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ローズの浮気
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今まさに引きちぎろうとした時、開いたままの扉を叩く音がした。
「……何してるんだ?」
その声にローズは手を止め振り返り、私も続けて見た。
「おにい、さま?」
「ニコル」
「何してるんだ、お前達は?」
ローズに体を乗られ、服はビリビリの状態の私を見て、右眉を少し上に上げると扉を閉め私達へと近寄ってきた。
「いや、これは」
ローズは近寄るニコルに対応するため私から体を浮かせサッと寄っていくが、目線はローズじゃなく倒された私にあった。
「ふっ。お前、そんな趣味があったのか?」
「違う!?」
「違うならなんでそんな格好をしてるんだ?……来ないから来てみたらこんな事か」
私は体を起こし、哀れな姿を隠すためベットに急ぎ、毛布で体を隠した。
「違うって言ってるでしょ。そこの、ローズが」
私の言葉に直ぐそばにいるローズへと視線を変えた。
「と、言ってるが、ローズ。お前の趣味か?」
「ち、ちがっ」
「ならなんでリースはあんな姿なんだ?説明出来るはずだろ。言ってみろ」
「……」
ニコルの問い詰めに押し黙り、沈黙を続けるローズに寄ると、いきなり服を破り始めた。
「きゃっ」
「黙るな。説明しろっていったはずだが?」
「……あ、その、き、キス」
「キスがなんだ?」
「まさか、そいつとしたんですか!?それよりももっと……」
バシっ
大きな音と共にニコルの右手がローズへと飛んでいた。
「した、としてもお前に関係ないだろ?妻に手を出して何が悪い?……それより」
ニコルはポケットに手を入れると一枚の紙を取り出しヒラヒラとローズへと見せる。
「それは?」
「お前がよく知ってるんじゃないのか。……ラルフ」
「ラ……!?」
ラルフという言葉にローズは酷く困惑の色を見せ、すぐにニコルから奪い取ろうとし始めた。
「なぜお兄様がそれを!?」
「お前、俺が、とか言ってるがコイツとこそこそ『してる』だろ」
「そ、それは……」
どう見てもローズに分が悪いのは明らかだった。
必死にニコルに手を伸ばすも左手でローズの体を遠ざけ紙との距離を縮まらせようとしなかった。
「どうして持ってるんです!?」
「……お前の協力者からだ。入ってこいよ」
ニコルは扉へ声を張ると、一人のメイドが部屋へと入ってきた。
「す、すみません、ローズ様……」
背の低いブラウン色の髪をしたメイドがローズへと深く謝っていた。
「エリス……」
「そう、エリスから奪った。お前はコイツに手紙を持たせラルフという奴に送っていたな。そして屋敷へと招き情事をしていた、と」
「それは……」
「ローズ、コイツと縁を切って俺にするか、それとも続けるか?
続けるならリースに手を出すのを止めろ。二つに一つだ、今決めろ」
すべてがバレてしまい、項垂れる姿のローズはさっきまで私を襲っていた威勢の良さはすっかり消え、目は虚ろだ。
「……ら、ラルフ」
「ラルフだな、じゃあリースに謝れ。そしてそいつと部屋から出てけ」
ふらりふらりとした足取りでローズは私の方へと来ると、土下座をし、許しを得ようとしていた。
「リース、1発殴りたかったら殴れ。俺が許す」
土下座をしながら震えるローズを見て、私は『もう良い』とだけ言う。
「ふっ。甘すぎるぞ、お前は」
「いいでしょ、別に……」
エリスに支えられるようにローズは部屋を後にし、ニコルと二人きりになった。
「……何してるんだ?」
その声にローズは手を止め振り返り、私も続けて見た。
「おにい、さま?」
「ニコル」
「何してるんだ、お前達は?」
ローズに体を乗られ、服はビリビリの状態の私を見て、右眉を少し上に上げると扉を閉め私達へと近寄ってきた。
「いや、これは」
ローズは近寄るニコルに対応するため私から体を浮かせサッと寄っていくが、目線はローズじゃなく倒された私にあった。
「ふっ。お前、そんな趣味があったのか?」
「違う!?」
「違うならなんでそんな格好をしてるんだ?……来ないから来てみたらこんな事か」
私は体を起こし、哀れな姿を隠すためベットに急ぎ、毛布で体を隠した。
「違うって言ってるでしょ。そこの、ローズが」
私の言葉に直ぐそばにいるローズへと視線を変えた。
「と、言ってるが、ローズ。お前の趣味か?」
「ち、ちがっ」
「ならなんでリースはあんな姿なんだ?説明出来るはずだろ。言ってみろ」
「……」
ニコルの問い詰めに押し黙り、沈黙を続けるローズに寄ると、いきなり服を破り始めた。
「きゃっ」
「黙るな。説明しろっていったはずだが?」
「……あ、その、き、キス」
「キスがなんだ?」
「まさか、そいつとしたんですか!?それよりももっと……」
バシっ
大きな音と共にニコルの右手がローズへと飛んでいた。
「した、としてもお前に関係ないだろ?妻に手を出して何が悪い?……それより」
ニコルはポケットに手を入れると一枚の紙を取り出しヒラヒラとローズへと見せる。
「それは?」
「お前がよく知ってるんじゃないのか。……ラルフ」
「ラ……!?」
ラルフという言葉にローズは酷く困惑の色を見せ、すぐにニコルから奪い取ろうとし始めた。
「なぜお兄様がそれを!?」
「お前、俺が、とか言ってるがコイツとこそこそ『してる』だろ」
「そ、それは……」
どう見てもローズに分が悪いのは明らかだった。
必死にニコルに手を伸ばすも左手でローズの体を遠ざけ紙との距離を縮まらせようとしなかった。
「どうして持ってるんです!?」
「……お前の協力者からだ。入ってこいよ」
ニコルは扉へ声を張ると、一人のメイドが部屋へと入ってきた。
「す、すみません、ローズ様……」
背の低いブラウン色の髪をしたメイドがローズへと深く謝っていた。
「エリス……」
「そう、エリスから奪った。お前はコイツに手紙を持たせラルフという奴に送っていたな。そして屋敷へと招き情事をしていた、と」
「それは……」
「ローズ、コイツと縁を切って俺にするか、それとも続けるか?
続けるならリースに手を出すのを止めろ。二つに一つだ、今決めろ」
すべてがバレてしまい、項垂れる姿のローズはさっきまで私を襲っていた威勢の良さはすっかり消え、目は虚ろだ。
「……ら、ラルフ」
「ラルフだな、じゃあリースに謝れ。そしてそいつと部屋から出てけ」
ふらりふらりとした足取りでローズは私の方へと来ると、土下座をし、許しを得ようとしていた。
「リース、1発殴りたかったら殴れ。俺が許す」
土下座をしながら震えるローズを見て、私は『もう良い』とだけ言う。
「ふっ。甘すぎるぞ、お前は」
「いいでしょ、別に……」
エリスに支えられるようにローズは部屋を後にし、ニコルと二人きりになった。
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