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48話 セローナ視点
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カーラ達は王都の宿を拠点にしているようで、カーラに案内されたセローナはそこへ向かう。
宿の廊下を歩きながら、カーラは魔将衆について、セローナに説明していた。
「元々魔将衆は、僕とロヴォスだけでした……ロヴォスの破滅願望を叶えるため、僕が作った組織です」
それはつまり、全ての元凶はカーラにありそうだ。
世界最悪の組織の誕生をセローナは知り、カーラの話は続く。
「ロヴォスと初めて会った時……この人に仕えることこそが、僕の産まれてきた意味だと即座に理解しました」
「どういう、ことですか?」
「会えば解ると言っておきましょう。ロヴォスの魔力に触れた人間がとれる行動は、従う以外にありません」
そう言ってカーラが扉を開けて――宿の一室には、一人の美青年が居た。
銀色の短い髪が輝き、煌めいた赤と緑の瞳、細身ですぐに折れてしまいそうな体つき。
それなのに……ロヴォスの体から溢れ出る魔力は膨大で、セローナは絶句するしかない。
「ひ、ひぃっ……」
ロヴォスはただ、セローナを眺めているだけだ。
それだけなのに――まるで落ちたら即死の崖で、押される寸前のような気分になってしまう。
部屋に入った瞬間に感じ取った辺り、魔力の操作ができるのだと理解している。
とてつもなく強い憎しみの感情を宿した――ロヴォスの膨大な魔力。
「俺はロヴォス……君が協力している組織のトップだ」
言葉の一つ一つが重く突き刺さり、いつの間にかセローナは立つことができなくなってしまう。
膝をつきながら、セローナはロヴォスに頭を下げて。
「お、お許しくださいロヴォス様……貴方の組織を切り捨てようとしたことは、間違いでした……」
言わなければ解らないはずなのに、気が付くと罪を告白してしまう。
ロヴォスの魔力の前では、何も隠せず――従う以外の道はない。
「ロヴォスの魔力は素晴らしい……同志を集めて共に滅ぼすという思想さえなければ、今頃世界は間違いなく滅んでいましたよ」
「同じ考えの者は傍に居て欲しい……そう考えるのは、人として当然のことだろう?」
その発言が、セローナには理解できない。
もはやロヴォスは人ではない……魔王と呼ばれても納得できるほどの魔力を見せつけられ、心が折れそうになってしまう。
「セローナ――君は、俺を裏切ったりはしないだろう?」
「はい……何が合ったとしても、私はロヴォス様を裏切りません!」
もう後戻りはできず、これから一生ロヴォスに従うしかない。
仲間になってしまったことを、セローナは後悔するしかなかった。
宿の廊下を歩きながら、カーラは魔将衆について、セローナに説明していた。
「元々魔将衆は、僕とロヴォスだけでした……ロヴォスの破滅願望を叶えるため、僕が作った組織です」
それはつまり、全ての元凶はカーラにありそうだ。
世界最悪の組織の誕生をセローナは知り、カーラの話は続く。
「ロヴォスと初めて会った時……この人に仕えることこそが、僕の産まれてきた意味だと即座に理解しました」
「どういう、ことですか?」
「会えば解ると言っておきましょう。ロヴォスの魔力に触れた人間がとれる行動は、従う以外にありません」
そう言ってカーラが扉を開けて――宿の一室には、一人の美青年が居た。
銀色の短い髪が輝き、煌めいた赤と緑の瞳、細身ですぐに折れてしまいそうな体つき。
それなのに……ロヴォスの体から溢れ出る魔力は膨大で、セローナは絶句するしかない。
「ひ、ひぃっ……」
ロヴォスはただ、セローナを眺めているだけだ。
それだけなのに――まるで落ちたら即死の崖で、押される寸前のような気分になってしまう。
部屋に入った瞬間に感じ取った辺り、魔力の操作ができるのだと理解している。
とてつもなく強い憎しみの感情を宿した――ロヴォスの膨大な魔力。
「俺はロヴォス……君が協力している組織のトップだ」
言葉の一つ一つが重く突き刺さり、いつの間にかセローナは立つことができなくなってしまう。
膝をつきながら、セローナはロヴォスに頭を下げて。
「お、お許しくださいロヴォス様……貴方の組織を切り捨てようとしたことは、間違いでした……」
言わなければ解らないはずなのに、気が付くと罪を告白してしまう。
ロヴォスの魔力の前では、何も隠せず――従う以外の道はない。
「ロヴォスの魔力は素晴らしい……同志を集めて共に滅ぼすという思想さえなければ、今頃世界は間違いなく滅んでいましたよ」
「同じ考えの者は傍に居て欲しい……そう考えるのは、人として当然のことだろう?」
その発言が、セローナには理解できない。
もはやロヴォスは人ではない……魔王と呼ばれても納得できるほどの魔力を見せつけられ、心が折れそうになってしまう。
「セローナ――君は、俺を裏切ったりはしないだろう?」
「はい……何が合ったとしても、私はロヴォス様を裏切りません!」
もう後戻りはできず、これから一生ロヴォスに従うしかない。
仲間になってしまったことを、セローナは後悔するしかなかった。
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