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ー雪山ー84

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 望は雄介身に纏っている服や下着を全部脱がせると雄介のモノを口の中へと含む。

 それは昨日、望が雄介に教えてもらった事でもある。 昨日の今日で望が忘れる訳がない。 そりゃ、望だって男なんだから、どこが気持ちいいか。 って位は分かっているつもりだ。 そして、いつも雄介にされているだけあってか今日の望は雄介のモノを口に含んで気持ち良くさせるつもりなんであろう。

 雄介のモノを口の中へと含み上下へ動かしながら、たまに舌を巧みに動かし雄介モノの先端部分を舐めては次から次へと溢れてくる透明な液体を舐めては音を出して吸い上げるのだ。

「ん……んん!」

 雄介はその吸い上げによって声を上げて体もビクつかせていた。

 続いて望は舌先を使って雄介の裏筋を下から上へと上から下へと舐め更に気持ち良さを煽っているように思える。

「ん……はぁ……はぁ……」

 望はわざと唾液とかも使い水音までも出して雄介の聴覚さえも刺激しているのかもしれない。

 今度、望は雄介のモノを手で扱きながら袋の方もわざと音を立てて何度も何度も吸い上げる。

「ぁ……望……も、もう……ええからっ!」

 雄介の方はもう切羽詰まったような声で望に懇願するかのように言っていたのだが、望の方は雄介の訴えを聞いているのか聞いていないのか今日の望はその行為を辞めてくれる気配がない。

「これで、一回……お前の事達かせてやるよ」
「……!?」

 またもや雄介の事を驚かせる望のセリフに雄介は目を丸くさせていた。

 昨日、今日と本当に望の行動が分からない。 そういつもの望じゃないようは気がして仕方がないのかもしれない。

 確かに雄介からしてみたら嬉しい事なのかもしれないのだが、それはそれで雄介の方が調子狂うであろう。

 でも今日の望は望自ら動いてくれているのだから何も言える訳もなく雄介はただただ今日は望にされるがままなようだ。

 雄介はフッと息を吐くと今まで体に入れていた力を抜くのだ。

 もう、こうなったらこのまま今日は望のペースでいいのではないだろうか。 だから雄介の方は力を抜いたのであろう。

 雄介が力を抜いて左手を額に置いて天井を見上げてから数秒後。

 今日は望に任せた雄介は快感しかないようだ。

 そう、いつもは望中心に気持ち良くさせてきたのだから、こうゆっくりとした時というのは過ごした事がない雄介。

 望が一生懸命、雄介の事を気持ち良くさせている中で素直に快感の渦へと溺れてい体。 本当に気持ちがいい。 恋人だから望がやっているのだから気持ちがいいのであろう。
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