料理スキルで完璧な料理が作れるようになったから、異世界を満喫します

黒木 楓

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111話

 私達が魔力船に乗ってから、たったの1日で私が転移した大陸に到着する。

 私がレーリア人力車に乗る中、他の人達は飛行魔法や走ることでレーリアについて来ていた。

 これでもレーリアやウォルの方が早いから、私を乗せて人力車で走っていても、エルフの人達の方が疲労しているけど、どうやら食事の時間になると体力の限界がくるぐらいの速度で動いているらしい。

 それから私の料理で回復することで、再び万全の状況で移動している。

 ロドリゴとゾートは料理スキルの料理に驚いていたけど……レーリアが「族長の力です」と誤魔化して、2人は納得している。

 それほどまでにエルフの族長は凄い人なのだと考えながら、前よりも遙かに早く私達は王都に到着する。

 門を抜けて中に入った瞬間……とてつもない威圧感が、私達を襲っていた。

「ど、どういうこと……」

 周囲を見ても人気があまりなくて、明らかに異常だ。

「恐らく……城から感じられる膨大な魔力によるものでしょう。常人なら外に出ただけで心が折れるほどです」

「人は全員避難した後か」

 レーリアとガシムが現状を把握しているけど、確かに……城の方から威圧感が出ている気がする。

 そして――私達が困惑している間に、城で見たことがある鎧を纏った兵士達がやって来ていた。

 街中なのに武装していて……エルフの森を襲った人達と、同じ雰囲気を纏わせている。

「どうやらリアークは、この国を手に入れたようですね」

 レーリアはそう言うけど……どんな手段を使ったら、ここまでできるのだろう?

 そう考えていると……城の方から轟音が鳴り響き、黒い翼のようなものが生えている。

「なに、あれ……」

「どうやらリアークは私達が来ていることを知り、行動に出ようとしているのかもしれません」

「世界を滅ぼすってやつか!? ならすぐ行かないと……」

 ウォルの言うとおりだけど、城の兵士達が邪魔だ。

 そんな中、エルフの人達とロドリゴ、ゾートが前に出て。

「道は作ろう……塔を破壊したアカネ達しか、ここまでするリアークを倒せねぇだろうからな!」

「……行け」

 ゾートの発言と同時に、ロドリゴの指揮でエルフの人達が戦闘を始める。

「行きましょう!」

 レーリアがそう言って、膨大な閃光の魔法を前方に使うことで、防ぐも吹き飛んだ兵士達による道ができる。

 私、レーリア、ウォル、ガシムは城へ走り……兵士達をロドリゴ、ゾート、エルフの人達が抑えてくれる。

 そして足止めの兵士達が尽きたとき、私達は4人になりながらも――城に入ることができていた。

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