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Episode1:Welcome to the new world
1-6 元カレが今カレのストーカーになっていた件
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「やっぱり、莉子ちゃんだよね!? わぁ、懐かしいなぁ。髪が伸びて……前よりもっと綺麗になったね♡ 元気にしてた?」
興奮気味の累くんがあたしの手をガシッと両手で掴んできたので、あたしは思わず振りほどいてしまった。
「げっ、元気……じゃなくて何!? なんでここに……ってゆーか、さいぞーとどういう関係!?」
「草田さんと? どういうって……絶賛片思い中?」
「いや、ニッコリ♡ じゃなくて。累くん、ゲイだったの!?」
「違うよ、バイなんだ。男の人も女の人も両方イケるよ。昔、君のことが好きだったのも本当だしね♡」
ばいーーーーーーん………
と、あたしの口が開いたまま塞がらなくなった。当の本人は掴みどころなく、ずっとニコニコしている。
「ごめん、なんか色々情報処理が追いつかない。どこからツッコめばいいのやら……とりあえず、さいぞーがつきまとわれてるって、こーいうことだったの?」
その質問には才造本人が答えた。
「仕事中も休憩中も……トイレにまで、どこ行ってもまとわりついてくんだよ。休みの日に、会社の外でまで現れるとは思わなかった。まさかGPSとか仕込んでないだろうな?」
「やだなぁ、そんな犯罪行為はしませんよ。ただの偶然ですって。僕のアンテナが勝手に草田さん電波を受信してしまったのかもしれませんが」
そんなことを平然と言いながらバチーンと片目を瞑り、ペロリと舌を出す累くん。
「てへぺろりん、じゃねぇ。逆に怖い。俺ノーマルだし、彼女もいるからそーいうのやめてくれってずっと言ってんだけど……」
と、才造があたしの方に向かって弁明するように訴えたのでちょっと同情した。
「でも暖簾に腕押しなわけね?」
「そう」
あたしたちがそんなやり取りをしているのを気にも留めず、累くんはなおも舌好調で才造にまとわりついている。
「草田さんの恋人って、莉子ちゃんのことだったんですか? これは驚きですよぉ。一体どんな女性なのか、本当に草田さんに相応しい人なのかとヤキモキしてたんですが、莉子ちゃんなら納得ですよ。何せかつて僕も見初めた人ですからね。あ、席ご一緒していいですか? いいですよね。すみませーん、カプチーノひとつお願いしまーす」
と、ごくごく自然な動作で空いていた椅子に腰掛け、通りかかった店員さんに明るく呼びかける累くん。誰も許可してないし、一体何様の立場で言っているのかとツッコむスキすらあたしたちは与えてもらえなかった。
「いや……今ね、ちょうど累くんらしき人が会社に入ってきたってことをさいぞーから聞いてたところだったんだけど……まさかいきなり会うなんて……あービックリした」
あたしがようやくそんな言葉を絞り出すと、累くんはしつこいくらいに爽やかな笑顔をこちらに向けた。
「僕もビックリだよ。いや、話せば長くなるんだけどね、前の大学をやめて東京に戻った後も色々あって。でも何だかんだでこの春、またこの街で就職することになったんだ。そこで草田さんと運命の出会いを遂げてしまったってわけ♡」
「運命……」
あたしは思わずドン引いた。性的マイノリティーに偏見があるわけではない。この頭のネジが何本か外れたようなはっちゃけっぷりに引いたのだ。見た目の雰囲気だけでなく、中身まで別人になっておる。
呆然としていると、彼は恍惚とした表情を浮かべてさらに熱弁を振るい始めた。
「草田さんと初めてお会いしたその日に、一瞬で恋に落ちたんだ。まさに僕のタイプドンピシャ、理想の人だったものだから……クールで仕事もできて最高にカッコいいのに、すごく可愛らしいところもあって……毎日『今日の草田さんはどこに寝癖がついてるかな?』って観察するのが今の僕の生きがいになってるんだ。この前もね、社食でお昼をご一緒した時っていうか、正確に言うと強引に向かいに座ったんだけど、その時に草田さん、醤油のフタが閉まってるのに一生懸命注ぎ口を傾けながら中身が出ないって心底不思議そうにしてたり……もう毎日毎日キュン死に寸前だよ♡」
その光景が想像できた。似たような現象をあたしもたびたび目の当たりにしてキュンキュンしていたから。
「やだちょっと。あたし以外にもさいぞーの可愛さが分かる人がいるなんて」
「共感すんのやめて。なんかバカにされてる気がすんだけど」
「はっ、ヤバ! うっかり意気投合するとこだった!」
あたしが我に返ると、累くんがアハハと笑った。
「やっぱり莉子ちゃんとは気が合うね。でもまさか元カノが恋のライバルになるだなんて、夢にも思っていなかったよ」
「ライバルって……あたしからしたら、まさか元カレが今カレのストーカーになってるなんて、だよ。そんなん誰が予想できるの。意味分かんない」
「ストーカーだなんて、ひどい言い方だなぁ。まぁ、君のそういう歯に衣着せないところに僕も惹かれたわけなんだけどね。僕の好きな莉子ちゃんのままで良かった♡」
「いちいち語尾にハートマークつけるのやめてもらっていい? しかも今更……今はさいぞーが好きなんでしょ?」
「あれ、もしかしてヤキモチ?」
「違う」
何を言ってもニコニコするだけで、まるで手応えがない。宇宙人と会話してる気分。ちょっと頭痛くなってきた。
「だいたい、あんな理不尽な振り方したくせに今更何言ってんの? よくあたしの前に平気で顔出せたね」
この際なので、率直に恨み言をぶつけてみた。あの時言えなかった分だ。
「それは僕もまさか会うなんて思ってなかったし……でも、あの時君を傷つけてしまったことはずっと後悔してたんだ。東京に戻った後、あんまりにもひどいことしたなぁって……」
「まぁ別にどうでもいいけどさ、もう」
「できることなら、ちゃんと謝りたかった」
「だからもういいって。そりゃあ、あの直後は言いたいことも聞きたいこともたくさんあったけど……今となってはもうどーでもいいの。あの時累くんにフラれたおかげで、その後励ましてくれたさいぞーと今こうやって付き合ってるわけだしね」
「そうなの? お二人、そんな前から知り合い? 最近じゃないんだ」
「高校の同級生だったの。知り合い歴は累くんよりずっと古いよ。だからもう、累くんの入り込むスキなんて……」
あたしとしては累くんを牽制するつもりだった。才造に手を出してくれるなよと。
でもやっぱり今の彼にはそんな訴えはまるで届かず、またもやうっとりした顔で、斜め上後方75度くらいのことを言い出した。
「そっか、僕と草田さんのご縁はそんな前から……莉子ちゃんと出会った時から始まってたんだね。ますます運命感じちゃうなぁ♡」
「何故そうなる。そこに俺関係なくない?」
そうツッコんだ才造はもはや鳥肌を立てている。何というポジティブシンキング。
「累くん、なんかキャラ変わってない? 昔はもうちょいおっとりしてたような……」
「そうかな。そう感じるとすれば、自分の性嗜好をカミングアウトした影響で、メンタルが逞しくなったのかもね。正直になった人間は強いよ」
あたしも才造も、ただただポカーンとするより他なかった。
「性的マイノリティーをカミングアウトした人間が全員そんなだったらたまったもんじゃないんだが」
「そうだね。バイとかもはや関係なくて、単純にストーカーが迷惑行為というだけの話だよ」
こうしてあたしは、最上級に予想外な形で初恋の人と再会を果たした。もう会うことはないと思っていた。万が一会ったとしても何もない――はずだった。
が、なんか思ってたんと3周くらい違う。フランスと腐卵臭くらい違う。
興奮気味の累くんがあたしの手をガシッと両手で掴んできたので、あたしは思わず振りほどいてしまった。
「げっ、元気……じゃなくて何!? なんでここに……ってゆーか、さいぞーとどういう関係!?」
「草田さんと? どういうって……絶賛片思い中?」
「いや、ニッコリ♡ じゃなくて。累くん、ゲイだったの!?」
「違うよ、バイなんだ。男の人も女の人も両方イケるよ。昔、君のことが好きだったのも本当だしね♡」
ばいーーーーーーん………
と、あたしの口が開いたまま塞がらなくなった。当の本人は掴みどころなく、ずっとニコニコしている。
「ごめん、なんか色々情報処理が追いつかない。どこからツッコめばいいのやら……とりあえず、さいぞーがつきまとわれてるって、こーいうことだったの?」
その質問には才造本人が答えた。
「仕事中も休憩中も……トイレにまで、どこ行ってもまとわりついてくんだよ。休みの日に、会社の外でまで現れるとは思わなかった。まさかGPSとか仕込んでないだろうな?」
「やだなぁ、そんな犯罪行為はしませんよ。ただの偶然ですって。僕のアンテナが勝手に草田さん電波を受信してしまったのかもしれませんが」
そんなことを平然と言いながらバチーンと片目を瞑り、ペロリと舌を出す累くん。
「てへぺろりん、じゃねぇ。逆に怖い。俺ノーマルだし、彼女もいるからそーいうのやめてくれってずっと言ってんだけど……」
と、才造があたしの方に向かって弁明するように訴えたのでちょっと同情した。
「でも暖簾に腕押しなわけね?」
「そう」
あたしたちがそんなやり取りをしているのを気にも留めず、累くんはなおも舌好調で才造にまとわりついている。
「草田さんの恋人って、莉子ちゃんのことだったんですか? これは驚きですよぉ。一体どんな女性なのか、本当に草田さんに相応しい人なのかとヤキモキしてたんですが、莉子ちゃんなら納得ですよ。何せかつて僕も見初めた人ですからね。あ、席ご一緒していいですか? いいですよね。すみませーん、カプチーノひとつお願いしまーす」
と、ごくごく自然な動作で空いていた椅子に腰掛け、通りかかった店員さんに明るく呼びかける累くん。誰も許可してないし、一体何様の立場で言っているのかとツッコむスキすらあたしたちは与えてもらえなかった。
「いや……今ね、ちょうど累くんらしき人が会社に入ってきたってことをさいぞーから聞いてたところだったんだけど……まさかいきなり会うなんて……あービックリした」
あたしがようやくそんな言葉を絞り出すと、累くんはしつこいくらいに爽やかな笑顔をこちらに向けた。
「僕もビックリだよ。いや、話せば長くなるんだけどね、前の大学をやめて東京に戻った後も色々あって。でも何だかんだでこの春、またこの街で就職することになったんだ。そこで草田さんと運命の出会いを遂げてしまったってわけ♡」
「運命……」
あたしは思わずドン引いた。性的マイノリティーに偏見があるわけではない。この頭のネジが何本か外れたようなはっちゃけっぷりに引いたのだ。見た目の雰囲気だけでなく、中身まで別人になっておる。
呆然としていると、彼は恍惚とした表情を浮かべてさらに熱弁を振るい始めた。
「草田さんと初めてお会いしたその日に、一瞬で恋に落ちたんだ。まさに僕のタイプドンピシャ、理想の人だったものだから……クールで仕事もできて最高にカッコいいのに、すごく可愛らしいところもあって……毎日『今日の草田さんはどこに寝癖がついてるかな?』って観察するのが今の僕の生きがいになってるんだ。この前もね、社食でお昼をご一緒した時っていうか、正確に言うと強引に向かいに座ったんだけど、その時に草田さん、醤油のフタが閉まってるのに一生懸命注ぎ口を傾けながら中身が出ないって心底不思議そうにしてたり……もう毎日毎日キュン死に寸前だよ♡」
その光景が想像できた。似たような現象をあたしもたびたび目の当たりにしてキュンキュンしていたから。
「やだちょっと。あたし以外にもさいぞーの可愛さが分かる人がいるなんて」
「共感すんのやめて。なんかバカにされてる気がすんだけど」
「はっ、ヤバ! うっかり意気投合するとこだった!」
あたしが我に返ると、累くんがアハハと笑った。
「やっぱり莉子ちゃんとは気が合うね。でもまさか元カノが恋のライバルになるだなんて、夢にも思っていなかったよ」
「ライバルって……あたしからしたら、まさか元カレが今カレのストーカーになってるなんて、だよ。そんなん誰が予想できるの。意味分かんない」
「ストーカーだなんて、ひどい言い方だなぁ。まぁ、君のそういう歯に衣着せないところに僕も惹かれたわけなんだけどね。僕の好きな莉子ちゃんのままで良かった♡」
「いちいち語尾にハートマークつけるのやめてもらっていい? しかも今更……今はさいぞーが好きなんでしょ?」
「あれ、もしかしてヤキモチ?」
「違う」
何を言ってもニコニコするだけで、まるで手応えがない。宇宙人と会話してる気分。ちょっと頭痛くなってきた。
「だいたい、あんな理不尽な振り方したくせに今更何言ってんの? よくあたしの前に平気で顔出せたね」
この際なので、率直に恨み言をぶつけてみた。あの時言えなかった分だ。
「それは僕もまさか会うなんて思ってなかったし……でも、あの時君を傷つけてしまったことはずっと後悔してたんだ。東京に戻った後、あんまりにもひどいことしたなぁって……」
「まぁ別にどうでもいいけどさ、もう」
「できることなら、ちゃんと謝りたかった」
「だからもういいって。そりゃあ、あの直後は言いたいことも聞きたいこともたくさんあったけど……今となってはもうどーでもいいの。あの時累くんにフラれたおかげで、その後励ましてくれたさいぞーと今こうやって付き合ってるわけだしね」
「そうなの? お二人、そんな前から知り合い? 最近じゃないんだ」
「高校の同級生だったの。知り合い歴は累くんよりずっと古いよ。だからもう、累くんの入り込むスキなんて……」
あたしとしては累くんを牽制するつもりだった。才造に手を出してくれるなよと。
でもやっぱり今の彼にはそんな訴えはまるで届かず、またもやうっとりした顔で、斜め上後方75度くらいのことを言い出した。
「そっか、僕と草田さんのご縁はそんな前から……莉子ちゃんと出会った時から始まってたんだね。ますます運命感じちゃうなぁ♡」
「何故そうなる。そこに俺関係なくない?」
そうツッコんだ才造はもはや鳥肌を立てている。何というポジティブシンキング。
「累くん、なんかキャラ変わってない? 昔はもうちょいおっとりしてたような……」
「そうかな。そう感じるとすれば、自分の性嗜好をカミングアウトした影響で、メンタルが逞しくなったのかもね。正直になった人間は強いよ」
あたしも才造も、ただただポカーンとするより他なかった。
「性的マイノリティーをカミングアウトした人間が全員そんなだったらたまったもんじゃないんだが」
「そうだね。バイとかもはや関係なくて、単純にストーカーが迷惑行為というだけの話だよ」
こうしてあたしは、最上級に予想外な形で初恋の人と再会を果たした。もう会うことはないと思っていた。万が一会ったとしても何もない――はずだった。
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