料理スキルで完璧な料理が作れるようになったから、異世界を満喫します

黒木 楓

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108話

 リアークが私が最初に居た城に居て、マミカかミユキを虜にしているらしい。

 それによって王都を手中に収めているみたいだけど、あの2人のどちらかを手に入れただけで、そんなことになっているのだろうか?

「マミカの賢者スキルによる発言力なら、十分可能です」

 レーリアがそう言ったことで、リアークを好きになっているのはマミカだと推測することができてしまう。

 それも気になっていたけど……私が一番気になっているのは、どうして世界が滅びるのかの理由だった。

「あの、この世界が滅びるって、どういう意味ですか?」

 私が尋ねると、エルフの族長は頷いて。

「そうだな……その説明をする為には、まず君達がこの世界に来た理由を話さなければなるまい」

 この世界に来た理由は、レーリアから聞いたことがある。

「世界を脅かす脅威が原因と、レーリアから聞いたことがあります」

「そうだ。この世界の「脅威」……魔力が存在する世界だからこそ数百年に一度起こる「大規模魔力災害」こそが、異世界人が呼ばれる脅威だ」

 魔力が存在する世界だからこそ起こる、大規模魔力災害。

「この世界で生物が死ねば、魔力は大気に試算する。そして人の最後の意識が残り、負の感情と魔力が僅かに蓄積されていき……数百年に一度、凝縮された魔力が塊となって爆発する」

 そして、それを対処するための力を持っているのが、異世界から来た私、マミカ、ミユキなのでしょう。

「私は制御する魔道具を作ることで被害をなくすことに成功したが……リアークが盗賊団を使いその魔道具を奪った。理由はただの興味だろう……自分がどこまで行けるのか。奴にとってはただの実験でしかない」

 話を聞く限り、その魔力災害と呼ばれている現象のせいで、世界が滅びそうな気がする。

「数年に一度、小規模で魔力災害が起こり、これに関しては被害がない……私が作った魔道具は、大規模魔力災害を、数千回もの小規模魔力災害に切り替えるものだった」

 それなら脅威にはならないけど……その魔道具を、リアークが奪った。

「制御できるということは、小規模な災害を集めて大規模魔力災害にすることができる……魔道具は使い方次第だが、リアークは最悪な使い方を思いつき、試したくなったということだ」

 リアークの目的は、脅威である魔力災害を凝縮させて、今までよりも遙かに規模の大きな魔力災害を引き起こすことにある。

 更に本来脅威を抑えるはずのマミカとミユキを利用することで……リアークは、世界を滅ぼそうとしているのかもしれない。

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