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皇女様は毎日が忙しい。
3.皇女様は交流する。
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『忙しいところ、お時間を頂きありがとうございます。
皇帝から言付けされていると思いますが、
公務の引き継ぎの件でご訪問させていただきました。』
言い終わりにカーテシーをして、ご挨拶をする。
ソリエル様もソファから立ちあがり歓迎してくれる。
『お待ちしておりましたわアリア様。
誕生祭準備の為の引継ぎですね、
アリア様のお力になれるよう精進いたしますわ。』
と綺麗なカーテシーを返していただけた。
『とりあえず、サミュエルを呼んでいるので
それまではゆっくりといたしましょう。
どうぞお掛けになって。』
それから時間もかからずサミュエル様も部屋に来られた。
『お母様、サミュエルです。失礼いたします。』
軽く礼をとったサミュエル様がソファに近づき
こちらを見ると満面の笑みで
『アリア姉様もこちらにいらしていたんですね。』
そう言いながら、私の隣に腰かける。
んっ?なぜ??
本来なら、ゲストが私だからサミュエル様は向かいに座るはず??
『えっと、そうなのだけれど、なぜ隣に??』
『えっ?ダメですか?』
と上目遣いで首をかしげるサミュエル様…
可愛い…!! あざといわこの子っ!!
でも、許しちゃう…可愛いから!!
『ダメではないのだけれど、
普通でしたらソリエル様の隣ではないかしら?』
『お母様とはいつでも会えますし、
お姉様とのお話しならば近い方が話しやすいと思ったのですが…
不愉快ならば向かいに座ります。』
と落ち込んだ表情をして、肩も落とし、
明らかに落ち込んでいますという動作で、
ソファから立ち上がろうと腰を上げた。
あざとい!!これが姉弟でなければ、鼻で笑うんだけれども、
腹違いではあるが弟だし、側妃のソリエル様との関係も良好にしておきたいし、しょうがない。
『待って、ソリエル様が問題ないなら此方でも大丈夫よ。』
言い終わる前に、サミュエル様はソリエル様に顔を向けながら
『いいですか?母上っ!!』
ソリエル様が微笑みながら、
『これで、ダメと言ったらサミュエルから恨まれますね(笑)
良いですよ、そちらに掛けて話を聞きなさい。
ただ、アリア様に集中しすぎて、
話が入らないようでしたらすぐに移動してもらいますよ?
それと、サミュエル…素が出ていますよ。
嬉しいのは分かりますが、
常に皇帝継承権第2位の自覚を持ちなさい。』
さすが、側妃様きちんと条件を出して
話が進むように誘導した上、
飴と鞭の使い分けがうまいわ。
『…分かりました。まずはお話をお伺いいたします。』
すこし、不服そうなサミュエル様も可愛いわね。
『それでは、誕生祭に向けてのお話をしましょうか?』
『そうですね、ソリエル様。
誕生祭に向けて、準備をしていく上で
ソリエル様とサミュエル様に
引き継がせていただきたい内容について
ご相談させてください。』
……その後、サミュエル様のスケジュール調整や引継ぎ内容、
ソリエル様への引継ぎタイミング等を細かく話し合った。
『必要なところはこんなところかしらね。
…少し時間を取ってしまったわね、
アリア様はこの後の予定は決まっておりますか?』
『いえ、この後は夕食をとるぐらいですが?』
『そうなのですね、
せっかくなのでこの後、夕食もご一緒にいかがかしら?』
『そんなっ、気を使っていただなかなくても大丈夫ですよ。』
『そんなこともないわよ。
サミュエルも期待しているし、
サリスタも喜ぶと思うわ。』
『お母様、サリスタも誘うんですか?』
ソリエル様の言葉に、
期待したような表情をしていたサミュエル様は
サリスタ様(第2皇女)が同席すると言われ、
少しすねた表情をしている??
サリスタ様が同席すると不都合があるのかしら??
『あら、サリスタがいたら不都合なのかしら?』
『だって、サリスタが来たら
お姉様を独り占めできないじゃないですか!!』
あらっ!!可愛い理由ねぇ♪
でも、私がいることで家族団欒ができないのはダメね。
『それではお言葉に甘えて、
夕食をご一緒させていただきます。
ただ、せっかくならサリスタ様ともご一緒したいですわ。』
『えー、3人でも楽しく夕食を食べれますよ?』
『でも、サリスタ様を仲間はずれにするのは悲しいわ。
3人よりも4人の方が会話も楽しいですし。』
『お姉様が言うなら…我慢します。』
『えらいわ、サミュエル様。』
すねているサミュエル様をなだめる為、頭を撫でる。
気持ちよさそうに目を細めて、受け入れるサミュエル様。
『本当に、サミュエルはアリア様の事が大好きね。』
ソリエル様が微笑みながら、メイドを呼ぶ。
『アリア様と夕食をとるから、サリスタを食堂に呼んで。』
『それではわたくしは着替えて食堂で合流しますね。』
『ええ、それでは半刻(30分)後に食堂で。』
私は、カテーシーをして退室し、着替えるために私室に向かう。
『待たせたわね、レイ。
ソリエル様と、サミュエル様、サリスタ様と
夕食をとるから着替えに戻るわ。』
『かしこまりました。
ドレスの希望はございますか?』
『一応、身内の夕食だから落ち着いたドレスでいいわ。
念のため、ソリエル様とサリスタ様の色と
重ならないようにして頂戴。』
『もちろんでございます。今、メイドが確認をとっております。
落ち着いたドレスですね。かしこまりました。』
『あと、レイにはお願いしたいことがあって、
先ほど、話した内容でスケジュールを調整しておいて。』
『了解しました。夕食後確認ができるようにしておきますね。』
『よろしく。いつもありがとね。』
『とんでもございません、
何かありましたらいつでも私に申し付けください。』
さぁ、予定外の夕食になったけれど、
楽しむためにドレスを選ぼうかしら。
皇帝から言付けされていると思いますが、
公務の引き継ぎの件でご訪問させていただきました。』
言い終わりにカーテシーをして、ご挨拶をする。
ソリエル様もソファから立ちあがり歓迎してくれる。
『お待ちしておりましたわアリア様。
誕生祭準備の為の引継ぎですね、
アリア様のお力になれるよう精進いたしますわ。』
と綺麗なカーテシーを返していただけた。
『とりあえず、サミュエルを呼んでいるので
それまではゆっくりといたしましょう。
どうぞお掛けになって。』
それから時間もかからずサミュエル様も部屋に来られた。
『お母様、サミュエルです。失礼いたします。』
軽く礼をとったサミュエル様がソファに近づき
こちらを見ると満面の笑みで
『アリア姉様もこちらにいらしていたんですね。』
そう言いながら、私の隣に腰かける。
んっ?なぜ??
本来なら、ゲストが私だからサミュエル様は向かいに座るはず??
『えっと、そうなのだけれど、なぜ隣に??』
『えっ?ダメですか?』
と上目遣いで首をかしげるサミュエル様…
可愛い…!! あざといわこの子っ!!
でも、許しちゃう…可愛いから!!
『ダメではないのだけれど、
普通でしたらソリエル様の隣ではないかしら?』
『お母様とはいつでも会えますし、
お姉様とのお話しならば近い方が話しやすいと思ったのですが…
不愉快ならば向かいに座ります。』
と落ち込んだ表情をして、肩も落とし、
明らかに落ち込んでいますという動作で、
ソファから立ち上がろうと腰を上げた。
あざとい!!これが姉弟でなければ、鼻で笑うんだけれども、
腹違いではあるが弟だし、側妃のソリエル様との関係も良好にしておきたいし、しょうがない。
『待って、ソリエル様が問題ないなら此方でも大丈夫よ。』
言い終わる前に、サミュエル様はソリエル様に顔を向けながら
『いいですか?母上っ!!』
ソリエル様が微笑みながら、
『これで、ダメと言ったらサミュエルから恨まれますね(笑)
良いですよ、そちらに掛けて話を聞きなさい。
ただ、アリア様に集中しすぎて、
話が入らないようでしたらすぐに移動してもらいますよ?
それと、サミュエル…素が出ていますよ。
嬉しいのは分かりますが、
常に皇帝継承権第2位の自覚を持ちなさい。』
さすが、側妃様きちんと条件を出して
話が進むように誘導した上、
飴と鞭の使い分けがうまいわ。
『…分かりました。まずはお話をお伺いいたします。』
すこし、不服そうなサミュエル様も可愛いわね。
『それでは、誕生祭に向けてのお話をしましょうか?』
『そうですね、ソリエル様。
誕生祭に向けて、準備をしていく上で
ソリエル様とサミュエル様に
引き継がせていただきたい内容について
ご相談させてください。』
……その後、サミュエル様のスケジュール調整や引継ぎ内容、
ソリエル様への引継ぎタイミング等を細かく話し合った。
『必要なところはこんなところかしらね。
…少し時間を取ってしまったわね、
アリア様はこの後の予定は決まっておりますか?』
『いえ、この後は夕食をとるぐらいですが?』
『そうなのですね、
せっかくなのでこの後、夕食もご一緒にいかがかしら?』
『そんなっ、気を使っていただなかなくても大丈夫ですよ。』
『そんなこともないわよ。
サミュエルも期待しているし、
サリスタも喜ぶと思うわ。』
『お母様、サリスタも誘うんですか?』
ソリエル様の言葉に、
期待したような表情をしていたサミュエル様は
サリスタ様(第2皇女)が同席すると言われ、
少しすねた表情をしている??
サリスタ様が同席すると不都合があるのかしら??
『あら、サリスタがいたら不都合なのかしら?』
『だって、サリスタが来たら
お姉様を独り占めできないじゃないですか!!』
あらっ!!可愛い理由ねぇ♪
でも、私がいることで家族団欒ができないのはダメね。
『それではお言葉に甘えて、
夕食をご一緒させていただきます。
ただ、せっかくならサリスタ様ともご一緒したいですわ。』
『えー、3人でも楽しく夕食を食べれますよ?』
『でも、サリスタ様を仲間はずれにするのは悲しいわ。
3人よりも4人の方が会話も楽しいですし。』
『お姉様が言うなら…我慢します。』
『えらいわ、サミュエル様。』
すねているサミュエル様をなだめる為、頭を撫でる。
気持ちよさそうに目を細めて、受け入れるサミュエル様。
『本当に、サミュエルはアリア様の事が大好きね。』
ソリエル様が微笑みながら、メイドを呼ぶ。
『アリア様と夕食をとるから、サリスタを食堂に呼んで。』
『それではわたくしは着替えて食堂で合流しますね。』
『ええ、それでは半刻(30分)後に食堂で。』
私は、カテーシーをして退室し、着替えるために私室に向かう。
『待たせたわね、レイ。
ソリエル様と、サミュエル様、サリスタ様と
夕食をとるから着替えに戻るわ。』
『かしこまりました。
ドレスの希望はございますか?』
『一応、身内の夕食だから落ち着いたドレスでいいわ。
念のため、ソリエル様とサリスタ様の色と
重ならないようにして頂戴。』
『もちろんでございます。今、メイドが確認をとっております。
落ち着いたドレスですね。かしこまりました。』
『あと、レイにはお願いしたいことがあって、
先ほど、話した内容でスケジュールを調整しておいて。』
『了解しました。夕食後確認ができるようにしておきますね。』
『よろしく。いつもありがとね。』
『とんでもございません、
何かありましたらいつでも私に申し付けください。』
さぁ、予定外の夕食になったけれど、
楽しむためにドレスを選ぼうかしら。
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