皇女だからって嘗めないで貰えます?

kuroneko

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皇女様は旅に出る

皇女様は情報を得る。

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『うーん、順調って言ったら順調なのかしら?』


夕方に再度冒険者ギルドに来てみたのだけれど
相変わらずの込み合いだ。

通常業務と魔物騒動を別の窓口で対応している様だけど
明らかに人手不足だと分かる込み合い具合…。

ただ、混乱を避けるため、魔物騒動臨時受付を作り
通常の受付とは違う動線を作り
冒険者にも分かりやすい看板が作られていて
少人数でも対応できるよう工夫がみられる。

臨時受付の方をベテランの受付が対応しているみたいだし、
新着情報も聞けるかな?


『こっちの臨時受付の方に並んで、
 新しい情報が無いか確認しましょう。』

『そうですね。常設の受付に並ぶと
 臨時受付に並べと言われるだけでしょうし。』


臨時受付の列に並んでいたら、
後ろに並んだソードマンが声を掛けてきた。


『よぉ、あんたらも情報提供の冒険者か?』

『あんたらもってことは
 あなた達は情報提供の為に並んでいるの?』

『いや、俺たちは魔物討伐してきたから
 討伐数の報告と報酬の受け取りだ。』

『そうなのね、もうあらかた討伐は終わったの?』

『まぁ、雑魚は一掃されたんじゃねぇの?
 ただ、魔物がバラバラの方面からじゃなくて
 同じ方面から来るから
 きな臭いってんで一旦帰ってきたところだ。
 もしかしたら、指揮している大物がいるかもしれねぇってんで
 情報収集も目的かな?』

『…そうなのね。
 私たちも討伐の方で参加しようとしていたんだけど
 一歩遅かった様ね。』

『雑魚狩り目的ならそうだな。
 ただ、今後の情報で大物狩りが始まるかもしれないが…。』

『最新の情報次第かしらね。』

『いい情報があったらいいんだがな。』


と話していたら、順番が来て受付に話を聞く。


『すいません、魔物騒動に関しての
 新しい情報が知りたいんですけど…。』


受付嬢に質問をしたら、
簡潔に答えてくれた。

噂になっている魔物達はほぼ壊滅だが、
全てプサリ方面から魔物が来ている事を加味し
プサリ方面の村にあるギルドに問い合わせをしてみるも
特に異常はないとの返答があり、
この村だけ異常が起きていること。

複数種の魔物が襲ってきているので、
指揮している上位魔物かテイマーがいる可能性が高いこと。

調査依頼を受けている冒険者達が
この村では使用しない簡易罠を見つけているので、
罠があったところを中心に調べていること。

罠があったことから、
何かしらで人が関わっている可能性が高いこと。

以上4点が新たに分かった情報とのことだった。
情報を得た私たちは宿に戻ることにして
冒険者ギルドから出る。


『なかなか不穏な感じになってきたわね…。』

『どうしますお姉様?』

『出来れば、このまま次の村に向かいたいんだけど
 人が関わっている可能性が高いなら、
 調べないわけにもいかないか…。』

『事が大きくなる前に納めないと、
 後々処理するのは暗部になりそうですしね…。』

『どうだろう、内容によるけど
 黄銀騎士団が動くかもしれないわね。』

『…取り合えず調べてみるということでよろしいですか?』

『そうね。夕食後、1刻ほど休んで調査に入りましょ。』

『プサリ方面なので森とかは無かったかと思うんですが
 魔物はどこから湧いてくるんですかね?』

『罠もプサリ方面から見つかっているみたいだから、
 そこら辺にいるんじゃない?』

『調べてみないことにはどうも言えないから
 とりあえず宿で準備しますか。』


会話をしながら歩いていたら、
宿に着いたので各々準備に取り掛かる。
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