婚約者の王子が危険すぎるから、奪おうと目論んでいた妹に譲ります

黒木 楓

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41話

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 あれから、私はトールズ魔道具店に戻って、ラッセルと会話をしている。

 どうやらリバイスはかなり驚いていたみたいで、暇になったら様子を見に来るらしい。

 テーブルに今日入手したミスリルゴーレムからとれたミスリルを見せると、ラッセルは驚きながら。

「これは凄いな。魔力で動いていたこともあって、相当上質なミスリルだ……ありがとう」

 お礼を言われて嬉しくなるけど、気になっていることもある。

「冒険者の人が言うには、ここ数年、周辺の大陸に異種が多いみたいね」

「俺もリバイスから聞いた……魔道具で異種が作れる可能性があると伝えたら、他の魔道具店を調べてくれるらしいけど、見つけることは困難だろうって言われたな」

 ただの偶然の可能性もあるし、魔道具絡みでも魔道具店が関わっているかもわからないから、当然だとは思う。

「もし狙いが本当に俺達、トールズ魔道具店なら、行動を抑えれば証拠も掴めるかもしれない……魔道具を使えばミスリルゴーレムを作ることもできるし、魔道具を使っているのは間違いないだろう」

 質のいいミスリルが勝手に集まって、魔力を流すことでモンスターとなる魔道具は、ラッセルは作ろうと思えば作れるらしい。

 モンスターを魔道具で作る行為は禁止されているけど、ミスリルゴーレムは普通に発生する可能性は極めて低いモンスターみたいだから、ブレスドラゴンの件も合わさって確信しているようだ。

 その後――ミスリルゴーレムを倒したこともあって、トールズ魔道具店は更に繁盛している。

 異種のモンスターと2回も戦ったこともあって、有名になったことで狙われたのではないかと警戒してしまうけど、私達なら大丈夫だと確信していた。
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