる。
「いえ、お義父様! 派手さよりもロマンチックな演出が不可欠ですわ!」
クラリスがそれに待ったをかける。
「夜の湖に無数の魔法の光を浮かべ、花びらでできた小舟で彼が彼女を迎えに行くのです! そして月明かりの下で愛の言葉を…!」
彼女の頭の中は完全に少女漫画の世界だ。
二人のあまりにもスケールが大きく、そして現実離れしたアイデアの応酬。
その間で俺はただただ頭を抱えることしかできなかった。
「あの…お二人とも、少し落ち着いて…」
俺の弱々しい声は、二人の熱弁にかき消されていく。
史上最高のプロポーズへの道は、どうやら想像以上に前途多難なものになりそうだった。
俺はこの二人の暴走を止めつつ、無事にルナに想いを届けることができるのだろうか。
ルナに気づかれずにこの極秘作戦を遂行するという、新たなドキドキ感を胸に。
俺の人生を賭けた新たな挑戦が、今始まった。
彼女にプロポーズをしよう。
この世界で一番彼女を幸せにする言葉を、最高の形で贈ろう。
その決意は、俺の日常に新たな目的と輝きを与えてくれた。
もう俺は迷わない。
「聖者」と呼ばれようと、貴族として生きることになろうと関係ない。
俺の進むべき道はただ一つ。
ルナの隣で、彼女と共に未来を歩んでいくことだ。
そのための最初の、そして最も重要な一歩。
それがプロポーズだった。
だが、すぐに一つの問題に直面した。
「最高のプロポーズ」とは一体どんなものだろうか。
前世でも恋愛経験ゼロの俺には皆目見当がつかない。指輪を渡して結婚してくださいと言うだけでは、あまりにも味気ない気がした。
彼女が一生の思い出としてその胸に刻み込めるような、特別で忘れられない一日にしたい。
一人で考えていても埒が明かない。
俺は、この壮大な計画を成功させるために最強の協力者を募ることに決めた。
彼女のことを誰よりも深く愛し、そして絶大な権力を持つ人物。
そして、俺たちの関係を誰よりも応援してくれている頼れる友人。
この二人をおいて他に考えられなかった。
◇
その日の放課後、俺はルナに「少し野暮用ができたから」とだけ告げ、一人シルフィード公爵邸を訪れていた。
もちろんアルフォンス公爵に会うためだ。
応接室で待っていると、彼はいつもの威厳に満ちた姿で現れた。だが、その瞳には「何かあったのか?」という心配の色が浮かんでいる。
「して、ユウキ。わざわざ私を訪ねてくるとは、何か緊急の用件かな?」
俺は居住まいを正した。
そして深呼吸を一つすると、単刀直入に用件を切り出した。
「公爵様。…いえ、お義父さん。一つお願いがあって参りました」
俺が初めて口にした「お義父さん」という呼び名。
その一言にアルフォンス公爵はびくりと肩を震わせ、大きく目を見開いた。
そして何かを察したように、ゴクリと喉を鳴らす。
俺は彼の真剣な眼差しを受け止めながら、はっきりと告げた。
「ルナにプロポーズをしたいと思っています。そのために、お義父さんのお力をお貸しいただけないでしょうか」
一瞬の静寂。
そして次の瞬間、アルフォンス公爵の威厳は完全に崩壊した。
「おお…おおおおおおおおおおおおおおおおお!」
彼の瞳からダムが決壊したかのように涙が溢れ出した。
その巨体は感動のあまりわなわなと震えている。
「この日を…! このアルフォンス、どれほど待ちわびたことか…!」
彼はその場に崩れ落ちるように膝をつくと、もはや嗚咽とも絶叫ともつかない声で天を仰いだ。
「我が息子よ! よくぞ、よくぞ言った! でかした!」
彼はよろよろと立ち上がると俺の元へ駆け寄り、先日の祝宴の時以上に力強く俺に抱きついてきた。
「もちろん! 協力するに決まっているだろう! 我がシルフィード家の全てを、いや、この私の人生の全てを賭けて君のプロポーズを成功させてみせるぞ!」
そのあまりにも熱烈な反応。
俺は彼の腕の中で喜びと、そして少しばかりの窒息の危機を感じていた。
「あ、ありがとうございます…! ですが、まずは落ち着いて…!」
「落ち着いてなどいられるか! さあ、すぐにでも王家に掛け合い、国中を挙げての盛大な婚約式典を…!」
「いえ! まずはプロポーズです! 順序が違います!」
暴走しかける義父(仮)を、俺は必死に宥めすかした。
彼の親バカっぷりは想像以上だったが、これほど頼もしい味方もいないだろう。
◇
そしてもう一人の協力者。
翌日の昼休み、俺はクラリスを学園の屋上へと呼び出していた。
ルナには「クラリスさんに、少し勉強のことで相談があるから」と言ってある。彼女は「まあ、感心ですわ!」と少しも疑っていない様子だった。
「それで、ユウキ。わたくしに一体何のご用ですの? ルナに隠れて二人きりだなんて…あらぬ誤解を招きますわよ」
クラリスは腕を組んで、少しだけ意地悪そうに言った。
俺はそんな彼女にまっすぐに向き直った。
「クラリスさん。君にしか頼めないことがあるんだ」
俺のただならぬ雰囲気を察したのか、彼女の表情からからかうような色が消えた。
俺はアルフォンス公爵に話したのと同じように、自分の決意を彼女に伝えた。
「ルナにプロポーズしようと思う。最高の形で彼女に想いを伝えたいんだ。だから、君の力を貸してほしい」
俺の言葉にクラリスは翠色の瞳を信じられないといった様子で大きく見開いた。
「プ、プロポーズ…ですって!?」
その声は上擦っていた。
「ま、まだ早いですわ! 交際を始めたばかりではありませんの! 順序というものが…!」
彼女は顔を真っ赤にしながら狼狽している。それは親友のあまりにも早い展開に動揺しているようでもあり、どこか寂しがっているようでもあった。
だが、俺の真剣な瞳を見て彼女もまた俺の決意が揺るぎないものであることを理解したようだった。
彼女はふぅと一つ大きなため息をついた。
そして次の瞬間、その顔にはいつもの自信に満ち溢れた応援団長の笑みが浮かんでいた。
「…仕方ありませんわね」
彼女は髪をかき上げながら不敵に言った。
「親友の人生で最も輝かしい瞬間ですもの。このクラリス・フォン・ヴァレンシュタインが、中途半端な演出を許すはずがありませんわ」
その瞳には、すでに創作意欲の炎がメラメラと燃え盛っている。
「お任せなさい! 歴史上のどんな恋物語にも勝る史上最高のプロポーズを、このわたくしが完璧に演出してさしあげますわ!」
こうして俺の最強の協力者たちが揃った。
その日の夜、俺とアルフォンス公爵、そしてクラリスの三人はシルフィード公爵邸の書斎に秘密裏に集結していた。
テーブルの上には王都の地図や様々な資料が広げられている。
「第一回・史上最高のプロポーズ作戦会議」の始まりだ。
「うむ! やはり舞台は王城の『天空のバルコニー』が良いだろう! そこで国王陛下に立会人となっていただき、花火が打ち上がる中で愛を誓うのだ!」
アルフォンス公爵が国家事業レベルの壮大な案をぶち上げる。
「いえ、お義父様! 派手さよりもロマンチックな演出が不可欠ですわ!」
クラリスがそれに待ったをかける。
「夜の湖に無数の魔法の光を浮かべ、花びらでできた小舟で彼が彼女を迎えに行くのです! そして月明かりの下で愛の言葉を…!」
彼女の頭の中は完全に少女漫画の世界だ。
二人のあまりにもスケールが大きく、そして現実離れしたアイデアの応酬。
その間で俺はただただ頭を抱えることしかできなかった。
「あの…お二人とも、少し落ち着いて…」
俺の弱々しい声は、二人の熱弁にかき消されていく。
史上最高のプロポーズへの道は、どうやら想像以上に前途多難なものになりそうだった。
俺はこの二人の暴走を止めつつ、無事にルナに想いを届けることができるのだろうか。
ルナに気づかれずにこの極秘作戦を遂行するという、新たなドキドキ感を胸に。
俺の人生を賭けた新たな挑戦が、今始まった。
34
あなたにおすすめの小説
優の異世界ごはん日記
風待 結
ファンタジー
月森優はちょっと料理が得意な普通の高校生。
ある日、帰り道で謎の光に包まれて見知らぬ森に転移してしまう。
未知の世界で飢えと恐怖に直面した優は、弓使いの少女・リナと出会う。
彼女の導きで村へ向かう道中、優は「料理のスキル」がこの世界でも通用すると気づく。
モンスターの肉や珍しい食材を使い、異世界で新たな居場所を作る冒険が始まる。
【完結】不遇スキル『動物親和EX』で手に入れたのは、最強もふもふ聖霊獣とのほっこり異世界スローライフでした
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
ブラック企業で過労死した俺が異世界エルドラで授かったのは『動物親和EX』という一見地味なスキルだった。
日銭を稼ぐので精一杯の不遇な日々を送っていたある日、森で傷ついた謎の白い生き物「フェン」と出会う。
フェンは言葉を話し、実は強力な力を持つ聖霊獣だったのだ!
フェンの驚異的な素材発見能力や戦闘補助のおかげで、俺の生活は一変。
美味しいものを食べ、新しい家に住み、絆を深めていく二人。
しかし、フェンの力を悪用しようとする者たちも現れる。フェンを守り、より深い絆を結ぶため、二人は聖霊獣との正式な『契約の儀式』を行うことができるという「守り人の一族」を探す旅に出る。
最強もふもふとの心温まる異世界冒険譚、ここに開幕!
異世界に転移したらぼっちでした〜観察者ぼっちーの日常〜
キノア9g
ファンタジー
「異世界に転移したら、ぼっちでした!?」
20歳の普通の会社員、ぼっちーが目を覚ましたら、そこは見知らぬ異世界の草原。手元には謎のスマホと簡単な日用品だけ。サバイバル知識ゼロでお金もないけど、せっかくの異世界生活、ブログで記録を残していくことに。
一風変わったブログ形式で、異世界の日常や驚き、見知らぬ土地での発見を綴る異世界サバイバル記録です!地道に生き抜くぼっちーの冒険を、どうぞご覧ください。
毎日19時更新予定。
学校ごと異世界に召喚された俺、拾ったスキルが強すぎたので無双します
名無し
ファンタジー
毎日のようにいじめを受けていた主人公の如月優斗は、ある日自分の学校が異世界へ転移したことを知る。召喚主によれば、生徒たちの中から救世主を探しているそうで、スマホを通してスキルをタダで配るのだという。それがきっかけで神スキルを得た如月は、あっという間に最強の男へと進化していく。
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~
よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】
多くの応援、本当にありがとうございます!
職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。
持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。
偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。
「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。
草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。
頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男――
年齢なんて関係ない。
五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
異世界転移したら、神の力と無敵の天使軍団を授かったんだが。
猫正宗
ファンタジー
白羽明星は気付けば異世界転移しており、背に純白の六翼を生やした熾天使となっていた。
もともと現世に未練などなかった明星は、大喜びで異世界の大空を飛び回る。
すると遥か空の彼方、誰も到達できないほどの高度に存在する、巨大な空獣に守られた天空城にたどり着く。
主人不在らしきその城に入ると頭の中にダイレクトに声が流れてきた。
――霊子力パターン、熾天使《セラフ》と認識。天界の座マスター登録します。……ああ、お帰りなさいルシフェル様。お戻りをお待ち申し上げておりました――
風景が目まぐるしく移り変わる。
天空城に封じられていた七つの天国が解放されていく。
移り変わる景色こそは、
第一天 ヴィロン。
第二天 ラキア。
第三天 シャハクィム。
第四天 ゼブル。
第五天 マオン。
第六天 マコン。
それらはかつて天界を構成していた七つの天国を再現したものだ。
気付けば明星は、玉座に座っていた。
そこは天の最高位。
第七天 アラボト。
そして玉座の前には、明星に絶対の忠誠を誓う超常なる存在《七元徳の守護天使たち》が膝をついていたのだった。
――これは異世界で神なる権能と無敵の天使軍団を手にした明星が、調子に乗ったエセ強者を相手に無双したり、のんびりスローライフを満喫したりする物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる