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45話 フルディ視点
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フルディは、目の前に居るドルーダの発言が理解できず、聞くしかない。
「ど、どういうつもりだ……お前が、1カ月消える用意をしておけと――」
「お前?」
ドルーダに睨まれただけで、フルディは言葉を詰まらせて。
「ド、ドルーダ殿下が言ったのではありませんか……それを没収は、理不尽だと思わないのですか?」
屈辱だと感じながらも、ここで1カ月間の用意を没収されればどうしようもなくなる。
まだトールズ魔道具店については何も知らないはずだと考えていると、ドルーダが溜息を吐いて。
「貴様……ラッセルの妹からトールズ魔道具店の話を聞いてから、捕えるための魔道具を集めていたようだな」
「ぐっっ!?」
口止めはしていたのに……相手がドルーダ第一王子だからか、どうやら話してしまったようだ。
魔道具を眺めながら、ドルーダがフルディを見下して。
「こんな奴が私の弟だと……いや、元弟だが、ここまで腐っているとはな」
「ドルーダ殿下、貴方は俺を潰したかっただけ……最初から、準備していた物を全て取り上げるつもりだったのではありませんか!?」
フルディが叫ぶも、ドルーダは嘆息しながら。
「そこまで考えられるのなら、つけ入る隙を見せず行動すればよかっただけだろ……お前は私を4年間も暗殺しようとしていた。本来なら処刑されても文句は言えん」
4年間の暗殺――今までの行動を思い返せば、この処罰でも温いぐらいだ。
地獄のような1カ月間は、この国を追い出されてからの準備で我慢することができていた。
その希望を奪われても仕打ちとしては温く、フルディは頭を抱えて崩れ落ちる。
「フルディ様!」
そんな中、いつものようにミラーナが駆け寄ってくれるも、フルディは違和感を覚えてしまう。
(なぜだ……今日がこの俺と会う最後の機会なのに、どうして他の女が来ない!?)
普通に考えれば、今まで好意を持っていた人間と会う最後の日。
避けていたとしても気にかけるぐらいするはずなのに……周囲に居る女性はミラーナだけ。
「ほう……フルディとミラーナよ。今日をもってお前等はこの国に居ることを禁止する。今すぐに出て行け!」
ミラーナを見て感心した様子のドルーダが、遂に国外追放を言い渡す。
唯一の希望を奪われ、ミラーナ以外の女性が一切気にしていないということに、フルディは呆然とするしかない。
「フルディ様、行きましょう」
「あっ、あぁ……」
放心状態になりながらも、フルディはミラーナと共に去って行く。
屈辱を受けて何もなくなったフルディには、もうミレイユに対する憎しみしかない。
ドルーダに止められていることに反発したいという意思が、ミレイユを捕えようと動かす動力源になる。
その決断が――フルディとミラーナの人生を大きく決めることとなっていた。
「ど、どういうつもりだ……お前が、1カ月消える用意をしておけと――」
「お前?」
ドルーダに睨まれただけで、フルディは言葉を詰まらせて。
「ド、ドルーダ殿下が言ったのではありませんか……それを没収は、理不尽だと思わないのですか?」
屈辱だと感じながらも、ここで1カ月間の用意を没収されればどうしようもなくなる。
まだトールズ魔道具店については何も知らないはずだと考えていると、ドルーダが溜息を吐いて。
「貴様……ラッセルの妹からトールズ魔道具店の話を聞いてから、捕えるための魔道具を集めていたようだな」
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フルディが叫ぶも、ドルーダは嘆息しながら。
「そこまで考えられるのなら、つけ入る隙を見せず行動すればよかっただけだろ……お前は私を4年間も暗殺しようとしていた。本来なら処刑されても文句は言えん」
4年間の暗殺――今までの行動を思い返せば、この処罰でも温いぐらいだ。
地獄のような1カ月間は、この国を追い出されてからの準備で我慢することができていた。
その希望を奪われても仕打ちとしては温く、フルディは頭を抱えて崩れ落ちる。
「フルディ様!」
そんな中、いつものようにミラーナが駆け寄ってくれるも、フルディは違和感を覚えてしまう。
(なぜだ……今日がこの俺と会う最後の機会なのに、どうして他の女が来ない!?)
普通に考えれば、今まで好意を持っていた人間と会う最後の日。
避けていたとしても気にかけるぐらいするはずなのに……周囲に居る女性はミラーナだけ。
「ほう……フルディとミラーナよ。今日をもってお前等はこの国に居ることを禁止する。今すぐに出て行け!」
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唯一の希望を奪われ、ミラーナ以外の女性が一切気にしていないということに、フルディは呆然とするしかない。
「フルディ様、行きましょう」
「あっ、あぁ……」
放心状態になりながらも、フルディはミラーナと共に去って行く。
屈辱を受けて何もなくなったフルディには、もうミレイユに対する憎しみしかない。
ドルーダに止められていることに反発したいという意思が、ミレイユを捕えようと動かす動力源になる。
その決断が――フルディとミラーナの人生を大きく決めることとなっていた。
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《登場人物》
☆ルキナ(16) 公爵令嬢。
☆ジークレイン(24) ルキナの兄。
☆ロミオ(18) 男爵子息、公爵家で保護中。
★ブリトニー(18) パン屋の娘。
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