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不気味な家
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落ち込みトボトボとした足取りで歩くジャックさんの後を私はついていった。
「……はぁ」
時折見せる大きなため息が全てを表しており見るからに辛そうだ。
でも、仕方ないと思う。
ずっと思っていた人に裏切られてしまう気持ちは計り知れない……。
「……あなたももう好きにしたらいいですよ」
自暴自棄になり私を遠ざけようとしてきた。
「今の状態では何をするか分からないのでほっとけません」
「私が自殺するとでも?」
「……無くは無い、と思ってます」
「しませんよ、もししたらもう一生エリスに会えない。そんなのは……嫌です」
話す声に力は無く少し耳を近づけないと聞き取れないくらいだった。
そんな私達は木々を歩くが、途中湖に向かう男女を見かけた。
多分これから愛引きでもするのだろうか…。
そんな風に横目で見るとあちらもこちらを見てくる。
(……そうか、今の私達は『行為』が終わったから帰ると思われているんだ)
そんな風に思った私はジャックさんの後を少し離れて歩く様にした。
でもそれはジャックさんも感じ取ったのだろう、離れる私に足色を遅め、次第に近づいてくる。
「あの、……」
「なんですか、変に思われるのが嫌なんでしょう?」
「分かってるんですね」
「……あなたは分かりやすいです、全てにおいて」
「そう、ですか」
これだけ話すとお互いに話す事はなく、ただ木々を踏む足音だけが続いた。
そして抜けると迷う事なく進むジャックさんがいた。
「何処に……?」
「森は今日は無理です。こちらに休めれそうな場所があります」
「そんな事なんで知ってるんですか?」
「人目につきたくないのは私も同じだからです」
そうか、だから長い年月森の中にいたのかと思った。
こちらです。と教え歩いていくと森に程近い場所にひっそりと立つ家があった。
人が暮らしている様子がなく、灯りもない。
私の生家やジャックさんの小屋の様に木を注ぎ合わせて作られた家。
所々朽ちている感じもあり、中に入るのを躊躇ってしまった。
「ここ、……ですか?」
「えぇ、人がいた形跡も無い。今日はここに泊まります」
躊躇う私をよそに勝手に扉を開けたら中へと入っていった。
この中より外の方がマシだと思う私を中からジャックさんは見て言う。
「虫が沢山でますよ、外は。いいんですか?」
「……虫よりその中のが怖い気がします」
「二人きりでいるのが嫌なんですね」
「そういう事じゃなくて!」
「いいから入ったらどうです?私は今、落ち込んでいるので怒らせないでください」
中から出てきては私の前に立つ。
「な、なんですか?」
「あなたに手を出したりしないけど、少しは男性の気持ちを感じ取るのも必要では?」
「……それは近くにいて欲しいってことですか?」
「分かってるならそうしてくださいよ」
ジャックさんはジッと私を見て問いかけてくる。
「……分かりました」
渋々了承し、中に入る事にした。
ーーーーーー
中はやはり怖いもので……。
灯りらしいものはなく、暗く、そして狭い。
床も捲り上げ、足を動かせばギシギシと音が鳴る。
「あの……」
「なにか」
「ここで寝るのはやっぱり……」
「はぁ……。さっき了承しましたよね?少しこっちに」
暗い家の中でジャックさんは私の手を取ると自身の方へと引っ張ってきた。
「……はぁ」
時折見せる大きなため息が全てを表しており見るからに辛そうだ。
でも、仕方ないと思う。
ずっと思っていた人に裏切られてしまう気持ちは計り知れない……。
「……あなたももう好きにしたらいいですよ」
自暴自棄になり私を遠ざけようとしてきた。
「今の状態では何をするか分からないのでほっとけません」
「私が自殺するとでも?」
「……無くは無い、と思ってます」
「しませんよ、もししたらもう一生エリスに会えない。そんなのは……嫌です」
話す声に力は無く少し耳を近づけないと聞き取れないくらいだった。
そんな私達は木々を歩くが、途中湖に向かう男女を見かけた。
多分これから愛引きでもするのだろうか…。
そんな風に横目で見るとあちらもこちらを見てくる。
(……そうか、今の私達は『行為』が終わったから帰ると思われているんだ)
そんな風に思った私はジャックさんの後を少し離れて歩く様にした。
でもそれはジャックさんも感じ取ったのだろう、離れる私に足色を遅め、次第に近づいてくる。
「あの、……」
「なんですか、変に思われるのが嫌なんでしょう?」
「分かってるんですね」
「……あなたは分かりやすいです、全てにおいて」
「そう、ですか」
これだけ話すとお互いに話す事はなく、ただ木々を踏む足音だけが続いた。
そして抜けると迷う事なく進むジャックさんがいた。
「何処に……?」
「森は今日は無理です。こちらに休めれそうな場所があります」
「そんな事なんで知ってるんですか?」
「人目につきたくないのは私も同じだからです」
そうか、だから長い年月森の中にいたのかと思った。
こちらです。と教え歩いていくと森に程近い場所にひっそりと立つ家があった。
人が暮らしている様子がなく、灯りもない。
私の生家やジャックさんの小屋の様に木を注ぎ合わせて作られた家。
所々朽ちている感じもあり、中に入るのを躊躇ってしまった。
「ここ、……ですか?」
「えぇ、人がいた形跡も無い。今日はここに泊まります」
躊躇う私をよそに勝手に扉を開けたら中へと入っていった。
この中より外の方がマシだと思う私を中からジャックさんは見て言う。
「虫が沢山でますよ、外は。いいんですか?」
「……虫よりその中のが怖い気がします」
「二人きりでいるのが嫌なんですね」
「そういう事じゃなくて!」
「いいから入ったらどうです?私は今、落ち込んでいるので怒らせないでください」
中から出てきては私の前に立つ。
「な、なんですか?」
「あなたに手を出したりしないけど、少しは男性の気持ちを感じ取るのも必要では?」
「……それは近くにいて欲しいってことですか?」
「分かってるならそうしてくださいよ」
ジャックさんはジッと私を見て問いかけてくる。
「……分かりました」
渋々了承し、中に入る事にした。
ーーーーーー
中はやはり怖いもので……。
灯りらしいものはなく、暗く、そして狭い。
床も捲り上げ、足を動かせばギシギシと音が鳴る。
「あの……」
「なにか」
「ここで寝るのはやっぱり……」
「はぁ……。さっき了承しましたよね?少しこっちに」
暗い家の中でジャックさんは私の手を取ると自身の方へと引っ張ってきた。
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