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第一章
12 ケンカ?
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お昼休みが終わり、午後の授業が始まった。
午後の授業は体育。
「ねえ、希和。私が知ってる体育と違うんだけど」
「奇遇ね。あたしもよ」
授業内容はテニス。
学校指定のジャージがあったから、それでいいって私は思っていた。
希和も私と同じ。
それなのにお嬢様達はテニスウェアをバッチリ着ていた。
しかも、マイラケット持参。
ゴルフの授業の時はもしかして、クラブセット持参とか?
「あらぁ~。キングのカヴァリエなのにジャージなんて着て、どうなさったの?」
「ただしくはキングのカヴァリエだったでしょう?」
一乗寺綾子さんと豹路智香さんがわざわざ私のところまできてそんな嫌味を言った。
「お金持ちだね」
「当然よ!キングのカヴァリエが貧乏人なんてありえないわ」
「これくらい揃えられないような家がキングとお付き合いをするなんて考えられません」
二人が得意顔になったところで私は言った。
「自分のお金じゃないけどね」
自分の力じゃなくて親の力でしょと遠回しに言ったつもりだけど、ちゃんと私の言葉の真意は届いたみたいで顔を赤くして私をにらみつけていた。
睨み付けるのが精一杯で、なにも言い返せないようだった。
しょせん、お嬢様。
攻撃されることになれてないよね。
希和と私は学校支給のラケットを手にした。
「佳穂。テニスってしたことある?」
「ないよ」
「あたしもよ。まあ、ボールがきたら、打ち返せばいいわね」
「うん。たぶん、そんなルールだったと思う」
希和はラケットを軽く振る。
ブンッと音がなるくらいの鋭い素振り。
「……なにを倒すの? 希和?」
「やあねぇ、ボールを打ち返すだけよ?」
いい笑顔で希和は答えた。
いや……その割に本気で振ってない?
虎を吹き飛ばすくらいの勢いの素振りをする希和に気づいてないお嬢様達はこっちを見てよからぬことを考えていた。
「テニスを知らないBクラスの人にお手本見せてあげましょうよ」
「そうね。教えてあげましょう」
「いいわね」
ボールが入ったかごをいくつも並べだした。
それを見てなにをするか、だいたいわかってしまった。
希和と私は目で合図し合う。
「Bクラスさん? これがサーブよ」
お嬢様グループがこっちに向けて打ち込んだ。
さすがテニスを嗜んでいるだけあって、打ち込まれたテニスボールはスピードがあった。
ガシャンっとフェンスに音をたててぶつかる。
「あ、あぶな!」
次々打ち込まれるテニスボールを軽々と避けた。
こう見えてもドッジボールは最後まで残るタイプ!
すばしっこいのが私の取り柄!
私だけがターゲットじゃなく、希和も同じように打ち込まれていた。
希和は手にしたラケットで地面にボールを叩きつけた。
「なにするのよ! 危ないでしょ!」
希和が怒鳴ったけど、お嬢様達はむしろ楽しそうに打ち込んできた。
一人ならともかく、複数人で打つとか、卑怯すぎる。
しかも、私と希和に一球も当てられずにイライラしたお嬢様達は他のクラスメイトにまでやるように命じている。
「や、やめなさい! みなさん! 今は授業中ですよ!」
教師がなだめても一乗寺さん達は知らん顔していた。
教師よりも激しく止めたのは隣のグラウンドで体育の授業をしていた獣人クラスの―――
「希和ああああ! 希和になにするんだ! 噛みつくぞ!」
古柴君だった。
ガッシャンガッシャンと高さのあるフェンスを揺らし、壊すんじゃないかってくらいの勢いだった。
「古柴! うるさい!」
庇ったのに叱られる古柴君。
哀しい目でこちらを静かに見ていた。
可哀想に思ったのか、励ますように周りの獣人達が古柴君の肩と背中をぽんっと叩いているのが見えた。
「女子クラスは何をしているんだ?」
古柴君が騒いだせいで今まで真面目に授業をしていた一年生の獣人達が集まってきた。
「あれってキングのカヴァリエだった子じゃないか?」
「おいおい。いじめかよ」
「やるじゃん。あのチビッ子」
「小さいけど、なんか雰囲気あって綺麗な子だよな」
「メガネの子、美人だなあ」
「あの足で踏まれたい」
「わかるぞ。罵られたい」
だんだん、方向性がおかしくなってきたところで古柴君が吠えた。
「希和をいやらしい目で見るな! 俺のカヴァリエだぞ!」
古柴君っ!
かっこいいー!
そう思ったのは一瞬で。
「希和に踏まれるのも罵られるのも俺だけの特権だ!」
他の獣人達はしんっと静まり返り、一気にドン引いた。
うん……そうなるよね……
間違いじゃないよ、その反応。
「ねえ、希和。避けるの飽きてきた」
「そうね。あたしも同じ気持ちよ」
ドッジボールも反撃しないとつまらない。
ただ避けるだけのゲームなんて面白くないしね。
「私、だいたいの動きがわかったから打ち返していい?」
ラケットをくるくると回転させた。
「そうね。そろそろ打ち返してあげましょ」
希和もラケットを構えた。
向かってくるボールを全て打ち返していく。
「な、なんなの! あの二人!」
打ち返されるボールに反応しきれず、お嬢様達は避けれない。
数発当たったらしく、痛そうにしていた。
「あらあら。ごめんなさいね? 初心者だから、方向まで調節してあげれないの」
希和がにっこり微笑んだ。
さすがドS。
「でも、あなた達は初心者じゃないから初心者のボールなんて打ち返せるわよね?」
打ち返したボールが重たい音をたて地面に痕を残すと怖くなったのか、ボール攻撃が止んだ。
「あらあら。もう終わり?」
希和が腕を組み、冷ややかに言った。
「そうだよ! これからだよ。がんばって!」
私が言うと綾子さん達は必死にボールを手にして打ち込んできた。
けれど、さっきからずっと打っていたせいでお嬢様達の体力はもうほとんどないようだった。
よろよろしながら、打ち続ける姿はまるでスポーツ漫画。
「さすが俺の希和っ!」
古柴君がフェンス越しから褒めても希和は振り向きもしない。
「希和、今日も美人だね! 大好きだよ!」
それでも褒め続けるけなげな古柴君。
他の獣人達が古柴君の頭をなでていた。
わかる、わかるよ。
その気持ち。
そんな応援を受けながら、打ち返していると体力が尽きたのか、お嬢様達が膝をつき、自慢のテニスウェアは汗でびっしょりで激しく肩を上下させていた。
さっきまで綺麗に風になびいていたサラサラの髪はぼさぼさで強気な態度はなくなっていた。
「いい運動になってよかったね! 希和。テニスって楽しいね!」
「そうね。またやりたいわね」
次は方向もコントロールできるといいなぁ。
そう思ってラケットを素振りしていると獣人クラスの方から拍手が起きた。
「チビッ子、なかなか面白かったぞ」
「人間のわりに運動神経いいなあ」
「あ、どうもどうも」
手を振っておいた。
なかなか悪くない気分だ。
けれど、お嬢様グループは気に入らなかったみたいで、こっちを鬼みたいな顔でにらんでいる。
自分達からケンカを吹っ掛けといてそれはない。
でも、高也が私じゃないカヴァリエを選ばない限り、私への嫌がらせが続くだろうということは予想できた。
「あとは私が学園のルールに則って、カヴァリエになるかだよね」
そう―――ここはマリアステラ学園。
自治権が上位六名に与えられるのとは別に絶対のルールがある。
そのルールはまだ生きているのなら、私は高也の元へ戻れるのだ。
自分の力によって。
午後の授業は体育。
「ねえ、希和。私が知ってる体育と違うんだけど」
「奇遇ね。あたしもよ」
授業内容はテニス。
学校指定のジャージがあったから、それでいいって私は思っていた。
希和も私と同じ。
それなのにお嬢様達はテニスウェアをバッチリ着ていた。
しかも、マイラケット持参。
ゴルフの授業の時はもしかして、クラブセット持参とか?
「あらぁ~。キングのカヴァリエなのにジャージなんて着て、どうなさったの?」
「ただしくはキングのカヴァリエだったでしょう?」
一乗寺綾子さんと豹路智香さんがわざわざ私のところまできてそんな嫌味を言った。
「お金持ちだね」
「当然よ!キングのカヴァリエが貧乏人なんてありえないわ」
「これくらい揃えられないような家がキングとお付き合いをするなんて考えられません」
二人が得意顔になったところで私は言った。
「自分のお金じゃないけどね」
自分の力じゃなくて親の力でしょと遠回しに言ったつもりだけど、ちゃんと私の言葉の真意は届いたみたいで顔を赤くして私をにらみつけていた。
睨み付けるのが精一杯で、なにも言い返せないようだった。
しょせん、お嬢様。
攻撃されることになれてないよね。
希和と私は学校支給のラケットを手にした。
「佳穂。テニスってしたことある?」
「ないよ」
「あたしもよ。まあ、ボールがきたら、打ち返せばいいわね」
「うん。たぶん、そんなルールだったと思う」
希和はラケットを軽く振る。
ブンッと音がなるくらいの鋭い素振り。
「……なにを倒すの? 希和?」
「やあねぇ、ボールを打ち返すだけよ?」
いい笑顔で希和は答えた。
いや……その割に本気で振ってない?
虎を吹き飛ばすくらいの勢いの素振りをする希和に気づいてないお嬢様達はこっちを見てよからぬことを考えていた。
「テニスを知らないBクラスの人にお手本見せてあげましょうよ」
「そうね。教えてあげましょう」
「いいわね」
ボールが入ったかごをいくつも並べだした。
それを見てなにをするか、だいたいわかってしまった。
希和と私は目で合図し合う。
「Bクラスさん? これがサーブよ」
お嬢様グループがこっちに向けて打ち込んだ。
さすがテニスを嗜んでいるだけあって、打ち込まれたテニスボールはスピードがあった。
ガシャンっとフェンスに音をたててぶつかる。
「あ、あぶな!」
次々打ち込まれるテニスボールを軽々と避けた。
こう見えてもドッジボールは最後まで残るタイプ!
すばしっこいのが私の取り柄!
私だけがターゲットじゃなく、希和も同じように打ち込まれていた。
希和は手にしたラケットで地面にボールを叩きつけた。
「なにするのよ! 危ないでしょ!」
希和が怒鳴ったけど、お嬢様達はむしろ楽しそうに打ち込んできた。
一人ならともかく、複数人で打つとか、卑怯すぎる。
しかも、私と希和に一球も当てられずにイライラしたお嬢様達は他のクラスメイトにまでやるように命じている。
「や、やめなさい! みなさん! 今は授業中ですよ!」
教師がなだめても一乗寺さん達は知らん顔していた。
教師よりも激しく止めたのは隣のグラウンドで体育の授業をしていた獣人クラスの―――
「希和ああああ! 希和になにするんだ! 噛みつくぞ!」
古柴君だった。
ガッシャンガッシャンと高さのあるフェンスを揺らし、壊すんじゃないかってくらいの勢いだった。
「古柴! うるさい!」
庇ったのに叱られる古柴君。
哀しい目でこちらを静かに見ていた。
可哀想に思ったのか、励ますように周りの獣人達が古柴君の肩と背中をぽんっと叩いているのが見えた。
「女子クラスは何をしているんだ?」
古柴君が騒いだせいで今まで真面目に授業をしていた一年生の獣人達が集まってきた。
「あれってキングのカヴァリエだった子じゃないか?」
「おいおい。いじめかよ」
「やるじゃん。あのチビッ子」
「小さいけど、なんか雰囲気あって綺麗な子だよな」
「メガネの子、美人だなあ」
「あの足で踏まれたい」
「わかるぞ。罵られたい」
だんだん、方向性がおかしくなってきたところで古柴君が吠えた。
「希和をいやらしい目で見るな! 俺のカヴァリエだぞ!」
古柴君っ!
かっこいいー!
そう思ったのは一瞬で。
「希和に踏まれるのも罵られるのも俺だけの特権だ!」
他の獣人達はしんっと静まり返り、一気にドン引いた。
うん……そうなるよね……
間違いじゃないよ、その反応。
「ねえ、希和。避けるの飽きてきた」
「そうね。あたしも同じ気持ちよ」
ドッジボールも反撃しないとつまらない。
ただ避けるだけのゲームなんて面白くないしね。
「私、だいたいの動きがわかったから打ち返していい?」
ラケットをくるくると回転させた。
「そうね。そろそろ打ち返してあげましょ」
希和もラケットを構えた。
向かってくるボールを全て打ち返していく。
「な、なんなの! あの二人!」
打ち返されるボールに反応しきれず、お嬢様達は避けれない。
数発当たったらしく、痛そうにしていた。
「あらあら。ごめんなさいね? 初心者だから、方向まで調節してあげれないの」
希和がにっこり微笑んだ。
さすがドS。
「でも、あなた達は初心者じゃないから初心者のボールなんて打ち返せるわよね?」
打ち返したボールが重たい音をたて地面に痕を残すと怖くなったのか、ボール攻撃が止んだ。
「あらあら。もう終わり?」
希和が腕を組み、冷ややかに言った。
「そうだよ! これからだよ。がんばって!」
私が言うと綾子さん達は必死にボールを手にして打ち込んできた。
けれど、さっきからずっと打っていたせいでお嬢様達の体力はもうほとんどないようだった。
よろよろしながら、打ち続ける姿はまるでスポーツ漫画。
「さすが俺の希和っ!」
古柴君がフェンス越しから褒めても希和は振り向きもしない。
「希和、今日も美人だね! 大好きだよ!」
それでも褒め続けるけなげな古柴君。
他の獣人達が古柴君の頭をなでていた。
わかる、わかるよ。
その気持ち。
そんな応援を受けながら、打ち返していると体力が尽きたのか、お嬢様達が膝をつき、自慢のテニスウェアは汗でびっしょりで激しく肩を上下させていた。
さっきまで綺麗に風になびいていたサラサラの髪はぼさぼさで強気な態度はなくなっていた。
「いい運動になってよかったね! 希和。テニスって楽しいね!」
「そうね。またやりたいわね」
次は方向もコントロールできるといいなぁ。
そう思ってラケットを素振りしていると獣人クラスの方から拍手が起きた。
「チビッ子、なかなか面白かったぞ」
「人間のわりに運動神経いいなあ」
「あ、どうもどうも」
手を振っておいた。
なかなか悪くない気分だ。
けれど、お嬢様グループは気に入らなかったみたいで、こっちを鬼みたいな顔でにらんでいる。
自分達からケンカを吹っ掛けといてそれはない。
でも、高也が私じゃないカヴァリエを選ばない限り、私への嫌がらせが続くだろうということは予想できた。
「あとは私が学園のルールに則って、カヴァリエになるかだよね」
そう―――ここはマリアステラ学園。
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