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第一章
5 裏の顔(3)
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水路に落ちた日、私は高熱を出し、ずっと寝込むことになってしまった。
――怖いよ。誰か助けて!
水路に突き飛ばされ、水に流されながら、もがく私。
誰にも気づかれず、息苦しくて『死んでしまう!』そう思った瞬間、ひどい汗をかいて目覚め、自分が無事なことに気づく。
――どうしたらいいの。小説『二番目の姫』には、セレステがルナリアを殺そうとする描写はなかったわ。
小説『二番目の姫』では、幼少期について軽く触れている程度で、『一番目の姫は皆から愛され、二番目の姫は、なんとか自分のほうを見てもらおうと必死に努力した。けれど、二番目の姫は孤独なままだった』と書かれていた。
――間違ってはないけど、優しい一番目の姫の設定はどこへいったの?
「ルナリア様。お薬ですよ」
ベッドの上であれこれ考えを巡らせていると、乳母が毒々しい液体を持って現れた。
得体のしれない緑色の液体が皿の上で揺れている……
ものすごく苦くて不味い薬で、何種類もの薬草を煎じた体にいい薬らしい。
「学問に目覚めるのはいいことですけど、しっかり治ってから本を読まれたらどうですか?」
熱が少し下がって起き上がれるようになると、侍女たちに頼み、図書館から本を大量に運んでもらった。
本がベッド脇で山積みになっている。
「時間が足りないの!」
「え? 時間が足りない?」
「う、ううん。なんでもない。……お薬、ありがとう」
熱が出て、気持ちが弱ったせいか、うっかり心の声が外に漏れてしまった。
誰に言っても理解してもらえないとわかってる。
――二番目の姫は頭がおかしいなんて言われるわ。
ただでさえ、物語は私を二番目にしたいのだから、行動と発言には気をつけなくてはならない。
「お薬の口直しに砂糖菓子を置いておきますね。レジェス様がルナリア様にと、わざわざアギラカリサから取り寄せられたんですよ」
さすが、大国アギラカリサ。
オルテンシア王国では見ることのできない贅沢な砂糖菓子。
透明な瓶に入った砂糖菓子は、ピンクや紫、黄色などの色が付いた花の形をしていて、本物の花みたいに精巧な細工が施されている。
食べるのがもったいないくらいだ。
両親から声をかけられることもなかったから、レジェスの心遣いは嬉しかった。
――愛されないってわかってる。だから、大丈夫……。
小説『二番目の姫』には、ルナリアが孤独な幼少時代を送ると書いてあった。
だから、両親とセレステが一度もお見舞いに来てくれないのはしかたないと思って諦めている。
諦めているからといって、傷つかないわけじゃないけど……
「レジェス様はとても心配されてましたよ。後からお礼の手紙を書かれてはどうですか?」
「うん。ルナリア、レジェス様にお礼の手紙書くね!」
緑の液体を受けとり、作り笑いを浮かべた。
――ううっ。見るからに毒々しいわ。
この薬は最悪だった。
体がよくなるどころか、不味すぎて舌がしびれ、吐き気をもよおして吐き出してしまった。
だから、みんながいなくなった後、こっそり庭園に出て草木の肥料にしていた。
――元は草なんだから、土に還しても問題ないわよね。
「以前なら、ルナリア様は薬を飲むのを嫌がって、大暴れしていたのに大人になりましたね」
「でも、少し痩せた気が……」
侍女たちが心配そうな顔をしていた。
高熱を出したからか、食欲のほうはなかなか戻らないし、五歳だけあって体力もまだだ。
「体調が良くなる前に、遅くまで本を読んでいらっしゃるから、なかなか治らないんですよ」
乳母が渋い顔をして、読み終わった本を片付け、侍女は新しい本を持ってくる。
――わかってるけど、少しの時間も惜しいのよ。
次はこの世界の地理を学ぼうと、分厚い本を開こうとした時――
「ルナリアは頑張っているんだから、そんなに怒らなくてもいいと思うよ」
フリアンがやってきた。
金髪に青い目、キラキラしたオーラを放ち、今日も王子様みたいだった。
フリアンを見て乳母と侍女たちが喜ぶ。
「まあ! フリアン様! 今日もお見舞いにいらしてくださったのですね!」
「ルナリア様に花を持ってきてくださって……。花瓶を用意してまいりますわ」
「ルナリア様、よかったですわね」
誰もお見舞いに来ないから、乳母と侍女たちは私以上に気にしていた。
フリアンが来て盛り上げてくれるのも、他に誰も来ないと知っているから……
「昨日より、顔色がいいみたいで安心したよ」
フリアンはどうぞと小さな花束を私に差し出した。
「ルナリアの花……」
「レジェスからもらって喜んでいたから、僕も作ってみたんだ」
私の名前と同じ紫色の小さな花で作られていた。
フリアンは私のお見舞いのため、毎日、王宮へ通ってくれていたらしい。
「フリアン様。ありがとう」
花束が嬉しくて微笑むと、乳母と侍女たちは泣きそうな顔で私を眺めた。
「やっとルナリア様に笑顔が戻りましたね」
「ずっと笑わないから心配していたんですよ」
――みんな、心配してくれてたんだ。
私は孤独じゃない。
少なくとも今は、ひとりぼっちじゃないわ。
小説『二番目の姫』には、幼馴染みのフリアンがルナリアの寂しい心を癒してくれたと書いてあった。
「今日はセレステ様のところにもお見舞いへ行ってきたんだ」
「え? お姉様もお熱?」
「うん。ちょうどルナリアが高熱を出した頃かな。セレステ様も熱を出して寝込まれたんだ」
私が不思議そうな顔をしていたせいか、フリアンが説明してくれた。
「ルナリアが水路に落ちた時、セレステ様も水をかぶったそうなんだ。それが原因だって、僕の父上が言っていたのを聞いたよ」
「ルナリアのせい……?」
水路に落ちた私のせいで、セレステが水をかぶって風邪をひいた――私が寝込んでいる間に、そんな話になっていようとは思いもしなかった。
しかも、私のせいだと言いふらしているのか、フリアンのお父様にまで話が広まってる。
セレステも熱が出したから、お父様とお母様はセレステに付きっきりで、一度も私のところへは来なかったのだ。
――やっぱり二番目。セレステを大切にしているから、来なくて当たり前なんだけど……
わかってるはずなのに胸が痛んだ。
せめて、ほんの少しだけ部屋の扉を開けて覗いてくれるだけでもよかった。
熱にうなされている間、お見舞いに来てくれたのはフリアンだけだった。
でも、そのフリアンだって、私がセレステに水路へ落とされたと言ったところで信じてくれないだろう。
「ルナリア?」
「う、ううん。お姉様に後からごめんなさいするねっ!」
「それがいいと思う。陛下たちがすごくお怒りだったから……」
謝るということは、セレステが私を水路に突き飛ばしたことをなかったことにするということだ。
それが悔しくて、シーツをぎゅっと握りしめた。
――死にかけたのは私なのに、心配されるのはセレステのほう。私が二番だから!
でも、なにがあってもこの先、私はセレステを妬んだり、羨んだりしてはいけない。
小説『二番目の姫』では、ルナリアは絶望し、闇の力を暴走させて死んでしまう。
優先するのは、生き延びることなのだと、自分に言い聞かせた。
「……お姉様、元気になった?」
「ええ。ルナリア様の具合も良くなりましたし、これで私たちは安心して辞めることができます」
「え? 辞めるって……?」
聞き間違いかと思ったけど、乳母たちの顔を見ると、そうではないとわかった。
乳母と侍女たちは、寂しげな表情を浮かべ、私に頭を下げた。
「ルナリア様のお世話を続けられず、申し訳ありません」
「ど、どうして!? みんな、どうして辞めちゃうの?」
ベッドから飛び出し、乳母にしがみついた。
みんな、困った顔をしている。
私に答えられないなにかがある。
「教えて! どうしてなのか、教えてよ!」
「ルナリア様……」
乳母に懇願する私を見て、フリアンが私をたしなめた。
「ルナリア。乳母たちが辞めさせられるのは当たり前だよ」
「あ、当たり前……?」
「王女が水路に落ちて死にかけたんだ。セレステ様も熱を出してしまわれたし、誰かが責任をとらなければいけないんだ」
――水路に私を落としたのはセレステなのに!?
両親の愛情は諦めている。
でも、赤ちゃんの時から、私の面倒を見てくれている乳母と侍女たちが、全員いなくなるなんて考えられない。
「そんな! 乳母も侍女たちも悪くないわ!」
「わかってるよ」
――悪いのは私。あの時、セレステと一緒に庭園に行かなければ、こんなことにはならなかった。
頭の中がぐるぐるした。
小説『二番目の姫』には、表に書かれてない裏の設定があるのかもしれない。
すべてに書いていないから、私が予測できないことが起きる。
私が知らない裏の設定とは、いったいなんなのだろう。
設定では優しい姫であるセレステ。
そのセレステが、ルナリアを殺したいほど敵視しているとは気づかなかった。
「どうしたらいいの……?」
「ルナリア、ごめん。僕の力ではなにもしてあげられない。国王陛下と王妃様にお願いするしかないけど、とてもお怒りだったから、セレステ様でない限り、無理だと思う」
――セレステがお願いすれば、両親は叶えてくれることも、どうして私では駄目なの?
無力な自分に涙がこぼれた。
――怖いよ。誰か助けて!
水路に突き飛ばされ、水に流されながら、もがく私。
誰にも気づかれず、息苦しくて『死んでしまう!』そう思った瞬間、ひどい汗をかいて目覚め、自分が無事なことに気づく。
――どうしたらいいの。小説『二番目の姫』には、セレステがルナリアを殺そうとする描写はなかったわ。
小説『二番目の姫』では、幼少期について軽く触れている程度で、『一番目の姫は皆から愛され、二番目の姫は、なんとか自分のほうを見てもらおうと必死に努力した。けれど、二番目の姫は孤独なままだった』と書かれていた。
――間違ってはないけど、優しい一番目の姫の設定はどこへいったの?
「ルナリア様。お薬ですよ」
ベッドの上であれこれ考えを巡らせていると、乳母が毒々しい液体を持って現れた。
得体のしれない緑色の液体が皿の上で揺れている……
ものすごく苦くて不味い薬で、何種類もの薬草を煎じた体にいい薬らしい。
「学問に目覚めるのはいいことですけど、しっかり治ってから本を読まれたらどうですか?」
熱が少し下がって起き上がれるようになると、侍女たちに頼み、図書館から本を大量に運んでもらった。
本がベッド脇で山積みになっている。
「時間が足りないの!」
「え? 時間が足りない?」
「う、ううん。なんでもない。……お薬、ありがとう」
熱が出て、気持ちが弱ったせいか、うっかり心の声が外に漏れてしまった。
誰に言っても理解してもらえないとわかってる。
――二番目の姫は頭がおかしいなんて言われるわ。
ただでさえ、物語は私を二番目にしたいのだから、行動と発言には気をつけなくてはならない。
「お薬の口直しに砂糖菓子を置いておきますね。レジェス様がルナリア様にと、わざわざアギラカリサから取り寄せられたんですよ」
さすが、大国アギラカリサ。
オルテンシア王国では見ることのできない贅沢な砂糖菓子。
透明な瓶に入った砂糖菓子は、ピンクや紫、黄色などの色が付いた花の形をしていて、本物の花みたいに精巧な細工が施されている。
食べるのがもったいないくらいだ。
両親から声をかけられることもなかったから、レジェスの心遣いは嬉しかった。
――愛されないってわかってる。だから、大丈夫……。
小説『二番目の姫』には、ルナリアが孤独な幼少時代を送ると書いてあった。
だから、両親とセレステが一度もお見舞いに来てくれないのはしかたないと思って諦めている。
諦めているからといって、傷つかないわけじゃないけど……
「レジェス様はとても心配されてましたよ。後からお礼の手紙を書かれてはどうですか?」
「うん。ルナリア、レジェス様にお礼の手紙書くね!」
緑の液体を受けとり、作り笑いを浮かべた。
――ううっ。見るからに毒々しいわ。
この薬は最悪だった。
体がよくなるどころか、不味すぎて舌がしびれ、吐き気をもよおして吐き出してしまった。
だから、みんながいなくなった後、こっそり庭園に出て草木の肥料にしていた。
――元は草なんだから、土に還しても問題ないわよね。
「以前なら、ルナリア様は薬を飲むのを嫌がって、大暴れしていたのに大人になりましたね」
「でも、少し痩せた気が……」
侍女たちが心配そうな顔をしていた。
高熱を出したからか、食欲のほうはなかなか戻らないし、五歳だけあって体力もまだだ。
「体調が良くなる前に、遅くまで本を読んでいらっしゃるから、なかなか治らないんですよ」
乳母が渋い顔をして、読み終わった本を片付け、侍女は新しい本を持ってくる。
――わかってるけど、少しの時間も惜しいのよ。
次はこの世界の地理を学ぼうと、分厚い本を開こうとした時――
「ルナリアは頑張っているんだから、そんなに怒らなくてもいいと思うよ」
フリアンがやってきた。
金髪に青い目、キラキラしたオーラを放ち、今日も王子様みたいだった。
フリアンを見て乳母と侍女たちが喜ぶ。
「まあ! フリアン様! 今日もお見舞いにいらしてくださったのですね!」
「ルナリア様に花を持ってきてくださって……。花瓶を用意してまいりますわ」
「ルナリア様、よかったですわね」
誰もお見舞いに来ないから、乳母と侍女たちは私以上に気にしていた。
フリアンが来て盛り上げてくれるのも、他に誰も来ないと知っているから……
「昨日より、顔色がいいみたいで安心したよ」
フリアンはどうぞと小さな花束を私に差し出した。
「ルナリアの花……」
「レジェスからもらって喜んでいたから、僕も作ってみたんだ」
私の名前と同じ紫色の小さな花で作られていた。
フリアンは私のお見舞いのため、毎日、王宮へ通ってくれていたらしい。
「フリアン様。ありがとう」
花束が嬉しくて微笑むと、乳母と侍女たちは泣きそうな顔で私を眺めた。
「やっとルナリア様に笑顔が戻りましたね」
「ずっと笑わないから心配していたんですよ」
――みんな、心配してくれてたんだ。
私は孤独じゃない。
少なくとも今は、ひとりぼっちじゃないわ。
小説『二番目の姫』には、幼馴染みのフリアンがルナリアの寂しい心を癒してくれたと書いてあった。
「今日はセレステ様のところにもお見舞いへ行ってきたんだ」
「え? お姉様もお熱?」
「うん。ちょうどルナリアが高熱を出した頃かな。セレステ様も熱を出して寝込まれたんだ」
私が不思議そうな顔をしていたせいか、フリアンが説明してくれた。
「ルナリアが水路に落ちた時、セレステ様も水をかぶったそうなんだ。それが原因だって、僕の父上が言っていたのを聞いたよ」
「ルナリアのせい……?」
水路に落ちた私のせいで、セレステが水をかぶって風邪をひいた――私が寝込んでいる間に、そんな話になっていようとは思いもしなかった。
しかも、私のせいだと言いふらしているのか、フリアンのお父様にまで話が広まってる。
セレステも熱が出したから、お父様とお母様はセレステに付きっきりで、一度も私のところへは来なかったのだ。
――やっぱり二番目。セレステを大切にしているから、来なくて当たり前なんだけど……
わかってるはずなのに胸が痛んだ。
せめて、ほんの少しだけ部屋の扉を開けて覗いてくれるだけでもよかった。
熱にうなされている間、お見舞いに来てくれたのはフリアンだけだった。
でも、そのフリアンだって、私がセレステに水路へ落とされたと言ったところで信じてくれないだろう。
「ルナリア?」
「う、ううん。お姉様に後からごめんなさいするねっ!」
「それがいいと思う。陛下たちがすごくお怒りだったから……」
謝るということは、セレステが私を水路に突き飛ばしたことをなかったことにするということだ。
それが悔しくて、シーツをぎゅっと握りしめた。
――死にかけたのは私なのに、心配されるのはセレステのほう。私が二番だから!
でも、なにがあってもこの先、私はセレステを妬んだり、羨んだりしてはいけない。
小説『二番目の姫』では、ルナリアは絶望し、闇の力を暴走させて死んでしまう。
優先するのは、生き延びることなのだと、自分に言い聞かせた。
「……お姉様、元気になった?」
「ええ。ルナリア様の具合も良くなりましたし、これで私たちは安心して辞めることができます」
「え? 辞めるって……?」
聞き間違いかと思ったけど、乳母たちの顔を見ると、そうではないとわかった。
乳母と侍女たちは、寂しげな表情を浮かべ、私に頭を下げた。
「ルナリア様のお世話を続けられず、申し訳ありません」
「ど、どうして!? みんな、どうして辞めちゃうの?」
ベッドから飛び出し、乳母にしがみついた。
みんな、困った顔をしている。
私に答えられないなにかがある。
「教えて! どうしてなのか、教えてよ!」
「ルナリア様……」
乳母に懇願する私を見て、フリアンが私をたしなめた。
「ルナリア。乳母たちが辞めさせられるのは当たり前だよ」
「あ、当たり前……?」
「王女が水路に落ちて死にかけたんだ。セレステ様も熱を出してしまわれたし、誰かが責任をとらなければいけないんだ」
――水路に私を落としたのはセレステなのに!?
両親の愛情は諦めている。
でも、赤ちゃんの時から、私の面倒を見てくれている乳母と侍女たちが、全員いなくなるなんて考えられない。
「そんな! 乳母も侍女たちも悪くないわ!」
「わかってるよ」
――悪いのは私。あの時、セレステと一緒に庭園に行かなければ、こんなことにはならなかった。
頭の中がぐるぐるした。
小説『二番目の姫』には、表に書かれてない裏の設定があるのかもしれない。
すべてに書いていないから、私が予測できないことが起きる。
私が知らない裏の設定とは、いったいなんなのだろう。
設定では優しい姫であるセレステ。
そのセレステが、ルナリアを殺したいほど敵視しているとは気づかなかった。
「どうしたらいいの……?」
「ルナリア、ごめん。僕の力ではなにもしてあげられない。国王陛下と王妃様にお願いするしかないけど、とてもお怒りだったから、セレステ様でない限り、無理だと思う」
――セレステがお願いすれば、両親は叶えてくれることも、どうして私では駄目なの?
無力な自分に涙がこぼれた。
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