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水の国
第8話
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朝起きると、黒く厚い雲が国中を覆っていた。
窓の外をよく見ると城下町の空気が澱んでいるようだった。
騎士団の訓練声も聞こえない。
ドアを開けると物音一切しなかった。
僕は普段着に着替え、勉強道具を持ち出し喜怒哀楽爺に会いに行った。
僕の足音しかしない城の中を歩き教室に着いたが、鍵がかかっていた。
訓練所の寮、訓練所にも向かったが誰一人居なかった。
時間が経つに連れて心の中にモヤがかかったみたいになり、いつの間にか緊張感を持ち始めていた。
「みんな、どこいったんだろう。教会に行ってポセイドンに聞いてみようかな。」
僕は教会に向かうと、人の気配がした。扉の前に立ちゆっくり開けるとそこには騎士団員、喜怒哀楽爺等の城で働いてる者や、王族、貴族もいた。
よく見ると、みんな口を押さえたり、目を擦ったりして泣いている。
みんな何かを囲っている。
静かに入りみんなの足元を潜り抜け囲っているのを目の当たりにした。
団長が青白い肌になり寝ている。
団長の周りには花が飾っており、上裸のままいた。
僕は何故みんなが泣いているのかよく分からなかった。団長は寝ているだけ、起きたらいつも通りあの面白く頼もしい団長になるのに…。
「寒いの?」
みんな僕を見て驚いていた。
「す、水源…?ど、どうしてここに…?」
姫乃は泣きながら僕に問いかけた。
「今日授業の日なのに誰も居ないから探しに来たの。団長寝ているだけなのに、みんなどうしたの?そんなに泣いて。」
王が僕の頭に手を添えつつ、ゆっくり話してくれた。
「水源よ。金城…。団長は寝ているのではない…。」
僕は王の涙で赤くなってる目を見た
「ゆっくり落ち着いて聞いてくれ。団長は死んだのじゃ…。もうあの元気に生きている団長とはもう会えないのじゃ…。」
僕は突然涙が出てきた。
「な、なんで…。ど、どうして…。」
「盗賊団フォルネウスの幹部と相打ちになり、応援を呼んだ時にはもう遅かった。」
僕は死を身近に感じ、恐怖と悲しみに囚われその場に座り込み泣いた。
泣き疲れ僕はそのまま寝てしまった。
次の日
僕は赤く腫れた目を擦り目が覚めた。
外は快晴で鳥も鳴いていた。
昨日合ったことは夢のように感じれた。
ドアを叩き入ってきたのは黒い喪服を着ている氷雨だ。
氷雨は、僕の喪服を持ち立っていた。
その喪服を僕はゆっくり着た。
氷雨の雰囲気はとても暗く昨日のことを思い出したかのように、涙を拭っていた。
僕は喪服に着替え終わった瞬間氷雨は無言でお姫様抱っこしてきた。
瞬きした瞬間、自室から城の屋根に瞬間移動した。
国が一望できる。
氷雨は隣に座り発声練習をした。
「あっ!いっ!うっ!えっ!おっ!」
何気に氷雨の声を聞くのは初めてな気がした。
氷雨は恥ずかしがりながら
「水源?」
「は、はい!」
緊張のあまりぎこちない返事をしてしまった。
「実は僕、そんなに話すの得意じゃないんだ。話すのも全て将司に任せっきりで、話したくても緊張して声が出なくなるんだ。それに僕の声特徴のある声とイントネーションが変でよく笑われるんだ。」
氷雨は手を下に伸ばしモジモジして話していた
僕は城下町の景色を涙で潤んだ目で見ながら話した。
「そんな、気にしなくていいと思いますよ。僕も他の人と違って神の加護ってやつ持ってますし、どこかでは異色だって思われて笑われてるかもしれません。それでも団長や氷雨さん、王国のみんなは僕のことを差別せず受け入れてくれました。」
氷雨は僕の顔を見て柔らかい手で頭を撫でてくれた。
「君は本当に5才なのかい?本当に大人っぽくて頼もしいな。」
氷雨は涙は出ていたが優しい声で笑いながら話した。
撫でながら氷雨の心の中ではある事を考えた
(僕が生きてる限り大切な人は誰も死なせない。1人ではみんなは守りきれないが、この子の力なら国中の人間を守ることができる。一緒に訓練して絶対に強くしてみせる。)
僕は城下町の方をよく見ると、住民達が喪服を着て大広間に集まっている。本来噴水があるが、そこの水が無くなっており、360度どこからでも金城の写真が見えるように飾ってある。
氷雨が撫でながら話した。
「あそこで、国中の人が集まってお葬式をするんだ。団長はみんなに愛されていたからこそ大掛かりにやるんだ。」
「そうなんですね。そろそろ行かないとですか?」
「いや、もう少しこの綺麗な景色を見ていよう。」
氷雨は鼻水をすすりながら腕で涙を拭った。
ゴーン…ゴーン…
11時神殿から鐘の音が鳴った。
噴水の前から国王 貴族 騎士団 国民 となっている。
僕は騎士団の1番前に居させてもらった。
国王は急遽全国民に自分の声が聞こえるように拡声器とスピーカーを電灯を建てた。
鐘の音が鳴り終わった時国王が話し始めた。
「皆の者よ、今日は王国騎士団団長であり第1騎士団団長の金城将司の告別式を執り行う。非常に悲しい出来事ではある。皆に愛されていた団長との別れを2日間に分けて行うことにした。喜斬、怒涛、哀寂、楽々よ。あとは頼む」
喜怒哀楽爺は、返事をし金城が棺に納めてある前に座りお経などを始めた。
告別式は終わり金城は火葬され納骨された。
その3日後、国王は貴族と話し合い教会内にあるポセイドン像の横に金城の石像を建てた。
3日間は国中に休みを取らせた。
騎士団の訓練が開始した。
僕は姫乃にこれからも教えてもらうと思っていたが、国王によって第3騎士団 水野上 姫乃の任を解き、副団長 黒鬼氷雨が水源に団長並の強さにするようにと言われ、教えることになった。
そして、毎週金曜日は教会に行き神の下で能力の使い方を学ぶことになった。
教会に行き心を落ち着かせ目をつぶると、ポセイドンがお茶をすすりながら待っていた。
「よくぞ!能力強化のためにここに来た!これから成人までに色々教えていくがまずは、基本的なことを教えるぞ。能力を使うためには体力が必要じゃ。そのためには訓練で体力増加するための訓練にしてもらえ。来週の金曜日から始めるからのぅ。それまで体力作りに専念するのじゃ。」
僕は1週間体力作りを頑張った。
そして1週間後の金曜日。
ポセイドンは基礎の中の基礎を教えてくれた。まずは容器から容器へと液体を移動させるための能力を得るために練習用の容器を作り出した。
水が溜まってる容器から何も入ってない容器に移すことが出来たら次の段階に入ると言われたので集中して行った。
1週目は水は一切動かないまま体力が無くなりそのまま寝てしまった。
2週目は水を浮かすことはできたが横に動かすことができず体力が尽きた。
3週目でついに水を別の容器に入れることができた。
次に言われたのが、液体である水を気体にするように言われた。
喜怒哀楽爺に教わったことを思い出し、それを水蒸気をイメージして能力を使うと、1発で成功することが出来た。
気体を液体にするようにと言われたので、水の粒と水の粒が重なり大きくなるイメージを持ちながら能力を使ったら先程気体にした水が液体になり元の容器に戻っていた。
ポセイドンは僕の頭を撫でながら言った。
「次は国の噴水を気体にさせ、それを液体に戻すのじゃ。これが終われば、本格的に身を守る方法と攻撃する方法を教えることにするかのぅ。」
水源は頷き、ポセイドンの部屋から教会に意識が戻った。
金城の石像が完成しており、教会を出ると月明かりに照らされながら廊下を歩いた。
途中訓練所を通ると、鎧の手入れをしていた姫乃が居た。姫乃に声をかけると姫乃は悲しげな顔の中笑顔で僕を突然優しく抱きしめた。
「何かあった時は僕に言えよ。何があっても君を守る。」
「僕が姫乃さんを守ります。もっと強くなってこの国を守れるような人になります。」
「ははっ、そうか。それなら僕がどうしても助けて欲しい時は君に声をかけることにするかな。」
「はい!」
姫乃は僕を部屋まで送った。
「ゆっくり休めよ。水源」
「はい!ありがとうございます。」
姫乃は僕の目を優しく抑えて頬にキスをした。
姫乃は僕の部屋のドアを閉め、訓練所に戻った。
僕は頬にキスされた所を手で触れ、心がドキドキしながら寝た。
窓の外をよく見ると城下町の空気が澱んでいるようだった。
騎士団の訓練声も聞こえない。
ドアを開けると物音一切しなかった。
僕は普段着に着替え、勉強道具を持ち出し喜怒哀楽爺に会いに行った。
僕の足音しかしない城の中を歩き教室に着いたが、鍵がかかっていた。
訓練所の寮、訓練所にも向かったが誰一人居なかった。
時間が経つに連れて心の中にモヤがかかったみたいになり、いつの間にか緊張感を持ち始めていた。
「みんな、どこいったんだろう。教会に行ってポセイドンに聞いてみようかな。」
僕は教会に向かうと、人の気配がした。扉の前に立ちゆっくり開けるとそこには騎士団員、喜怒哀楽爺等の城で働いてる者や、王族、貴族もいた。
よく見ると、みんな口を押さえたり、目を擦ったりして泣いている。
みんな何かを囲っている。
静かに入りみんなの足元を潜り抜け囲っているのを目の当たりにした。
団長が青白い肌になり寝ている。
団長の周りには花が飾っており、上裸のままいた。
僕は何故みんなが泣いているのかよく分からなかった。団長は寝ているだけ、起きたらいつも通りあの面白く頼もしい団長になるのに…。
「寒いの?」
みんな僕を見て驚いていた。
「す、水源…?ど、どうしてここに…?」
姫乃は泣きながら僕に問いかけた。
「今日授業の日なのに誰も居ないから探しに来たの。団長寝ているだけなのに、みんなどうしたの?そんなに泣いて。」
王が僕の頭に手を添えつつ、ゆっくり話してくれた。
「水源よ。金城…。団長は寝ているのではない…。」
僕は王の涙で赤くなってる目を見た
「ゆっくり落ち着いて聞いてくれ。団長は死んだのじゃ…。もうあの元気に生きている団長とはもう会えないのじゃ…。」
僕は突然涙が出てきた。
「な、なんで…。ど、どうして…。」
「盗賊団フォルネウスの幹部と相打ちになり、応援を呼んだ時にはもう遅かった。」
僕は死を身近に感じ、恐怖と悲しみに囚われその場に座り込み泣いた。
泣き疲れ僕はそのまま寝てしまった。
次の日
僕は赤く腫れた目を擦り目が覚めた。
外は快晴で鳥も鳴いていた。
昨日合ったことは夢のように感じれた。
ドアを叩き入ってきたのは黒い喪服を着ている氷雨だ。
氷雨は、僕の喪服を持ち立っていた。
その喪服を僕はゆっくり着た。
氷雨の雰囲気はとても暗く昨日のことを思い出したかのように、涙を拭っていた。
僕は喪服に着替え終わった瞬間氷雨は無言でお姫様抱っこしてきた。
瞬きした瞬間、自室から城の屋根に瞬間移動した。
国が一望できる。
氷雨は隣に座り発声練習をした。
「あっ!いっ!うっ!えっ!おっ!」
何気に氷雨の声を聞くのは初めてな気がした。
氷雨は恥ずかしがりながら
「水源?」
「は、はい!」
緊張のあまりぎこちない返事をしてしまった。
「実は僕、そんなに話すの得意じゃないんだ。話すのも全て将司に任せっきりで、話したくても緊張して声が出なくなるんだ。それに僕の声特徴のある声とイントネーションが変でよく笑われるんだ。」
氷雨は手を下に伸ばしモジモジして話していた
僕は城下町の景色を涙で潤んだ目で見ながら話した。
「そんな、気にしなくていいと思いますよ。僕も他の人と違って神の加護ってやつ持ってますし、どこかでは異色だって思われて笑われてるかもしれません。それでも団長や氷雨さん、王国のみんなは僕のことを差別せず受け入れてくれました。」
氷雨は僕の顔を見て柔らかい手で頭を撫でてくれた。
「君は本当に5才なのかい?本当に大人っぽくて頼もしいな。」
氷雨は涙は出ていたが優しい声で笑いながら話した。
撫でながら氷雨の心の中ではある事を考えた
(僕が生きてる限り大切な人は誰も死なせない。1人ではみんなは守りきれないが、この子の力なら国中の人間を守ることができる。一緒に訓練して絶対に強くしてみせる。)
僕は城下町の方をよく見ると、住民達が喪服を着て大広間に集まっている。本来噴水があるが、そこの水が無くなっており、360度どこからでも金城の写真が見えるように飾ってある。
氷雨が撫でながら話した。
「あそこで、国中の人が集まってお葬式をするんだ。団長はみんなに愛されていたからこそ大掛かりにやるんだ。」
「そうなんですね。そろそろ行かないとですか?」
「いや、もう少しこの綺麗な景色を見ていよう。」
氷雨は鼻水をすすりながら腕で涙を拭った。
ゴーン…ゴーン…
11時神殿から鐘の音が鳴った。
噴水の前から国王 貴族 騎士団 国民 となっている。
僕は騎士団の1番前に居させてもらった。
国王は急遽全国民に自分の声が聞こえるように拡声器とスピーカーを電灯を建てた。
鐘の音が鳴り終わった時国王が話し始めた。
「皆の者よ、今日は王国騎士団団長であり第1騎士団団長の金城将司の告別式を執り行う。非常に悲しい出来事ではある。皆に愛されていた団長との別れを2日間に分けて行うことにした。喜斬、怒涛、哀寂、楽々よ。あとは頼む」
喜怒哀楽爺は、返事をし金城が棺に納めてある前に座りお経などを始めた。
告別式は終わり金城は火葬され納骨された。
その3日後、国王は貴族と話し合い教会内にあるポセイドン像の横に金城の石像を建てた。
3日間は国中に休みを取らせた。
騎士団の訓練が開始した。
僕は姫乃にこれからも教えてもらうと思っていたが、国王によって第3騎士団 水野上 姫乃の任を解き、副団長 黒鬼氷雨が水源に団長並の強さにするようにと言われ、教えることになった。
そして、毎週金曜日は教会に行き神の下で能力の使い方を学ぶことになった。
教会に行き心を落ち着かせ目をつぶると、ポセイドンがお茶をすすりながら待っていた。
「よくぞ!能力強化のためにここに来た!これから成人までに色々教えていくがまずは、基本的なことを教えるぞ。能力を使うためには体力が必要じゃ。そのためには訓練で体力増加するための訓練にしてもらえ。来週の金曜日から始めるからのぅ。それまで体力作りに専念するのじゃ。」
僕は1週間体力作りを頑張った。
そして1週間後の金曜日。
ポセイドンは基礎の中の基礎を教えてくれた。まずは容器から容器へと液体を移動させるための能力を得るために練習用の容器を作り出した。
水が溜まってる容器から何も入ってない容器に移すことが出来たら次の段階に入ると言われたので集中して行った。
1週目は水は一切動かないまま体力が無くなりそのまま寝てしまった。
2週目は水を浮かすことはできたが横に動かすことができず体力が尽きた。
3週目でついに水を別の容器に入れることができた。
次に言われたのが、液体である水を気体にするように言われた。
喜怒哀楽爺に教わったことを思い出し、それを水蒸気をイメージして能力を使うと、1発で成功することが出来た。
気体を液体にするようにと言われたので、水の粒と水の粒が重なり大きくなるイメージを持ちながら能力を使ったら先程気体にした水が液体になり元の容器に戻っていた。
ポセイドンは僕の頭を撫でながら言った。
「次は国の噴水を気体にさせ、それを液体に戻すのじゃ。これが終われば、本格的に身を守る方法と攻撃する方法を教えることにするかのぅ。」
水源は頷き、ポセイドンの部屋から教会に意識が戻った。
金城の石像が完成しており、教会を出ると月明かりに照らされながら廊下を歩いた。
途中訓練所を通ると、鎧の手入れをしていた姫乃が居た。姫乃に声をかけると姫乃は悲しげな顔の中笑顔で僕を突然優しく抱きしめた。
「何かあった時は僕に言えよ。何があっても君を守る。」
「僕が姫乃さんを守ります。もっと強くなってこの国を守れるような人になります。」
「ははっ、そうか。それなら僕がどうしても助けて欲しい時は君に声をかけることにするかな。」
「はい!」
姫乃は僕を部屋まで送った。
「ゆっくり休めよ。水源」
「はい!ありがとうございます。」
姫乃は僕の目を優しく抑えて頬にキスをした。
姫乃は僕の部屋のドアを閉め、訓練所に戻った。
僕は頬にキスされた所を手で触れ、心がドキドキしながら寝た。
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−−−−−−
新連載始まりました。
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余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
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