17 / 31
第二章
17 初めてのエスコート
しおりを挟む
昨晩、あんな騒ぎがあったのに、アギラカリサ王宮は平和そのもの。
平穏を装い、何事もなかったかのように誰もが振る舞う。
それが、とても不気味だった。
私が目覚めたのは昼過ぎで、レジェスもフリオンも夜のパーティーの身支度をするとかで、すでに二人は部屋にいない。
「うぅ……眠い……」
「当り前です! 昨晩、あれほど大騒ぎしたのですからね!」
昨晩、眠ったのが遅かったからか、まだ眠くて仕方ない。
子供の体で夜更かしは厳禁だ。
わかってるのに、夜更かしはやめられないのよね……いくつになっても。
「大人びていらっしゃるから、部屋を無断で抜け出すなんて軽率な真似をなさらないと思っていたのに! どれだけ私が心配したかわかりますか?」
起きてもティアのお説教は続いていた。
「ご、ごめんなさい……」
もう百回くらい『ごめんなさい』を言ったような気がする。
「ルナリア様! 大変です!」
ティアの声に負けないくらいの声で、侍女が飛び込んできた。
「えっ? なにがあったの? 毒殺事件とか? それとも王子同士の殺し合い?」
「もうっ! そんな物騒なことが起こるわけないじゃありませんか!」
「え? う、うん……そうね……」
のんきな侍女は、アギラカリサ王宮の殺伐としたやり取りに、少しも気づいていないようだ。
大国の豊かな暮らしと華やかな姿にうっとりしていて、危機感ゼロ。
――ああ……。お父様を彷彿させるわ。
オルテンシア王国の気質かもしれない。
「ルナリア様! アギラカリサで仕立てられた美しいドレスをご覧になってください!」
「ドレス? 誰が頼んだの?」
お父様がそんな気のきいたことをするとは思えなかった。
「レジェス様が用意してくださったんですよ!」
「新しいドレスです。おさがりじゃないんですよっ!」
侍女は興奮気味だけど、ティアは冷静だった。
「レジェス様は前もって、仕立て屋にドレスを注文していたようですね。それを考えたら、ルナリア様をこちらにお連れしようと、最初から決めていらしたということ……」
ティアはレジェスの策略に、私が利用されたと思ったらしく、ちょっと不満そうだった。
けれど、レジェスが注文したドレスを見たら、ティアも嬉しそうな顔をしていた。
――私のためのドレス。
やっぱり新しいドレスは嬉しかった。
「ルナリア様。とても素敵なドレスですね」
ティアが私に微笑んだ。
「うん……。私のことを考えて選んでくれたドレスは、なんだか特別な気持ちになるわ」
全体的に優しい色味のピンク色でグラデーションになっている。
白に近い自然なピンク色は、まるで薔薇の花をイメージしたようなドレスだった。
髪につけるのは薔薇の髪飾りで、花弁が多くてとても可愛らしい。
「わぁ……!」
オルテンシア王国ではピンクや明るい色のドレスを着せてもらえない。
それは、セレステが着る色と決められていて、薔薇の花もセレステが大好きだという理由で、私には使わせてもらえなかった。
――おさがりじゃないドレスは久しぶりだわ。
侍女もそれがわかるから、あんなに喜んでいたのだ。
ドレスを着て、鏡の前でくるくる回ってみる。
気づくと、部屋の前にレジェスがやってきて、ドアの前で笑っていた。
「レジェス様!」
「よく似合っている。気に入ったようだな」
パーティーだからか、レジェスは正装をしており、髪に模様入りの布を巻いてアクセサリーはいつもより多めにつけている。
「レジェス様、素敵なドレスをありがとうございました」
「今日のパーティーは、ルナリアにとって、アギラカリサ社交界にデビューする大切な日だ。古いドレスというのもな」
「社交界デビュー……」
小説『二番目の姫』でルナリアの社交界デビューは十六歳と決まっていた。
そして、それはフリアンとの婚約発表の場でもあった。
「ルナリア?」
「あ、いえっ! 私が社交界にデビューするのは、もっと先だと思っていましたから……」
少しでも変化があればいい。私の行動で未来を変えられると信じたい。
「こんな綺麗なドレスを贈っていただけて、とても嬉しいです」
明るく言った私に、レジェスは紫色の瞳を細め、微笑んだ。
「それでエスコートだが――」
「エスコートは僕がする」
レジェスの言葉を遮って、現れたのはフリアンだった。
フリアンは白の上着に銀糸と銀のボタン、白の手袋をはめ、まさに王子様。
――うっ! 眩しい! これはアギラカリサの令嬢が放っておかないと思うわ。
これが王子様のような容姿という設定の力!
物語の力の恐ろしさを思いしらされるわ……
「おい、フリアン。今のお前は護衛騎士だろ?」
「もうレジェスの兄上たちに正体がバレてる。だから、僕でもいいはずだよ」
珍しくレジェスがムッとしているだけでなく、フリアンもどこかトゲトゲしい。
――この二人もこんな子供みたいにケンカすることがあるのね。
そう思って笑っていると、二人の視線は私に注がれた。
「え?」
無言で二人は私に圧をかけている。
これってつまり――
『どちらにエスコートされたい?』
――私に選べってこと!?
こんな乙女ゲームのような展開が訪れるとは思わなかった。
小説『二番目の姫』において、ルナリアの社交界デビューといえば、みんなの前で派手に婚約宣言をして、すぐに婚約破棄される流れ。
そして、そこからの暗殺疑惑で牢屋にポイッである。
そして、闇の力の解放で死……こんなドキドキイベントなんか用意されてないはずだった。
「あ、あの、その……」
――どっちを選んでもカドが立つでしょ!?
私が喜ぶどころか怯えていると、ティアが盛大なため息をついた。
「お二人がそんな険悪なムードになるのでしたら、エスコートはシモン先生にお任せします」
「なぜだ!?」
「どうして!?」
ティアの一言にレジェスとフリアンが同時に叫んだ。
「はあ……。お二人とも、まだまだお子様ですね」
ティアは二人に冷たい視線を向ける。
この二人をお子様呼ばわりできるのは、ティアだけだと思う。
「ルナリア様は十二歳。優雅に誘われ、『わぁ~! パーティーってこんなに素敵なのね!』と、思っていただかねばなりません。このままだと、パーティー嫌いになって図書館にこもりかねませんわ」
私の真似が予想以上に上手だったティア。
びっくりしたけど、レジェスとフリアンは納得してくれたみたいだ。
「く……。たしかにそうだ。最初が肝心だからな」
「レジェス。女の子の夢を壊しちゃ駄目だよね? だったら、君は遠慮した方がいい」
フリアンはぽんっとレジェスの肩を叩いた。
「レジェスはセレステ様の婚約者候補として名前が上がっている。もし、セレステ様が先にルナリアのエスコートをしたと知ったら面倒なことになる」
ティアも知っていたし、フリアンも知っているってことは、お父様も本気でセレステをレジェスに売り込んでいるに違いない。
「受けるも断るも俺次第だ。俺が誰のエスコートをしようが、俺の自由だ」
「レジェス。セレステ様に失礼だよ」
「ならば、はっきり言おう。俺は俺が選んだ相手と結婚する。セレステとの婚約は考えていない。これはオルテンシア国王にも伝えてある」
――どういうこと? それって、レジェスはセレステを一番だと思ってないということ?
それは、小説『二番目の姫』の物語を大きく変える衝撃的な発言だった。
驚いたのは私だけでなく、フリアンとティア、侍女たちも同じで、全員がレジェスを見た。
「セレステ様との婚約を断ったのか?」
「そうだ」
小説『二番目の姫』の内容の詳細を思い出す。
レジェスは大国からやってきた王子様。
異国の香りを感じる大国の王子レジェス。
そして、セレステを守るフリアン。
『セレステが結ばれるのは、いったいどちらなのか?』
物語のみどころのひとつでもあった。
ストーリー後半で、セレステがレジェスを選び、二人が婚約した。
時系列でいうと、セレステが光の巫女になった後だったはず。
レジェスとセレステの婚約が成立しなかったら、物語はどうなるんだろうか。
もしかして、私が牢屋に放り込まれないで済む?
「ルナリア。また浮かない顔をしてどうした?」
「う、ううん! 少し緊張していて……」
「大丈夫だよ。ルナリア。僕がいるからね」
動揺している私にフリアンが微笑んだ。
「うん。ありがとう……」
ぎゅっとドレスを握りしめた。
――これではっきりしたわ。物語は変えられる!
主要な登場人物は、本来のストーリーをなぞるように動くと思っていたけど、そうじゃないとわかった。
レジェスがはっきりセレステとの婚約を拒否したということは、私の行動ひとつで登場人物に対しても変えていけるということだ。
――必ず、マーレア諸島との取引を成功させなくちゃ。
これは、ひとつの大きな分岐点だ。
オルテンシア王国の二番目の姫ではなく、ルナリアとして認めてもらう。
そのために、私はアギラカリサ王国にやってきたのだから!
「俺たち二人でエスコートするか。これなら、公平だろう?」
レジェスが私に手を差し伸べた。
「ルナリア。行こうか」
フリアンが微笑んで、空いた手を取る。
二人のエスコートで、私はアギラカリサ王宮のパーティーへ乗り込んだ。
平穏を装い、何事もなかったかのように誰もが振る舞う。
それが、とても不気味だった。
私が目覚めたのは昼過ぎで、レジェスもフリオンも夜のパーティーの身支度をするとかで、すでに二人は部屋にいない。
「うぅ……眠い……」
「当り前です! 昨晩、あれほど大騒ぎしたのですからね!」
昨晩、眠ったのが遅かったからか、まだ眠くて仕方ない。
子供の体で夜更かしは厳禁だ。
わかってるのに、夜更かしはやめられないのよね……いくつになっても。
「大人びていらっしゃるから、部屋を無断で抜け出すなんて軽率な真似をなさらないと思っていたのに! どれだけ私が心配したかわかりますか?」
起きてもティアのお説教は続いていた。
「ご、ごめんなさい……」
もう百回くらい『ごめんなさい』を言ったような気がする。
「ルナリア様! 大変です!」
ティアの声に負けないくらいの声で、侍女が飛び込んできた。
「えっ? なにがあったの? 毒殺事件とか? それとも王子同士の殺し合い?」
「もうっ! そんな物騒なことが起こるわけないじゃありませんか!」
「え? う、うん……そうね……」
のんきな侍女は、アギラカリサ王宮の殺伐としたやり取りに、少しも気づいていないようだ。
大国の豊かな暮らしと華やかな姿にうっとりしていて、危機感ゼロ。
――ああ……。お父様を彷彿させるわ。
オルテンシア王国の気質かもしれない。
「ルナリア様! アギラカリサで仕立てられた美しいドレスをご覧になってください!」
「ドレス? 誰が頼んだの?」
お父様がそんな気のきいたことをするとは思えなかった。
「レジェス様が用意してくださったんですよ!」
「新しいドレスです。おさがりじゃないんですよっ!」
侍女は興奮気味だけど、ティアは冷静だった。
「レジェス様は前もって、仕立て屋にドレスを注文していたようですね。それを考えたら、ルナリア様をこちらにお連れしようと、最初から決めていらしたということ……」
ティアはレジェスの策略に、私が利用されたと思ったらしく、ちょっと不満そうだった。
けれど、レジェスが注文したドレスを見たら、ティアも嬉しそうな顔をしていた。
――私のためのドレス。
やっぱり新しいドレスは嬉しかった。
「ルナリア様。とても素敵なドレスですね」
ティアが私に微笑んだ。
「うん……。私のことを考えて選んでくれたドレスは、なんだか特別な気持ちになるわ」
全体的に優しい色味のピンク色でグラデーションになっている。
白に近い自然なピンク色は、まるで薔薇の花をイメージしたようなドレスだった。
髪につけるのは薔薇の髪飾りで、花弁が多くてとても可愛らしい。
「わぁ……!」
オルテンシア王国ではピンクや明るい色のドレスを着せてもらえない。
それは、セレステが着る色と決められていて、薔薇の花もセレステが大好きだという理由で、私には使わせてもらえなかった。
――おさがりじゃないドレスは久しぶりだわ。
侍女もそれがわかるから、あんなに喜んでいたのだ。
ドレスを着て、鏡の前でくるくる回ってみる。
気づくと、部屋の前にレジェスがやってきて、ドアの前で笑っていた。
「レジェス様!」
「よく似合っている。気に入ったようだな」
パーティーだからか、レジェスは正装をしており、髪に模様入りの布を巻いてアクセサリーはいつもより多めにつけている。
「レジェス様、素敵なドレスをありがとうございました」
「今日のパーティーは、ルナリアにとって、アギラカリサ社交界にデビューする大切な日だ。古いドレスというのもな」
「社交界デビュー……」
小説『二番目の姫』でルナリアの社交界デビューは十六歳と決まっていた。
そして、それはフリアンとの婚約発表の場でもあった。
「ルナリア?」
「あ、いえっ! 私が社交界にデビューするのは、もっと先だと思っていましたから……」
少しでも変化があればいい。私の行動で未来を変えられると信じたい。
「こんな綺麗なドレスを贈っていただけて、とても嬉しいです」
明るく言った私に、レジェスは紫色の瞳を細め、微笑んだ。
「それでエスコートだが――」
「エスコートは僕がする」
レジェスの言葉を遮って、現れたのはフリアンだった。
フリアンは白の上着に銀糸と銀のボタン、白の手袋をはめ、まさに王子様。
――うっ! 眩しい! これはアギラカリサの令嬢が放っておかないと思うわ。
これが王子様のような容姿という設定の力!
物語の力の恐ろしさを思いしらされるわ……
「おい、フリアン。今のお前は護衛騎士だろ?」
「もうレジェスの兄上たちに正体がバレてる。だから、僕でもいいはずだよ」
珍しくレジェスがムッとしているだけでなく、フリアンもどこかトゲトゲしい。
――この二人もこんな子供みたいにケンカすることがあるのね。
そう思って笑っていると、二人の視線は私に注がれた。
「え?」
無言で二人は私に圧をかけている。
これってつまり――
『どちらにエスコートされたい?』
――私に選べってこと!?
こんな乙女ゲームのような展開が訪れるとは思わなかった。
小説『二番目の姫』において、ルナリアの社交界デビューといえば、みんなの前で派手に婚約宣言をして、すぐに婚約破棄される流れ。
そして、そこからの暗殺疑惑で牢屋にポイッである。
そして、闇の力の解放で死……こんなドキドキイベントなんか用意されてないはずだった。
「あ、あの、その……」
――どっちを選んでもカドが立つでしょ!?
私が喜ぶどころか怯えていると、ティアが盛大なため息をついた。
「お二人がそんな険悪なムードになるのでしたら、エスコートはシモン先生にお任せします」
「なぜだ!?」
「どうして!?」
ティアの一言にレジェスとフリアンが同時に叫んだ。
「はあ……。お二人とも、まだまだお子様ですね」
ティアは二人に冷たい視線を向ける。
この二人をお子様呼ばわりできるのは、ティアだけだと思う。
「ルナリア様は十二歳。優雅に誘われ、『わぁ~! パーティーってこんなに素敵なのね!』と、思っていただかねばなりません。このままだと、パーティー嫌いになって図書館にこもりかねませんわ」
私の真似が予想以上に上手だったティア。
びっくりしたけど、レジェスとフリアンは納得してくれたみたいだ。
「く……。たしかにそうだ。最初が肝心だからな」
「レジェス。女の子の夢を壊しちゃ駄目だよね? だったら、君は遠慮した方がいい」
フリアンはぽんっとレジェスの肩を叩いた。
「レジェスはセレステ様の婚約者候補として名前が上がっている。もし、セレステ様が先にルナリアのエスコートをしたと知ったら面倒なことになる」
ティアも知っていたし、フリアンも知っているってことは、お父様も本気でセレステをレジェスに売り込んでいるに違いない。
「受けるも断るも俺次第だ。俺が誰のエスコートをしようが、俺の自由だ」
「レジェス。セレステ様に失礼だよ」
「ならば、はっきり言おう。俺は俺が選んだ相手と結婚する。セレステとの婚約は考えていない。これはオルテンシア国王にも伝えてある」
――どういうこと? それって、レジェスはセレステを一番だと思ってないということ?
それは、小説『二番目の姫』の物語を大きく変える衝撃的な発言だった。
驚いたのは私だけでなく、フリアンとティア、侍女たちも同じで、全員がレジェスを見た。
「セレステ様との婚約を断ったのか?」
「そうだ」
小説『二番目の姫』の内容の詳細を思い出す。
レジェスは大国からやってきた王子様。
異国の香りを感じる大国の王子レジェス。
そして、セレステを守るフリアン。
『セレステが結ばれるのは、いったいどちらなのか?』
物語のみどころのひとつでもあった。
ストーリー後半で、セレステがレジェスを選び、二人が婚約した。
時系列でいうと、セレステが光の巫女になった後だったはず。
レジェスとセレステの婚約が成立しなかったら、物語はどうなるんだろうか。
もしかして、私が牢屋に放り込まれないで済む?
「ルナリア。また浮かない顔をしてどうした?」
「う、ううん! 少し緊張していて……」
「大丈夫だよ。ルナリア。僕がいるからね」
動揺している私にフリアンが微笑んだ。
「うん。ありがとう……」
ぎゅっとドレスを握りしめた。
――これではっきりしたわ。物語は変えられる!
主要な登場人物は、本来のストーリーをなぞるように動くと思っていたけど、そうじゃないとわかった。
レジェスがはっきりセレステとの婚約を拒否したということは、私の行動ひとつで登場人物に対しても変えていけるということだ。
――必ず、マーレア諸島との取引を成功させなくちゃ。
これは、ひとつの大きな分岐点だ。
オルテンシア王国の二番目の姫ではなく、ルナリアとして認めてもらう。
そのために、私はアギラカリサ王国にやってきたのだから!
「俺たち二人でエスコートするか。これなら、公平だろう?」
レジェスが私に手を差し伸べた。
「ルナリア。行こうか」
フリアンが微笑んで、空いた手を取る。
二人のエスコートで、私はアギラカリサ王宮のパーティーへ乗り込んだ。
2,217
あなたにおすすめの小説
[完結]いらない子と思われていた令嬢は・・・・・・
青空一夏
恋愛
私は両親の目には映らない。それは妹が生まれてから、ずっとだ。弟が生まれてからは、もう私は存在しない。
婚約者は妹を選び、両親は当然のようにそれを喜ぶ。
「取られる方が悪いんじゃないの? 魅力がないほうが負け」
妹の言葉を肯定する家族達。
そうですか・・・・・・私は邪魔者ですよね、だから私はいなくなります。
※以前投稿していたものを引き下げ、大幅に改稿したものになります。
男装の騎士に心を奪われる予定の婚約者がいる私の憂鬱
鍋
恋愛
私は10歳の時にファンタジー小説のライバル令嬢だと気付いた。
婚約者の王太子殿下は男装の騎士に心を奪われ私との婚約を解消する予定だ。
前世も辛い失恋経験のある私は自信が無いから王太子から逃げたい。
だって、二人のラブラブなんて想像するのも辛いもの。
私は今世も勉強を頑張ります。だって知識は裏切らないから。
傷付くのが怖くて臆病なヒロインが、傷付く前にヒーローを避けようと頑張る物語です。
王道ありがちストーリー。ご都合主義満載。
ハッピーエンドは確実です。
※ヒーローはヒロインを振り向かせようと一生懸命なのですが、悲しいことに避けられてしまいます。
あなたが捨てた花冠と后の愛
小鳥遊 れいら
恋愛
幼き頃から皇后になるために育てられた公爵令嬢のリリィは婚約者であるレオナルド皇太子と相思相愛であった。
順調に愛を育み合った2人は結婚したが、なかなか子宝に恵まれなかった。。。
そんなある日、隣国から王女であるルチア様が側妃として嫁いでくることを相談なしに伝えられる。
リリィは強引に話をしてくるレオナルドに嫌悪感を抱くようになる。追い打ちをかけるような出来事が起き、愛ではなく未来の皇后として国を守っていくことに自分の人生をかけることをしていく。
そのためにリリィが取った行動とは何なのか。
リリィの心が離れてしまったレオナルドはどうしていくのか。
2人の未来はいかに···
十三回目の人生でようやく自分が悪役令嬢ポジと気づいたので、もう殿下の邪魔はしませんから構わないで下さい!
翠玉 結
恋愛
公爵令嬢である私、エリーザは挙式前夜の式典で命を落とした。
「貴様とは、婚約破棄する」と残酷な事を突きつける婚約者、王太子殿下クラウド様の手によって。
そしてそれが一度ではなく、何度も繰り返していることに気が付いたのは〖十三回目〗の人生。
死んだ理由…それは、毎回悪役令嬢というポジションで立ち振る舞い、殿下の恋路を邪魔していたいたからだった。
どう頑張ろうと、殿下からの愛を受け取ることなく死ぬ。
その結末をが分かっているならもう二度と同じ過ちは繰り返さない!
そして死なない!!
そう思って殿下と関わらないようにしていたのに、
何故か前の記憶とは違って、まさかのご執心で溺愛ルートまっしぐらで?!
「殿下!私、死にたくありません!」
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
※他サイトより転載した作品です。
[完結]裏切りの果てに……
青空一夏
恋愛
王都に本邸を構える大商会、アルマード男爵家の一人娘リリアは、父の勧めで王立近衛騎士団から引き抜かれた青年カイルと婚約する。
彼は公爵家の分家筋の出身で、政争で没落したものの、誇り高く優秀な騎士だった。
穏やかで誠実な彼に惹かれていくリリア。
だが、学園の同級生レオンのささやいた一言が、彼女の心を揺らす。
「カイルは優しい人なんだろ? 君が望めば、何でもしてくれるはずさ。
でも、それは――仕事だからだよ。結婚も仕事のうちさ。
だって、雇い主の命令に逆らえないでしょ?
君に好意がなくても、義務でそうするんだ」
その言葉が頭から離れないリリアは、カイルの同僚たちに聞き込み、彼に病気の家族がいると知った。「治療費のために自分と結婚するの?」 そう思い込んだリリアに、父母がそろって事故死するという不幸が襲う。
レオンはリリアを惑わし、孤立させ、莫大な持参金を持って自分の元へ嫁ぐように仕向けるのだった。
だが、待っていたのは愛ではなく、孤独と裏切り。
日差しの差さない部屋に閉じ込められ、心身を衰弱させていくリリア。
「……カイル、助けて……」
そう呟いたとき。動き出したのは、かつて彼女を守ると誓った男――カイル・グランベルだった。そしてリリアも自らここを抜けだし、レオンを懲らしめてやろうと決意するようになり……
今、失われた愛と誇りを取り戻す物語が始まる。
(完結)私が貴方から卒業する時
青空一夏
恋愛
私はペシオ公爵家のソレンヌ。ランディ・ヴァレリアン第2王子は私の婚約者だ。彼に幼い頃慰めてもらった思い出がある私はずっと恋をしていたわ。
だから、ランディ様に相応しくなれるよう努力してきたの。でもね、彼は・・・・・・
※なんちゃって西洋風異世界。現代的な表現や機器、お料理などでてくる可能性あり。史実には全く基づいておりません。
捨てられ侯爵令嬢ですが、逃亡先で息子と幸せに過ごしていますので、邪魔しないでください。
蒼月柚希
恋愛
公爵様の呪いは解かれました。
これで、貴方も私も自由です。
……だから、もういいですよね?
私も、自由にして……。
5年後。
私は、ある事情から生まれ育った祖国を離れ、
親切な冒険者パーティーと、その地を治める辺境伯様のご家族に守られながら、
今日も幸せに子育てをしています。
だから貴方も勝手に、お幸せになってくださいね。
私のことは忘れて……。
これは、お互いの思いがこじれ、離れ離れになってしまった一組の夫婦の物語。
はたして、夫婦は無事に、離婚を回避することができるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる